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世界忍者国 - イベント/94/陽動 Diff

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!イベント/94/陽動

!!作戦
""【装備】
""{{br}}≪全般≫
""{{br}}・閃光弾を発射。敵の目をひきつけ、陽動を図る。
""{{br}}・煙幕、閃光、迫撃砲で曳光弾を打ち上げ、光と轟音で派手に引き付ける。
""{{br}}・世界忍者の派手な衣装、言動、行動は敵の注意を惹くのにも有効。
""{{br}}
""{{br}}【陣形】
""{{br}}・敵の後方に回り込むように動き、攻撃する。敵が正面を向いている時は隠れるか逃げる。これを繰り返して誘導する。
・全体としてひとつの方向に誘い込むのだが、そうと悟られないように陣形を組む。
""{{br}}
""{{br}}【体術】
""{{br}}≪全般≫
""{{br}}・橋など目立つ建物を爆砕、敵にこちらの規模を過大評価させる。
""{{br}}・とにかく弾幕を張り、相手を拘束する。
""{{br}}・常に動きまわり、位置を特定されないこと。
""{{br}}・声を出さない事で、こちらの実際の人数を悟られないこと。(呼びかけ時は除く
""{{br}}・移動しつつ撃ち、敵を別方向に誘導するように動く
""{{br}}・撃破よりも拘束と派手に暴れることを優先。
""{{br}}・最後は可能ならば、マンホールなどで地下へ移動。包囲を抜けて離脱
""{{br}}・敵の首領たるオーマや要救助者のところへの道を開く等、戦略的な意味があるように見せられる場所とタイミングを選ぶことで攻撃に説得力を持たせ、陽動と見抜かせないようにする。
""{{br}}・命中率はあまり気にしない。沢山撃つ事を重視する。
""{{br}}・I=Dはいるだけで目立つ。中〜遠距離から射撃姿勢を取ったつがるおとめを見せ付け、敵が気を取られている間に世界忍者などで背面を突く。
""{{br}}・建物等の高い目立つところに爆弾を仕掛け発破させ、さも砲弾が直撃したように見せる。(複数箇所に設置)
""{{br}}・敵の間合いぎりぎりの位置で挑発を行う。

!!SS
!!!陽動してみせろ!
{{br}}世界忍者国、I=D部隊。
{{br}}といっても数はそう多くない。
{{br}}なにせ、今この国では絶望的に燃料が足りないのだ。


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というわけで、部隊は二つ。
{{br}}一部隊は、秘書官アイドレスを着、さらに感覚が+5されている川流鐘音がパイロットを、摂政二人がコパイを務める、白兵攻撃一撃必殺を狙った、鐘音機一機で構成されている。
{{br}}そして、もう一部隊。
{{br}}こちらは、世界忍者の強制特殊の関係で戦闘を絶対に行うわけにはいかない、ある意味で形だけのI=D部隊である。
{{br}}彼らの役目は、そう、陽動――


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環月怜夜は、じっと時を待っていた。
{{br}}この部隊の負う役目は、陽動。それは、一番危険にさらされる役目であることを、よく理解していた。


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「こっちが主力と思われるように」


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わずかに汗ばむ手で操縦桿を握る。
{{br}}その横では、月代コパイと杏コパイも、やや緊張の面持ちで最後のチェックにいそしんでいた。


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「ちゃんとひっかかってくれますよーに、っと。」


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月代が祈るようにそう言った。
{{br}}そして、彼らの陽動が、始まる。


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まず先陣をきったのは、先日マジックアイテム探しでもアメショーに乗った、松永がパイロットを務める松永機だった。
{{br}}外部スピーカーをONにして、とつぜん言い始める。


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「我らは世界忍者国!逃げも隠れもしない。やられたい奴からかかってこい!!!」


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それに習うかのように、陽動部隊は次々と外部スピーカーをONにした。


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「こっちには美少女が沢山いるから、いらっしゃーい」
{{br}}「♪しっぽーしっぽー」


