アイドレス/大神殿
アイドレス/大神殿
要点など
L:大神殿 = {
t:名称 = 大神殿(施設)
t:要点 = 大神殿,大神官
t:周辺環境 = 市場,都市
詳細データ:IDWIKI:大神殿
イラスト
イラスト:○○ |
要点:X,X,X 周辺環境:X |
設定文
大神殿SS
『玖珂光太郎氏 世界忍者国に来国!!』
このニュースはテーベーによって瞬く間に広まっていった。
国民の9割方はあまり驚いた様子もなく、日々の日常へと戻っていった。
大騒ぎになったのは残りの1割である。
「あの光太郎さんがやってくるんだって!」
「ロジャーさんの密かに思っている人なんでしょ?いいわよねぇ〜広がるわ〜」
(街で話している腐女子の会話より)
国の幹部に至っては大歓迎パーティーを開こうと頑張って準備している。
最近の経緯もあり、豪華とは言いがたいが垂れ幕など手作りで料理も贅沢なものではないが手は込んでいる。
「パーティーも大事だけど…なんか足りないよねぇ…記念になるようなものが…」
藩王である結城由羅の目的は「ロイの幸せ」である。彼の笑顔を見るためにこの国を作ったと行っても過言ではない。
しかし…いいアイディアが浮かばなかった。今はロイの傍には彼の愛する怜夜団長と光太郎までいるのだ。
笑顔が曇る事はもう無いと信じているから、浮かばないと思っていた。
そこへ摂政の久堂尋軌が書類の束を持ちながら決済印を押してもらうために執務室へとやってきた。
書類を執務机の脇の書類に追加すると、由羅の方を向いて。
「陛下、これが今日最後の書類になります。夕方からの歓迎パーティーには間に合わせてくださいね。あ…あと重要な案件なんですが、海堂さんが抜けられた為に神官長の座が宙に浮いております。どうにかしないと…」
「あ、そうか…海堂さんも大変だったものねぇ…って、神官…神殿…!!そうか、神殿を大きくしよう!光太郎来国記念に!」
「へ?神殿を大きくって…あの神殿に更に【大神殿】も作る気ですか!?」
「そうよ!【大神殿】!我らが神であるロジャー・サスケを更に高尚な神に崇めたてるのよ!!ロジャーの幸せは私たちの幸せ!」
「……ぶっちゃけ、ありえな〜〜〜い!!」
まさしく鶴の一声で決まった大神殿建立は、歓迎パーティーのときのスピーチによって正式に発表された。
1年以上前神殿を建立してから、その周りの風景は随分と変わっていた。
当初神殿の周りは農業用地だったのだが、信仰心によって次第に人が集まり通りには露天商が並び始めていた。
そのうちに露天商だけではなく神に収穫の感謝をするために店が立ち並んで食料全般が集まる【市場】へと変わっていった。
【市場】ができるということは流通ができているということである。その流通は【都市】へ食い込んで繁栄させていった。
その神殿が大神殿へとグレードアップすると言うことの意味は単純で、より人々の信仰を厚くさせて更なる繁栄を目指すものである。
しかも、今回の【大神殿】の建立に対しては国上層部以外の力が働いていた。
「……世界忍者は偉大だ。称えなくてどうする?人は崇めるものが無くていけない。この国ではそれが彼だったという話じゃないか。どっかの独裁者よりはいいとは思うが。」
エミリオ・スターチスその人である。世界貴族の彼からお布施とばかりに大量の資金が援助されて、瞬く間に【大神殿】は建立作業を始めていった。
その所為だろうか、完成した大神殿には観光客向けの『世界忍者・貴族博物館』と称して今までの歴史や、世界忍者グッズなどの販売も行って利益を増やしている。
貴族が絡むということは経済が大きく動く。大神殿の建立作業に伴う利益は、市場ならびに【都市】に一時的ながらもバブルとも言わんばかりの好景気をもたらしていた。
【大神官】の官職が誰になるか決まるまでのリリーフとして【大神官】に摂政の久堂尋軌が兼任として就任することが決定すると、急激な慌しさの中でも厳かに建立式が行われた…。
「我らが神、RS、ロジャー・サスケ、ロイ・バウマンの名の下に差別のない愛ある世界を皆さんで築いていきましょう。ラブ&ピース!…って、何で私がーー!!(叫)」
(文章:久堂尋軌)
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