FrontPage  Index  Search  Changes  PageRank  RSS  Login

国内イベント/33

世界忍者国秋の大運動会2011

更新情報

2011/09/20 項目新設

物語の経緯

「秋だねぇ」
「そうですねぇ」
「天高く馬肥ゆる秋、食べ物がおいしすぎて太るのねう〜」
「…運動すればいいんですよ」
「それだ!!!」

 秋と言えば運動会の季節です。身体を動かして、脂肪を燃やしましょう! ただ、肉体系だけだと頭脳系が悲しいので、合わせて技術コンペもおこないます。 ふるってご参加ください。

イベント内容

  • 忍者系職業
  • 整備士・ADフィクサー系職業
  • 箒魔女系職業
  • その他一般・子供向け
  • 他国参加コーナー

の技能・技術コンペ(競技)をおこないます。 各職業の内容についてはアイドレスをご覧ください。 各競技の優勝者および上位入賞者には、勲章および食糧(現物)が贈呈されます。

なお、競技に参加するのは基本的に「設定国民のみ」(つまりPCの参加は不可)とします(能力差が激しすぎるため)。 希望が多い場合は、別途PCのみの企画をおこないます。

ついては、PLの皆様には、

  • 競技のアイデア(例:箒魔女系→ツーマンセル空中障害走)
  • その競技の実施情景(SSでもイラストでも可)
  • 設定国民の優勝者・上位入賞者の名前と設定(性別・性格・外見など)

を、

イベントスレッド

までお寄せください。 なお、本企画については他国からもお寄せいただいて構いませんが、競技参加者が他国の方とする場合は「他国参加コーナー」へお願いします。 アイデアは、各職業の枝で構いません。

 量が集まったら、または〆切がきたら、まとめて政策として提出します。

〆切:10月16日(日)24:00→しばしルーズに延期

結果まとめ

忍者系競技

ぬりかべ真贋鑑定(企画:桂林怜夜)

1、運動場に50m分ほど壁(段ボールで作ったはりぼて)が用意されています。1mごとくらいに番号が振ってあります。
2、このうちの一部は、世界忍者系職業の人が変化の術で化けています。
3、偽物の壁(変化の術)を見破った分だけ、ポイントが入ります。

例:
全員発見:30P
半分発見:20P
発見率0:世界忍者チームに15P

見抜くだけなので、国外の人が参加することもできます。

1000m走(妨害あり、ただし殺傷は除く)(企画:くぅ)

○コンセプト

ガチで暑苦しく青春しようぜ。

○内容

ルールは簡単、ゴールに先着したものが勝ち。 なお、着くまでは、殺傷(暴力)を除きどんな妨害をしても可。 こかしたりするのはあり。 武器は足止め以外使用禁止。 (例:鎖鎌で足を絡ませる、その他投げ網とかトリモチとかまきびしとか煙り玉とかいろいろ)

なお、ガチケンカに発展した場合、その時点で失格。 運営スタッフによるお仕置きが当事者に与えられる。 (例:石を抱えて正座)

箒魔女系競技

ツーマンセル空中障害走(企画:結城由羅)

○コンセプト

箒魔女はツーマンセルが基本です。 いつものペアでの技能をみんなに見せ付けてやりましょう。

○内容

2人の箒魔女が、5mのヒモでお互いをつないだ状態で、 空中に置かれた5個の障害をクリアし、ゴールした順で順位を決めます。 5個の障害は以下、

1.長さ10mのドラム(変形あり)
2.10mの範囲に撒かれた的(全てに手でタッチ、タッチすると消滅)
3.10mの範囲を動き回るボール(捕まえて次へ)
4.動き回るボールの運搬(与えられた袋に入れ、2つの取っ手を2名で引っ張って移動)
5.動き回るボールを箱へ入れる(箱は固定だが横に穴が開いている)

収穫競争(企画:桂林怜夜)

箒魔女が箒に大きな籠を吊るします。
収穫したトウモロコシを制限時間内に一番多く籠に集めた人が勝利。
※あくまで競技なので、にゃんばいんは使いません。


イメージとしては、投げたトウモロコシを空中でキャッチします。


このトウモロコシはそのまま焼いて、皆さんでお昼に頂きます。

整備・ADフィクサー系競技

にゃんばいん整備競争(企画:結城由羅)

