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部隊番号 :R
チェック :
部隊名 :10-00217-01
人員数 :1
着用アイドレス :久堂尋軌(T22),126077
装備 :世界貴族の装備,117055 (RD5)
装備 :忍者の基本装備,32018 (RD3)
装備 :蝦蟇Q,114238 (RD2)
装備 :摂政が使う所有物と立ち居振る舞い,16567(RD3)
単一RD :RD158,RD5,RD3,RD2,RD3、合計RD154 #アイドレス内装備RDも列記しているが合計には含まない
消費食料 :1
消費燃料 :3
#参考URL http://maki.wanwan-empire.net/parts/as_tree/126077
PC編成はこちらまで。
共和国への編成書式の提出〆切:16日20時想定
芝村さんへの提出締め切り:23時
チェックもあるので、国内の編成書式〆切は、16日18時とします。
今期のPC・ACE作成チェックリストはこちらを参考にしてください。
https://togetter.com/li/1180781
編成書式は前回のものをコピーして調整するのが早いと思います。
前回提出編成: http://richmam.xtr.jp/neokingdom/wforum2/view.cgi?no=1763
カヲリさん:3:1
カヲリさんちのお子さん:0:1
玄乃丈さん:2:1
ひろきしゃん:3:1
山羊舐さん:3:1
まがみん:3:1
団長:3:1
ロイ:3:1
王猫:3:1
藩王:3:1
ネコリス:3:1
くろじゃー:3:1
とーやくん:3:1
ここまでで魔力計35(評価8),食料計13(評価6)
(各員魔力消費3に削るための)RD159以下への調整はまだ途中(文殊重くて作業停止中)
こちら編成作業枝となります。
久堂 尋軌>芝村裕吏さん
たびたびの質疑になってしまい、恐縮です。現在世界忍者国では兵員を運ぶ兵員輸送車を流用作成させていただき、輸送行為に使おうと考えております(ヒロキが兵員輸送車自体は所持しております)
Q1 PCは魔力消費をするので、アイテムとして組み込んだ兵員輸送車も設定的に魔力消費になりそうですが、問題が発生しそうでしょうか?回避するための手段がありましたら教えていただけると助かります。
Q2 兵員輸送車の操縦なのですが、資格設定として所持してから何度も運転をしているというのを作っております。忍者なので歩兵扱いだとおもうのですがパイロット職は必要になりますでしょうか?
芝村裕吏>久堂 尋軌さん
A1:爆発すると思う
A2:パイロットじゃなくて運転手じゃねえの?
久堂 尋軌>芝村裕吏さん
ありがとうございます。そうなると、兵員輸送車はあきらめた方がよさそうですね。
チェック :
部隊名 :10-00678-012
人員数 :1
着用アイドレス :T22の山羊舐(再まとめ版),
装備 :忍者刀,47128
装備 :忍者の基本装備,32018
装備 :きれいな水,170921
装備 :ニンジャバッグ,170922
装備 :食糧,170923
装備 :猫缶,170924
単一RD :RD159 RD12 RD3 RD1 RD1 RD1 RD1 合計RD159
消費食料 :1
消費燃料 :3
チェック :
部隊名 :10-00212-01
人員数 :1
着用アイドレス :桂林怜夜(T22),150958
装備 :忍者刀,47128
装備 :忍者の基本装備,32018
装備 :世界忍者の奇抜な外見,31989
装備 :新世界忍者としての新装備,115853
装備 :蔦の結婚指輪,143121
単一RD :RD159 RD12 RD3 RD2 RD3 RD5 合計RD159
消費食料 :1
消費燃料 :3
*部品構造
-大部品: T22の山羊舐(再まとめ版) RD:159 評価値:12
--大部品: 隠蔽行為 RD:1 評価値:1
---部品: 北国人的外見
--大部品: 行政行為 RD:5 評価値:4
---部品: 山羊舐の来歴
---部品: 山羊舐の政治に対するスタンスと知識
---部品: 山羊舐はサボり症?
---部品: 山羊舐の書類事務
---部品: 山羊舐の根回し
--大部品: 陣地構築行為 RD:3 評価値:3
---部品: 山羊舐の陣割り
---部品: 陣割りの心得は「一つずつ相手にする」
---部品: 仲間を呼び、強い方に加担する
--大部品: 山羊舐の戦闘における作戦 RD:16 評価値:6
---部品: 懐に入る
---部品: 見切り千両
---部品: ピーカブースタイル
---部品: 作戦遂行能力
---部品: 作戦精査能力
---部品: 我慢強い
---部品: 集団指揮能力
---部品: 作戦案伝達能力
---部品: 指揮部隊構築方針
---部品: 作戦遂行に関する思想
---部品: 自陣戦力把握技術
---部品: 地形把握・分析能力
---部品: 作戦報告書面の作成
---部品: 動員計画作成能力
---部品: 兵站維持の必要性についての認識
---部品: 破壊工作
--大部品: 偵察行為 RD:5 評価値:4
---部品: 情報の選別
---部品: 対象と接触して行う活動
---部品: 世論の誘導
---部品: 捕虜等の尋問能力
---部品: 敵地への浸透
--大部品: 交渉能力 RD:7 評価値:5
---部品: 質疑による聴取
---部品: 連絡将校や民間組織との連携
---部品: コミュニケーション能力
---部品: プライベートを守る
---部品: 挨拶
---部品: ゆっくり動く
---部品: 山羊舐の交友関係
--大部品: 素早い運動行為 RD:5 評価値:4
---部品: 身体能力
---部品: 鍛えた足腰
---部品: 鍛えた平衡感覚
---部品: アクロバット運動
---部品: 体重を載せる
--大部品: 回避行動 RD:3 評価値:3
---部品: 移動ルートを毎回変える
---部品: 突き飛ばす
---部品: 逃げる
--大部品: 治療行為 RD:5 評価値:4
---部品: 猫が好き
---部品: きれいな水
---部品: ニンジャバッグ
---部品: 食糧
---部品: 猫缶
--大部品: 治安維持行為 RD:1 評価値:1
---部品: 世界忍者国に残り治安維持に務める
--大部品: 農業行為 RD:11 評価値:6
---部品: 下肥造り術
---部品: 敷き藁にかけたロマン
---部品: 土造り術
---部品: 山羊舐の畑作知識
---部品: トウモロコシを育てるコツ
---部品: トウモロコシにおける害虫や害鳥の被害対策
---部品: 生物くん蒸(燻蒸)
---部品: 生物くん蒸をする際の注意点
---部品: 緑肥
---部品: C/N比(シーエヌ比・炭素率)
---部品: 緑肥の腐熟期間
--大部品: 信仰に関する行為 RD:1 評価値:1
---部品: 困った時の神頼み
--大部品: 前ターンからのものを引き続き持つ行為 RD:1 評価値:1
---部品: 再利用しているアイテム
--大部品: 世界忍者国の民 RD:16 評価値:6
---大部品: 来歴・外見・性格 RD:3 評価値:3
----大部品: 交渉行為 RD:1 評価値:1
-----部品: 外見
----大部品: 高い士気 RD:1 評価値:1
-----部品: 性格
----大部品: 低物理情報戦行為 RD:1 評価値:1
-----部品: 森に暮らしていた人々
---大部品: 民の信仰 RD:6 評価値:4
----大部品: 隠蔽行為 RD:2 評価値:2
-----部品: 吉兆
-----部品: 民の聖地
----大部品: 高い士気 RD:3 評価値:3
-----部品: 祭りと祭日
-----部品: 輝かしいエピソード
-----部品: 民たちの望むこと
----大部品: 交渉行為 RD:1 評価値:1
-----部品: 信仰を示すもの、マークと信仰拠点
---大部品: 特色ある技術 RD:1 評価値:1
----大部品: 低物理情報戦行為 RD:1 評価値:1
-----部品: 世界忍者国式・高度な瞑想通信
---大部品: よくある一日 RD:6 評価値:4
----大部品: 料理行為 RD:2 評価値:2
-----部品: かんたんな料理
-----部品: 個々に盛り付けて配膳
----大部品: 高速移動行為 RD:1 評価値:1
-----部品: 謎のランニングソングを歌いながら走る
----大部品: 警戒移動行為 RD:1 評価値:1
-----部品: のんびり歩く
----大部品: 交渉行為 RD:1 評価値:1
-----部品: ニコニコ笑って交渉術
----大部品: 治療行為 RD:1 評価値:1
-----部品: 動物一般への親しみ
--大部品: 忍者(世界忍者国T22) RD:15 評価値:6
---大部品: 忍者としての6年の修行 RD:12 評価値:6
----部品: 忍者の里での修行
----大部品: 忍者としての基礎能力 RD:11 評価値:6
-----大部品: 忍者変装術 RD:1 評価値:1
------部品: 変装術
-----大部品: 忍者戦闘術 RD:5 評価値:4
------部品: 腕立て伏せ
------部品: 体幹トレーニング
------部品: 忍者刀の扱い
------部品: 白兵戦術
------部品: 投擲
-----大部品: シュタタタ走り RD:3 評価値:3
------部品: 柔軟
------部品: 走り込み
