アイドレス/玖珂光太郎(ACE)/SS4
アイドレス/玖珂光太郎(ACE)/SS4(作成:神崎零)
「八本腕・・・ってシープホーン!!?」
無差別破壊をはじめ、光太郎を挑発するシープホーンに全員が戸惑う中、一人走り出す光太郎
「スタンダップ…」
爆音とともに暴れまわる、シープホーンに何かつぶやきながら近づく光太郎
「あ…RB?それも見たことが無い…私たちが知らないRBだなんて…」
そこにはRBに詳しいはずの由羅やお供で来ていた神崎にも名前がわからないRBが天空より降り立っていた。 摩天楼を形成するビル群の窓が、その光太郎のRBを写しだしてRBの全身像を映し出そうとしていく。 そのRBの手からコックピットへと入ろうとしている光太郎に由羅は大きな声で問いかけた。
「光太郎さん!こ、このRBはなんなんですか!!それと、うちの国には来ちゃっていいんですか!?」
光太郎は乗り込もうとするのとピタリと止めて振り向くと由羅に負けないような大きな声で宣言した。
「困ってるんだろ?お世話になるよ!先にこいつをぶっ倒してからだ!!ちなみにこいつの名前は・・・・・・・・・だから!!あと、さっきの子はお願いな!」
RBが戦闘に入ったためか、大きな音で肝心なRBの名前が聞こえないのなどお構いなしに光太郎はRBに乗り込んでシープホーンに突撃していく。
「ここで待っていますから…ちゃんと帰ってきてくださいね。あの人の為にも…」
そう光太郎のことを見送りながら由羅は呟き、再びフードを被って先ほど気絶させた少女を迎えに路地裏へと戻っていったのだった。
が、直後異変が起き由羅は驚きを隠せなかった。
「え?RBが撤退する…?」
突如RBは撤退し始め光太郎が生身で戦い始めた。
「そうか、人が多すぎてRBのバーニアが周りの人にとっては危険すぎるんだ」
瞬間、周りの人を攻撃しようとするのを止めるために体勢を崩してしまい、攻撃をさばききれなかった光太郎が吹き飛ばされる。
「くそやろう・・・皆逃げろ!!」
その様子に顔を真っ青にして飛び込もうとする由羅を必死に抑える神崎。
「女王様、ここからでは被害を増やすだけです!!」
「だけど!!」
そのとき、高笑いとともに月をバックに、赤いマントが揺れている。
「そこまでだ。世界の危機が迫る時には、必ず現れるが我ら影、ロジャー・ケイリン・・・・」
「「「え、えぇぇぇーーーーーーー!!なんでぇーーー!」」」
3人の声が(…4人のような気もしたけど)こだまする中現れる世界忍者。
その後、シープホーンが撃破されたのを確認した後に光太郎の下に駆け寄る由羅
「手当てされてる…?っていうことはやっぱり(にまにま」
そこでうっすら目を明ける光太郎。
「ロイ・・・?いや…なんでもない、連れてってくれあんたのとこに、いててて」
痛がる光太郎を連れてあわてて世界移動を開始する。
この時、光太郎を帰すのに世界忍者国を賭けることになるとは思わなかったのだった。
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