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世界忍者国 - アイドレス/佐々木哲哉(ACE) Diff

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!アイドレス/佐々木哲哉(ACE)
!!要点など
""L:佐々木哲哉 = {{br}}
"" t:名称 = 佐々木哲哉(ACE){{br}}
"" t:要点 = ちょいワル,スマート親父,恐るべき幸運{{br}}
"" t:周辺環境 = 世界忍者国{{br}}
"" t:評価 = 全能力24+1(HQB継承1代目){{br}}
"" t:特殊 = {{{br}}
""  *佐々木哲哉のACEカテゴリ = 逗留ACEとして扱う。{{br}}
""  *佐々木哲哉のみなし職業 = 技術屋,整備の神様,神官,ギーク,社長として扱う。{{br}}
""  *佐々木哲哉は幸運判定で必ず成功する。{{br}}
""  *佐々木哲哉は同じ判定を2回成功させることが出来ない。(幸運を除く){{br}}
"" t:→次のアイドレス = 技術屋(職業),アルファ・システム(施設),好景気(イベント)、プログラマ(職業){{br}}}

詳細データ:[[IDWIKI:佐々木哲哉]]{{br}}
派生元:[[アイドレス/須田直樹(ACE)]]
!!HQボーナス
【評価値+1】>[[根拠|http://blog.tendice.jp/200707/article_63.html]]

!!イラスト
||{{attach_view(295.jpg)}}||
||(イラスト:[[カヲリ|国民/カヲリ]])||
||要点:【ちょいワル】【スマート親父】【恐るべき幸運】||

!!設定文
 佐々木哲哉――佐々木社長、それは無名世界観で知らぬものはいない人物である。

 ゲーム会社アルファ・システムもとい神聖同盟の中心世界移動組織アルファ・システムの社長。
別名を式神社長、闇を追い払うために現れた戦士の棟梁。
2005年当時、セプテントリオンの攻撃によって魂に重傷を負い、療養中とされていた。

 その社長が、なぜか【世界忍者国】というおかしな国に降り立った。そして、並び立つロイ像を見て苦笑したという(「[[小説アイドレス0406|http://blog.tendice.jp/200904/article_17.html]]」より)。

 その姿は、細身のスーツを着こなす【スマート親父】で、メンズ雑誌で【ちょいワル】と呼ばれるようなダンディーな趣味人であった。

 【恐るべき幸運】の持ち主とされ、テンダイスでは「毎度幸運と二人三脚している人物」「リアルラックに関しては無限大の評価を誇る」「絶対成功などというまがい物の能力ではない」「尽きることも減ることもない燦然と輝き続けるラックを際限なく沸きあがらせる力を持っている」と、最大級の評価を贈られている。

 とはいえ、それは当然の努力があってこそだろう。天は自ら助くる者を助く――緻密な計算に計画、それを遂行する強い意思力があってこその結果なのだ。

 彼が訪れたこの世界――ニューワールドには、悲しみと絶望が重く垂れ込めていた。

 OK、それこそが自分の戦場だ。闇が深ければ深いほど、燦然と輝くそれは希望。闇を払う一振りの剣。絶望よ、お前たちの天敵がここに来た。

 佐々木哲哉は軽やかに笑うと彼の戦いを開始したのだった。

(設定文:[[結城由羅|国民/結城由羅]])

!!SS

/*/

 優羽玄乃丈と優羽カヲリの結婚式は世界忍者藩国をあげて大々的に行われた。藩国の食料庫から振る舞い酒まで出して花見も兼ねての国民総手での大騒ぎである。{{br}}
 そんな御祝い兼花見会場で盛り上がっている中を、警備主任に任命されたくぅは彼方此方で屋台で買い食いをしていた。

""「ん…美味しい…あ、おじさーん。この美味しそうなたこ焼きもおねがーい」

 警備をしに来たのか買い食いをしに来たのか判らないまでに、両手を屋台の食べ物でいっぱいにしながら人の波を抜けていく。

""「はぁ〜しかし、どこに行ったんだ?あの狼…まったく、総責任者だろうに…」

 口の中が空になると、買ったばかりのたこ焼きをほおばりながら思い出すように何度もため息をついていく。もちろん、食べている時はため息などでないのだが。{{br}}
 彼女はある人物を探していた。副王(仮)の大神重信その人である。藩王より今回の警備を受け持った総責任者。なのに、いつのまにか警備用のテントを抜け出して行方不明になっているのだ。さすがに”あの”副王を制御するとなると人選は限られてしまい、余裕ができていた彼女に白羽の矢がたったのである。

""「とりあえずは買い食いできるからいいけど…さすがにとっちめないとわからないかな…もう。って…あの声は…」

 残りが更に途中で買ったクリーム薄皮鯛焼きのみになったところで、聞いたことがある声を耳にしてくぅは声の元へと近づいていった。

""「居た。この狼!飲んだくれてないで、さっさと仕事にもどらんかーー!!」{{br}}
""「ん…あ、くぅか。ねぇ、くぅも飲む?これ、社長にもらったのー」

そう呑気に言いながら酔って真っ赤な顔をした大神は、怒って真っ赤になっているくぅに御猪口を差し出して更に空いている手で隣で座っていた男性の肩を親しげに叩いた。

""「えーい、もらうのはいいが仕事終わってからにしろやーーー!って、狼の相手してるなんて…なんてどこの社長…って、げげぇっ!」

 大神が親しげに酒を酌み交わしていた人物を見て、くぅは驚愕した。何せ、警備テントを出かける前に渡された写真の人そのままだったのだから。【スマートな親父スタイル】で傍目は【チョイ悪】風。久堂摂政あたりがみれば『モ●ッコの●』とかマニアックに言いかねないイカした中年男性。噂では【恐るべき幸運】をもっているという驚異の大人物。

