世界忍者国広島戦記(特別編)
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- 日時: 2007/05/30 22:41
- 名前: 悪童屋
- B部隊壊滅―――
この連絡が俺の元にやってきたのは西部戦線を一時的に敵を押し返す事に成功して少し時間の取れた時の事だった…。
絶望的な作戦の中で辛うじて勝ちを拾って広島からの避難に成功したが、その代価はナニワアームズ商藩国の藩王:サターンさん、世界忍者国の摂政:氷野凍矢さん、あと名も知らぬ猫士の3人が亡くなられた。
3人の亡骸が納められた冷凍カプセルを見て泣く事はなかった…。そう、広島戦のケリが着くまでは泣く事は許されないのだ…。そして、思い出したのは凍矢くんの作戦前の言葉が思い出された…。
「俺、悪童屋さんの指揮下がよかったなぁ…。」
編成は編成班が行うものであり、一個人の考えは考慮されにくいものだ。それは凍矢くんもわかってくれているはずなのだ。結局、凍矢くんと俺の差は紙一重の差であって、いつでもそっち側にいってもおかしくないのだ…。
最後に冷凍カプセルを一瞥して安置所をでていった。誰もいないタマハガネの甲板で一服したが少し塩味がしたのでとっと海に投げ捨てた…。
きー:1234
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