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アイドレス/玖珂光太郎(ACE)/SS3

アイドレス/玖珂光太郎(ACE)/SS3(作成:神崎零)

戦車等の兵器が由羅の後ろにびっしり並んでいた。

「にゃー、これは流石に困ったねう」

全員が戸惑う中、一人走り出す光太郎。

「なんてもの引っ張り出してきやがる!くそが! 俺は本気で頭にきたぞ! 必ずしょっぴいて裁いてやる!」

その言葉とともに懐の【もの】を作動させる。

「あ…RB?それも見たことが無い…私たちが知らないRBだなんて…」

そこにはRBに詳しいはずの由羅やお供で来ていた神崎にも名前がわからないRBが天空より降り立っていた。 摩天楼を形成するビル群の窓が、その光太郎のRBを写しだしてRBの全身像を映し出そうとしていく。 そのRBの手からコックピットへと入ろうとしている光太郎に由羅は大きな声で問いかけた。

「光太郎さん!こ、このRBはなんなんですか!!それと、うちの国には来てしまっていいんですか!?」

光太郎は乗り込もうとするのとピタリと止めて振り向くと由羅に負けないような大きな声で宣言した。

「あんたのとこにお世話になるよ!!こいつらぶっとばしたら一緒に行く!あと、さっきの子は保護しておいてくれよな!ちなみにこいつの名前は・・・・・・・・・だから!!」

RBが戦闘モードに入ったためか、大きな音で肝心なRBの名前が聞こえないのなどお構いなしに光太郎はRBに乗り込んで突撃してしまった。

「ここで待っていますから…ちゃんと帰ってきてくださいね。あの人の為にも…」

そう光太郎のことを見送りながら由羅は呟き、再びフードを被ってこんなに騒いでいいのかと凍っている二人の前にくるとほらほらと無邪気に微笑んで先ほど気絶させた少女を迎えに路地裏へと戻っていったのだった。

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Last modified:2008/07/30 00:54:39
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