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国内イベント/25

国内イベント/25

イベント/145/国内政策の政策1として実施された、清掃イベントの様子。

イラスト

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イラスト:カヲリ

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久堂尋軌 : 「よくぞ聞いていただけました。実は観光地や大観光地が血で汚れてると思って、大掃除でもしようかなと思ったんですよ。水

に魔力を通して」

ふみこ:「・・・・頭悪い案ね。いいんじゃない? やれば。さすがに誰も文句はいわないでしょう」

久堂尋軌の生活ゲームより抜粋)

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「まさかあれがこんな大規模になるなんて・・・」

 摂政の久堂はボヤキながらも、自ら立てた企画の拡大案を練っていた。観光地や大観光地だけでなく、藩国のすべてを現国民全員による大掃 除を行うことが決定したためである。

 この大掃除計画は、血で汚れた藩国を清める他に狙いがあった。今は昔からの国民の他にakiharu国から臨時国民としてカマキリが多数入国している。そのカマキリたちと国民たち、そして最近ちょっと(?)人気のない藩国上層部との仲を良くさせるための計画。みんなで労働し、そして懇親会でもやれば、一体感も沸くし愛着もでてくるであろうという狙いであった。

「とりあえず…雑巾に箒に…デッキブラシと…あとはバケツとチリトリか…あとはみんなが仲良くなってくれればいいんだけどなぁ…」

 必要なものを書いていきながら、さらに数量を考えて加えていく。できるだけ適材適所に国民を割り振りつつも、仲を良くさせるのが目的でもあるので小グループで各人種がいるようにさせたいと考えている。 しかも、終わった後は各エリアごとにバーベキューでもできないかなとか考えていた。『労働の後の食事は美味しい』これ常識。

 ちなみに、カマキリたちは強い。とにかく強い。あの鬼の息子ですら苦戦したというくらい強さなのである。壁や高い場所にも苦も無く掃除ができるというハイスペック。3行くらいで政策をまとめれば理解してくれるので知能も低くはないと思われている。しかし、スペックは関係ないと藩王結城由羅は某誌の取材で語っている。

「滅亡を回避できるだけでもありがたいし、元からの国民だって其処は理解しているでしょう。肝心なのは同じ国にいるのに理解が足りなくて喧嘩したりすることを避けることです。だからこの大掃除はやる価値があるんです」

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 藩国という広範囲を、藩国部隊がめぐって手ずから掃除したいということ、また一度にやる必要もないことから、清掃は数回にわけて行われることになった。そして、清掃キャンペーン初日、藩王の声かけに集まった人たちによって大掃除は始められた。

「よってらっしゃい見えてらっしゃい!これから楽しい水芸をはじめるよー!」

 客寄せではないが、まだ様子見の国民達にも興味をもたせようとハンターキラウィッチのアイドレスに掃除用のエプロンを身に付けた久堂が大声で話しかけ、用意されていた水に魔力を通していく。すると、汚れた壁めがけて水が吹きつけられていく。その飛沫は辺り一面へと広がっていき太陽の光との反射で大きな虹を作っていった。


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Last modified:2009/06/09 06:46:18
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References:[イベント] [イベント/145/国内政策]