Re: 【ネタSS】とある早朝に。 ( No.1 ) |
- 日時: 2007/04/17 22:21
- 名前: 双葉さくら
- 「えっと、今日の朝食はぁ…よし、ジュンビおっけぇ〜!!」
トテトテとテーブルに運び、ふぅと一息。
『おはようございまーす、めざましてーべーの時間です』 「あ、はい。おはようござまーす」
朝から相変わらずだ。 食事をパパパと済ませ、食器を片しているときだった。
「ちょっと、お邪魔するわよーっ」
ガタガタッと音がし、いきなり歌姫が杏の家に到着。
「ごめんねー、この時間起きてるのあんた位でさぁ…」 「いや、別にいいけど…なしたの?また朝帰り?」
この時間に歌姫が迷い込むことは良くある事。 大抵は仕事あがりが遅くなって、そのまま…気がつけば…みたいな流れなのだろう。 たまに、お酒の香りがすることもあるが、敢えて突っ込まない。後が怖いんだ。
「とりあえず飲み物ね。コーヒー?紅茶?」 「紅茶」 「レモン、ストレート、ミルク?」 「ミルクー!!」 「んじゃ、ダージリンでいいね。砂糖はそこにあるからー」 「あいよー、じゃよろしくぅ♪」
再び食器を片しつつ、お湯を沸かし紅茶を淹れる。 トテトテと再びテーブルに運ぶと歌姫がボソリと口を開く。
「ねえ、なんでトウモロコシだけなの?」 「ん、なにが?」 「いや、ここの畑ってあんた任されたんでしょう?違うのも作ってみたいなとか思わないわけ?」 「んー1万本あった苗が半分以上吹っ飛んじゃったからねー…。作ってみたいとは思ってるけど、実際さ種だってお金かかるじゃない。またいつ大きな戦争がこの国であるかだってわからないうちは、お金かけるのはどうかなって思ったんだよね。」 「でもさー、食料って基本じゃない?」 「まあね」 「私さぁ、やっぱりジャガイモとかタマネギあるといいかなって思うんよー」 「うんうん。オイラは加えてこの畑の一画に薬草とかハーブとか考えてたりするよ」 「へー。やってみたら?」 「まあ、余裕ができたらね」
と、歌姫の疑問から始まって、今後の畑のあり方?というのを話した。 実は、薬草ってのは考えてたんだ。病院もあるし、お薬になるなら?とかね。
そんな話をしてる最中にガタガタと外で大きな音がして新たな来客がみえた。
「すみませんが、お邪魔しますよ。」 「ちょっと、お邪魔しますねー」
鐘音騎士と凍矢摂政だ。
「ちょ、だからなんでこんなに人が朝から来るんですか?!」 「気にしてはいけない(笑)」
鐘音騎士に肩ぽむされて、むぅとちょっと膨れ面の杏の頭をナデナデする凍矢摂政。
「まあまあ膨れない(笑)」 「だーかーら、何用ですかっ!!ヽ(`Д´)ノ」 「歌姫に紅茶のオイシイお店を聞いたらここっていうから、ちょっと来てみたんだよ(笑)」 「( ゚Д゚)……ここ店じゃないんですけど?」 「まあまあ、是非ともそのオイシイ紅茶を戴けますか?結城杏騎士」
杏がきぃーと騒いでると笑いながら鐘音騎士が言う。 もちろんあいた口が塞がらないというのはまさにこのこと。そして、ゆっくりと歌姫を見る。
カップを持ちながらニッコリスマイル♪
ああ、してやられた…と頭を抱える杏。渋々お湯を再び沸かし始めた。
「で、お二人さんは何がいいんですか…。」
「特に希望ないよ」 「結城杏騎士に任せます」
二人の声がかぶる。
「だから、任せるなああああああああヽ(`Д´)ノテキトーにつくるぞモラァ!!」 「杏落ち着け。まあ、とりあえずストレートでいけるのにしたら?ペコとか。」 「わかたー」
杏以外の3人はテーブルを囲みワイワイやっているようだ。 たまに深刻そうな顔をするけど、歌姫の笑い声がよく響いて楽しそうだ。
そして二人にはオレンジペコを淹れて杏がトテトテと運ぶ。
「はいオマチッ」
二人の前に温かくやわらかい香りのする紅茶が置かれた。
「口にあうかはわからないからね!!お砂糖はそこにあるからお好みでどーぞ。じゃ、ちょっとオイラ苗に水上げてきますー。」
