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  [No.2229] [固定URL] 課題4日目の11 投稿者:桂林怜夜@世界忍者国  投稿日:2021/01/04(Mon) 21:14:10

新規登録:なし
成功要素
(あなた)
地主の孫娘→地主一族の経済力:パワー3
実質的な大家さん:パワー6★★
周りへの責任感:パワー6★★★三回目なので削除。
周りを守りたいと思う気持ち:パワー5
周りの幸福を最後まで見届ける決心:パワー5
活力に満ちた瞳:パワー6★★
叔父さんとおじさんの幸せを心から願う気持ち:パワー6★★
ウミノリスミ先生のパトロン→ウミノリスミ先生のしっかりしたパトロン:パワー6
身内のため惜しまない努力→身内への献身:パワー6
(居候)
天性のヒモ→ヒモの天才:パワー6
残念すぎるイケメン:パワー6★★
魅了される愛らしい外見:パワー6★
天上の鈴の音色のような鳴き声:パワー6★
作家力:パワー6★★★ 三回目なので削除
読み始めると終わらない引き込まれる文章:パワー5
続きを読みたくなる面白い作品を生み出す力:パワー5
洞察力:パワー6★★
かなりの食いしん坊:パワー5 8つの登録制限につき削除。
劣等感すら受け入れる自己を肯定する気持ち→後ろ向きに前向き:パワー6

(11)主人公(あなた)は悪役と再度戦う。今度は負けられないぞ 難易100(3分)(この課題は10駒で分割できる)敗北はゲームオーバーだ。

前提変換
「悪役に作品を認めさせる」を難易度100とし、「悪役に作品(短編、連作)を認めさせる」を10分割して、10の作品を読ませることとする。

「待たせたな!榊原!!」
「いや、何も待ってないが」
いつものように大量の求人票を持ってきた榊原さんは、仁王立ちして玄関に立ちふさがるウミノリスミ先生を白い目で見ている。
「俺は、小説家だ!」
「元、または自称、な」
「いや、俺は小説家だ。書くことが好きで、書かないと生きていけない。これかまでも、これからも、だ」
「ほう」
榊原さんがいつもと違う雰囲気のウミノリスミ先生に目を細める。
「だから、俺は書き続ける。就職はしない。食っていけるかは分からないが、それでも、書くことを諦めたくない!」
「だが、新刊も出してないだろう」
「それは過去の話だ!」
そう言ってウミノリスミ先生は印刷したばかりの新作を渡した。
「これは、シャドー八千代か?」
表紙に黒猫の絵をそっと描き加えておいた。榊原さんは実は猫好きなのだ。
「みゃあ」
シャドー八千代もウミノリスミ先生の横で読めとばかりに鳴く。
ふん、と鼻を鳴らして、榊原さんは原稿の束を受け取った。
「........」
「どうだ?」

成功要素
(あなた)
地主一族の経済力:パワー3
実質的な大家さん:パワー6★★
周りを守りたいと思う気持ち:パワー5
周りの幸福を最後まで見届ける決心:パワー5
活力に満ちた瞳:パワー6★★
叔父さんとおじさんの幸せを心から願う気持ち:パワー6★★
ウミノリスミ先生のしっかりしたパトロン:パワー6
身内への献身:パワー6
(居候)
ヒモの天才:パワー6
残念すぎるイケメン:パワー6★★
魅了される愛らしい外見:パワー6★
天上の鈴の音色のような鳴き声:パワー6★
読み始めると終わらない引き込まれる文章:パワー5
続きを読みたくなる面白い作品を生み出す力:パワー5
洞察力:パワー6★★
後ろ向きに前向き:パワー6
一時成功要素:
最高傑作の作品:パワー4

パワー6が10あるので、成功。


「そうだな、久々に面白かったよ」
少しだけ笑って、榊原さんは求人票を持って帰っていった。

次から榊原さんはフルタイム正社員ではなく、パートや期間限定の求人票を持ってきた。それも毎回ではない。
しかし、その度にウミノリスミ先生は新作を渡す。どうやら、新作が書き上がる頃に持ってきているようだ。この辺のタイミングの絶妙さが長い付き合いだと思う。
それが10回を迎えた時には、榊原さんは求人票ではなく花束を持ってきた。完結のお祝いらしい。予告もしないのに、流石だと思う。
「どうだった?」
ドヤ顔で胸を張るウミノリスミ先生。
「面白かった。俺の負けだ。もう就職しろとは言わない。存分に書け」
「だが、俺には収入がない」
「就職しろ!!」
花束を置いて机を叩く。
「いや、収入がないわけじゃないんだ。定収入がないだけで。それに就職も」
「就職もなんだ?」
榊原さんが睨む。叔父さんを見上げると、困ったように微笑みだけ浮かべた。
「永久就職したい」
「阿呆!!」
榊原さんが左手で目を覆うと、ウミノリスミ先生は反対側の手を取り言った。
「榊原花純さん、俺を、俺とシャドー八千代を一生養ってください!!」
と、指輪を差し出し、榊原さんの持ってきた花束を掲げる。

一時成功要素:花束と指輪:パワー4

桂林怜夜 > 1D6 → 4 = 4 (1/4-21:11:07)

「この、ろくでなしー!!」
榊原さんのボディーブロウがとても綺麗に決まりながらも、榊原さんの耳は真っ赤だった。
(失恋だな)
遠くで、それでいて近くで、そんな声が聞こえた気がした。


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