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アイドレス/保育園

アイドレス/保育園

要点他

IDWIKI:保育園

L:保育園 = 
 t:名称 = 保育園(施設)
 t:要点 = 子供たち,保育園,保母さん
 t:周辺環境 = BALLS
 t:評価 = なし
 t:特殊 = {
  *保育園の施設カテゴリ = 国家施設として扱う。
  *保育園の位置づけ = 生産施設,教育施設として扱う。
  *保育園の特殊1 = 毎ターン生産フェイズに犬妖精/猫妖精+1機される。この時食料は必ず−1万tされる。
  *保育園の特殊2 = 保育園を保持する国家の全アイドレスは知識評価に評価+2される 
 }

参考:特殊2の範囲

保育園設立の経緯

243.jpg
担当:カヲリ

 世界忍者国には、ここ最近でかなりの数の【保育園】が設立されている。

 これは、ケルベロス作戦の折に戦災でよりどころをなくした【子供たち】の保護、夫を亡くした妻子の国内雇用の推進、国外流出者の呼び戻しといった戦後、世界忍者国内に残された大きな爪痕を癒す為、国内政策の一環として早急に整備がすすめられたものである。一部の保育園は、職住近接の実践として、新規に作られたアイドレス/食品加工工場に隣接するように建てられ、母子家庭の支援となるように支援された。

 ちなみに、特に設立に興味を示したのは組織/開発局/中央研究所所長の国民/可銀であった。彼は動物も機械も問わず愛を持って接することで定評があった。頭の上の蜘蛛はそのシンボルとも言える。

 保育園の周辺環境を聞くと、身もだえして喜んだ。

「BALLSですか!」

 そう、彼は【BALLS】フェチであったのだった。それから、開発局では、保育園導入済みの周辺国から取り寄せたBALLSをベースにTLO対策調整がおこなわれ、保育園への配備実験がおこなわれた。…ということを口実に可銀所長(かつて中央研究所が中央整備工場と呼ばれていた名残で、工場長と呼ぶものも多い)が、保育園に出没する姿が見られた。たまに戻ってこないことに痺れを切らした所員に引きずられて戻っていく姿が見られたという噂もあったが、定かではない。
(文章担当:国民/結城由羅

必要なのは

 働く母親に必要な援助を。
 これが世界忍者保育園設立のきっかけの一言だった。

「与えるものじゃなく、自立を促すものにしたいねう」

 国内の働く女性の筆頭、どころか、数人分以上の仕事をこなす結城由羅藩王が重々しく口を開いた。

「国が守ることもできますが、それだと彼女達や子供達は一生誰かに頼って生きていかないといけない。何より国の補助や資金の援助には限界があります」

 鐘音財務大臣が続ける。

「それなら職場と保育園からですね」
「トワイライトスクールも併設しましょう」

 わいわいと皆から意見が出る。

「でも、保育園で過ごすのは子供なんだから、子供中心で考えましょう」

 何気ないエド・戒の一言が、今後の流れを大きく変えることになった。

「どのようなこれからの世界忍者国の子供になって欲しいか」

 黒板に大きく書かれた文字の前に、学級委員よろしくみはえる元摂政が立っている。黒縁眼鏡に学生時代のローブのような制服。横には真っ赤なミニのスーツと眼鏡着用の藩王。

「意見のある人ー」

 はい、はい、と元気よく手が上がる。何故か皆、学生服姿だ。

「まずは元気に逞しく」

 濃紺摂政の答が黒板に書き込まれる。

「全てを受け入れる大らかな心が我が国の美徳ですよ」

 尋軌摂政。今回、子供の気持ちを考えるために学級会風にしたのは彼だが、どこから人数分の制服を集めてきたのかは何も言わない。サイズがぴったりで、皆の出身校に似ていることも謎だった。だが、世界忍者国では普通のことである。

