設定資料/「ニールベルグの黄昏」世界
目次
世界設定
「ニールベルクの黄昏（ドーン・オブ・ニールベルグ）」というコンシューマゲームの舞台にそっくりな世界。 近世ヨーロッパ風味で魔王と勇者がいる。
通貨
金貨１枚はゲームでは１Ｇと表記されていて、その表に認識されている。 なお、金貨１枚は１０枚の銀貨に、１枚の銀貨は１００枚の銅貨に相当する。 なお、ゲームでは金貨以外の通貨単位はなかった。 実際の通貨単位名称は不明。
暦・時制
なぜか現代地球と同じ、365日グレゴリウス暦、24時間制。 現在の暦・時制が採用されたのは、超古代文明魔法帝国ベルクライドまで遡るという。 このため、この世界では魔法帝国暦と呼ばれる。
歴史と沿革
物語の舞台となるニーベルグ王国は、ゲームでの主人公の成人時15歳時点で建国212年にあたる。 魔王の覚醒と共に誕生するので、カーミラ召喚時点は王国歴197年である。
建国以前には大国ユグシアといくつかの小国が割拠していたが、魔王出現によりユグシアが衰退、小国トハンナの貴族であったアルベルトがユグシアの第一王女を娶って王位をユグシアを継いだ後、周辺国を併呑した。
西大陸はほぼニールベルグ王国が統一しているが、大森林や砂漠、高地など、人がたやすくは入れない領域には亜人や魔族の集落が点在しており、王国の支配は及んでいない。 大陸の東西は切り立った山脈で分断されており、現状ほとんど行き来がない。
山脈を越えた東大陸すぐには砂漠が広がっているが、その先には東洋風の国があるらしい。 また、その途中にシウという大国があるとか。
ごくたまに砂漠と山脈を越えてやってきたキャラバンや、海路を南回りではるばる渡ってきた船から珍しい商品がもたらされる。 が、ゲームではほぼ触れられずに終わる。
都市
- 王都：ニールベルグ王国の首都。西大陸のほぼ中央に位置する。北山脈から流れてくる大河レーネ河の中流域に隣接している。レーネ河の水運の他に東西へ大きな街道を持つ。
- 学園都市グリティア：王都の学園都市。レーネ河の中流域、王都下流に位置する。名の由来は勇者と共に魔王を討伐した魔女グリティアから。
宗教
ニールベルグ王国で最も信徒が多く、国教として遇されているのは、光の神セレニティスを祭神とする聖光教会。 各地に支部を持ち、その信徒の誕生から死亡までの記録を保持している。 出生時には教会で洗礼をし、死亡時には教会で葬式をおこなう。
組織と登場人物
カーミラチーム
ダンジョン組
- カーミラ：主人公。魔王トイフェルの覚醒に伴い、8番目に召喚された将軍。五鬼の一人。よく偽名を使う。ソフィアなど。肌は白、茶に近い濃い金の髪に、瞳の色は濃い紫。光が入らなければ黒にも見える。目つきは鋭く、唇は濡れたように紅く薄い。身長は１７０弱。胸と尻が薄い少女体型。外見年齢は１６か１７程度。
- アンディ：ダンジョンサポーター。バリタチでオネェなインキュバス。マッチョ。
- アルカード
- エリザ
王都支援者組
- ディルク・カーティス：カーティス家当主。ソフィアの夫。
- ナタリア：娼館出身のメイド
- ロドリゲス：王都裏社会のボス。のち、マルコフになるが、襲名してロドリゲスを名乗る。
- ガンツ：カジノオーナー。のちアレキサンダーと改名
- クロ：ガンツの幼馴染で右腕
魔王軍
- トイフェル：悪魔（Teufel）；ゲームのラスボスである魔王。彼が闇の強い加護を受けて黒髪、黒瞳をしている。髪は背中の半ばまである。抜けるように白い肌は、彼の出自である王国のもの。
- マリス：悪意（Malice）：魔王城ダンジョンサポーター：執事風の青年。２０代後半くらいに見える。短髪、色は青。瞳は濃紺。ゲームには出てこない。
大罪の七将軍
大罪の七将軍とは、代々の魔王に仕えてきたスペルビアを筆頭とした７名の将軍のことであり、現魔王によって再び召喚された。 それぞれの名前にちなんだ能力を持ち、多数の魔物を率いて戦う。 ゲームでは中盤から終盤にかけて戦うことになる強敵たち。 イラ、グラ、アワリティア、スペルビアの４将軍が四天王呼ばれ、魔王城を守っている。
