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イベント/05/その1

イベント/05/その1

以下で参加。

47
みはえる:4600:森国人+忍者+猫士
氷野凍矢:11500:森国人+忍者+猫士
可銀:11800:森国人+医師+整備士
カヲリ:4800:森国人+医師+整備士

しっぽアンテナ:感覚+1
しっぽアンテナ:感覚+1
神に至る手:器用+1
神に至る手:器用+1

検討結果

参加アイドレス体格筋力耐久力外見敏捷器用感覚知識幸運
森忍猫(技感覚+1)-3-1013040-1
森忍猫(技感覚+1)-3-1013040-1
森医整(技器用+1)-1-2-210423-2
森医整(技器用+1)-1-2-210423-2
全評価値223456752
要求1(外見1)1
要求1差分3
要求2(感覚2)2
要求2差分5
要求3(???6)666666666
要求3差分-4-4-3-2-101-1-4

結果

世界忍者国
資金変化(-4億=合計金額申告なし)
技による燃料変化 -4万トン=合計保有量申告なし
○参加冒険:47:タイトル:失われた探偵
○みはえる:4600:森国人+忍者+猫士
○氷野凍矢:11500:森国人+忍者+猫士
○可銀:11800:森国人+医師+整備士
○カヲリ:4800:森国人+医師+整備士
○冒険結果:大成功:得たお宝:燃料14万t:ユニークな結果:なし
コメント:日向を見つけたものの、本当に僅か1歩(出目1差)で救出は出来ませんでした。かわりに恒星間宇宙船の燃料タンクを見つけました。

レポート

参加冒険:47:タイトル:失われた探偵

 『大気圏外より未確認物体が落下。燃え尽きる事無く領海内に着水』との情報を受けて、みはえる、氷野凍矢、可銀、カヲリの4名による調査部隊が王宮より派遣された。

/*/

「しかし、摂政二人で出陣ってどうなんだ一体。なにか大事があったら……」

 (しっかり摂政こと)みはえるがそう言ってため息をつくと、必死に周りを見渡していた(うっかり摂政こと)凍矢がキレた。

「あんたが「新年会で帰らないから出陣は任せる」って言ったんでしょーが!」
「うぐぐ」
 二人は座り込んだ。木製の手漕ぎボートに二人の猫忍者が並んでいる。沖に出てもう随分になる。360度見回しても陸地が見えない。目標物未だ見つからず。現在位置不明。簡単に言い換えよう。遭難した。

「……しょうがない、やるか」
「……しかたありません」
 二人は体を丸め、ネコシッポを天に向かってピンと張った。世界忍者国の猫忍者に伝わる秘伝の技「しっぽアンテナ」である。

(説明しよう! しっぽアンテナとは、猫忍者のしっぽを空中でくるくる回す事によって、空気中のわずかな変化を感じ取り、周囲の状況をまるでレーダーのように把握する事が出来る技なのだ!)

 ぐるぐるぐるぐる……。ボートの上で2本のしっぽがくるくる回る。

「……あ、そういえば、この技を使う時はコレを流せって藩王から厳命されてるんだった」
「え、あれですか……」
 みはえるはどこからかラジカセ(今時ラジカセである)を取り出し、再生ボタンを押した。軽快なメロディーに乗って、国内で大ヒット中の女の子アイドルグループの歌が、海面に響いた。

しっぽ しっぽ しっぽアンテナ
今日も可愛い〜ニンジャなあの子
しっぽ しっぽ しっぽ アンテナ
らぶりー〜ニンジャ♪

「……野郎二人がしっぽくるくる回しても誰も嬉しくないと思うのだが」

 みはえるがそう言ってため息をつくと、必死にしっぽを回していた凍矢が本当にキレた。

「あんたが作った技だろうが!」

/*/

 一方、その頃。

 二人の猫忍者による必死の捜索活動とは無関係に(!)、可銀とカヲリのマルチフィクサー(この国では医師兼整備士である彼らをそう呼ぶ)は、海に浮かぶ巨大な恒星間宇宙船の残骸を発見していた。宇宙船は半壊しており、回収できたのは燃料タンクと、一匹のオオカミだった。

 燃料タンクの方は幸運にも無傷であったが、オオカミの方はひどい怪我を負っていた。早急な処置を施さないと命に関わると、可銀は初見で断じた。

「むむう、オオカミか……。まあ、イヌじゃないからな。治療してもいいだろう」

 可銀が、わざとらしくうなりながら言うと、カヲリがツッコんだ。

「いやあの、オオカミはイヌ科イヌ属ですから、イヌ、なのでは?」
「気にするな。言ってみただけだ。目の前で消えかけている生命を見捨てる理由はない。違うか?」
「はい!」
 二人が乗ってきたのは簡易的な手術も可能な救命艇だった。可銀とカヲリは迅速に準備を整え、国の民から「神に至る手」とまで表されるオペ技術を遺憾なく発揮し、オオカミは一命を取り留めた。全てを終えた二人は缶コーヒーで乾杯する。

 と、突然手術室から包帯で全身グルグル巻きのオオカミが飛び出し、二人に「わん!」と叫んだかと思うと救命艇から飛び降り、物凄いスピードで泳ぎ去っていった(もちろんイヌかきで)。

「なんなんだあいつは! イヌは3日飼ったら恩を忘れないんじゃなかったのか!」

 可銀は飛び上がって怒った。カヲリは、オオカミが元気になった事を心の中で喜びながら答えた。

「まあ、まだ3時間くらいでしたし、それに」

 カヲリは可銀にそっと微笑みかけた。

「それに、彼は、イヌじゃなくてオオカミですから」
(文章:みはえる)


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