「ちゃんと計画性のある子に。行き当たりばったりで傭兵してちゃめーですね」

 誰かの言葉に、一瞬沈黙が広がる。

「…合併前から産業としてあったんだから、計画性がなかったのは受け入れ側ねう」

 女教師姿の藩王からやんわりと指導が入る。200万にのぼる死者を出したことは未だに痛恨として苦く心に残っている。

「計画性・・・・まずは宿題をきちんとする子に?」
「宿題は夏休みの最後の日にやっていたねう」
「奇遇ですね。私もです」
「私も」
「やらなかった(えっへん)」
…以下略。

「夏休みの宿題は最初の数日で終わらせるものですよー」
「いえ・・・・・、毎日するものですー」

 数人の女性の意見は南国の太陽に対する森の霞のようにはかなく消えていった。

/*/

――黒板が真っ白に埋め尽くされた頃――

「…えーっと。まず、理想的な国民を考えよう」

 意見が出すぎて、保育園の方針が決まらないという事態になりつつあったので、話題が変えられた。ちなみに、大事な部分はみはえる委員長がノートに書き込んでいる。

「理想的な国民・・・・・」
「わたしわたしー」
「美少年ハンターだらけの国って怖くない?」
「へーかとくろじゃー」
「いや、待て」

 くぅの意見にビシと教鞭を突きつける由羅先生。ほんのり頬が赤い。

「私は・・・・うっかりだからダメです」
「ぼくー」
「駄犬は黙ってろ」
「となると・・・・・」

 一堂、じっとただ一人を見つめる。見つめられた本人はほえ、という顔をしていた。

「カヲリさんしかいないねう」
「優羽・・・・・優しい気持ちを持った子に」
「それだ!!」
「犬と猫との融和の象徴にもなりますからね」
「玄乃丈さんは犬じゃないですー!!私も猫妖精じゃないですし・・・・」

 優しいが故に、それ以上強く言えなかった優羽カヲリの目に、によによした一堂の視線が酷く鋭く突き刺さったのだった。
(文章担当:国民/桂林怜夜

その時 所長が動いた

 図面を引いていた手が止まる。

「・・・・・んー」

 暗い部屋の中、蜘蛛を頭に猫を膝の上に乗せ、一人考え込む男をモニターからの光だけが照らしている。

〜ある日の王宮ロビー〜

 保育園と食品加工工場を建設するにあたって、藩国民同士で話し合っている。

「保育園に医者を配置すれば親御さんも安心ー。」
「じゃあ、いっそのこと保育園と工場隣接させるとか。」
「おぉ なら食堂を共有にして親子の触れ合う機会を増やすとかー」

 そんな中一人の男が、尋軌摂政に質問する。

可銀「っと、そうだ。」
可銀「保育園にBALLSが必要って本当ですか!?」
尋軌「はい。 保育園にはBALLSが必要です。」
可銀「おぉ やったー(笑」
尋軌「ですが・・」
可銀「??」
尋軌「BALLSは色々とヤバイので最悪人形とかでも・・」
可銀「!! いや、何とかしますっ 私にやらせてくださいっ!!」
尋軌「んー・・・ なら、ですね・・」

 モニターからの淡い光に照らされている男は、すでに他国で導入されていたBALLSの資料に目を通し、又考える。取り寄せたサンプルは解体されて、分析にまわされていた。

 本来のBALLSはまぎれもなくTLO技術の結晶である。もし、完全に機能するBALLSが一体でも野に放たれれば、彼らは瞬く間も無く増え世界中に浸透していき・・・そして、BALLS達に悪意は無くとも様々な悲劇を呼ぶだろう。

 それは分かる。だから、彼らと共に生きるならば
 彼らからTLO技術を取り除き情報を隠す必要があった。

「・・・・・」

 眼鏡に、書きかけのBALLSの図面が映り込む。

 TLOに対する危機感から、尋軌摂政より課せられた条件は二つ。

1.ハードウェアとソフトウェア両面での性能に限界を設ける。
2.BALLS開発情報と技術の秘匿。

 この二つを守る為に部下も付けず一人考え込んでいる。 けれど、根をあげるわけにはいかなかった。

 BALLS達がいてくれれば、保母さんの助けになるし 子供たちの友達にもなってくれる。
 そして何よりも、男自身がBALLS達が大好きで彼らに会いたかったから。

「・・・!」

 何かを思いつき男は、再び図面を書き進めていくのであった。
(文章担当:国民/可銀

BALSS誕生

 お母さんとは?