------部品: 逃走術
-----大部品: 忍者侵入術 RD:2 評価値:2
------部品: 森国人の忍者適性
------部品: 侵入術
---大部品: 忍者の基本装備 RD:3 評価値:3
----大部品: 忍者の武器 RD:1 評価値:1
-----部品: 手裏剣
----大部品: 忍者の侵入道具 RD:1 評価値:1
-----部品: 鉤縄
----大部品: 忍者の通信手段 RD:1 評価値:1
-----部品: 五色米
--大部品: 忍者刀 RD:12 評価値:6
---大部品: 忍者刀の運用 RD:7 評価値:5
----大部品: 白兵戦闘行為 RD:3 評価値:3
-----部品: 忍者刀とは
-----部品: 直刀型の長脇差
-----部品: 鞘の構造
----大部品: 隠蔽能力 RD:1 評価値:1
-----部品: 変形
----大部品: 潜入行為 RD:2 評価値:2
-----部品: 鞘
-----部品: 釣り刀の法
----大部品: 夜間戦闘行為 RD:1 評価値:1
-----部品: 座探しの術
---大部品: 製造上の特長 RD:5 評価値:4
----部品: 忍者刀の種類
----部品: 材料
----部品: 鍔
----部品: 製錬技術
----部品: 軽量化
--大部品: 蝦蟇忍法・天蝦蟇 RD:8 評価値:5
---大部品: 蝦蟇Q RD:2 評価値:2
----部品: 蝦蟇Qの概要
----部品: 蝦蟇転身
---部品: 天蝦蟇
---大部品: 封印行為 RD:5 評価値:4
----部品: 大きく膨らむ(天蝦蟇)
----部品: 丸呑み
----部品: 穴を掘る
----部品: カチコチ
----部品: 休眠
--大部品: 鞘ごと殴る技術(2年の修行が必要) RD:3 評価値:3
---大部品: 白兵戦闘行為に非殺属性を付与 RD:3 評価値:3
----部品: 鞘当ての技法
----部品: 鞘受けの技法
----部品: 抜き付けの修行
--大部品: 世界忍者国剣術 RD:41 評価値:9
---大部品: 白兵攻撃行為 RD:34 評価値:8
----部品: 世界忍者国剣術は治安維持剣術・忍者剣術の統合的更新である(二年の修練が必要)
----部品: 世界忍者国剣術の概要
----部品: 片手剣を使った鍛錬
----部品: 世界忍者国剣術門下生への心の見極め
----大部品: 得物の持ち方握り方 RD:3 評価値:3
-----部品: 得物を持つ際の体勢
-----部品: 得物の持ち方
-----部品: 得物の握り方
----大部品: 構え RD:7 評価値:5
-----部品: 構えの思想「殺し間は1m、移動で間を広げる」
-----部品: 構の種類
-----部品: 上段
-----部品: 車剣
-----部品: 正眼
-----部品: 右/左脇構
-----部品: 逆手
----大部品: 斬り付け・突きの技 RD:6 評価値:4
-----部品: 得物での斬り付けの要諦
-----部品: 正面斬付
-----部品: 下掬い斬り
-----部品: 左右面/胴/袈裟斬り付け
-----部品: 逆袈裟
-----部品: 突き
----大部品: 巻き斬り付けの技 RD:4 評価値:3
-----部品: 巻いて斬る
-----部品: 上巻き斬り下ろし
-----部品: 左への巻き斬り
-----部品: 帽子斬り
----大部品: 世界忍者国剣術の型 RD:10 評価値:5
-----部品: 四方拂(払)い
-----部品: 左転換体
-----部品: 右転換体
-----部品: 連れ返し
-----部品: 座とり
-----部品: 上段受け
-----部品: 閂(かんぬき)
-----部品: 柄(つか)返し
-----部品: 咽喉(のど)輪とり
-----部品: 送り足拂(払)い
---大部品: 移動行為 RD:6 評価値:4
----部品: 踏み込まないコツ
----部品: 足体動作
----部品: 歩みの猫足
----部品: 足の真ん中を使って踏む
----部品: 足体動作に気配りして歩く
----部品: コツは、聞いて考える
---大部品: 非殺白兵戦闘行為 RD:1 評価値:1
----部品: 手捕り
*部品定義
**部品: 北国人的外見
髪は白く何色にも染められ、色白な肌をしている。髪は短髪で、眼鏡をかけているが、度があるかどうかは不明。
**部品: 山羊舐の来歴
当初は詩歌藩国で教師をしていたという来歴を持つ。科目は工学で、食品加工における工業生産を担当していた。目的達成のために企画し立案する能力は教師としての経験から得た。計画書を作成して推敲し、時に時間をおいて再確認することで日々品質を高めている。その後、当時友人だった大神氏の手伝いで人狼領地の経済復興を担当していた。砂漠に借金取りのいるだけの状況から住民を立ち上げ、訓練も満足でない兵たちをまとめ、実施できる仕事を獲得して利益をもたらした。
**部品: 山羊舐の政治に対するスタンスと知識
もと内政担当者たるもの、外交を含む藩国政治面に立ち入ることは好ましくないことと考えている。その上で、政治はメディア操作に影響を受けすぎると常々危機感をもっている。
**部品: 山羊舐はサボり症?
隙間時間を使ってうまく休んでいる。休みのためだけに15分程度の時間を取ることもある。体調と勘案してうまく休むのがコツである。また、一つの作業を工程ごとに分割し、「入力・処理・出力」の群に整理した状態にすることを得意としている。前の作業の出力が、次の作業の入力になる場合が多く、また、整理しておくことで多人数で対処ができるようになるためである。くわえて、時間を区切るのも得意である。いつまでに目標を達成するか、の目安を設定する行為。フルパワーを際限なく続けて破綻することを避けるために行われる。
**部品: 山羊舐の書類事務
作戦行動の中でも特に重要な、記録を残し報告や連絡を行うための行為。物事ができても、これがなくしては成果としてカウントされないことすらある、大変重要な行動。これを行うためには、たゆまぬ情報収集とたまの発表が大事だと、山羊舐は考えている。情報収集とは、自分の目的を達成するために行う、判断材料となりうる兆しや印、文書などを拾い集める行為。主に「いつどこで何が起こるか」「現場の地勢はどうか」「どんな人が関係するか」を調べるのが大事である。
**部品: 山羊舐の根回し
事を起こす前にあらかじめ意図するところを開陳し賛同者を得ておく行為。賛同者に支援を受けることで意図した決定を集団の中で通しやすくする。具体的には実務者会談を細かく行うことを大事にしている。実務者会談とは、2つの組織間で共同作業をするときに必ず行うべき会談。実務者、つまり実際に作業を行う人同士で顔と名前、相手の立場などを把握し合う行為。これがあるのとないのとでは作業効率が全く違う。
**部品: 山羊舐の陣割り
陣割りとは、その時どきの土地や風土を、目的に沿った形で利用して味方につける行為である。具体的にはロープを張って場所を区画整理しておこなう。多くの場合、地面を深く掘ることで、他者の視線や射程から逃れる場所を作る事が多い。これをして縄張りと言うが、忍者としては土遁の術と呼びたい。昔はクナイと雑多な布で掘っていたらしいが、現在では円ぴ(スコップ)で掘るのが普通だ。ロープの加工については、人や物を高所から降ろすときや、逆に高所に荷揚げするときに用いる、ロープを加工する技をたくみに使う。解けない輪を作ったり、逆に解けやすい輪を作ったりできるのが山羊舐流である。
**部品: 陣割りの心得は「一つずつ相手にする」
決して多人数を同時に相手してはならない、とする教え。多人数で囲まれたとしても、相手のうち最も体格のあるものを初手で倒し、以降その体格を壁や盾として用いる。また、一人ずつ相手にするために、相手の不意をついて無防備な状態を攻撃することなども率先して行う。不意をつける状態まで立ち位置を変え続ける必要があり、事前準備に時間がかかるのが欠点なので、予め準備を行うことも、陣割りの大事な考え方のひとつである。
**部品: 仲間を呼び、強い方に加担する
陣割りのときの大事な考えの一つ。仲間を呼ぶとは、単独では遂行不可能な行為に対して仲間を呼んで頭数で対処する、作戦行動の一つ。同程度の実力がある仲間を呼ぶ必要があるため、お互いに困ったときは融通し合う、といった協定が事前に必要である。また、強い方に加担するのは喧嘩の基本技である。そもそも、全員が強い方に加担すれば、喧嘩は世に起きない。強い方に加担することは平和への一歩なのである。しかし世の中に平和はなかなか訪れない。そこで、陣割りである。準備を怠らず、困ったときでもすぐ仲間を呼べるようにしておくことで、自身を強い集団の一部に位置づけることで利を活かす。この場合の利とは地の利であり、人の和である。これらを連携させてしぶとく戦い続ける助けとするのが、陣割りの大事な考え方である。
**部品: 懐に入る
自分を相手に利する者としてアピールし、相手の中での奇貨、つまりユニークユニットとして保有戦力に数えられるまでの一連の行動をいう。これを行っておくことで、相手と自分の間に立ちはだかったものを挟撃することができるようになる。挟撃するとは、相手をこちらの味方と挟み込む形の立ち位置を取り、相手の行動範囲を狭める行動。片方を相手にしている時、必ずもう片方が一方的に攻撃できるので、非常に有効である。
