アイドレス/森国人+猫妖精+魔法使い+大魔法使い
アイドレス/森国人+猫妖精+魔法使い+大魔法使い
要点など
名称:・大魔法使い(職業)
要点:・もはや悲しみを超越して優しい純真そうな顔
周辺環境:・楡の木の木陰
評価:・体格1.00(評価0)・筋力0.67(評価−1)・耐久力0.67(評価−1)・外見1.00(評価0)・敏捷0.67(評価−1)・器用2.25(評価2)・感覚2.25(評価2)・知識5.06(評価4)・幸運1.00(評価0)
特殊:
*大魔法使いは詠唱戦行為ができ、この時、詠唱戦((知識+器用)÷2)の攻撃判定は×3.38(評価3)され、燃料は必ず−1万tされる。
*大魔法使いは、魔法を使い、壁を蹴ってさらにジャンプすることが出来る。この場合では詠唱戦の判定でこれを行う。
→次のアイドレス:楡の木の賢者(職業)、妖精に愛されしもの(職業)、01ネコリス(ACE)・ラフカディオ=ハン(ACE)・前田武士(ACE)
設定文1
大魔法使い
【楡の木の木陰】から顔を出す。仲間はまだ誰も来ていない事を確認する。ふう、と息をついてから地面に横たわる木の根に腰を下ろす。そしてまたふう、と息をつく。普段の仲間には見せない表情。一人の時の素顔。
魔法少女として、初めてこの世の悪と戦ってから随分と時間が過ぎた。毎日が本当に楽しかった。でもすぐに疑問を感じるようになった。私はなんの為に戦っているのだろう? 一時は戦いに疲れて引退して、OLの真似事をした事もある。でも結局またこうしてここにいる。
たくさん恋もした。3年同棲して去っていったあいつは金持ちの令嬢と結婚したらしい。世界の秩序よりも金を取ったのかお前は? と、ちょっとだけ自棄酒したりもした。結婚式前日にやっぱり無理だと言われた事もあった。人には自信を持って言えない愛情を育んだ事もあった。でも結局またこうしてここにいる。
正義と愛が自分の中で両立しない事に本当に悩んだ時期もあった。矛盾を解消する為に死のうと思った時もあった。あの時私を助けてくれた人には、一生かけても恩を返す事が出来ないだろうと思っている。あの時、私は泣きながら謝り、そして感謝したのだった。私が求めていた物は、最初からここにあったのだと。
守りたい人がいる。 守りたい国がある。 守りたい世界がある。 守りたい秩序がある。 守りたい正義がある。 守りたい愛がある。
どれも矛盾しない。全ては等価なのだ。それに気づいた時、私が守りたいあらゆる物を守る存在になりたいと思った時、私はもう魔法「少女」ではなくなっていた。
楡の木の木陰の空間がゆがむ。仲間達が到着したようだ。私は顔を引き締める。仲間達から【もはや悲しみを超越して優しい純真そうな顔】と言われるその表情は、私の鎧だ。本当はそんな強い人間ではない。今でも全てを投げ出したくなる時もある。
でも彼と約束したのだ。もう逃げないと。自らの道は自らが決めるのだと。
そしていつか、また誰かを愛する事が出来たら。こんどこそ、突っ走ろうと。
決めたのだ。私は。
(設定文;みはえる)
設定文2
新番組「トコトン☆魔法少女」 第1話 〜 私は私よ!だからどうした!!
前作「イマサラ☆魔法少女」の続編にあたる少女特撮第二段。
いやいややっていた主人公も、何かに目覚め(または思い出したか吹っ切れたか)、
新たな敵からの侵略を防ぐ為、魔法少女としての使命を果たすことに全力投球するというもの。
(仕事は魔法少女がしやすいように在宅の仕事にトラバーユしたらしい)
今作の見所は違いはなんといっても使命に燃える主人公による展開の違いだろう。
「【(もはや悲しみを超越して)優しい純真そうな顔】」「(何かから逃れるような)澄み切った笑顔」「(何処かに駆けていくような)輝く瞳」。
心意気だけでここまで変わるものか!というのを私たちにさまざまと見せてくれる。
お約束の新コスチュームに、例によって例のごとく、ステッキもパワーアップ。使い魔の服装も少々変化している。
人気のあった前作の“あの”キャラクター達にもスポットライトが!今作での敵役にも大注目だ☆
前作同様、この作品も国営放送の人気番組になることだろう。
「 前回の戦いから数ヶ月。
なぜかあのあいつらとお茶なんかしたりもして良好な関係を保っていて平和だったりする。
が、しかし、平和というのは長く続かないものらしい。また何かおかしいのがきたというのだ。
でも、ま、いいわ…
もー!こうなったらどこまでもつきすすんでやるー!!!!!
「その調子だっちゅよ〜♪がんばるっちゅっ♪
と、ゆーわけで早速変身っちゅ♪」
新番組「トコトン☆魔法少女」
第一話「私は私よ!だからどうした!!」
魔法の呪文は、にゃんくるにゃんくる くりりんぱ☆」
(設定文:月代由利)
設定文3
楡の木は、我らが集うのを待っていたかのようだった。 大きく張り出した枝が木陰を作り、影を生み出している。
大魔法使いとは、その【楡の木の木陰】より現れて誰かのために魔術を行使するものである。
彼らが戦うときに浮かべるのは、怒りでも憎しみでも、そして悲しみの表情でもない。 悲しみすらも越えてしまった、悲しみを誰よりも知っているが故に優しく、純真な、そんな顔で相手と対峙するのである。
そして、戦いが終われば、彼らにもひとときの休息が訪れる――
風が、楡の木の梢をさやさやとゆらしている。 葉や花びらが舞い、少女の頬をくすぐった。 少年はふと微笑むとそれを払い、空を見上げる。
どこまでも、青く高い空である。
ちちち、と鳴き声がして、鳥が少年の腕に止まった。 少年の悲しみを見てとろうとするかのように、小鳥は少年の目を覗き込む。 そこには、ただ、優しい瞳があるだけだった。 不意に、膝を押される感覚がして、視線を下に向けると今度は一頭の犬が心配そうに鼻先を少年の足に触れさせていた。
「大丈夫だ。少し、休んでいるだけだから」
楡の木にもたれかかるようにして目を閉じている少女に、寄り添うようにしていた猫がにゃぁと一声鳴いた。 少女が目を開け、ありがとうとのどをくすぐる。
「さあ、次の悲しみを終わらせに行きましょう」
誰かのために使える魔法があるかぎり、彼らは楡の木の木陰から現れて、立ち向かい続けるのだ。
これは、そんなどこかの大魔法使いたちのひと時の休息のお話――
(設定文;扇りんく)
イラスト1
(イラスト:カヲリ) |
要点:【もはや悲しみを超越して優しい純真そうな顔】 |
周辺環境:【楡の木の木陰】 |
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References:[イグドラシル/破棄] [アイドレス/高位森国人+猫妖精+魔法使い+大魔法使い]