整備士向け。整備コース

○コンセプト

毎日毎日にゃんばいんの整備ばっかりで飽きてるあなた、 今日こそその腕を競ってみませんか? 我こそはにゃんばいん整備の国一番!と思われる方の参加をお待ちしています。

○競技内容

全国から寄せられた故障したにゃんばいんの整備をおこない、規定時間12時間内での獲得ポイントを競う。

1.もともとの故障ランクで点数が異なる
2.整備結果は採点官である整備士がチェックして点数をつける

なお、採点官である整備士は藩国部隊のADフィクサー分隊がおこない、評議して不公平のないようにする。

参考:T17分隊プラン

国内全地域で予選あり。

お箸でアート!(企画:四方 無畏)

○コンセプト

指先の器用さを競う定番お箸で色んなものを掴んでください!

○内容

様々な掴みにくいアイテムをお箸を使って重ねたり並べたりして組み合わせて作品を作り上げます。
 ・使用できるアイテムの総数は30個まで。
  例)サイコロ:1点 おはじき:2点 …… パチンコ球8点等
 ・アイテム毎に点数が設定されている。
 ・使用したアイテムの総点数と作品の芸術点の合計点を競う。

その他一般競技

借り物競争(企画:くぅ)

○コンセプト

国内に隠された秘密のアイテムを探して届けよう!

○内容

受付で封書に入れられた指示書を受け取ってください。 とあるアイテム名とヒントが書かれています。 世界忍者国内のどこかに隠されているそのアイテムを入手して、 受付までお持ちください。 受け取りから、提出までの時間でランキングし、 100位まで順位に応じた賞品をお渡しします。 (期間は初日〜3日目まで、発表は最終日)

ロイ像スタンプラリー(企画:結城由羅)

○コンセプト

誰でも気軽に参加できる伝統のあるイベント。

○内容

いまや国内に777体存在するようになった、世界忍者国名物のロイ像。 建国以来、特に避難シェルターの位置を示すマークとなってるものや危険地帯で結界(キャンプポイント)として機能しているものは、その位置を確認するためのスタンプラリーが定期的に行われてきました。 また、観光客用に行楽ポイントロイ像のスタンプラリーもあります。 これらのスタンプラリーに加えて、今回は運動会専用スタンプラリーを作成しました。

受付にてスタンプラリー台紙を受け取り、 指定のロイ像を巡ってスタンプを押し、 期間中にお持ちください。 なお、難易度および達成レベルにより、賞品が変わります。 また、運動会専用以外は、期間が過ぎても対応いたします(通常運用)。

その他演技(企画:久堂尋軌)

○コンセプト

日々の研鑽の成果を披露しよう。 目で見て楽しもう。 採点に参加しよう。

○内容

組体操、創作ダンス、応援合戦、などの演技をおこないます。 観客の皆さまには、入場時に投票用紙を1枚お渡しいたしますので、 優秀と感じた組の名前に丸をし、退場時に回収箱へお入れください。 集計し、最終日に優秀者の発表を行います。

SS:準備の情景

 世界忍者国藩王結城由羅は、執務室で珍しく書類と格闘していた。書類を見ると衝動的に逃げたくなる性分であったが、ことイベントとなると書類と格闘するのも苦にならないという生来のお祭り好きであった。

「お祭り、お祭り〜」

 上がってきた企画書を見ながら、場所や人員、そして物資の手配プランを書いていく。会場の設営スケジュール、誘導・警備、運営・進行、ゲストの要員、設営用の資材に参加者・スタッフの食糧、考えるべきことはたくさんある。

1.忍者系

メイン会場:世界忍者大学運動場(4-A)
サブ会場:神殿中庭(4-C)
運営スタッフ:世界忍者大学職員、隠れ里運営スタッフ
現場指揮:濃紺、神崎零

2.箒魔女系

メイン会場:大観光地近郊とうもろこし畑上空(4-A)
サブ会場:ファームタイプの遊園地上空(4-A)
運営スタッフ:大観光地・遊園地の施設職員
現場指揮:久堂尋軌、大神重信