**部品: 見切り千両
ある程度の利益を確保できたら、その盆(博打におけるゲームプレイフィールドのこと)からは足を洗うことを示唆する言葉。なお千両とは第七世界人の日本円にして2億5千万円ほどの価値の金銭だが、これは「頃合いの良い見切りにはそれだけの価値がある」の意味であり、それだけ稼げという意味ではない。
**部品: ピーカブースタイル
顔の前に両拳を握り、守りを固めて頭と上半身とを拳と肘とで守る型。腰を落とし、前に出した脚を膝立てることで前方向からの格闘攻撃をすべて受けることもできる。これを守りつつ、ロシアンフックで一撃を見舞い、さっさと逃げるのが山羊舐流戦闘作戦の骨子である。ロシアンフックとは、腰の回転を極力使わず、肩を回して打つフックの一種。腰を回さないことから体幹に軸ができず、タックルを受けても対応しやすい、という利点を持つ。つまり、あえてぶれない軸を作らず、柳のように揺れてゆるく振る舞う事によって防御の備えとし、ここぞのときの一撃を必中必殺とする、という手法を山羊舐はとても大事としている。
**部品: 作戦遂行能力
作戦を自分の実行可能な範囲にブレークダウンすることで、達成の実現性を高めている。ブレークダウン作業には時間をかけ、後続の誰でもが遂行可能になるまで難しさをかみ砕くことには人一倍熱心だ。
**部品: 作戦精査能力
作戦に齟齬がないか、また、目的に対して作戦内容は妥当かの2つの視点から評価することで精度を高めている。これを検証(ベリフィケーション)と妥当性確認(バリデーション)という。
**部品: 我慢強い
たまに致命的な問題を引き起こす、厄介な特長の一つで、濫用は慎むように申し送られる、身体の特長。我慢は身体に毒という言葉で言い表せられる。
**部品: 集団指揮能力
山羊舐が集団を指揮する際は、まず各人のスペック調査を行い、個々人を「勤勉者と怠け者」「考える者と考えない者」の掛け合わせ4パターンに分け、配置換えを行う。考える勤勉者は直轄として指揮権を与える。考えない勤勉者には前線に送る。考える怠け者には考えない勤勉者を指揮させる。考えない怠け者にはルーチンワークをあてがう。ちなみに山羊舐自身は考えない勤勉者に属していると考えており、考える方を分担してくれる相棒を常に求めている。
**部品: 作戦案伝達能力
指揮官へ提出する作戦案は文章でまとめて複数人に提出するのを常としている。これは回覧が可能なことともう一つ、指揮官が土壇場で尻尾切りするのを防ぐ意味合いもある。これは、侮られ、容易に切り捨てられる存在である忍者としての保険でもあった。山羊舐には苦い経験があった。
**部品: 指揮部隊構築方針
考える勤勉者で構成される指揮部隊は、責任を山羊舐が持ち、その責任範囲でうまく立ち回ることを考える旨指示されたのち、作戦の目的と達成目標、期限について明示される。
**部品: 作戦遂行に関する思想
「目的、目標、期限が明確であることを第一に求める」「単一の敵と足を止めて殴り合うのは戯作の世界だけであり、敵の自滅あるいは瓦解をいかに早めるかが勝敗を分ける」「兵站と士気は世界共通の軍隊の弱点である」「巨大な戦力は巨大な身振りしかできない」などが語録として残っている。奇抜なことは特に言っておらず、自身を凡将と嘆くのが常であった。
**部品: 自陣戦力把握技術
以下の二点を確認するにとどめ、あとは本人努力に任せると称して頭数以上のことは求めないのが山羊舐流であった。二点とは、「作戦遂行と作戦外での目的達成とのどちらを優先するか。(作戦なら勤勉者、目的達成なら怠け者)」「状況の例として、作戦指揮者が発狂した。更迭するのと自身を疑うのとどちらを優先するか(更迭するなら考えない人、自身を疑うのは考える人)」の二点。
**部品: 地形把握・分析能力
地形は作戦遂行に、また作戦遂行後の撤退に欠かせない要因であり、しばしば勝敗を決める要素となる場合が多い、と山羊舐は考えている。
**部品: 作戦報告書面の作成
書面に残しづらい作戦の多い忍者の作戦だが、山羊舐は書面に残すことにこだわりを見せる傾向にあった。これは作戦に携わる名もなき忍者たちを慰撫する意味合い、というわけではなく、予算獲得の武器にするためであった。
**部品: 動員計画作成能力
要員を集めて動かす際のコツとして、目標・期限を明確にすること、タイムスケジュールを明確にすること、相談窓口を明確にすること、作業を単純作業にまでブレークダウンしておくこと。を、山羊舐は念頭に入れている。彼の戦訓はおおむね苦い経験によって支えられていた。
**部品: 兵站維持の必要性についての認識
忍者という兵科の都合上、状況が長く続く場合、万全の補給状態とはいかなくなるのが常であった。ゆえに、山羊舐は補給のできる物資集積所と、休憩施設としてのセーフハウスの確保に力を入れる傾向があった。
**部品: 破壊工作
橋やトンネルなど、交通の要所とされる場所を爆破し、軍事活動や民間経済を立ち行かなくさせ、敵国を弱体化させる方法。
**部品: 情報の選別
情報源となる協力者やメディアから得た情報を評価し、真偽や確実度について選別する方法。主にセーフハウス内で行われる。
**部品: 対象と接触して行う活動
対象に接触し、直接情報等を取得する方法。偵察や会話、時に暗殺などもこれに含まれる。いわゆる想像されうるスパイ活動がこれ。山羊舐はこれの危険性を重々承知しており、実行には細心の注意を払って行っている。
**部品: 世論の誘導
情報を部分的に隠蔽し、部分的にリークすることで多くの人に真相を誤解させる方法。マスメディアなどへのリークのほか、市場の噂などでのバイラルメディアを利用する。
**部品: 捕虜等の尋問能力
捕虜等を尋問することで情報を得る方法。時に拷問も視野に入るが、山羊舐本人は解放する気がないときにしか用いない。
**部品: 敵地への浸透
敵地に長い間浸透し、信頼を得た状態で情報を得る方法。時間がかかり、特に生涯をかけての潜入となるので、特に人選してこれを行わせるのが山羊舐の常だった。また、変装を重ねて自らこれを行うこともあった。
**部品: 質疑による聴取
友軍や民間人へ質問をおこなうことで、情報(意思決定の判断材料)を得ていく方法。主に有軍陣地から友好国の領域内で行われる。
**部品: 連絡将校や民間組織との連携
友軍の連絡将校や、民間組織などと連絡を取り、情報を得る方法。この情報もまた選別によるクレンジングをうけてのち判断材料とされる。
**部品: コミュニケーション能力
社交性とコミュニケーション能力は異なるという前提のもと、コミュニケーション力は日々の生活で高めていくものと考えている。その要諦は自分の考えを相手に伝えること、相手の考えを把握すること、認識を合わせることの三点と考えている。
**部品: プライベートを守る
自分や相手のプライベートを守ることは、忍者の嗜みである。誰にでも見られたくない姿はあるので、これを守ることは礼儀にも叶うことだろう。これを達成するため、
**部品: 挨拶
お互いの経験や立場、体調を含むコンディションなどを少ない手間で確認できる、便利な行動の一つ。挨拶ひとつだけで敵も味方も作ることができることから、重要な行動とされた。
**部品: ゆっくり動く
早く走るだけが能ではなく、ときにゆっくり動くことも必要である。ゆっくりした動きは相手に安心感を与え、相手の気を引かない。
**部品: 山羊舐の交友関係
フィクショノートとして国内の様々なものづくりに参画、実働部隊の一人として働いた。その結果、国内に知己が多い。また、世界忍者国の電力会社社長を務め、何事もない日は(日々の修行の上で)電気の安全を日々学ぶべく、現場を飛び回っている。そのため、インフラ関係の知己が多い。また、実はロイケットにサークル参加している。個人サークルでサークル名は「シアワセ忍術修練場」。主に頒布しているのは忍者を題材にしたTRPGオリジナルルールブックとリプレイ集、古典TRPGのシナリオ集など。結果としてTRPG仲間に多くの知己を持つことになる。一方、ものづくりと日々の修行のためにインフラ系および製造系現場を飛び回っている関係から、結城藩王より環境系部署の長を任されることになる。結果的に国内の交友関係が更に広がることになった。
**部品: 身体能力
忍者の基本として、壁を走り天井に張り付く程度はできるが、みだりに誇示しないため、人並み程度の筋力として認識されている。
**部品: 鍛えた足腰
長年の修行によって鍛えられた足腰は、壁を走り屋根を駆け、密集した船から船へと飛び跳ね回ることすら可能とする。
**部品: 鍛えた平衡感覚
三半規管が司る、身体の釣り合いを取ろうとするときの感覚。細い場所を通り抜けるときや、アクロバットを行うときに関係する他、これをあえて乱す・乱させる技も存在するが、これには口伝がある。
**部品: アクロバット運動
体幹を軸にして行う、普段あまり行われない動き。立ち幅跳びや側転、後ろ宙返りやとんぼ返り、ときに男子新体操めいた動きなどを言う。
**部品: 体重を載せる
身体の体重を均等にせず、身体の片側(前側、後ろ側、右側、左側など)に体重をかける方法。加重をかけるとも表現される。
**部品: 移動ルートを毎回変える
護衛中は足取りを敵対者に覚えられないよう、毎回移動ルートを変えるのが肝心である。護衛対象を隠す意味もあり、また、自分の存在を隠す意味もある。露出は少ない方が良い。
**部品: 突き飛ばす
安定して置かれたものや人を突き押し、バランスを崩させて遠くに追いやる行為。人間でも、うまく重心を捉えればそれなりに遠くに押し出すことができる他、転倒させることも可能。
**部品: 逃げる
忍術では遁術とも呼ばれる、状況から脱出する技術の基本技の一つ。単純に歩いたり走ったりして逃げる方法。これがないと必勝か死かしかない事態に巻き込まれた時、弱いと詰む羽目になる。
