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  [No.605] [固定URL] 設定文(1)修正1 投稿者:久堂尋軌@世界忍者国  投稿日:2011/05/12(Thu) 21:16:28

忍者刀の文
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忍者刀は、時代遅れとなりつつある世界忍者の能力を補う為に開発された。世界忍者国の精度のよい鉄と、人狼領地で培われた製錬技術により今まで作られた刀とは精度が段違いのものが出来上がっている。コレは、産業育成で作られた丈夫な工具の製作法を応用した賜物であった。

忍者刀というものは、使用用途が特殊であることが特徴として述べられる。刀身は通常の日本刀とは違いあまり大きな反りがない。だが、その代わりに鞘も含めて頑丈につくることにより忍術にも使用できるように作られた。

紐を咥えて、唾に脚をかけることにより高い壁を越えての侵入を可能にした『釣り刀の法』、鞘を伸ばしたままで前方に突き出すことで夜間や室内戦闘での利を得る『座探しの術』などの役割をしたりしていった。なお、この術によって夜間戦闘の燃料消費の節約なども可能になっていった。

鞘自体も【仕掛けつき】で、白兵戦でもおこなえるほどの強度を持たせることで先端での突き以外を戦闘行為を非殺傷行為へと変えることを可能にしたり、先端のねじ状の部分を外すと水中で呼吸ができるようにシュノーケルの役目もできるようにしてある。

世界忍者国で生産される忍者刀は大まかに分けて二種類のタイプがある、世界忍者用のSタイプと人狼傭兵用のZタイプの二種類だ。
この開発が決まった時のコンセプトは"世界忍者と人狼傭兵が使える忍者刀"である、世界忍者国は人狼傭兵を忘れた事は一度としてない。

世界忍者用の忍者刀の特徴は、"正統な忍者刀"と言えるだろう。これを扱うことにより隠密行動のレベルをあげ、闇の中での動きに更に機敏性を咥えようとするものであった。この忍者刀を持っての闇の中で動ける、忍者には必須なアイテムであると言えよう。

それと比べて人狼傭兵用の忍者刀の特徴は"超硬度カトラス"の路線と言えるかもしれない。切れ味のレベルを落とし、その代わりに刀身の硬さを上げて耐久性をアップさせる。切るというよりも、突いたり叩きつぶすが使い道としては推奨される。慣れた傭兵の手であれば、塹壕や穴を掘る補助器具にも早変わりする。

この二種類の忍者刀の制作方法は途中まで違いはあまりない。日本刀と同じつくりをしているが、叩く際に鋼を巻きつける量と角度を微妙に変えて刃の部分の切れ味をよくするか刀身ごと硬くするかによるものである。
ちなみに、最低限の装飾をつける際に人狼用ニンジャカトラスは鍔を白に。世忍用忍者刀には赤を基調とした鍔がつけられる。これは、それぞれのイメージカラーであると共に刻印された暗号数字でドックタグの役割も果たしていた。

〜〜SS〜〜

「それじゃ、いってきまーす。留守番よろ〜」
「こっちも出発します、では後はよろしくお願いします」

そう言いながら王宮から二つのグループがそれぞれの搭乗予定のヘリへと向かって歩き出していた。
それぞれの主な面子としてはSチームが世界忍者国国民軍への装備更新の為に桂林怜夜騎士団長や優羽カヲリさんを中心とした面子。Zチームは大神重信副王や濃紺摂政を中心とした人狼傭兵への装備更新をするための面子である。

ちなみに、藩王の結城由羅は執務室で書類の山と格闘しており、留守居役の摂政久堂は国内の有力者との会談に入っている。
「ぬぬぬ…行きたいねぅ…」
「何がぬぬぬですか…。まぁ、その気持ちはわかりますけど、この書類に決算していただけないことには…まぁ、身から出た錆ということで」
「ひどいねぅ〜…(きゅ〜)あ、そうだ。忘れ物とかはないかな、ないかな…?」
「陛下…忘れものにかこつけて脱走しようとしても無駄ですからね。とりあえずそれぞれに忍者刀と産業育成で作ったミリタリーグッズ・非常用のサバイバルグッズ、救急パック等々をキャットバスケットで積んで出発してもらいました。だからよほどの事がない限りは忘れ物は無いような気がしますけどね」
「むにゅ〜。そういえば、ひろきしゃんの方の話し合いは終わったの?」

書類に埋もれながらも次々と決済を行っていく由羅は、会議の状況を摂政に聞いてみた。

「あぁ…そっちは大丈夫です。主に元締との会議ですし…。元締は陛下のことがお気に入りですからね。変な締めつけを行わない限りは友好の姿勢は崩さないと思いますよ。まぁ…【世界のおわり】が近づこうとも、うちはうちですからね。善悪を超えた友誼で乗り越えてくんでしょ?陛下。」

久堂が出だしの言葉を濁していたのを、由羅は直感で摂政の言葉の奥にあるものを見抜いたが言葉には出さなかった。この摂政は藩国の為に自らを汚すことを厭わない性格だ、何せ大族時代から「自爆自爆」と騒いだことをこの間の事の様に思い出す。非常の時にはトカゲのしっぽ切りを行って欲しいという望みなのだから、何かあった場合はそれを行うのが藩王の務めなのだが今の現状では難しいことは判っていた。
ちなみに、話にでてくる元締とは主にテキヤ屋台などを収入源とした組織の長で、藩王や副王(仮)のざっくばらんな性格を大層気にいっている。

「影の行動もいいんだけど…ちゃんと報告はまとめといてねぅ。うちは裏やら闇やら悪夢すらも飲み込む友誼の国なんだから」
「はーい、わっかりましたーいってきまーす。」
「あ、元締めによろしく言っておいて。ついでにお土産もよろで」

藩王に釘を刺されながらも、久堂は再び裏の有力者と言われる香具師の元締めとの話し合いを行う為にそそくさと執務室から退席していった。

一方のその頃…
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