「こ・こ・は。独身者が決めるのがいいですねー」
「現実を知らない方が理想を語れますよねー」

 摂政たちは頭を悩ませていた。 いきなり、『お母さんとは?』という壮大な命題を纏めるように言われたのだ。
 保育園に設置する予定のBALLS。限りなくTLO部分を削除することが求められたBALLSなのだが、では必要な機能は何なのだろうか?

BALLS達がいてくれれば、保母さんの助けになるし
子供たちの友達にもなってくれる。

 可銀工場長の要請を受け、上記の依頼を満たす条件を取捨選択することとなった。
 一部から盛り上がった青いタヌキ型ロボットは、TLOの極みだった為に却下された。
 結局、保母さんが一番近く、理想的な保母さんはお母さんみたいな人、だった。では、理想的なお母さんは?という疑問が出た時点で女性陣が逃げたのだ。照れたとも言う。
 そして、残された男達は机を囲んで呪詛のようなうめき声を出し続けるのであった。

 彼女もいないのに、何故・・・・・。
 同じ誕生日の来須にはニーギという可愛い彼女がいるのに・・・・・
 延々と6ニムトをしながら、呪いの言葉を吐き続ける摂政’s。

いいお母さんとは一体?
いいお父さんとは一体?
そもそも彼女って何だ?
きっと可愛くて
  きっと優しくて
きっと手料理作ってくれて
きっと朝は優しく起こしてくれて
きっと冗談で場を和ませてくれて
きっと・・・・・・

「俺、尋軌さんって書いて提出すればいい気がしてきた」
「まて。現実に騙されるな!夢を!夢を手放すんじゃない!」
「だって、尋軌さん、さっきからお茶を淹れてくれて、優しいし」
「でも、オヤジと喧嘩している時は優しくなかったな」
「ああ、悪戯しててもすぐに追いかけてきて怖かったんだ」
「隠れててもすぐに見つかるしな」
「後ろにも目があるってああいうことを言うんだろうな」
「と、いうわけで試作品。名付けてBALSSです」

 ころん、と転がってきたのは見た目は普通のBALLSだった。

「BALLS?」
「いえ、BALSSです」

 自信を持って差し出す可銀工場長。

「Sは牧羊犬のSなんです」
「ふーん」

 と短く呟く藩王の前で、可銀工場長が手にした普通のゴムボールを遠くへ投げた。すると、BALSSが猛スピードで転がって、ゴムボールを追い越し、跳ね返す。何度繰り返しても、ゴムボールが一定の距離から離れないようにしてある。

「子供が怖いのは行方不明になることと飛び出すことですから。園内から飛び出すおもちゃは全て回収し、子供達も外に出さないように設定してあります」
「おー」
「数タイプに色分けして、それぞれに個別の機能を持たせることでTLO化を避けてあります。このBALSSはおもちゃの管理に特化しています。こちらのBALSSはけが人運搬機能のみです」

 ぱちぱち、と手を叩く藩王。

「人格を持ってしまうとTLOとなってしまうのですが、容量的にそこまでの計算能力はありません。発話機能はなく、簡単な日常行動の指示のみを理解します。指示の理解状況はこの部分の液晶の絵文字で確認できます。子供たちの優しいパートナーになれるように調整していきたいと思います」

 ぺこり、と頭を下げた工場長の足元で、違う色のBALLS達が、疲れ切った男達をベッドへと運んでいくのだった。

保育園の現状

267.jpg
担当:国民/カヲリ

 【BALLS】――開発局により機能制限されたそれにはBALSSという別名があった――がコロコロと広い庭を転がる。【子供たち】がきゃっきゃとはしゃぎながらそれを追いかけて遊んでいる。

 その様子を見守りながら【保母】さん達は、まだ歩く事もおぼつかない乳児達の世話に奔走していた。端から見ても保母さんは忙しそうだ。

 BALSSのおかげで幾分かは保母さんの作業負荷は軽減されているものの、現状は人手が足りていない状況にある。ここに配備されたBALSSは、開発局で調整され工場生産されたもので、自己増殖能力はなく、言語機能他高度な機能は大幅に削減され、色別に機能が分けられ単機能化していた。このため、単純な指示による手伝いや子供の見張りおよびおもちゃとしての役には立っているが、それ以上の手伝いにはなりにくいのである。