**部品: 猫が好き
だって可愛いんだもん。猫ー猫ー超ラブリー。自由気ままで手がかからないところがいいですね。構ってほしい時とそうでない時がはっきりしているのもかわゆい。猫最高。家でお世話したいな。
**部品: きれいな水
毎朝浄水を探してボトルに詰めている。これを利用して喉を潤したり、タオルを湿らせて顔を拭いたりしている。
**部品: ニンジャバッグ
背負い袋で肩掛け部分が1本だけのカバン。通常は太いバンドになっている部分も途中までカバンになっているため、見た目以上にものが入る。
**部品: 食糧
一食分のタンパク質と炭水化物を取ることができる、ブロック状の焼き菓子。どこでも簡易的な食事を取ることができる。おお素晴らしい携帯食糧。熱量の友と呼んでもいいかも。
**部品: 猫缶
猫に食べさせるために用意された特別食糧入りの缶詰。缶切りいらずのプルトップ方式が採用されている。実は餃子の具にするとうまい。
**部品: 世界忍者国に残り治安維持に務める
戦乱の当事国となった世界忍者国にて姿を隠して残留し情報収集に努め、被害にあっている国民を陰ながら助けた。また、避難誘導部隊の殿(しんがり)を務めることで、避難誘導部隊の隊員を安全に各国に戻すことができた。その中で連絡を密におこなった。また、各国において戦乱から逃げる設定国民を安全な場所に逃がすため、避難の殿(しんがり)となって遅滞防御戦闘に務めた。
**部品: 下肥造り術
とてもとても貴重な自作肥料。人糞と土と枯葉を順番に地面に盛り、塚にした状態で藁をかぶせて保温して三週間寝かせて作った。即効性があるが、病気を持ち込みやすいため、一度使ったら四週間は使えない。
**部品: 敷き藁にかけたロマン
刈り入れのあとで実を取り除いた、枯れ草の束。畑の保温や表土の保護、ワラ人形によるカカシ作りなど、便利に使われる。いつか大農園を作って、藁束を編んで作ったしめ縄をアブタマル神殿に奉納するのが夢である。ロマンだなぁ。
**部品: 土造り術
培養土を利用するのが簡単だが、山羊舐は自分で作るようにしている。配合は赤玉土7:腐葉土2:バーミキュライト1を混ぜ合わせて作る。(バーミキュライトとは、酸化ケイ素、酸化マグネシウム、酸化アルミニウムを主成分とする、世界忍者国の山でも取れる鉱物。)これに、石灰を培養土10ℓ当たり10gと化成肥料を培養土10ℓ当たり10〜30g混ぜ合わせるのが、山羊舐流。
**部品: 山羊舐の畑作知識
山羊舐が自宅付近で始めた畑作によって得た知識。山羊舐の言によると、畑作はいいぞ。農業生産全般を生業にすると、様々な苗を植えて野菜や穀物、果物や花き類を育てたり、キノコを育てたりできる。毎日新鮮な野菜が食べられ、ついでに儲かるかもしれない。ただ、収入がその年の天候に左右されやすいため、収入を家畜肥育や養蚕、綿花栽培などに転換して利益確保を得る場合が多い。労働内容は手作業も多いが、農業機械を導入して大規模化する場合もありだ。農業はいい、いい……。
**部品: トウモロコシを育てるコツ
トウモロコシは根を深くまっすぐ張るため、土は深めに耕して、元肥は他の野菜に比べて深い位置に施す必要がある。また、トウモロコシは雌雄異花なので、受粉を確実に行うために同じ場所に同種のものを複数本植えねばならない。また、このとき飼料用のトウモロコシ(デントコーン)と交雑すると甘味の無い実がなってしまう。付近に飼料用のトウモロコシが植えていないか確認が必要だ。
**部品: トウモロコシにおける害虫や害鳥の被害対策
トウモロコシに発生しやすい害虫は、アワノメイガ、イネヨトウ、アブラムシ類・カブラヤガ・コガ類・カメムシ類であり、幼虫を発見したら直ちに薬剤駆除をおこなうのがよい。また、種から植える時は鳥の被害を受けやすい。マルチングで対処するのがよい。マルチングは草丈が50cm程度になったら撤去して問題ない。なお、マルチングとは、植えた植物の地表面(株元)を覆うことで、雑草の発生を防ぐほか、水分の蒸発や病害虫の発生を防ぐことをいう。古くからワラが利用されてきた。また、収穫時期が近付いたら果実を袋などで覆うと害虫や鳥の被害をかなり軽減できる。
**部品: 生物くん蒸(燻蒸)
施設などで連作を続けると、土壌中の微生物のバランスが崩れて病気が多発するようになる。これに対抗する手段として考え出された、からし菜の一種を緑肥に用いることで、からし菜の成分が持つ辛味成分で有害センチュウや最近、雑草の発生などを抑止する方法。具体的には、からし菜を緑肥に用いることで、からし菜の辛味成分である「グルコシノレート」が土壌中で加水分解されることによって「イソチアシアネート」と呼ばれるガスを発生させ、前述の効果を得る、というものである。
**部品: 生物くん蒸をする際の注意点
注意点は以下の2点。1.緑肥をすき込む際、植物体をできるだけ細かく砕き、その後できるだけ早くすき込む。2.すき込んだ後は、地表面をなるべく均一にしてローラー等で鎮圧し、可能であれば敷き藁で覆う。3.すき込んでから次の作物の栽培までは、通常の緑肥と同様に一定期間(夏季で3〜4週間)おく。1つめは、グルコシノレートをできるだけ細胞外に出し、飛散しないうちに土壌中にすき込むためである。2つめは、イソチアシアネート(気体)が地表面から揮発してしまうことを少しでも抑えるため。また、散水することも有効である。3つめは、イソチアシアネートはすき込み後数日で消失するが、緑肥作物のすき込みと同様、有機物の分解時にピシウム菌が一時的に増加するためである。
**部品: 緑肥
ある程度育った作物を刈り取らず、そのまま破砕して土に埋めることで土中に有機物を増やす、肥料撒き方法の一種。緑肥の効果としては、以下があげられる。1.有機物が増加し、土壌中の微生物がよく繁殖する。2.土の構造がよくなり、水はけや保水力も高まる。3.土壌中の微生物間のバランスがとれ、病害虫の多発を防ぐ。4.施設野菜土壌の塩類濃度を低下させる。
**部品: C/N比(シーエヌ比・炭素率)
緑肥を行う上でのキーポイントの一つ。例えばC/N比が13の場合、窒素が1kgあったとすると炭素が13kg含まれるということになる。C/N比が高い(20以上)有機物が土壌中にすき込まれると、土壌中の微生物がそれを分解するために多くの窒素を必要とする。このため、土壌は窒素飢餓の状態におちいりやすくなる。対策として、石灰窒素を添加することが有効である。山羊舐の場合、世界忍者国で取れる良質な石灰をうまく利用している。逆に、C/N比が低い有機物の場合では多くの窒素が無機化するため、後作物に利用されやすい土壌を作ることができる。例えば、緑肥の後作が窒素要求量の多いタマネギ等の場合、C/N比の低いマメ科の緑肥作物が有効である。逆に、ダイズを後作とする場合では、C/N比の高いえん麦等を緑肥刷ることによって、良い結果が得られやすくなる。
**部品: 緑肥の腐熟期間
土壌中にすき込まれた緑肥作物は土中の生物群によって分解される。その分解過程の中では、一時的に(病原菌となる)ピシウム菌が増殖することがわかっている。そのため、緑肥のすき込み後は一定期間(夏季で3〜4週間) をおいてから、後作の栽培に入るのがよい。
**部品: 困った時の神頼み
アブタマル神、蛙神、ロイ神を信仰する山羊舐は、アブタマル神をメインに信仰している。困ったときで判断に迷うときは神に祈り、心のなかで相談する。少なくとも、方針を示してくれるのがとてもありがたく、山羊舐は日々の祈りを欠かさない。また、自らの領地に用意したアブタマル神殿の運営を軌道に載せるべく、立ち上がり当初は毎日、軌道に乗ってからは週一の休日に神殿へと通っている。授業を聞いたり、生徒を集めたり、皆で食事をしたりしている。
**部品: 再利用しているアイテム
共和国の危機(魔法爆発および土壌菌死滅)を受け、装備品は基本的に前ターンおよび迷宮戦の際に使ったものを再利用している。使っていたもので継続利用するものの一覧は以下の通り。
・忍者刀・手裏剣、鉤縄、五色米・蝦蟇Q・きれいな水、ニンジャバッグ、食料、猫缶
**部品: 外見
基本的には森国人で小柄で痩せぎす、長い髪に長い耳だったが、北国な国家との合併や、色々な国からの難民受け入れを経てきたので、髪や皮膚、背丈にもバリエーションがある。中には変化の術で化けている猫士などもおり、総じて世界忍者国の民と自称している。
**部品: 性格
良いものも悪いものもいるが、総じて素朴と言われている。また、友誼・恩義にはおおむね厚い。実は意外と寂しがり。だが、あまり表に出すことはない。好みとしては「恩人や友人には厚く尽くすこと」を良しとしている。現世利益は特にないが、むしろそれを誇りとしている。一方で、「友誼・恩義をおろそかにすること」「友誼をその実なくみだりに濫用すること」は嫌われている。
**部品: 森に暮らしていた人々
森に住むがゆえに森国人と呼ばれる。世界忍者国では多くの森を拓き地に降りて暮らすようになったが、今でも森で暮らしていたことは忘れておらず、森の意義を忘れてはいない。
**部品: 吉兆
赤いマフラーを巻いてもらうこと。また、危機を察した他者により、足元に警告の意味で薔薇手裏剣を投げてもらうのも、一周回って吉兆としている。また、共和国内の他国と同様程度に、猫は瑞獣として崇められている。もふもふな猫もそうでない猫も等しくかわゆく、皆の愛護を受けている。
**部品: 民の聖地
忍者の里……と呼ばれる隠し里。世界忍者三山に囲まれた山懐に存在する。世界忍者国人以外には行くことも難しい。聖地では、陰陽道ベースの忍術や魔術を総称して忍法と呼んでおり、人品を見て問題ないと各流派の代表者が認めた場合、これを教えてもらえる。また最近は剣術も教えてくれる道場も増えた。
