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国営放送/お笑いコンビえろりすと/02

ほすとくらぶ

「こんにちは。十五夜です」
『こんにちは。Leiです』
「二人合わせて」
『えろりすとですー』

『なんか、知らない間に漫才公演が決まっちゃってるんですが』
「尋軌しゃんが藩国で告知しておいてくれたねう」
『私、結構あがり症なんですよー』
「それどころか、羅幻からもオファーが」
『うー。自信ないです』
「観光気分で行けばいいのよ。羅幻の名物は何があったっけ?」
『輸送と輸送と輸送。時々アイドル』
「他には?うちだととうもろこしが名物」
『コーチンと、牛乳うどん』
「混ぜるな!」
『真っ白です!!』
「混ぜるな危険!」
『でも、郷里に牛乳ラーメンのお店もありますよ?』
「まあ、特産物としてはありだけど、まだ羅幻の名物じゃないから!!!」
『他に名物は船・・・・・・は食べられません』
「食うな!」

『でも、無畏さんはうちの国に遊びに来てくれますけど、私は隣国にも疎くって』
「羅幻の名物といえば壊れた王城ね」
『あー、王様壊してがライオンハートの称号を貰った』
「そうそう」
『うちもロイ像壊しましょう』
「なんでやねん」
『女王様の名声が高まりますよ』
「いや、下がるから絶対。・・・・他に、娯楽も盛んなのよ。メイド喫茶とかの接客業」
『あ、私、一回ホストクラブに行ってみたいです!』
「ほほう」
『知ってる男性陣に物見遊山に一回連れてってって頼んでるけど、誰も賛同してくれなくて』
「当たり前だーーー!!!!」
『知らない男性が隣に座るのって何か嫌じゃないですか!』
「そういうお子ちゃまは行かなくて宜しい」
『ぶーぶー。それじゃ、そういう姐さまは行ってみたいんですか?』
「そうねぇ。筋骨逞しい素敵な男性がいるなら」
『あー、くろじゃーさんみたいな』
「いいねいいね」
『ホストクラブ黒とか?』
「黒の人たちが一時期滞在していたから、影響を受けた男性がいるかもね」

『いらっしゃいませー。ホストクラブ黒へようこそ・・・・・こんな感じですか?』
「おー」
『今夜、お相手を務めさせていただきますくろじゃーっぽい人、です』
「っぽい人はいらん。折角だから本物を」
『じゃ、本物がいらして、席に着くわけですね。もちろん、黒なので椅子なんてありません』
「じゃ、どこに座ってるの?」
『石です』
「なるほど。じゃ、私もそこら辺の石に」
『貴方はこちらです・・・・・と、くろじゃーの膝の上に』
「きゃー。照れるねう。心臓が止まっちゃう。どうしようドキドキ」
『じゃ、僭越ながら私めが』
「なんでやねん。それに君、旦那が嫉妬するよ」
『この程度で怒ったりしないと思いますよ』
「どうして?」
『光太郎さんの膝の上に座ったら怒ると思いますけど・・・・他は嫉妬しません(断言)』
「ほろり」
『まあ、私がまずいなら尋軌さんでも』
「いや待て」
『全員ふんどしにネクタイの正装姿。なんということでしょう。今、尋軌さんがくろじゃーさんの膝の上にすっぽり収まって』
「待て。似合うからまあ待て落ち着け」
『まあ、姐さまが収まりました』
「鼻血ものねう」
『レディ。飲み物は何になさいますか?』
「そうね。マティーニをお願いしようかしら」
『すると、屈強な男性がえっほええほと』
「?」
『お待たせしました。マティーニです(どん!)』
「金魚鉢じゃないかー!」
『黒ですから。牛乳も名物ですよ』
「じゃ、それも頼もうかな」
『すると、裸ふんどしネクタイの集団が牛を運んできます』
「乳搾りなんかできんわー」
『ほかにも、店の隅では「熱燗入りましたー」と、バケツが火にくべられています』
「店の中でたき火……」
『なお、おつまみは全てたき火にくべるものです。もっとも手の込んだ料理はアルミに包むという焼き芋!』
「既に酒のつまみじゃないな、それ」
『楽しいトークに時間を忘れ、お別れの時がきました』
「悲しいねう」
『お迎えをお呼びしました』
「タクシー?」
『いえ、駕籠、人力車、そして流し営業の輸送艦です』
「そんなのあるかーーーー!!!!」

「ありがとうございました」
『ありがとうございました』


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Last modified:2012/02/16 03:04:59
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