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国内イベント/30

国内イベント/30

「夢の剣事件一周忌法要」

夢の剣から一年…犠牲になった人たちの魂を慰めるべく、慰霊を行う。

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法要の様子 イラスト:優羽カヲリ

物語の経緯

悲惨な事件を忘れるわけにはいかない。忘れない為にも、慰霊を行うことが大事なのである。

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あの事件から一年…。人々の顔に笑顔が戻ってはいたが、あの時の心の傷は今でも深く残っている。
愛しているものの死…。忘れてはいけない…その思いを胸に、一周忌法要が始まる…。

「高知様、お待たせいたしまた。法要の準備が整いましたのでよろしくお願いいたします。」

今回、自発的に委員長に名乗り出た久堂は礼服を身に纏い控室で待機していた僧侶に話しかけた。
僧侶の名は高知総犬。前回、クーリンガンの呪いを解くために宰相府から派遣された美形の僧侶である。

「はい、こちらこそよろしくお願いします。」

僧侶の後に続くようにして、お線香の香る斎場へとやってくれば今回の為に用意した蝋燭に献花が所せましと置かれていた。
三千万という霊を慰めるのに、予算などお構いなしに用意したものであった。

一礼をして、席へと着き高知総犬は手に仏具を持つと静かに音を出してお経を唱え始めた。

お経を聞きながら祈りを捧げていく、最前列に座っていた藩王以下重鎮たち。
そして、更に後ろにいる大勢の国民たち。
用意していたテーベーの特別放送を通じて、この声を聞いている全国民も手を合わせて祈っていく。

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一通りの法要が終わると、高知総犬は皆の前で説法を始めていく…。
人々の祈りの前では、帝國も共和国も無く亡くなった人々を思い出してあげて、彼らが無事に成仏への道をたどることを語ったものであった。

「思い出はいつまでも、みなさんの胸に残っています。忘れないであげてください」

高知僧正へのお布施を考えてはいたが、聖職者に対するお礼に資金を渡すのは失礼とおもい、
今回一周忌法要を盛大に行うことで、高知僧正へのお礼にすることにした。
法要に参加してくれた国民にも同じようにお茶とタオルを持たせることにしたのである。

「お礼と言ってはなんですが、藩国で作ったお茶とタオルそして、お米になります。この度はありがとうございました。」
「いえ、私の力などきっかけに過ぎません。大事なのは、忘れないようにすることなのですから…」
「もし、よかったら今度は法要抜きでいらっしゃってください。国民総手で歓迎させていただきます。」
「わかりました…今度来る時は、平和になった世界を皆さんで祈れることができますよう…」

人々の祈り…。それこそが、多くの霊たちを慰める手助けになるものである。

消費

根拠:食料5万t、生物資源5万tを消費いたします

(製作スタッフ:優羽カヲリ、久堂尋軌)


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Last modified:2010/04/29 22:47:38
Keyword(s):
References:[イベント] [公示文/20100428−01]