Re: 広島偵察ss@医療 ( No.1 ) |
- 日時: 2007/04/13 17:42
- 名前: 川流鐘音@世界忍者国
- 【SS】医療(広島偵察:むーむー@紅葉国)
それまでののんびりと待機していた現場は突然あわただしくなった。 次々と負傷した兵士達、心停止で一刻をあらそう患者達が、医師団の元へと運び込まれてきた。
ここに集う医師たちは皆、直ちに治療にとりかかった。
紅葉国よりこの作戦に参加した、アルバート・ヴィンセント・ログマンと九夜は名医であり、紅葉国で培われた救急救命に優れた技術を持っていた。 心肺停止した患者に素早く処置を施す。紅葉国で繰り返し学んだ救急救命の技術は、たちまちこの患者の息を吹き返す事に成功する。
リワマヒ国よりこの作戦に参加した、幻痛はのどかな故郷とは程遠いこの状況に、しばらくの間立ちすくんでいた。 しかし、患者のうめき声に我に帰ると自分に出来る事を思い出す。 戦争で消える命を救うために、医療技術向上計画によって高められた技術は患者のうめき声を消し去り、安らかな寝顔を見ることになった。
akiharu国よりこの作戦に参加した、阪明日見は目を閉じ、息を短くし集中力を高めた。 意識を切替えて患者の様子を冷静に観察し、治療ほ施す。 時折、バックルに描かれた無限大の象徴たる尾をくわえた蛇にふれながら、医師である事の意味を思い出していた。
鍋の国よりこの作戦に参加した、鍋村 藤崎は目の前の光景に臆することなく、直ちに行動した。 鍋の国では、人道と猫道に基づいた医療に命の前に種族は無く、ただ目の前のか細い灯を消し去ることを許せはしなかった。 だからこそ彼女は自らを見失う事なく、ただ医療に専念した。 すべてが終わった後は、みんなで鍋を食べようと、それだけは考えていた。
彼らはすべての患者を救うことにしか興味はなかった。 そこにあるのはあきらめではなく、国は違っても同じ一つの想いを胸に、死を否定する医師たちの姿があった。 治療はまだまだ終わらない・・・。
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広島偵察ss@医療 ( No.2 ) |
- 日時: 2007/04/14 00:21
- 名前: ジャイ@FEG
- 吏族ダンスパーティで得た情報から、急遽アイドレス世界を離れ遠く広島の地に偵察任務に降り立った彼らは、吏族という職業柄もあり万が一のケースも考えていた。
具体的には、「偵察に失敗し敵に発見され攻撃を受け負傷してしまう」というケースであり、その対策としては名医を偵察メンバーに組み入れていた。 今回のような偵察任務で負傷者が出ることは、ある程度の任務の失敗を意味することであり名医が活躍する場面は、本来あってはならないはずであり、名医たちも自分たちが医療行為を行うことは予想していなかった。 しかし、現実は悪いほうに予想が外れることとなる。負傷者が出てしまったのである。負傷者たちが命がけで集めた情報を持ち帰ることができねば、この任務は完全に失敗となってしまうため、名医たちは何が何でも治療を成功させる必要があった。 名医たちは、まず自分の運命を呪い、次いで敵を罵り、最後に負傷者を無事生還されることを自分が信じている何かに祈った。 そして、負傷者が運び込まれ治療が始まった。 普通の偵察任務に当たる部隊なら、簡単な医療キットを携帯しているだけだが、吏族として多くの戦闘事務をこなし医療班の重要性に着目していたこの部隊は、多少かさばるし値も張るが最高級の医療キットを携帯していた。 心肺停止の患者まで対応できるこの医療キットのおかげで、大抵の負傷はカバーすることができ、名医たちの腕も合わさり生還率はほぼ100%といわれている。 「すべてを救うことはできないかもしれない。しかし、目の前の命はすべて救ってみせる」 名医たちの強烈な自負は、国が違えど同じであり運ばれてくる患者に対して最高の治療を行う姿がそこにはあった。
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広島偵察ss@医療 ( No.3 ) |
- 日時: 2007/04/14 13:19
- 名前: 龍鍋 ユウ@鍋の国
- 「医療班準備完了です」
「よし! 患者は次々と運ばれてくるからな。どんな患者だろうがどんな大人数だろうが全員助けるつもりで行くぞ!」 「はい、もちろんです」 どんな時にもどんな戦場でもケガ人がいる以上は治療をするのが医者であり名医である。彼らの駐在する場所はある意味戦場である。しかし、彼らは壊すのではなく直す戦士達である。どんな場所でもどんな状況でも迷いなく患者を守り、患者の体と心を癒すのが彼らである。
「はい、もう大丈夫ですよ」
どんな時でも笑顔を振りまき患者を安心させる。それはどんなことよりも大切なことである。
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Re: 広島偵察ss@医療 ( No.4 ) |
- 日時: 2007/04/14 14:42
- 名前: ナマムギ@紅葉国
- 【医療】SS
普段、俺は、死んでいる。 だが、蘇生現場では、自分が生きていることを、感じる。 ドンパチしている戦場でも、目がうつろな俺が、だ。 俺にとっての戦場であり、生きるべき場所。 それが、死者を生者に変える、蘇生作業に他ならない。
前線で、多数の被害があったらしい。 緊急コールが辺りに鳴り響く。 さあ、出番だ。 もし、戦争が無くなれば、俺の存在は無くなってしまうかもしれない。
それも、いいじゃないか。
俺は、苦笑する。 それ以上は考えなかった。 頭は既に医者になっていたから。
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Re: 広島偵察ss@医療 ( No.5 ) |
- 日時: 2007/04/14 18:03
- 名前: 寅山 日時期@詩歌藩国
- 医療現場に次々とけが人が運ばれてくる。
小さい怪我から重症の患者まで。 血が当たり一面の床に飛び散り、そこはまるで地獄のようだった。
しかし、そこは地獄などではない。 救う者が居た、一人でも多くの兵を死の手から守ろうとする医師たちが。
メスで皮膚を切り裂く、傷口を塞ぐ、患部を縫い合わせる、投薬をする。 その一手、一手が洗礼され、 神の手が、兵たちが悪魔に誘われるのを防いでいるようにも見えた。
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