3.整備士系(ADフィクサー含む)

メイン会場:駅ビル・コンベンションセンター展示会場(大)(4-A)
サブ会場:組織/開発局/中央整備工場 (4-C)
運営スタッフ:整備工場・病院職員
現場指揮:優羽カヲリ、可銀

「こんな感じかな?」

 さらに、病院に配置されている9匹以外の38匹のうち30匹の猫士・犬士を、10匹ずつ各部署に配置する。

「全体を統括する部署がいるなぁ」

 由羅はおもむろに数行を付け加えた。

0.中央指揮所

場所:王城
運営スタッフ:天文台政庁職員
現場指揮:結城由羅

「ここに残りの猫士・犬士を8匹、と」

 まあ、そのうち1匹はあある・えすだろな、と呟く。

「物資は、テント、器具、ということで、生物資源を供出して加工を業者に発注…」

 以前産業振興で力を入れた軽工業関連産業へ発注してやれば、景気振興にもなるだろう。

参考:世界忍者国・産業育成ページ

「後は、外貨獲得とイメージ向上・移民誘致あたりかね」

 まあ、この辺は中央指揮所でごそごそやろう、とメモをしておく。

4.その他連動イベント

「オンリーコンの方は、ロイケットの運営会社に丸投げしとこう…」

4.1.運動会オンリーコン

会場:駅ビル・コンベンションセンター展示会場(中)(4-A)
運営スタッフ:有限会社ロイケット

 ま、慣れたところがいいよね、的な何かで、などと呟きながらこれもメモ。

4.2.秋祭り

会場:中央神殿周辺
運営スタッフ:神殿所属神官
現場指揮:桂林怜夜、くぅ

「…そうそう」

 書類の山から桂林怜夜から上がってきた企画を拾い出して、連動イベントに組み込む。

久堂尋軌 > あ、屋台もないと
くぅ > 手裏剣焼き、手裏剣焼きを出す(人形焼的なノリで
久堂尋軌 > チャイナ&バニーのブロマイドも売っちゃう
くぅ > ミニロイ像を売ろう(キリッ

 くぅも乗り気だったことを思い出し、現場指揮に割り振った。

4.3.箒装備で航空ショー(オープニングセレモニー出し物)

 某摂政からの提案メモを取り上げる。

【とりあえずお祭りなのでブルー●ンパルスな事を(ぁ】

「言い出しっぺの法則というのがあってだな……」

 オープニングセレモニーに突っ込みつつ、指揮担当に摂政の名前を追記した。

4.4.オープニングセレモニー

会場:王城中庭
運営スタッフ:中央指揮所運営スタッフ
現場指揮:結城由羅、摂政s、大神重信

「オープニングイベントには例によって、
 アイドル2名を起用。
 あと、チャイナ&バニーも投入、と」

 メイ・リンと卯月律、あと一人いなかったっけ?
 チャイナ&バニーの衣装は兎ボーイでブルマ?

「楽しくなりそうねう」

 想像してくっくと笑う由羅藩王であった。

 なお、後にバニー役の真神貴弘から苦情が出たため、バニー役についてはウサボーイの正装「うさみみにタキシード、懐中時計」に改められた。

(作:結城由羅)

SS:イベント・航空ショーでの一幕

「なぜ、こうなった…」

 濃紺は青い空を見上げるようにしながら、一言つぶやいた。そして焦るかのように時計に目をやっている。

「えー、何言ってるんですか。ハンターキラウィッチですよ!ウチの虎の子ですよ」

 隣で同じように空を眺めていた久堂が濃紺に反応するように答えると、瞑想通信を使って指示をしている。

 今行われているのは、ハンターキラウィッチ部隊によるコメットでのアクロバティック飛行の真っ最中であった。コメットによる軌跡で空には綺麗な尾が引かれている。

 今回、ハンターキラウィッチ部隊を統括するに辺り二人の摂政ももちろん同じような格好をしている。根源力の関係で着れない部分はコスプレの衣装のように外見だけを整えた。

 二人の今回の衣装は白と紺の対極のセーラー服姿。オプションなのか、なぜか機関銃を背負っている濃紺とヨーヨーを持っている久堂(手甲をつけるという案が本人は「初代がいい」と意味不明な事を呟いてる)であった。

