【PR文】ソーニャさんお見合い 本文 ( No.1 ) |
- 日時: 2007/07/16 13:23
- 名前: 扇りんく@世界忍者国
- それは世界忍者国の王宮ロビー。
いつものように談笑していた国民たちの下に、ある知らせが届いた。
『突然ですが、お見合いです。そう、そこのあなた、黒オーマとお見合いしてみませんか?』
それは、国中に大激震をもたらした。 黒オーマといえば、先日連れ帰ったロジャーも「黒にして真珠」というオーマネームをもつ、立派な(?)黒オーマの一員だ。 これに真っ先に立ち上がったのは、うっかり団長こと環月怜夜だったが、他にもさまざまな思惑を抱えてこのお見合いイベントに立ち上がったものがいる。 ソーニャ・モウン艦氏族・デモストレータもその一人であった。 彼女はあるひとつの思いから着々とお見合いの準備を進め、立候補するにいたったのである。
扇りんくは、その様子を微笑ましげに見守っていた。
彼女は、お見合いイベントには参加しないらしい。 その理由を尋ねると、 「もう心に決めた方がいるんです」 という答えが返ってくるだろう。 彼女が、青森恭兵に片思いをしているのは、一部地域では非常に有名な話である。
閑話休題。
扇りんくはお見合いイベントには参加しない。 けれども、妹のように(?)思っている子がお見合いという一大イベントに出発しようとしているのを見て、何かしようと考えた。
よし。推薦文を書こう。
ソーニャちゃんは、とってもいい子なんだから。 それがわかるような推薦文をかかなくっちゃね。
そう決意したはいいが、なかなか筆が進まない。 迷いに迷った挙句、最終的に春日彼方に協力を要請。 インタビューに答える形式で、推薦文を書き上げた。 以下は、そのインタビューに答えた扇りんくの言葉である。
***
――ソーニャさんは、どんな方ですか?
えーっと、ソーニャちゃんですか? ええ、とってもいい子ですよ。明るくて元気だし、他人のことに一生懸命になれる子です。
――美少年ハンターだとお伺いしましたが。
え? 美少年ハンター? ああ、ソーニャちゃんの趣味のことですね。 ふふ。自分の好きなことにまっすぐ進んでいけるのって、とっても素敵なことですよね。 だって、幸せになるならまず自分から、ですよ。 自分が幸せになれば、周りの人も幸せになれます。 だから、ソーニャちゃんを幸せにしてくれる人は、きっと自分も幸せになれますよ。 私が保証します(にっこり)
――最後に何かあればどうぞ。
あ、でもね。 ソーニャちゃんはまっすぐ突っ走っていっちゃうところがあるから、それを上手に抑えられるような素敵な人がソーニャちゃんに現れてくれればいいなぁとは思います。
それが、美少年なら言うことなしね、ソーニャちゃんv
***
「なあ、りん姉。推薦文って、こんなもんだったっけ?」 「心がこもってればいいと思うんだ」 「さすがです、姉上!」 「えへへ。じゃあ、ソーニャちゃんに届けてくるね」
こうして、扇りんくはソーニャに推薦文を届けた。 それが、本当に推薦文として受理されるのか。 それは、誰にもわからなかった。
「ていうか、推薦文じゃねーんじゃね? これ」
ちゃんちゃん♪
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