**部品: 祭りと祭日
一般的な「七夕」「盆」「暮」「正月」に加えて、「ロイの誕生日(8月4日)」「ロイ帰還記念日(1月12日)」および「バレンタインデー(2月14日)」がある。盆と歳の暮れにはロイケットが、歳の暮れには魯衣の市が立つ。
**部品: 輝かしいエピソード
世界忍者戦隊や忍者機部隊が人々の助けに駆け付けたことがある。また、宰相府からの依頼で破壊工作しに行っていた(いつの間にか)。世界忍者として、敵地や迷宮などへの潜入にて活躍したことは世界忍者国の民にとって輝かしいエピソードである。これらの根幹には、かつて敵からの襲撃を受けた時に、まさに身を挺して国民を庇ったロイの姿に近づきたい思いがある。恩義や友誼を抱く相手に身を挺する点は今も昔も、世界忍者国民の変わらない点である。
**部品: 民たちの望むこと
素朴で平和な暮らし。友誼・恩義に厚い人とともに皆で穏やかな暮らしをしたいと望んでいる。その一方、世界忍者国の民はおおよそ友人・恩人か、それ以外、敵で相手を区分する。友人・恩人を害する者はおしなべて世界忍者国民の敵であるため、注意が必要である。
**部品: 信仰を示すもの、マークと信仰拠点
ロイ像と呼ばれる世界忍者ロジャー・サスケを模した大小の像。専門の職人になる者も多い。これらを眺め信仰を新たにする場所、つまり一般的な信仰拠点としては神殿があったが、現在は各地の臨時神殿がその任を務めている。また、信仰に関係する土地としてケイリン湖とバウマン川がある。藩国を立て直すにあたって、滞在ACEにちなんでつけられた。こうした場所には神官がいる。神官たちは「友誼を結んだ相手は大事にしよう」「受けた恩は忘れず返そう」「友達だよねと相手の事情も考えずに自分の事情ばかり押し付けるようなのは友達でもなんでもないからしてはならない」といった世界忍者国の民にとって大事なことを教えてくれる。
**部品: 世界忍者国式・高度な瞑想通信
森国人は瞑想通信と呼ばれる思考を通信する能力を持っており、木々に宿った祖霊の力を借りることで遠隔地でも通信できるという仕組みを持っていた。世界忍者国では、これを初期にシステム化し、塔に瞑想通信スタッフを置いての放送網を構築した。また受信機や受像機を制作し、にゃんばいん(遠隔操作可能な農耕機)やテーベ―(画像を映すことができる)といった瞑想通信を利用した機器を開発した。高度に圧縮された世界忍者式瞑想通信は様々な機器や産業に利用されている一方で、世界忍者国の森国人以外には使いこなしが難しいとされている。ただし、近年の発明により森国人以外でも世界忍者式瞑想通信が擬似的ながらできる、通信装置が完成した、とも言われている。
**部品: かんたんな料理
肉や魚、卵、野菜を用意して、適当に切って火で炒めるだけのかんたん料理。手間もいらず、全体にまんべんなく火を通せば出来上がり。
**部品: 個々に盛り付けて配膳
料理を皿に盛って各人の前に置く。個々人の前に料理を盛った皿を置くのは北国人の風習だが、なんとなく習っている。だってみんなの前に皿があるのは可愛いんだもん。
**部品: 謎のランニングソングを歌いながら走る
もともとはハンターキラウィッチの風習。彼女らは軍隊式の教育を受けているため、ランニング中は下品な軍隊式ランニングソングをつい口ずさむ。しかしなんとなく格好いいのでリズムだけ真似て鼻歌交じりに歌いながら走るのが最近の流行りである。
**部品: のんびり歩く
歩兵とまでは行かないが、木々の間や拓かれた農地を歩くのは楽しい。川沿いに歩けば商工業の地域にも出られるし、もっと進めば港がある。そういえば最近は泳いでないなあ。
**部品: ニコニコ笑って交渉術
世界忍者国の森国人は交渉術に言葉をつかう。瞑想通信は便利だが、あまり使うと街角てーべー(映像受像機)やにゃんばいん(遠隔操作の農業機械)にノイズが入るかもしれなくてみんなが困ってしまうからだ。北国人国民にも伝わるのがいい感じ。コツは、ニコニコ笑いながら話すことである。
**部品: 動物一般への親しみ
森国人は森に住んでいた(いる)種族なので、動物一般に親しんでいる。餌付けしたり一緒に遊んだりして親しくなってから、もふもふ、あるいはタプタプするのが好き。
**部品: 忍者の里での修行
世界忍者国の忍者は、忍者の里に生まれつき、里での修行システムに組み込まれて育つ。忍者の修行は過酷なため、まったく適性のない者については早期に外に里子に出される。
適性があると見なされた子供は、物心つくかつかないかといった時期から日常的な基礎身体訓練を課され、読み書きができるようになると術修行へと進む。
幼年期を脱する頃までには、忍者としての基礎能力を身に付ける。
**部品: 変装術
敵地において相手にこちらの正体を明かさないために行う。一般人や場合によっては敵の兵士など、その場において不自然ではない物に変装する修行。
**部品: 腕立て伏せ
うつぶせの状態から、全身の体重を両手両つま先の4箇所で支え両腕を伸ばす力によって身体を持ち上げる動作と肘関節を曲げて身体を地面につかない程度まで下げる動作を繰り返すことで腕力を鍛えるトレーニング。
**部品: 体幹トレーニング
体幹を鍛えることで上半身のぶれを抑制し、体勢の崩れにくい体になりひいてはことで疲れにくい体をつくることにもなる。
**部品: 忍者刀の扱い
忍者刀は様々な用途のために鞘に至るまで様々な仕掛けが施されている。これらを使いこなすには知識が必要であり、これも訓練項目に含まれる。もちろん剣術の訓練もされている。
**部品: 白兵戦術
戦う状況に陥らないことが一番重要ではあるが、やむなく戦わねばならぬはめになった場合には勝って逃げねばならぬ。そのため最低限の白兵戦術を身に付けている。
**部品: 投擲
主に手裏剣の投擲訓練。他では鉤縄の投擲や、注意を引きつけるために投げる小石などコントロールを要求されるものは結構多い。
**部品: 柔軟
柔軟を行うことで筋肉や健を伸びるようにし、間接の稼働域を広げる他、間接の負担を緩和し、けがの予防にもなる。
**部品: 走り込み
行うことで脚力を鍛えるとともに肺活量も鍛えられ、長時間活動する際のスタミナや瞬発力を養うトレーニング。
**部品: 逃走術
忍者の世界では遁術という。遁術は火遁、水遁、土遁、木遁、金遁等に分かれており、状況に応じて相手の目をくらませたり、風景に溶け込むことで相手の追跡を振り切る。
**部品: 森国人の忍者適性
森国人の細い身体は、侵入に際しては特に通気口や煙突などを侵入経路にすることが出来るようになるほか、侵入先での隠蔽でも隠れやすく隠密活動がしやすい。:瞑想通信は基本的に木を使う思考伝達のため痕跡が残りにくく、また敵に読み取られないため隠密の通信に相性が良い。森国人の忍者同士ならば隠蔽しながら通信してしまえば看破はほぼ不可能であろう。
**部品: 侵入術
鉤縄を使用して登ったり、相手の注意を引きつけている間に空いたところから侵入する他、変装時には敵を騙す詐術も必要。
**部品: 手裏剣
投擲武器。基本的に直接殺害する程の威力はなく、主に敵戦力を減退させたり、牽制目的で使用される。忍者の象徴的装備であるが重量がかさむため携行数は少ない。訓練しないと当たらない。一般に射程は5m〜7mである。
**部品: 鉤縄
読んで字の如く、鉤にひもをつけた物。出っ張りや木の枝などに引っかけて上に登る際のロープとして使う。うまく引っかかる様に投げるのはのは意外と難しく、訓練を要する
**部品: 五色米
米に色を塗り、色の組み合わせで作る暗号を通して仲間の忍者と連絡を取り合う道具。瞑想通信と違い木を使わなずにすむメリットがあり、時間差で連絡をとりたい時に便利である。
**部品: 忍者刀とは
忍者刀とは、忍者および世界忍者の能力を飛躍させる為に開発された武器であり、世界忍者国の特産品でもある。
**部品: 直刀型の長脇差
反りがないため、曲がらず丈夫である。斬る以外の多目的な用途のためにあえてこの形状、長さにされた面がある。
**部品: 鞘の構造
鞘自体も【仕掛けつき】で、白兵戦でもおこなえるほどの強度を持たせることで、先端での突き以外を戦闘行為を非殺傷行為へと変えることを可能にしたり、先端のねじ状の部分を外すと水中で呼吸ができるようにシュノーケルの役目も果たしたりするようになっている。
**部品: 変形
変化の術と世界忍者が組み合わさると忍者刀にもそれは影響し、変化の術が忍者刀に伝播する。すると、忍者刀はカトラスの形状へと変形し世界忍者の手に現れる。
**部品: 鞘
ある意味最も忍者の特徴を表していると言える部位。普通の鞘との違いは鐺と分離可能なことと長めの下げ緒、長い下げ緒は主に刀を足掛かりとして使用した際の刀の回収に使われ、鐺と分離した際の残った方は潜水時のシュノーケルとして使用する。
**部品: 釣り刀の法
鍔に脚をかけることにより高い壁を飛越する、侵入行為の支援運用法。長い下げ紐を咥えて飛ぶことで、あとで鞘を回収できるようにしている。
**部品: 座探しの術
鞘を伸ばしたままで前方に突き出すことで夜間や室内戦闘での利を得る忍法。この技を使うことによって夜間戦闘が可能になる。
**部品: 忍者刀の種類
世界忍者国で生産される忍者刀は大まかに分けて二種類のタイプがある。世界忍者用の「Sタイプ」と人狼傭兵用の「Zタイプ」の二種類だ。 この開発が決まった時のコンセプトは世界忍者と人狼傭兵が使える忍者刀であった。世界忍者国は人狼傭兵を忘れた事は一度としてないのだ。