 また、人狼領の男達がいなくなったことで女性が働くほかない状況が発生し、保育園に預けられる子供の人数が極めて多くなっているのにも原因があった。保育園側も対応を行なっているがまだまだそれが行き届いているとは言いがたい。

ある日の保育園

 園長先生は事務室で難しい顔で帳簿とにらめっこ、むー、国からの助成金も出ているけれどもう少し職員の数を増やせないかしらと考えている。どこかに削れる出費がないものかと探しているのだ。

「こんにちはー!」
「あら、ソーニャさんいらっしゃいませ」
「えへへ、また遊びに来ちゃいました」
「まぁ、園児達も喜びますわ」

 ここ最近ソーニャはこの保育園を見て回っている。元が子供好きなのだ。お話を読み聞かせたり、一緒に遊んだりと、実に楽しそうにやっている。今日も、絵本を片手に子供達に読んでみせていた。

 お話が終わると子供達は次第にまどろみ、お昼寝の時間を過ごす。あどけない表情で眠る子供達を見ながら、再びソーニャは園長先生と会話する。

「いつも、助かりますわ」
「いえいえ〜、とっても楽しいです、それでここ最近はどんな感じですか?」
「もう少し職員の数を増やしたいですね」
「なるほど、確かに年長組にも保母さんがしっかりついて居た方が良いように感じました、設備はどうですか?」
「遊具や、教育関連道具は申し分ない数を揃えて頂いてますのでとても助かっています。………そうですね、出来れば保育園の外での教育を受けさせてあげたいと考えています。畑で芋掘りや、水族館、動物園の見学等ですね」
「分かりました、藩王様、エミリオに伝えておきます。それにHOKE財団からの支援を得ていますので、色々教えていただければ、提案、反映させていきます」
「心強いです。一昔前までは上が何をやっているのか正直気味悪く思っていましたが、こうして直に接してみると違うものですね」
「ええ、話してみなくちゃ分からない事、実際に見てみないと分からないもの私達もようやくそこに気がつくことができたんです。それでは園長先生、また来ます!」

 そういってソーニャは帰って行く。彼女はここ最近国内の様子をつぶさに観察しながら、国民の意見や、要望を聞き取り続けていた。この動きは、彼女だけにとどまらず世界忍者国の主要なメンバーにも広がりを見せていた。
(文章担当:国民/ソーニャ/ヴァラ/モウン艦氏族/スターチス

保育園の今後

 設備投資が先行したためか、現状はこれを維持する人員不足が指摘されている。

 また、教育面では、園内での教育だけに留まらず一般社会の見学や農業体験学習等を通じた課外学習などを強化する要望が上げられている。

 コレに対し国内では保母さんの募集枠を広げるとともに保母資格試験の回数を年2回から年4回に拡大、国内の学校への就職の呼びかけ、HOKE財団のから援助資金による復興予算の見直し等が行なわれる。

 関連して、国外に流出した国民の呼び戻しが軌道に乗ればさらに保育園の需要は高まる見込みであることから、可決される見通しである。

(文章担当:国民/ソーニャ/ヴァラ/モウン艦氏族/スターチス


備考:文章担当者(ソーニャ)からのコメント
※ソーニャ、以下のアイドレスを着用して保育園へ乗り込んでいます。
・高位森国人+ストーリーテラー+ハンターキラウイッチ+テストパイロット


体:筋:耐:外:敏:器:感:知:幸
5:3:4:13:8:9:9:11:8


ストーリーテラーの特殊
*ストーリーテラーは外交戦行為が出来、このとき+3の修正を得る。
*ストーリーテラーは物語を語る際に外見に評価+3される。
*ストーリーテラーは助言を与えることでき、与えられた存在は次回判定時に+1の修正を得る。

(補足・修正 :国民/結城由羅)(整形:国民/久堂尋軌


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