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怜夜機からは、こんな声も聞こえてくる。
{{br}}そして指揮官機である戌人機すらも、陽動に加わっているのだから、この国のメンバーが陽動にどれだけかけているかというものがわかるだろう。


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「ほらほら、こちらですよ。追い付くくらいの根性を見せてみなさい」


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いつもの優しい顔はどこへやら、戌人はそういいながらI=Dの足を思いっきり踏み鳴らしている。


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「音を鳴らして足で土煙を上げて!大部隊に見せかけて!」


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そう言った、怜夜の声がI=D部隊に流されたからである。
{{br}}実質、10にも満たない部隊だったが、気持ちだけは負けない自信があった。


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「こっちだ!ここに強敵がいるぞ!」


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変声機まで使って、そんなことを言う団長や、


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「待てぇぇい!この風に揺れる真っ赤なマフラーが目に入らぬかぁぁ!!!」


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こちらの部隊をスルーしていこうとする敵に対して、そう呼びかける松永。
{{br}}とにかく、みんな必死であった。
{{br}}陽動は、敵を撹乱するのが目的である。
{{br}}そして、生きて帰るのはみんなとの約束である。


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彼らは、口にする軽い言葉とは裏腹に、いちように真剣な面持ちで陽動をしているのだった。


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作:扇りんく (1051字)

!!RP
!!!参加者RP
"" 月代由利@世界忍者国 「ちゃんとひっかかってくれますよーに、っと。」 (6/16-14:10:22)
""{{br}} 環月怜夜@世界忍者国 「こっちが主力と思われるように」 (6/16-14:13:55)
""{{br}} 扇りんく@世界忍者国 「ああ、危ない役目ばっかりで心配だけど、たくさんの人を助けるためにがんばって…!」 (6/16-14:14:39)
""{{br}} 松永@世界忍者国 「よーし、来たな・・・いい子だ」 (6/16-14:16:02)
""{{br}} 環月怜夜@世界忍者国 「音を鳴らして足で土煙を上げて!大部隊に見せかけて!」 (6/16-14:46:11)
""{{br}} 緋乃江戌人@世界忍者国 「情報撹乱は世界忍者の十八番では?ご指示通りにやってみせますよ」 (6/16-14:47:24)
""{{br}} 環月怜夜@世界忍者国 「こっちには美少女が沢山いるから、いらっしゃーい」 (6/16-14:48:20)
""{{br}} 松永@世界忍者国 「(拡声器をONにして)我らは世界忍者国!逃げも隠れもしない。やられたい奴からかかってこい!!!」 (6/16-14:48:33)
""{{br}} 緋乃江戌人@世界忍者国 「ほらほら、こちらですよ。追い付くくらいの根性を見せてみなさい。」 (6/16-14:48:55)
""{{br}} 月代由利@世界忍者国 「(おもむろに外部スピーカーへの通信on)  ♪しっぽーしっぽー  (陽気なしっぽアンテナが響く/それは陽動ですか?」 (6/16-14:50:06)
""{{br}} 緋乃江戌人@世界忍者国 「やれやれ、こんなにも目立っているのだから見つけてくれてもいいでしょうに。…お、やっと気が付きましたか」 (6/16-14:51:20)
""{{br}} 蘭堂 風光@ナニワ 「我ら、ニューワールド守備の要なり。さあどっからでもかかって来い。」(外部スピーカーON) (6/16-14:52:26)
""{{br}} 松永@世界忍者国 「待てぇぇい!この風に揺れる真っ赤なマフラーが目に入らぬかぁぁ!!!」 (6/16-14:53:27)
""{{br}} 環月怜夜@世界忍者国 「(変声期を使って野太い声で)こっちだ!ここに強敵がいるぞ!」 (6/16-14:55:24)
""{{br}} 緋乃江戌人@世界忍者国 「機体動作良好。このコンディションならば、こなしてみせますよ。」 (6/16-14:58:49)

!!!応援RP
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