Re: 広島偵察ss@回避 ( No.1 ) |
- 日時: 2007/04/10 23:44
- 名前: 兄猫
- I=D未使用ver
>【敏捷(回避)】 何者かからの殺気? 『やばい!みんな、伏せろっ!!』 いくつもの戦地を経験してきたゆえか、危険を感じ取る事が出来た。 みな一斉に伏せる、転がる。 幸い、森の中ゆえ木々がある。遮蔽物には事欠かない状況であった。 草むらに、藪に、木を盾に、隠れる。 一瞬の判断が生死をわける事もある。 動きの速さだけじゃない、反応の速さも生き残るための術である。
I=D使用ver >【敏捷(回避)】 『みんな、隠れろっ!』 I=Dが背負ったカゴから人が飛び降りる。 散開っ! 各員、藪の中へと、背の高い草むらへと、木の後ろにと隠れる。 その間、I=Dが囮となって敵の気をひきつける。 サイドステップ。後退。急加速…etc。 フェイントを混ぜつつ回避するI=Dゴールデン。 プリンセスガード仕様のこの機体、通常の機体よりものきなみ性能が優れている。 『うぉぉぉぉっ!回避、回避、回避ぃぃぃっ!!』 パイロット、必死の形相で操縦する。 機体の性能とパイロットの技術が合わさり全弾回避で凌ぎきる。
※使用できるI=Dがプリンセスガード仕様のゴールデンとの事デスので修正いたしました。
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Re: 広島偵察ss@回避 ( No.2 ) |
- 日時: 2007/04/11 14:48
- 名前: 川流鐘音@世界忍者国
- 【SS】回避するI=D
敵の攻撃が始まった。 迫り狂う死神の大鎌にさらされる機体の中では、その大鎌を回避すべく必死になる3人がいた。
この機体のパイロットの「青にして紺碧」 彼はテストパイロットながらも、優れた手先の器用さを持ってせまる攻撃を回避する。
「伊達に変なキノコのソテーをたらふく喰ってねーぜ。これぐらいは避けてみせる。それに俺は海法よけ藩国の一人。よけに関しては譲れねー!!」
額に汗を滲ませながらも、その言葉の通りに回避行動を的確に行なう。 そう当たる訳にはいかないのだ。この機に搭乗しているのは自分だけではない。 後2人の命も背負っているのだから。
コ・パイロットの「結城由羅」 彼女は世界忍者国の藩王だった。 自らの死は国の滅亡を意味し、多くの藩民を見捨てる事となる。 しかし、彼女はこの作戦に出た。 それは、友誼の為であった。 光となったあの人の横顔がこの胸にある限り、死地へと赴く人々を見捨てる訳にはいかなかった。 彼女の国民がこの作戦に出られるのなら、そうしただろう。 だが、この作戦には藩王である彼女のみが出ることを許された。 迷いはなかった。 ただ、国民にはすまないと思いながらも、同時に決して死ぬ事は許されないと心に決めた。
「こんな所で死ぬ訳にはいかない! 私の帰りを待つ者達がいるのだ! 何も成さぬままに終われはしない!!」
彼女の最も慣れ親しみ、最も愛用のアイドレス「世界忍者」の優れた感覚が、攻撃の二手三手先を感じ取る。 素早くデータを打ち込み、回避プログラムに修正を与え、機体の動きの無駄を減らし、回避する。 彼女は思う。あきらめはしない。あの人にもう一度会うのだから・・・。
コ・パイロットの「YOT」 彼は猫だった。 どこからどう見ても猫だった。 しかも摂政だった。
「こんな攻撃は楽勝にゃー。ひらひらにゃー。」
お気楽な言葉とは裏腹に目が爛々と輝いていた。 そう、ここで死神に倒される訳にはいかないのだ。 肉球で回避プログラムを打ち込む。彼の帰りを待つ皆の笑顔を思い浮かべながら。
三人の想いを乗せた機体は、死神の大鎌をひらりひらりと舞う様に避ける。 ただ明るいハッピーエンドを目指して・・・・・。
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