公示文/20120214−01
世界忍者国より愛をこめて♪
今年もバレンタインということで、藩王さまを筆頭として女性陣よりバレンタインチョコが用意されています。例年通りではありますが、配布できる範囲で行って仕事がある方に関しては政庁の担当官がお邪魔させていただきますのでご了承ください。
今の混乱の時期に、本当ならばもっと経済的に安定した頃に行わなければいけないことは重々承知しております。しかし、せっかくの年に一回のイベントですしバレンタインでの皆さんへの感謝の気持ちを示したいということで行わさせていただきます。
チョコ
SS:ウォーミングアップ?
「世界忍者のエージェントのみなさん、今回のミッションの発表です」
「「はい、ブルー様!」」
此処はいつもの王宮、バレンタインの3日前に呼ばれた面子は藩王が持ち出したカードゲームで遊んでいた。今回もちだしてきたのは、幸福で有名なレアなゲームだった。
「今回のミッションは、国民へのチョコを作って配るというミッションです」
/*/
「じゃ、ひろきしゃんに負傷2、ね」
「ひ、ひどい、狙い撃ちじゃないですか〜」
「だって、ひろきしゃん、あとクローン1体だけだし。
ぼちぼちゲームにも疲れたし」
「えええ、ひどす。
……いや、確かに疲れてきましたけどね」
「そうそう、それにぼちぼち作業にかからないと、だし」
いまやブルー様を名乗る藩王は、ちらり、と梱包の準備がうずたかく積まれた隣の部屋に目をやった。
「じゃあ、これで負傷3……です。
悪あがきもできません」
はるばるこのためだけに里帰りしてきた海堂が、尋軌に丁寧に止めを刺す。
「う、ううう」
「んと、助けた方がいい?」
それを隣で見ていたくぅが心配そうに聞いた。
「助けたいなら助けてもいいのよ?」
ブルー様こと藩王がいい笑顔を浮かべた。くぅがふるふると首を振る。
「あら、残念。
キャンセル出してきたらそれをキャンセルしようと用意していたのに」
尋軌ががっくりと肩を落とした。この女、容赦がなさすぎる。
「じゃ、取りかかりましょうか〜」
続いて晴々と言うのに、カードゲームを片付けていた皆がはーいと元気な声をあげた。
/*/
「あー面白かったけど、さてさてチョコづくりとしますかね」
「はいさーい、うちは梱包のほうをやりますですよ」
ゲームで一番に脱落した尋軌がチョコの原材料のリストを眺めつつ呟くと、隣で梱包の資材調達を始めたくぅが答えた。
「とりあえず…ココアと砂糖などなど…計1万tあればいいかな」
そう言いながら計画表と人員のリストアップを始めていく。ちなみに、今年は個人で出す分はまだやっていないので夜に梱包する予定にしている。
「作業場は毎年同じにしてっと…しかし、さすがブルー様(藩王)は強かったなぁ…1ミスもなくてゲーム終了だったし…」
「つよかったー」
久堂の次に脱落というか、特殊ルールで記録的な量のトークンを貰って悶絶していたくぅが思い出すように同意して
「さてっと…計画は出来たんで実際に作り始めるとしますかねー。マルチフィクサーのみなさんに頼るとしますか」
「はいさーい」
(文章:結城由羅 久堂尋軌)
SS:おまけ
「そういえばさぁ」
主に梱包を担当していた元ブルー様こと藩王が、包装紙を折りながらおもむろに口を開いた。
「はい?」
包むように出来上がったチョコを運んできていた怜夜が、それに小首を傾げた。
「今日ってさ、バレンタインだけど、ふんどしの日でもあるんだよね」
「……ふんどし、ですか」
怜夜が微妙な顔をした。藩王が真面目な顔をして頷く。
「ここは、包装をふんどしにするべきではないだろうか」
「それ、何の嫌がらせですか?」
「ダメかなぁ」
「下着で包むのはちょっと……」
「残念ねう」
残念なのはあなたの頭だと思う、と、怜夜は思ったが、口には出さずに首を振った。
あ、これ、次の漫才のネタに使えるかも?
(文章:結城由羅)
金庫番申請用
/*/
金庫番申請用:10:世界忍者国:−食料1万t
内容:国民のみなさんにチョコを配ります。(できれば人狼傭兵のみなさんにも配ってあげたいです)
お世話になった贈り先リスト
世界忍者国国民ならびに在住のみなさん
人狼傭兵のみなさん
護民官のみなさん
吏族のみなさん
大法院のみなさん
秘書官のみなさん
佐々木さん・須田さんアルファシステムのみなさん
エミリオ・スターチスならびにソーニャさん
黒にして真珠のくろじゃー
桂林ご夫妻
優羽ご夫妻
アンズ・ユーキさんならびにスキピオ
森精華さん
ふみこさん
今日子さん
猫士・犬士のみんな(チョコ同等の食べられる物で)
世界忍者国を必要としてくださる世界中のみなさんへ、この気持ちとチョコが届きますよう…
Keyword(s):
References:[FrontPage]