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アイドレス/独自兵器開発

アイドレス/独自兵器開発

要点など

名称:独自兵器開発(イベント)
要点:一般性能要求
周辺環境:−
評価:−
特殊:なし

詳細データ:IDWIKI:独自兵器開発IDWIKI:コメット

 独自兵器とはI=Dでない兵器の総称である。 これらは各藩国が独自に開発し、運用した低性能代替兵器だったが、量産性に優れるために 大量配備されたケースも多かった。

箒型制空用飛行魔道兵器「コメット」

【王宮】

「独自兵器、どうしましょう」

 国民が聞いた。藩王は宣言した。

「戦争は終わったのだ。後は趣味の世界だ」

 そのようになった。(ホントは投票で決めました)

【開発までの経緯】

独自兵器の開発…それはみんなが望んでいたことだった。
「私たちの国でしかできないような兵器を作ろう。そして、ほかの国を驚かすんだ!」と意気揚々に開発が決定した。

しかし……

開発計画は最初の段階から頓挫した。
なにしろ自称ネタの国の世界忍者国である。
いかにもな開発企画案がならび、しかも多数決にするにしても少人数でばらけてしまうという踏ん切りのつかない状況であった。
そして迎えた休戦である。彼らは自分たちの遅さを呪いながらもさらに開発を続けていった。
独自兵器なのに他国からのアイディアをも募集してコンペンションの開催をおこなうという前代未聞の展開になった。

コンペンションはそれなりの成功を収め、新兵器:『箒型・制空用飛行魔道兵器』【コメット(仮)】の開発が進められ完成をされていく。

魔法使い用の飛行ユニット…多色の理力フィールドを展開することにより高速飛行を可能にしたものである。(ちなみに赤の理力フィールドで最高速度になり、その速度は当社比3倍)

これによってARは増加され、タンデムで人を運ぶことを可能にさせていった。

しかし、これ以上の潜在能力があると言われており。それらは今後の実験や訓練によって公開されていくことであろう。

【機体概略】

 「コメット」は「歩兵に制空能力を与える」というその一点のみを機能コンセプトに設計された。簡単に言えば「空飛ぶホウキ」である。

 アウドムラからの技術流用により完成したコンパクトな理力ドライブにより、反重力制御、重心制御、速度制御、そして搭乗者を風圧から守るフィールドの展開を行い、「棒にまたがった状態で人間が空を飛ぶ」という非現実的な現象を実現している。

 せっかく完成させたコンパクト理力ドライブの使い道を間違えているような気がしなくもないが、かっこよさ(もしくはかわいさ)は我が国の憲法で正義と定義されているので問題無い。

 最大搭乗者数は2名。一人は操縦に専念する必要があるので、必然的に攻撃はタンデムしているもう一人が担当する。

 箒自体には攻撃能力は無いが、箒に武器を増設する事は可能。

 風圧に応じて理力フィールドの展開量は増し、外部からは、まるで彗星が一筋走っているように見える。その光景から、「コメット」と名づけられた。

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【再び王宮】

「……綺麗だな」

 藩王は、夜空を眺めながらつぶやいた。  藩国に広がる森の上空では、計5機のコメットによる、連携操縦訓練が行われていた。小回りの効く機動性を武器に、有機的にお互いをサポートし、空を制圧する。その端的な目的に相反して、理力フィールドが空に軌跡を残していく様は、まるで5つの星がダンスを踊っているように見えた。

「……あれを使う事になる日が、出来るだけ先であって欲しい物だ」

 藩王は、誰にも聞こえないように、そうつぶやいた。

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【設定イラスト:カヲリ 設定文:みはえる(経緯のみ久堂尋軌)】


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