**部品: 材料
世界忍者国特産品である砂鉄から作り出された精度のよい鉄と、人狼領地で培われた製錬技術のコラボにより、今まで作られた刀とは精度が段違いのものが出来上がっている。これらは、産業育成で作られた丈夫な工具の製作法を応用した賜物でもあった。
**部品: 鍔
最低限の装飾をつける際に人狼用ニンジャカトラスは鍔を白に。世忍用忍者刀には赤を基調とした鍔がつけられる。これは、それぞれのイメージカラーであると共に、鍔の一部は外れ刻印された暗号によりドックタグの役割も可能になっていた。
**部品: 製錬技術
良い刀を作るには良い玉鋼が必要だが、人狼領地で培われた製錬技術により質の良い玉鋼を精製することができる。
**部品: 軽量化
多機能化にするにつれて問題になってきたのが重量問題だ。忍者が重くて動けないでは話にならぬ。性能だけでなく軽量化も図られ通常の刀よりも軽い。
**部品: 蝦蟇Qの概要
がまキュー。肩に乗るサイズの小さな大蝦蟇。召喚者が蝦蟇転身の真言を蝦蟇Qに与えることで巨大化し、様々な特殊能力を発揮する。大蝦蟇の認める勇者のみに授けられる。
**部品: 蝦蟇転身
がまてんしん。真言を唱える、ないし、石や金属に刻んだ真言を蝦蟇Qに呑みこませることで、一時的に蝦蟇Qを忍び蝦蟇に変化させることができる。真言は八種あり、大蝦蟇により蝦蟇忍法の術者個々人に一人一つ、伝えられる。
**部品: 天蝦蟇
てんがま。石を操る忍び蝦蟇。ナウマクサンマンダボダナン・マカキャラヤ・ソワカ。大きく膨らんで敵を丸呑みにし、そのまま石のように硬くなって休眠することで敵を封印することができる。
**部品: 大きく膨らむ(天蝦蟇)
大きく口を開き、すごい息で吸い込むことで空気や周囲の様々なものを吸いこんで体を膨らませる技。他の蝦蟇と異なり、周囲のものまで吸い込んでしまう。
**部品: 丸呑み
大きく口を開き、自分のサイズと同等程度の敵を丸呑みにする技。丸呑みにされた敵は天蝦蟇の内分泌液におかされ、休眠状態になる。
**部品: 穴を掘る
手指で地面を掘り、自分のサイズと同等程度の穴(空洞)を作ることができる。穴を掘るには46分と46秒かかる。
**部品: カチコチ
全身を冷たく、岩石程度に硬くして、自分の身を守る技。絶技カチコチの変形だが、自分の身体を対象とするところが異なる。
**部品: 休眠
長期の眠りに入ることで、食糧なしで何か月も眠ることができる。並行して、飲み込んだものをじっくり消化していき、弱体化させることも行う。弱いものはこれだけでひとたまりもないだろう。
**部品: 鞘当ての技法
武器を鞘に入れたままの状態で持ち、殴る技法。鞘のある武器に非殺害攻撃能力を付与する。右手は鞘を持ち、左手は柄頭のこぶし一つ上付近を持つ。打突の際はより前に踏み込み打つ。懐に入った敵は柄頭で突き打つ。なお、片手で行う抜き打ちはできなくなる。この技術は武器を鞘に入れている、一般的には戦闘可能でない状態を戦闘可能とする。そのため、敵の意表を突くことができる。腰に帯びた状態から鞘を抜き付け無拍子で敵を打突する方法には口伝があり、抜き付けを含む全身の使いようを身に着けるには2年の修行が必要。
**部品: 鞘受けの技法
武器を鞘に入れて手に持った状態、あるいは腰に帯びた状態から、敵の奇襲攻撃に対して鞘ごと持って受けを行う技法。敵の奇襲において、白兵攻撃における奇襲効果を無効とする。抜き付けまでは鞘当ての技法に近く、そこからの上半身の使いようが口伝となっている。習得にはあらかじめ鞘当ての技法を習得している必要がある。
**部品: 抜き付けの修行
鞘当ての技法を習得する修行法の一つを紹介する。この修業は日本刀を使って行う。初めは体側をぎりぎりまで壁面に近づけた状態で抜き付ける練習を行う。これが出来るようになったら壁面に相対し柄頭が壁につく状態から抜き付けを行う。これが出来たら、電話ボックス状の箱の中で抜き付けを行う。電話ボックス状の箱の中で抜き付けが出来れば、最後に同じ箱の中で抜刀から斬り、納刀までを行えるようにする。
**部品: 世界忍者国剣術は治安維持剣術・忍者剣術の統合的更新である(二年の修練が必要)
21ターンで大活躍した治安維持剣術・忍者剣術であったが、その双方を習得するのにはリソース(主に時間など)がかかりすぎるとの問題を抱えていた。これを結城藩王より相談受けた忍者、世界忍者、治安維持剣術を身に着けた歩兵らは、忍者剣術アイドレス、治安維持剣術アイドレスを編纂した山羊舐氏(山羊舐氏は忍者でもある)と協議の上、これらを統合し洗練した、世界忍者国の剣術を創始することとした。世界忍者国剣術の始まりである。世界忍者国剣術は片手剣を主体とし、両手持ちでの斬撃、武器の両手持ち、非殺での白兵戦闘は副次的に覚えるものとした。これにより世界忍者国剣術の習得は二年を要するものとし、忍者刀、片手剣、もしくは鞘付きのそれらにて戦うものとなった。
**部品: 世界忍者国剣術の概要
世界忍者国剣術は片手剣、あるいは忍者刀と呼ばれる頑丈な鞘を持つ直刀を用いて相手を殺傷する技の総称である。以降、使用する白兵武器を得物と呼ぶ。世界忍者国剣術では通常、相手に黙って飛びかかることはなく、忍者刀を額の情報に垂直にかざし敵にこれをよく見せることから始まる。この時声をかけ、世界忍者国公儀の御用による者であることを顕示する必要がある。この時のセリフは「世界忍者国、ここに推参!」と決まっている。
**部品: 片手剣を使った鍛錬
忍者刀を含む、世界忍者国剣術に用いる片手剣は短く直刀で、先端鋭く、重い。また鞘も殴打に使える程度には頑丈なので、これまた、重い。この荷重量を相手に感じさせることなく日常生活を送るのが、世界忍者国剣術第一の鍛錬である。
**部品: 世界忍者国剣術門下生への心の見極め
世界忍者国剣術で懸念されたことに、習得に要する期間の短さが挙げられた。これを持って悪用する者が出ないよう、習得においては正直さと礼儀作法を道場主が見極めて入門を判断している。また、入門後は挨拶の大事さと集団生活の要諦を教わり、実践を求められた。加えて、継戦能力のもととなる本人の勇気、そしてチーム内での協調性を養育するため、時折「波打ち際での腕立て伏せ200回」「泥濘地でのバーピージャンプ100回」などの肉体的課題が課せられた。これら課題は入門者のチーム全体に課せられ、不足や間違いがあった場合、チーム全員の責任として課題への再挑戦が求められた。
**部品: 得物を持つ際の体勢
得物を持つ際は、足を大きく踏み開き、足型は逆八文字に開く。続けて左脚を引き後ろ膝を軽く曲げ、右脚を前に出し、胸を張り、敵の目に我が目線をつける。得物を構える際は重心は身体の中心に落とすように留意する。前に伸ばす脚は右脚とだいたい決まっているが、実のところは左右どちらでも構わず、前と左右に、左脚、右脚のどちらからでもとっさに踏み込めるようでなくてはいけない。
**部品: 得物の持ち方
得物は右手に持ち、太鼓の撥を持つ要領で持つ。このとき左手は左腰上に、ピタリと強く抑え当てる。これは鞘を帯の上から押さえつけて動かさない用心のためであるが、前転や後転、それを伴う受け身の際に打刀を帯の右前に移動させ鞘の破損を抑えるためでもある。
**部品: 得物の握り方
得物の柄を握る内の薬指と小指は力強く握りしめるが、他の三指、すなわち親指、人差し指、中指はなるべく、ゆるく、やんわりと柄を握る。手首はことさら柔軟にして、右回転、左回転が早く、柔らかくできるようにイメージする。
**部品: 構えの思想「殺し間は1m、移動で間を広げる」
剣術での殺し合いを一概に語ることは難しいが、剣の届く範囲に相手の急所を捉えるのがその要諦である。剣の届く範囲を殺し間と呼ぶ。たとえば忍者刀の場合はその距離三分の二身長分、つまり半径一メートル程度である。ゆえに、移動がとても重要になる。どのように移動し、どのように敵を殺し間に留めおくかには代々の口伝がある。
**部品: 構の種類
修行ては、足体動作と合わせて構えを教わる。目録として簡単に説明する。正眼構、上段構、下段構については省略する。脇構、これは前後の敵に対する構え。八相構、遠間を斬る構え。弓構、弓矢や投石に対する構え。中段脇構、囲まれた時に用いるが、危険な構え。大上段構、あまり使い道のない構え。いずれも口伝がある。
**部品: 上段
柄頭が額の上にくるまで得物を掲げ、後方斜め後ろに切っ先を置く構え。基本となる構えのひとつで、正眼の構えと並んで、おおよその型での初期の構えになる。
**部品: 車剣
下段の構えのこと。物を前方斜め下にむけて、先端の延長線の先を、敵の脚つま先に結ぶ。体勢を低く構えることで、敵の攻撃範囲を狭める働きを持つ。切っ先を下ろし、敵の斬りに来る間をもって切っ先を上げ、敵の刀を止め受けて、巻き上げるないし巻き落とし、無刀にしてとどめを刺す無慈悲な侍剣術で用いられる構え。世界忍者国剣術では、下段は車(来る間)剣として恐れつつ、対策をとった。要するにかかってこないので、投石などの飛び道具で片を付けるべきもの、とされた。どうしてもの場合のみ、走って逃げ、距離をとってから叩けとされた。下段の構えのまま走ると人間は前屈ぎみになるので、そこで前に出た頭をたたくのであった。
**部品: 正眼
得物を前に出し、右脚を敵方向に大きく踏み出すと同時に、得物の先端を敵の両眼の間につけるように構える。世界忍者国の剣術では、青眼、西岸(西の岸、つまり西方浄土、要するに死者の国)などの字を当て、構えよりも目付の部分を工夫するよう申し送られる。世界忍者国剣術でいう正眼の構えの目付の要諦はひとつところに注視しないことであり、全体を巨視的に見通すことで、相手の行動を相手の意図より先に読み取ることを、重要視している。
