広島偵察ss@攻撃 ( No.1 ) |
- 日時: 2007/04/14 19:49
- 名前: 龍鍋 ユウ@鍋の国
- 偵察……のつもりが戦闘開始……まぁ、そんなこともある。問題は戦力としてはやや難しいメンバーが多いことであるが、こんな時の答えは決まっている。
戦闘になったからといってあなたはあきらめるのか?
その答えはNOである。そもそも広島に偵察に来る際に危険は承知の上である。危険でもやるべきことがあるからわざわざここまで来たのである。ならばするべきことは決まっている。
「攻撃 始め!!」
戦いの始まりの火花が散った。
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広島偵察ss@攻撃 ( No.2 ) |
- 日時: 2007/04/14 19:53
- 名前: 龍鍋 ユウ@鍋の国
- 「くそっ! 戦いは戦いでも吏族的仕事の戦場なら慣れてるけどっ、こんなのは……」
「そんなこと言ってる場合か? やるだけやるぞ!!」 「お前、元気だな……」 「何言ってる。初志貫徹、なんでここまで来たのかを思い出したらやるだけやる……だろ?」 「……ああ、そうだったなそうだったな」 「叫んだら気合入るぜ!」 「よし、うぉぉぉーー!!」
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Re: 広島偵察ss@攻撃 ( No.3 ) |
- 日時: 2007/04/14 20:18
- 名前: 龍鍋 ユウ@鍋の国
- 「こんな時に国にいるヤツらが入ればなんとかなるのに!」
それはどうしても心のどこかで考えてしまうことであった。しかし、今回ばかりは仕方がない……そもそも今ここにいない者のことを頼っても仕方がない。それに自分達は危険を承知で来ている。それも全て愛であるといえる。そんな理由、こっ恥ずかしくて男は言えなかった。といってもここに来てる以上は何らかの愛の為であると言える。
愛や友情があるから戦える。一心不乱の友情の為に戦う者がいれば友情の為にコールドスリープに入る者やはるか未来までの約束を子孫が果たすこともある。そこまでされては答えるしかない。友誼には友誼を持って……。
……といっても結局は好きだから戦い、好きだから守るのである。好きだから互いに守り、互いに相手を中心に考える。時には素直に行動しない者もいる。けれど、結局は好きだから人は戦うのである。
いつ、いかなる場所でも時間でも……。そしてこの時も……。
「行くぞ行くぞ行くぞーー!」 「OKOK,バシっとやっちゃうよ〜」 「攻撃こそ最大の防御なりってね」 「反撃させない、させないったらさせないんだから」 「アラダでもチルでもミノタウロスでもアウ……なんとかでも結局あんた達は敵の一言の名で滅するのー」 「あの……今回いない敵も入ってませんか?」 「……敵、今は敵。貴方達が敵である以上は倒すのみ」
ただ、攻撃あるのみである……。
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Re: 広島偵察ss@攻撃 ( No.4 ) |
- 日時: 2007/04/14 20:18
- 名前: 寅山 日時期@詩歌藩国
- 無数の銃弾が場を、空間を埋め尽くす。
そられは全て、偵察部隊が放った弾であった。
歩兵が、IDが、 持てる銃機器を駆使し、 目標に対してダメージを与えていく。 狙いを澄まし打つ者、銃弾を敵陣にばら撒く者。 空高く銃声が轟き、森を火薬の匂いが覆い尽くす。 そして、兵たちの勇敢な叫び声と、敵の悲惨な叫び声が、 戦場のメロディーとなって謡い出す。
誰一人として負ける気がある者は居なかった。 必ず勝つ、そう、必ず。
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Re: 広島偵察ss@攻撃 ( No.5 ) |
- 日時: 2007/04/14 21:12
- 名前: 榊遊@え〜藩国
- 偵察部隊は一斉に攻撃を開始する。
とは言え全員がダンスパーティに参加していた吏族である。 本来攻撃の核であるI=Dも高性能とは言えプリンセスガード仕様のゴールデン一機のみでは 絶対的に火力が不足しているのは明白であった。
「この部隊編成ってどう考えても戦闘は考慮されていませんわよね・・・」
等とつい弱音を洩らしてしまう者が出るのも無理なからぬことだろう。 とはいえ無い物強請りしてもしょうがない。 火力が少ないのなら1点集中あるのみ。 水もただ垂れ流すよりはホースの口を狭める方が勢いが強くなる。 この攻撃が敵の装甲を突破するのを信じて撃ち続けるのみである。
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広島偵察ss@攻撃 ( No.6 ) |
- 日時: 2007/04/14 21:34
- 名前: 鍋山雨花子@鍋の国
- できれば出会いたくなかったけれども、これもまた今更考えても仕方の無いことだと気持ちを切り替えつつ、部隊は総員戦闘用の装備に手をかけた。
I=Dはほぼ条件反射で標的をロックオン。 詠唱戦部隊は即時に詠唱を開始した。
物陰からは(一部の)医師はメスを構え、(これまた一部の)整備士はスパナやドリルを構え、「やんのかコラー」と言っている。 整備班の中には偵察中に拾った現地の資材を使って、物陰で現在進行形で武器を新たに作っている者までいる。 散々戦闘はしないと言っていたものの、いざ始まれば誰もが迅速に行動を開始していた。
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