- スペルビア：傲慢：知将、魔王軍参謀：髪は薄赤く輝く白金色。二本の角が生え、耳もエルフのように尖っている。切れ長の目の双眸は紅く、炎が舞うように煌めく。ゲームでは中盤以降に登場し、最後まで主人公たちをその策略で苦しめる。
- イラ：憤怒：憤怒の特性と権能を持つ魔将軍。大柄で筋肉質、その激情が体から噴き出す炎の形で表れている。浅黒く均整の取れた逞しい体躯はとてもマッチョ。
- グラ：暴食：
- アワリティア：強欲：
- インウィディア：嫉妬：
- アケディア：怠惰：
- ルクスリア：色欲：
五鬼
五行思想に基づいた五将を五鬼と呼ぶ。また、特にカーミラを除いた四将を四鬼と呼ぶ。 大罪の七将軍と区別されるのは、前魔王の代にて新たに召喚されたため。ゲームでは序盤から中盤にかけて出てくる。
- ドラッヘ：青龍、東、春、緑（青）、木、少陽、句芒（こうぼう）：ドラゴン
- アグニ：朱雀、南、夏、赤（朱）、火、太陽（老陽）、祝融（しゅくゆう） / 朱明（しゅめい）：火の精霊
- ティーガー：西、秋、白、金、少陰、蓐収（じょくしゅう）：白虎
- ヴィンター：北、冬、黒（玄）、水、太陰（老陰）、玄冥（げんめい）：水（氷）の精霊
- カーミラ：黄竜/麒麟、中央、土用、黄、土、后土（こうど）：死の乙女
その他
- ザンティス：前の魔王：名前だけ出てくる。２００年前の当時、超古代文明を調べて五鬼を初めとする新しい使徒を生み出した。
ニールベルグ王国
ゲームで、主人公の所属している国。 魔族に対する人間側の対抗組織でもある。
王政で、国名を姓とするニールベルグ王家が治めている。 成立は約200年前、魔王討伐をおこなった勇者、アルベルト・ニールベルグを始祖とする。
勇者チーム
- ジーク：勇者：１５、０。ゲームでのデフォルト名がジーク（変更可）。
- レオン：ジークの師匠：３４、１９。
- ：聖女：
王家
- ルドルフ：王：５４、３９
- テレジア：王妃：５０、３５
- ヘレナ：側室：
- ヴィルヘルム：第一王子：３０、１５
- ユリウス：第二王子：２７、１２
- ギルベルト：第三王子：２４、９
- スザンナ：第一王女：２０、５
貴族
- アウリール = シュナイダー：外務大臣
王立学園
王家が設立・運営している教育組織。 学制は幼年部６年（６－１１）、中等部３年（１２－１４）、高等部３年（１５－１７）の３部構成となっている。 さらに上には研究機関である魔道学院および士官学校があるが、成績や身分が高くないと入れない。 １学年は４月から開始され、幼年部と中等部の学期は３つと日本の学制とほぼ同じである。 一方、高等部の学期は前期・後期の二期に分かれる。
学園の歴史は古く、ニールベルグ王国の前身のユグシア王国から仕組みなどは引き継がれている。 魔王に制圧されていた時期には建物などは破壊され、閉鎖されていたが、ニールベルグ王国が建国後しばらくして再建された。 基本的には貴族の子弟が学ぶ機関だが、貴族などによる保証と推薦があれば平民でも学ぶことができる。
ゲームでは勇者である主人公は１５から高等部へ入学し、能力を上げながら仲間となる数名と知り合うことになる。
ゲーム開始時
- 学園長：セルゲイ：４５
- 副学園長：マルティナ：
- 幼年部長：ハロルド：
- 中等部長：カサンドラ：
- 高等部長：トマス：
小説開始時
- 学園長：：
- 副学園長：：
- 幼年部長：：
- 中等部長：：
- 高等部長：：
- 魔道コースＢクラス担当：セルゲイ：３０
その他組織
多国籍組織など。
聖光教会
- 教皇
- 大司教
- 司教
忍者の隠里
遠く東の国から流れてきた忍者の末裔。 諜報の専門家集団で、国内外の色々な組織から仕事を請け負って生計を立てている。
- クラマ：５１、３６
- 相棒の青年：３３、１８
