新・世界忍者国 作業掲示板
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  [No.250] [固定URL] 保育園SS 投稿者:ソーニャ  投稿日:2009/02/03(Tue) 15:03:56


・保育園設立の経緯
 世界忍者国には、ここ最近でかなりの数の【保育園】が設立されている。これは、ケルベロス作戦の折に戦災でよりどころをなくした子供達の保護、夫を亡くした妻子の国内雇用の推進、国外流出者の呼び戻しといった戦後、世界忍者国内に残された大きな爪痕を癒す為、国内政策の一環として早急に整備がすすめられたものである。

・保育園の現状
 【BALSS】がコロコロと広い庭を転がる。【子供たち】がきゃっきゃとはしゃぎながらそれを追いかけて遊んでいる。その様子を見守りながら【保母】さん達は、まだ歩く事もおぼつかない乳児達の世話に奔走していた。端から見ても保母さんは忙しそうだ。
 BALSSのおかげで幾分かは保母さんの作業負荷は軽減されているものの、現状は人手が足りていない状況にある。これは、人狼領の男達がいなくなったことで女性が働くほかない状況が発生し、保育園に預けられる子供の人数が極めて多くなったのである。保育園側も対応を行なっているがまだまだそれが行き届いているとは言いがたい。

・ある日の保育園
 園長先生は事務室で難しい顔で帳簿とにらめっこ、むー、国からの助成金も出ているけれどもう少し職員の数を増やせないかしらと考えている。どこかに削れる出費がないものかと探しているのだ。
「こんにちはー!」
「あら、ソーニャさんいらっしゃいませ」
「えへへ、また遊びに来ちゃいました」
「まぁ、園児達も喜びますわ」
 ここ最近ソーニャはこの保育園を見て回っている。元が子供好きなのだ。お話を読み聞かせたり、一緒に遊んだりと、実に楽しそうにやっている。今日も、絵本を片手に子供達読んでみせていた。お話が終わると子供達は次第にまどろみ、お昼寝の時間を過ごす。あどけない表情で眠る子供達を見ながら、再びソーニャは園長先生と会話する。
「いつも、助かりますわ」
「いえいえ〜、とっても楽しいです、それでここ最近はどんな感じですか?」
「もう少し職員の数を増やしたいですね」
「なるほど、確かに年長組にも保母さんがしっかりついて居た方が良いように感じました、設備はどうですか?」
「遊具や、教育関連道具は申し分ない数を揃えて頂いてますのでとても助かっています。………そうですね、出来れば保育園の外での教育を受けさせてあげたいと考えています。畑で芋掘りや、水族館、動物園の見学等ですね」
「分かりました、藩王様、エミリオに伝えておきます。それにHOKKE財団からの支援を得ています色々教えていただければ、提案、反映させていきます」
「心強いです。一昔前までは上が何をやっているのか正直気味悪く思っていましたが、こうして直に接してみると違うものですね」
「ええ、話してみなくちゃ分からない事、実際に見てみないと分からないもの私達もようやくそこに気がつくことができたんです。それでは園長先生、また来ます!」
(ソーニャ、ストーリーテラーのアイドレス着用で、行動を行なっています)


・保育園の今後
 設備投資が先行したためか、現状はこれを維持する人員不足が指摘されている。また、教育面では、園内での教育だけに留まらず一般社会の見学や農業体験学習等を通じた課外学習などを強化する要望が上げられている。コレに対し国内では保母さんの募集枠を広げるとともに保母資格試験の回数を年2回から年4回に拡大、国内の学校への就職の呼びかけ、HOKKE財団のから援助資金による復興予算の見直し等が行なわれる。
 関連して、国外に流出した国民の呼び戻しが軌道に乗ればさらに保育園の需要は高まる見込みであることから、可決される見通しである。


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