 なぜ、摂政二人がハンターキラウィッチ部隊にいるのかというと藩王のハンターキラウィッチ部隊への配慮ともいえた。

 あまり知られてはいないが、ハンターキラウィッチ部隊は佐々木社長のもとで国内を走りまわっていることが多い。それこそ、国を守る為に東奔西馳の毎日だ。
 これに根源力制限もともない、少数精鋭によって成り立っている。 まさしく久堂が言っていたように虎の子と言っても良いだろう。

「まぁ、すごいなんだけど・・・慣れない。っていうか、早く終わらせないと…、今日子に見られ(ry」
「えー、世界忍者の摂政なんですから、そこらへん割り切りましょうよー」

 焦る濃紺に比べて、さして外見を気にしてない久堂は怖くなかった。好きな人の前に最初から女装魔女と言われるハンターキラウィッチのアイドレス姿で会ったというのも一因の一つだろう。恥…それを考えるのは打算の結果次第と割り切ってるが半分自棄にひとしい。

「せっかくの運動会なんですから、国民のために頑張りましょうよ。あと15分位ですからー」
「まぁ、そうだけど…って、ジルバリーダー!何やってるの!もう少し左へ!」

 さすがに焦りながらも飛んでいる小隊に指示を出すと、まずは運動会を成功させよう。そして、早く着替えないと今日子に見られると焦る心を冷静に切り替えようとするのであった。

(作:久堂尋軌)

SS:連動イベント・秋祭り

 アイドレス/トウモロコシ畑の地鎮祭で行われた野良着ロイ像のお披露目に打ちのめされた桂林怜夜団長は、独自に秋祭りの企画を始めた。 面白がった女王の「運動会イベントと併設でやればいいんじゃね?」というひとことで、実行に移されることになった。

 特産品/とうもろこしの屋台を初めとする出店。 新作の特産品/ベマーラブランデーのお披露目と、ついでにそれを使ったカクテルやお菓子作りの体験教室でお酒に弱い人や女性客の心もGET. 団長の郷里の祭りを参考に、武芸の奉納やお神輿。 牛鬼、という本人もよく分かっていない山車や獅子舞などの企画も終え、後はお神輿だけとなった。

 お神輿事態はさほど華美にしたくもなく、かといって祭りの中心。 ましてや神そのものが町を練り歩くとなると、それなりの大きさは欲しい。 そういった兼ね合いで、結局、白木のお神輿が一体だけ作られることになった。

 神崎零管轄の組織/赤の騎士団/神殿を小さくした倉庫くらいの大きさで、中にはロイ像が一体。これだけは一応黄金に塗られている。 担ぐとしたら大の男が数人と言ったところか。

 と、そこへ、祭り装束を身に着けた久堂尋軌摂政が現れた。

「陛下ー団長ー。こんな衣装でどうでしょう?」

 真っ青な法被の背中には大きく『祭』の文字。額には鉢巻をして、腰には粋に忍者刀を差している。
が。

「ちょ・・・尋軌さん、太もも、見えてます!!下に何か穿かないと!」
「やだなー、団長。これが最近の流行ですよ」
「でも、せめて猿股くらい!!」

 二人の押し問答をよそに、結城由羅は別のことを考えていた。

 あの法被、もうちょっとでふんどしが見えそうねう。

 もしくろじゃーが着てくれたら。いや、くろじゃーが旅立ったとしても、ロイ・ケイリンは参加する。せくしー衣装と肉体美を誇示する機会を見逃すとは思えない。

 ああ、人妻・・・・・・・いや、人夫もいいかもしれない。鍛えた筋肉にふんどし。もうちょっとで見えそうで見えないあの法被の長さが恨めしい。

「ちょ、はんおーさま!
 鼻血!
 鼻血噴いてます!!!」

 ぷしゅうと女王が鼻血を噴き出し、現場は騒然となった。この流血の大惨事の結果、法被の裾の長さは延長されることになった…。女王が残念がったのは言うまでもない。

(作:桂林怜夜、編:結城由羅)