**部品: 右/左脇構
左脚前に踏み出し、右脚を後方に引き膝深く曲げる。低く左半身となり、得物は水平に後方へ方より一直線になるように伸ばす。左脇構えはその逆である。このとき得物重心を水月(みぞおち)あたりに、先端を左において、横一文字に構える。
**部品: 逆手
得物の柄を逆さに握り、刀身を腕の外側にぴたりとつけ、刃は外側前方、敵の方向に向ける。右拳が額の前方にあるように、得物と腕を垂直に立てて構える。このとき右脚は前に出し右半身に低く構える。重心は身体の中心に落とし、視線は敵の眼につける。
**部品: 得物での斬り付けの要諦
まず、敵に抵抗の気配有りと察知すれば、機先を制して、急に間合いを縮め、腰の得物を、手首柔らかく、得物の先端が小円を描くように回転させて迅速に取り出し、凶器を握った敵の手首、腕、あるいは蹴ってくる脚スネなどを斬り付け、凶器を取り落とさせ、その抵抗を封じる。
**部品: 正面斬付
得物で斬る基本動作五種の一。送り脚をしつつ、正眼の構えから上段の構えに移行して上から真下の敵に振り下ろす方法。基本となる斬り付けであり、最も訓練が必要となる斬り付け。
**部品: 下掬い斬り
正面下斬り付けのこと。得物で斬る基本動作五種の二。詰め脚をしつつ、下段の構えから手首を返して前方上に掬い斬りにする方法。この時得物先端が小円を描くように振り、敵の小手やスネを斬り付ける。
**部品: 左右面/胴/袈裟斬り付け
得物で斬る基本動作五種の三。左/右脇構えから、打撃の瞬間、敵の右/左横に得物を抜き、得物先端が小円を水平に描くように得物を回転させ、右(左)から左(右)に斬り付ける。左右面斬り付けなら側頭部から側頭部上部へ、左右胴斬り付けなら脇腹を、袈裟斬り付けでは首筋から正中線を断つ。足体動作については、左右面/胴斬り付けに関しては送り脚を用いるが、袈裟に際しては入身脚を用いる。
**部品: 逆袈裟
得物で斬る基本動作五種の四。得物を胸前に斜めに、先端を右肩、握り柄を左腰骨に当たるようにおいて構え、打撃の瞬間、得物を左前斜め下方に引き抜くと同時に、得物先端が小円を描くよう回転させ、左下から右上に向けて、敵の小手や脚スネを掬い斬りに斬り付ける。この斬撃法は機先を制して瞬間に斬らねばならないが、手首の強く早い回転と得物の重量を活かして斬るため、腕に関係なく斬れる。
**部品: 突き
基本動作五種の五。相手の左面を斬り付けると見せかけて、手首を返しひきつけ、相手の頸動脈を突き斬る。浅手(軽傷)になることが多く、また決まった場合でも大量の出血を見るので、行った後は止めと血振りを兼ねて大きく巻いて袈裟に斬り付けるのが通例である。
**部品: 巻いて斬る
刀や薙刀、槍や棒などに対抗するための斬り方。得物は比較的短小な武器なため、両手持ちの武器と打撃力を比較すると格段に弱い。その劣勢を補う工夫が巻いて斬る斬撃法である。巻いて斬るとは回転させて斬るの意味で、遠心力で打撃力を強くするのに加えて、腕を十分に伸ばし、大きな円周を得物先端にて描き、その到着点で全身の筋肉を引き締める。この時瞬発力は凝結され、遠心力で強めた力を更に強くすることができる。得物の巻き方は、腕を肩からいっぱいに伸ばしたり、柔軟に曲げたりしながら、手首を柔らかく、得物先端で、縦に横に円周を描き、遠心力で生ずる力を最後の一打に絞り、渾身の力を込めて斬る。敵や敵の武器に当たる瞬間、全身の筋肉を強く引き締め、呼吸を止め、肛門を強く締める。
**部品: 上巻き斬り下ろし
上巻き斬り。上から下に得物を巻いて斬る打法。正眼に構えた得物を、左方向に回し、背中の中心点(脊椎骨)に触れるところまで回し、ついで腕を十分に伸ばし、得物先端で大きな円周を描いて上から下に斬り下ろす。
**部品: 左への巻き斬り
左巻き斬り。右から左に得物を巻いて横面や腕を斬る打法。正眼から、得物先端で大きく円周を描くように左に得物を回し、棒身で後ろ首筋を撫ぜるように右に引き、腕を十分に伸ばし、得物を右から左に円周を描いて斬る。
**部品: 帽子斬り
右巻き斬り。左から右に得物を巻いて斬る打法。正眼から、得物を垂直に立てながら腕を曲げ、柄を右耳に触れるように引きつけ、ついで得物を後方に倒しながら、右肘を上に上げ、身体を右半身に斜めに構え、右耳そばの握り柄ごと、拳を首左側面につける(右拳を頭上右から左下に移動させる)。腕を十分に伸ばし、得物先端で大きく円周を描きながら、左後ろから右前方に得物を振って斬る。
**部品: 四方拂(払)い
得物の型の一で、斬りかかる敵に対する型。右左の袈裟斬りへの対策、逆袈裟にてのスネ斬りへの対策、胸突きへの対策、正面斬りへの対策によってなる。それぞれ、斬りかかる敵の切っ先にこちらの切っ先を当てて斬り落としてからの右(左)小手斬り付け、左(右)入り身から左(右)斬り落とし小手斬り付け、右入り身足しつつの打払いから柄での目潰し・左袈裟斬り、正面止め受けから斬り払い・胸突きの技法を用いる。
**部品: 左転換体
得物の型の二。斬りかける相手を左入り身でかわし、敵刃を撃ち落とすとともに、右脚を軸に左脚を出し、右に半回転して敵の右斜め後ろに並び立つ。敵右手首を左手で掴み、敵の後頭部を斬る。あるいは続いて左手で敵の右手肘関節のすぐ上を一緒につかみ、右手人差し指、中指で得物ごと相手の後ろ髪をつかみ、そのまま右脚を後方に引き、左脚を軸に右に円を描いて回転しながら引き落とすと、敵体をうつ伏せに引き倒せる。留め。
**部品: 右転換体
得物の型の三。敵の刺突に対して、敵左腰の鞘を制して敵を押し伏せる型。敵刃を左に強く弾き、右脚を軸に素早く右に半回転し、敵の左背後に周り、左手で敵の左手首を掴み、右手で敵の刀鞘、こじりの近くを逆手に握る。ついで、鞘を上に上げ、鞘の中央部を敵の左腕肘関節に押し付け、押し倒す。抜刀し留め。
**部品: 連れ返し
得物の型の四。格闘中、右手得物の柄を掴まれた場合の型。得物を掴んだ敵の五指をひねり捻るように、得物を小さく回転させながら、左手で敵の五指を得物ごと上から握りしめ、得物を梃子にして前方斜め方向に引き落とし投げ倒す。右手で掴まれれば左斜めに、左手で掴まれれば右斜めに引き落とす。両手で掴まれた場合は、柄を握った左右両手首を、交差させる形に捻るように得物を梃子にして捻り、急に外側に引き落とし投げ倒す。左手で敵の前方に出ている手の甲を、相手の得物ともろともに握っておけば、敵の手元側の手の親指は得物で押さえられ、手を抜き取ることは不可能である。そのまま敵の得物柄を前方に強く早く押し倒し、敵右腕上膊(はく)の中心部を、得物柄の先端(柄頭)で強く突く。そのまま右手を滑らせてこちらの得物中心部を右手で順手に握る。この時も左手は敵の得物ごと握りしめて、離してはならない。次にこちらの得物柄を敵の右脇下にくぐらせ、得物柄先端を敵の背後右腕上部に当て、自身を左の方に移動させつつ、得物を下に押し下げながら、敵右手首を背後にねじ上げ、右下床面に敵を引き落とし、押し伏せる。左膝で敵の右手首を制する。留め。
**部品: 座とり
得物の型の五。座位にある時、敵が抜き斬りに斬る意図があったときに用いる型。敵は膝立ち、抜き斬りに斬りつけるので、こちらは左脚大きく踏み込み、得物を縦に構え左手を添え、横なぎの敵刃を受け止める。次に右足の裏で敵刃の物打ちを強く踏み動かさないようにする。左膝は地につけたまま右膝立ち、こちらも得物を抜き、時計針の進行方向に大きく円を描いて振り、刀柄を握る敵の手を斬り払って刀を離させ、得物で敵の両眼を斬り牽制し、左手で敵刃の柄を握り、左斜め前に投げ遠ざける。続けて、得物を右手に、敵の首の後方に当て、敵の左頸動脈に強く当て拘束する。同時に得物と敵の着衣左右の方の布を一緒に掴み、得物を押し下げて、敵を手前に、うつ伏せに引き倒す。後退しつつ引きずり、敵の右手を首前から回し、左後方に引きつけ、右回りに歩いて敵身体の右に移動し留め。
**部品: 上段受け
得物の型の六。敵に上段から面を斬りつけられたときの受けの型。こちらは得物を頭上に水平に横たえ、左手の五指を隙間なく揃え、得物の下に柄の方向へ指先を向けて置き、刃を上に向け、右脚大きく踏み込み、敵刃の(切っ先ではなく)中程で受け止める。指先を隙間なく揃えるのは敵刃が捕り方の左側に滑った時に指を斬られないためである。次に左脚で踏み込み、得物を下にすり込み、柄頭で敵刃の鍔を強く打つ。左脚で敵の右脚の甲を踏む。敵刃を動かさず、左手を得物から離して敵の右手親指を逆手に握り、ねじ上げて刀の柄を離させる。敵の右手の親指をねじったまま、右手は得物を通じて刀を握ったまま、敵の左手を両手で横一文字に左右に大きく押し開く。ついで、得物を右回しに回転させ、刀身先を敵の手首にかけ小手斬り付け。素早く得物先端を斜めしたから敵の両眼の間に突きつけ牽制。次に敵の右腕を左手で上に差し上げ、その下をくぐり、敵の、脇下の急所である稲妻を、右肘を深く曲げて突き上げる。敵の怯むスキに、右腕を差し上げたまま右脚前に踏み込み、そのまま左に転回して敵の右腕を得物で押さえつつねじり上げ、敵の背後に移動する。続いて右膝頭で敵の尾てい骨を蹴り上げ、右脚を敵の右足首に背後から深くからませ、背中にねじあげた腕と得物とで前下に押し倒す。敵は倒れるので、倒れる敵に添って右側からのしかかり、留め。