""「え、えええっ!も、もしかして…アルファシステムの佐々木哲哉様でしょうか…」

 酔っている大神を無理やりどかせながら、さすがに恐る恐ると聞いてみると男性は笑みをみせながら

""「えぇ、そのとおりですが…私だとよくわかりましたね。」{{br}}
""「藩王より連絡が来ておりましたので…。この度はこの狼がご無礼を働いてしまい申し訳ありません!」{{br}}
""「いえいえ、彼とは気分よく飲んでますよ。気にしないでください。」{{br}}
""「は、はい!ありがとうございます。よろしければ、藩王に会っていただけませんでしょうか?私がご案内させていただきますので…」{{br}}
""「まぁ、今日は御祝いの席ですし固いことは言いっこなしで。そのうちに会う機会もあるでしょうから…」

そう微笑みながら社長は大神によって注がれた日本酒を飲みつつ答えると、笑ってみせて。

""「とりあえずは、彼をもう少しお借りしますね。もう少しこの国のこととかも教えて欲しいので」{{br}}
""「は、はい!好きに使っていただいて結構です!それでは、私は報告に行かなければいけないので失礼します!」{{br}}
""「んじゃ、おねえちゃんによろ→」{{br}}
 くぅが影で握りこぶしを握りしめつつもその場から離れると、二人は今度は花を楽しむように言葉少なく飲み始めた。

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""「……社長、ミチコさんこっち側に引き込めないっすかー?」{{br}}
""「瑤屬叩い、いきなり凄いこと言うなぁ…君は…」

 花を見あげながらの大神の突然発言に、佐々木は思わず口に含んでいた酒を噴いて大神の顔を見なおせば、佐々木は「ほぅ」と小さな声で呟きながら大神の変化に気がつくのだった。{{br}}
 長年の知り合いな結城藩王や濃紺摂政がその顔つきを見れば、きっと驚愕するに違いない。顔は酒で赤く酔ってはいたが、真剣な眼差しで佐々木のことを見ているのだ。まさしくそこにいるのは、世界忍者国の副王であり、人の上に立つことを経験した漢の顔だった。

""「わかった…なんとかチャレンジしてみよう。ただし期待はしないでくれ?それに…君にその顔は似合わんよ」

 苦笑しつつも、返事を返せば凛々しくしていた大神の目は再びトロンとなって嬉しそうに。

""「んじゃ、社長!そういうことでよろ→!」

 そうして二人は花の下で、再び楽しく花見を満喫していくのだった。

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 一方その頃、警備屯所では…

""「だから、私がとどけてくるねぅ!」{{br}}
""「いやいや、藩王さまは他にも仕事あるじゃないですか。俺が行きますよ!」{{br}}
""「何を言ってるのですか、私に決まってるじゃないですか」{{br}}

 くぅの報告を受けて、滑稽な攻防戦が始まっていた。

""「ただいまっと……えっと、何してるんですか?みなさん…」

 休憩時間を終えて帰ってきた桂林怜夜が、呆れて攻防戦を見る方に回っている逢瀬みなおに声をかけた。

""「あ、団長おかえりなさい。えっとですねぇ…なんか花見会場に佐々木社長が来てるらしくて、挨拶ついでに国の資料を渡しに行く役を決めるのに揉めてるんですよ。みんな、子どもなんだから…。」

 説明を受けているそんな怜夜の目の前に、いきなり大きな封書がドサッと落ちてきた。社長に渡すための資料らしいのか、みんなの視線が一斉に怜夜の方を向く。

""「あ、団長おかえりなさーい。その資料は私が持っていくので、ちょっと持っててねぅ」{{br}}
""「陛下ー。大人げないですよー。って、この資料なんですか?国の重要なことだったら流石に拙いような気がするんですけど…」

 そう言いながら中身を確かめるように、封書の中の資料と呼ばれるものを取り出して表紙を見た。

""「…えっとなになに…『世界忍者国のしおり 〜うぉーたーびじねす編 全666店舗紹介T14版〜 』って。なんですか、これは!!」

 あまりに予想外の題名に、大きな声をあげながら怜夜は内容を確認するようにページを捲っていく。

""「飲み屋・パブ・料亭・スナック・それ以上とかって…」

 それぞれの分類のトップ10、また、おねえちゃん美人度ランキング、サービスランキング、お酒の種類ランキング、料理のうまさランキング、がそれぞれ3店ずつお勧めされており、その後ろに一行紹介みたいのがずらっと並んでる。緻密な内容であるが、手書きでどう見ても手作りである。

""「誰ですか、こんなの作ったの…」

 呆れる半分感心半分でひとしきりそのしおりを眺めたあと、製作したのが誰か気になったのか奥付を確認してみる。その瞬間、怜夜は目を丸くした。

""「製作…レッドフルムーン…へぇ…あの大作家先生が自らですか…」

 一瞬、その場の温度が3度下がっていったのを感じた。と傍にいた弓尾透は証言している。そのくらい怜夜の言葉には冷たさがあった。そして…

""「とっとと社長に渡して、全員仕事に戻りなさーーーーーーーーーーーーーーい!!」

 怜夜の大声に全員がビビると、我先にと仕事へと戻っていった。なお、結局この資料は王猫のあある・えすによって花見中の佐々木社長へと届けられることになる。

 なお、この冊子のコピーは特に男性を中心に非常に好評を博したため、後日、国営放送出版部から改めて観光冊子として出版されたそうである。ただし、一部女性陣からは顰蹙を買ったとか買わなかったとか。

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(SS:[[久堂尋軌|国民/久堂尋軌]])


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