SS・四方無畏の観光

 羅幻王国の四方無畏は、世界忍者国の4-C地区と呼ばれている王城を含む区画をぶらぶらと散策していた。いつもは、人通りの少ない王城周辺であったが、現在は「秋の大運動会2011」というイベントが開催されているため、人通りが多かった。

 王城からは少し外れた湖の傍にある中央神殿――中には3体のロイ像が並び、その地下には御本尊が安置されてるという、その神殿の前の広場および門前通りには、連動企画である秋祭りの屋台が並んでいた。

「新発売!
 手裏剣型饅頭、手裏剣焼き!
 旨いよ、安いよ〜」
「チャイナ&バニーブロマイド、
 運動服バージョン入荷してるよ〜!」
「ミニロイ像置いてます〜
 オリジナルビキニタイプ以外にも、
 こたつむりロイタイプ、
 などいろいろ取り揃えてますよ〜
 世界忍者国の思い出にいかがですか〜」

 売り子の呼び声に、買い手の声が混ざり、大した賑わいになっていた。

 買付けのついでの観光ということで、今日は一日市場の視察という名目で羽を伸ばすつもりでいたが、そこは羅幻王国の商売人の性というもので、ついつい新商品に目が行ってしまう。

(この食材は面白いなぁ
 silver vineの新商品に使えるかなぁ
 いや、むしろうちの国のあれと合わせれば……)

 特に食料品には、レストランsilver vineのスタッフであるため、アンテナが動く。前回の訪問時には、発売されたばかりの特産品/ベマーラブランデーを買いこみ、新作の「羅幻コーチンのブランデー煮」を開発していた。

「お、お客さん御目が高い。
 それは、ここのところの農業改革で本格的に生産されるようになった、
 落花生ですよ」

 アイドレス/トウモロコシ畑の生産向上を目指した農業改革については知っていた。というか、四方無畏はその立役者の一人であった。そのトウモロコシとの輪作のために落花生が導入されることになったのも知っていたが、こうして生産物として直に目にすると感慨深いものがあった。

「味見しても?」
「どうぞどうぞ」

 ほの甘く香り高いその落花生は、砕いてソースに入れるといけそうだった。お土産に一袋とsilver vineにとりあえず5kgを求めると、店の親父は破顔した。

 そうこうしているうちに、しゃーんと鈴が鳴らされ、人がわらわらと大通りの方へ移動し始めた。

「あれは?」
「ああ、今から神輿の行進があるらしいですよ」

 なるほどねぇと頷きながら、その人だかりの多さに少々萎える。午後にもまたあるというので、それは後で見ることにして、人のいない間にスタンプラリーを済ませることにした。

 運動会専用というタイトルがついたスランプラリーの台紙には、7か所のスタンプを押すシートと、どこにそれらのスタンプが置かれているかの指示書がついていた。全部埋めると、粗品のミニロイ像運動会限定版とトウモロコシ菓子がもらえるらしい。

「…限定版って欲しがる人がいるのだろうか?
 まぁ、欲しがる人いなかったら団長に押し売りするなり、チャイナに押しつけるなりすればいいか。」

 首を傾げながらも、いつも通り(?)の悪戯計画に目を輝かせながら、嬉々として中央神殿のロイ像足元に置いてあるというスタンプ台を目指す。

 今日は、屋台でご飯を最低5食は食べた後、神輿を眺め、その後四方無畏がアイデア公募期間に提案し採用された「お箸でアート!」という競技を見に行くつもりであった。
むしろ自分も飛び入りで参加する気な四方無畏(器用40)である。

「色々あるけど体1つじゃ見切れないなぁ。
どうしても見れそうにない競技には私の発明品である試作302代目バッタ型カメラを放って録画させておくか」

 入国時に渡されたパンフレットに並ぶ競技名を眺めながら、四方無畏はうきうきと呟いた。

(作:結城由羅、加筆:四方 無畏)


戻る→イベント

Last modified:2011/12/15 22:40:00
Keyword(s):
References:[イベント] [公示文/20131014−01]