このスレッドはロックされています。記事の閲覧のみとなります。

このフォームからは投稿できません。
name
e-mail
url
subject
comment
トップページ > 記事閲覧
【SS】E85建築物破壊
日時: 2007/05/25 15:26
名前: 川流鐘音@世界忍者国 

羅幻王国の工兵長りあは気になっていた…。

*世界忍者は建築物破壊ができ、このとき建築物の効果は無視される。

工兵としての建築物破壊は爆薬を用いて行なったりと、実に明解だった。
しかし、世界忍者の建築物破壊はどうしても想像が出来なかった。

りあ「みんな気にしてないのは、やっぱり私がわかばなだけで、実は当たり前の事なのかしら?」

いつもなら気軽に質問できる蓮田屋摂政は側にいない…。
気になりだしたりあはあれこれと想像してみるが、どれもピンと来ない。

りあ「考え出すと止まらない…どうしよう…」

しかし、幸いなことに作戦で世界忍者といっしょに建築物を破壊する任務を任される事となった。
これはラッキー。
直に破壊する風景を見る事が出来る!

みはえる「今回は共同で同じ任務を任されました。世界忍者国の摂政。みはえるです。どうかよろしく」
氷野凍矢「同じく、世界忍者国のうっかりな摂政。凍矢です。よろしくお願いします」
結城杏「初めまして、私もわかばです。今日はよろしくお願いします」
りあ「はい。こちらこそよろしくお願いします」

猫耳にしっぽをふりふりさせている三人は華奢だった。
工兵である自分よりも、どう見ても腕力とかはなさそうだった。
りあは首を傾げながらも、作戦前でバタバタとする現場でも彼らの姿を目で追っていた。

/*/

作戦が開始される。

羅幻王国の工兵長の4人。
凄爆嵐、ごまる、しづき、りあは建築物破壊の為に爆薬を仕掛けたりと慌しく作業をこなして行く。
もちろん、目の端で世界忍者の姿を観察する事も忘れない。

建物に爆薬を仕掛け、安全な位置まで退避する。
後は本部からの連絡待ちである。
息を潜めてその時を待つ。

世界忍者の3人は気配を消している。
うっかりするとその存在も忘れそうになる。
さすがは忍者ね。とりあは思った。

本部より連絡が入り破壊を開始する。
爆薬に点火。
轟音と共に建物が破壊される。
りあは工兵として、無事に任務の遂行を果たせて胸を撫で下ろす。

りあ「さてと、世界忍者さんはと…」

世界忍者の3人の姿を探し、きょろきょろと周囲を探すりあ。

りあ「あっ、いたいた。」

見つけた世界忍者は、何やら一言二言を交わすと移動を開始し始めた。
3人はそれぞれバラバラに建物の中へと侵入して行く様である。

りあ「あれ、いまから作業だと間に合わないんじゃ…」

次の瞬間。
建物が寸断され、斜めに崩れ落ちる。
ガラガラと崩れ去る建物。
そして、そこから悠々と脱出して来る世界忍者の3人。
りあは目の前の光景に真っ白になった。

りあ「結局、どうやって破壊しているか分からなかった…」

こうして、わかばな人に謎を残しつつも無事に作戦は終了したのであった。
メンテ

Page: 1 |