そういって杏はエプロンをはずし、畑へ出て行った。 家の中では、歌姫の紹介で来た二人は意外だなという顔で紅茶と外にいる杏を見比べていた。
「あ、杏さん〜おはよございまーす」 「んにゃ?りんくさん早いねーおはよーござまーす」
二人してペコリとお辞儀しつつ挨拶。
「杏さんって、お店やってるんですか?」 「( ゚Д゚)……だから何でそうなる!!今日その話題2回目なんだけどっ?!」 「え、歌姫月代さんがっ…」 「……やっぱり」
手をフリフリしながら
「違う違う(笑)」 「でも、私も紅茶戴いてみたいです…」 「うーん、もう少しで畑作業終わるからその後でもいいなら。どうせ今鐘音騎士と凍矢摂政と歌姫あそこにいるから(苦笑)」 「じゃ、じゃあ待ってますね♪」
もう太陽は頂点で俗に言う昼。 ああ、やっぱり今日は何かがオカシイ…と思いつつ畑仕事を終わらせて小屋へと戻った。
「はい、ただいま〜りんくさんお待たせ♪何が良い?」 「お任せしまーす!!」 「またか…んじゃ、リンゴ嫌いじゃないよね?ならアップルティでいいかな?」 「お願いしますvv」 「で、お三方はどうするの?おかわりするなら淹れるよ(笑)」 「んじゃ、チャイおねがーい♪」 「歌姫はチャイね…了解。お二人さんは?」 「では、レモンティお願いできますか?」 「僕は、りんくさんと同じで」 「鐘音さんがレモンティで凍矢摂政がアップルティですね…了解しました。」
いったんカップを下げ、片付けしながら杏はイイコト思いついた〜!!とか叫びつつ何か違うことをしだした。
「おなかへったにゃー」 「ですね〜…私お昼用意してなかったです;;」
歌姫とりんくさんの掛け合いが遠くから聞こえてくる。 だがもう杏自信がハラペコなので食事の支度はすでに手をつけていたようだ。
「はい、おまちどうさま。杏特製サンドイッチ。お残しは許しません(ニッコリ)」
そういって、テーブルには彩り鮮やかなサンドイッチと紅茶が並んだ。
「まあ、こんなに人が来るとは思ってなかったから冷蔵庫にあるので作ったから…ごめんねこんなんでっ><」 「わーぁっおいしそうっ♪頂いてもよろしいですかぁっ」 「どうぞどうぞv嫌いなものがあったら食べれる人にまわすなりしてねv」 「では、ひとつ頂きますね」 「じゃ、僕も」 「ごめん、もう食べてる(笑)」
4人はテーブルを囲みパクパクと杏は調理台のほうでパクパクと食べている。
「え、これ杏さんが作ったんですよね?」 「Σ(゚Д゚;今ここで作ってたじゃない!!(爆笑しつつ)」 「すっごいオイシイ…どうやって作ってるのか教えてください♪」 「え、普通に作ってr…教えるも何もないよ(苦笑)」
4人はご満悦。そこで歌姫が一言。
「だからここはお店♪」
3人が納得して頷いてるが…
「だから違うってええええええええええええええヽ(`Д´)ノ」
「え、でもでもお店にしちゃえばいいんじゃないですか!?」 「(ぽむ)いいね」 「賛成賛成(笑)」 「じゃ、そういうことで杏がんばれ♪」
「だから…お金取るほどのものじゃ…てかお店なんてやってたら畑仕事できなーーい!!」
「ほら、営業時間をちょっとにすればいいのよ♪じゃあ、営業は4月25日からね!!」
歌姫はお得意のニッコリスマイルで言う。(後ろにはモーニングスターがチラホラ) そして話はとまらず4人は内装の話までし出したようだ…
「もう、どうにでもして…」
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はい、ごめんなさいネタ過ぎていいのかしら? と思いつつ書いてしまいました。戦闘に役立つようなSSはかけなくてごめんなさい。
4月の25日から営業開始だそうです…杏はどこまでネタに走るのかわかりません。(やるのかわかりません
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