**部品: 閂(かんぬき)
得物の型の七。格闘の型。敵の上段からの斬り付けを左入り身足でかわしつつ、時計針の逆進行方向に得物を大きく巻いて敵刃を左外側にはじくと同時に、そのまま右脚で前蹴り。同様に、上段からの斬りかかりを右脚を踏み込んで時計針の進行方向に大きく巻き、敵刃を右外に弾く。次の瞬間左脚で前蹴り。前蹴りの後は左拳で敵の水月(みぞおち)に当身を入れる。脚を踏み変え大きく右外から時計針の逆進行方向に巻いて、敵の刀を握った右手首を強く斬り付け、柄を離させる。得物先端を敵の両眼の間に突きつけ牽制するとともに、自分の左腕を相手の左腕上膊の後方上から巻きつけ、深く抱え込む。次に得物を垂直に立て、刃を敵方向に向け、刀柄を握ったままの敵左手首を刃で前方水平に押しながら、上に向けて押し上げれば、敵は動けなくなる。次に右脚を右後方に急に引き、敵を右回しに引き落とす。敵の下半身が着地した瞬間、敵身体の動きを逆転させ左に切り替え、敵をうつ伏せに押し倒す。得物を敵から外し、左手首を打って敵の得物を落とさせて飛ばす。敵身体に馬乗りになり、左肘を左膝で制し、右手を得物で斬りねじ上げ、右肘を右膝で制する。得物を左手で逆手に握り、敵の首前に右から左に差し入れ、右手を上から交差させて得物先端を右手で握り、得物を上に引き上げ首を絞める。左手の得物を首前に当てたまま右手を離し、留め。
**部品: 柄(つか)返し
得物の型の八。斬り別れと格闘の型。敵が右八相の構えから左面に斬りかかるのに対し、こちらは右脚から直進し得物を上段から垂直に振り下ろし、敵刃の左しのぎを削るように切り落とす。同じく、左八相の構えから右面に斬りかけるのに対して、こちらは左脚から直進し、得物を上段から振り下ろし敵刃の右しのぎを削るように斬り落とす。これを八回繰り返し、九回目でこちらは上段受けにする。受けた瞬間、左脚で前蹴り、そのまま敵右脚甲を踏みつけ、敵の怯んだ瞬間、敵刃の鍔元まで鈎を滑らせて、得物を右から敵の首にかけ、左手で得物先と敵の襟を掴み、右脚から左回りに円周を描いて歩き敵を押し崩し、円の中心点で小さく早く回って敵を左に投げ倒し、敵刃を払い落として奪い、留め。
**部品: 咽喉(のど)輪とり
得物の型の九。得物を逆手に持つ型。敵の上段からの斬りを、右脚踏み込み、逆手の得物で上受けする。この時左手は右手首に添える。時計針の進行方向に巻き、敵刃を右外下に払い落とし、身体を開き左脚で大きく前蹴り。次に右胴への斬り込みに対して、こちらは右脚を踏み込み敵刃を逆手の得物で右外に弾く。次の瞬間、左脚を踏み込み、左拳で敵水月に当身を入れる。突きに対して、左下に受け流すとともに敵右手首と刀柄を左手で掴み、逆得物の棒身で敵右腕の上表面を滑らせ、刷り上げて、敵の右頸動脈に得物を当てる。右脚を敵の背後に一歩大きく踏み込み、得物で首をへし斬りつつ左に回る。首筋の後ろから刀身をあて、敵の左頸動脈に得物を食い込ませ、得物で敵身体を下に押し付けながら、右脚を大きく右後方に引き、敵を右下に引き落とす。敵はうつ伏せに倒れるとともに首が落ちる。
**部品: 送り足拂(払)い
得物の型の十。転換体の足運びと足払いの型。上段に対する敵の斬りを、こちらは右斜め前に左脚を踏み込み敵刃をかわし、得物で左上外に敵刃を弾く。とともに、得物を大きく巻き、敵の左上膊(じょうはく、二の腕)を斬る。同様に、敵の斬りかけを左斜め前に右脚を踏み込み敵刃をかわし、右上外に弾き、得物を大きく巻いて敵の右上膊を斬る。次いで、右脚を踏み込み、得物を頭上で小さく巻き、二歩目を継ぎ脚で(つまりさらに右脚で)踏み込み、頭上の得物を早く大きく巻いて敵の左上膊を斬る。つぎの瞬間、敵の斬りかけを避けるために地面に両手をついて身を沈め、左脚を大きく前に伸ばしだし、敵の踏み込む右足首に自分の左足首を掛け、早く強く右に一回転し、敵を仰向けに倒す。脚を取りうつぶせに返して、留め。
**部品: 踏み込まないコツ
足止めしての殴り合いは厳格に慎むべきものである。敵の殺し間にて足を止めるのは自殺行為と呼ばれても仕方がない。殺し間に踏み込まずに敵だけを自分の殺し間に入れるコツは存在し、口伝として伝わっている。
**部品: 足体動作
足の運びを中心に移動に関する動作の事を総称して、足体動作と呼ぶ。足体動作には前方に進むものとして送り脚、詰め脚、歩み脚、猫脚があり、後方に進む引き脚、詰めの引き脚、歩みの引き足がある。また、左右移動をする移り脚、斜め前方に入る入り身脚、そして左右の転換体がある。転換体とは、後ろの脚を一旦前の脚の前に置き、これを脚がかりに敵の左右まで前の脚を進め、我が身を半回転させることで敵の横ないし斜め後方に立つ足体動作である。これらを、立位、座位、半立位(膝行位)で行うのが、世界忍者国剣術の足体動作である。
**部品: 歩みの猫足
世界忍者国剣術の基礎として習う足体動作のひとつで、前に出ている右足の前側と後ろ側、後ろの左足の前側と後ろ側への細かな加重と抜重の組み合わせで、微小な動きのみで前方へ少しシフトする、独特の歩き方法。フェイントや別動作の補助、および練習として用いる。
**部品: 足の真ん中を使って踏む
爪先立ちや踵立ちを想像する忍者の歩みだが、実はいたって普通に足の真ん中で歩く。忍者特有の挙動とは足先の工夫ではなく、通常の移動動作を加重と抜重の制御でブーストすることを言うため。
**部品: 足体動作に気配りして歩く
修行を始めるにあたって最初に教わるのは礼法と着付け、そして足体動作である。足体動作習熟には、道場と呼ばれる天井の低い部屋で、四方を足体動作のみで移動するところから始まる。
**部品: コツは、聞いて考える
足体動作は耳で聞き、自分と師匠筋との違いを考えるのが早道と言われている。これは自分や相手の足体動作を耳で追うと、自然に音の出ない歩みが会得できるからによる。
**部品: 手捕り
すべての武器を失ったときに用いる捕縛術のこと。極めて低い姿勢で構え、地面をはうように低く構える。敵武器の攻撃を避ける際は左右に転がり避ける。敵刃をさばく場合は足体動作を用い、真横や斜め前に避ける。地面を転がり敵の内懐にくぐり入り、敵の金的、髪の毛をつかみ引き倒す。手捕りの掴み方には極意があり、手首をつかむよりは敵の親指を握りしめ、逆にねじ上げて自由を奪うのを良しとする。また、相手の衣類をつかむ場合、服の上から肉に爪を立て、一緒につかむことで逃げられなくする。この技は非殺白兵戦闘属性を持つ。
*提出書式
大部品: T22の山羊舐(再まとめ版) RD:159 評価値:12
-大部品: 隠蔽行為 RD:1 評価値:1
--部品: 北国人的外見
-大部品: 行政行為 RD:5 評価値:4
--部品: 山羊舐の来歴
--部品: 山羊舐の政治に対するスタンスと知識
--部品: 山羊舐はサボり症?
--部品: 山羊舐の書類事務
--部品: 山羊舐の根回し
-大部品: 陣地構築行為 RD:3 評価値:3
--部品: 山羊舐の陣割り
--部品: 陣割りの心得は「一つずつ相手にする」
--部品: 仲間を呼び、強い方に加担する
-大部品: 山羊舐の戦闘における作戦 RD:16 評価値:6
--部品: 懐に入る
--部品: 見切り千両
--部品: ピーカブースタイル
--部品: 作戦遂行能力
--部品: 作戦精査能力
--部品: 我慢強い
--部品: 集団指揮能力
--部品: 作戦案伝達能力
--部品: 指揮部隊構築方針
--部品: 作戦遂行に関する思想
--部品: 自陣戦力把握技術
--部品: 地形把握・分析能力
--部品: 作戦報告書面の作成
--部品: 動員計画作成能力
--部品: 兵站維持の必要性についての認識
--部品: 破壊工作
-大部品: 偵察行為 RD:5 評価値:4
--部品: 情報の選別
--部品: 対象と接触して行う活動
--部品: 世論の誘導
--部品: 捕虜等の尋問能力
--部品: 敵地への浸透
-大部品: 交渉能力 RD:7 評価値:5
--部品: 質疑による聴取
--部品: 連絡将校や民間組織との連携
--部品: コミュニケーション能力
--部品: プライベートを守る
--部品: 挨拶
--部品: ゆっくり動く
--部品: 山羊舐の交友関係
-大部品: 素早い運動行為 RD:5 評価値:4
--部品: 身体能力
--部品: 鍛えた足腰
--部品: 鍛えた平衡感覚
--部品: アクロバット運動
--部品: 体重を載せる
-大部品: 回避行動 RD:3 評価値:3
--部品: 移動ルートを毎回変える
--部品: 突き飛ばす
--部品: 逃げる
-大部品: 治療行為 RD:5 評価値:4
--部品: 猫が好き
--部品: きれいな水
--部品: ニンジャバッグ
--部品: 食糧
--部品: 猫缶
-大部品: 治安維持行為 RD:1 評価値:1
--部品: 世界忍者国に残り治安維持に務める
-大部品: 農業行為 RD:11 評価値:6
--部品: 下肥造り術
--部品: 敷き藁にかけたロマン
--部品: 土造り術
--部品: 山羊舐の畑作知識
--部品: トウモロコシを育てるコツ
--部品: トウモロコシにおける害虫や害鳥の被害対策
--部品: 生物くん蒸(燻蒸)
--部品: 生物くん蒸をする際の注意点
--部品: 緑肥
--部品: C/N比(シーエヌ比・炭素率)
--部品: 緑肥の腐熟期間
-大部品: 信仰に関する行為 RD:1 評価値:1
--部品: 困った時の神頼み
-大部品: 前ターンからのものを引き続き持つ行為 RD:1 評価値:1
--部品: 再利用しているアイテム
-大部品: 世界忍者国の民 RD:16 評価値:6
--大部品: 来歴・外見・性格 RD:3 評価値:3
---大部品: 交渉行為 RD:1 評価値:1
----部品: 外見
---大部品: 高い士気 RD:1 評価値:1
----部品: 性格
---大部品: 低物理情報戦行為 RD:1 評価値:1
----部品: 森に暮らしていた人々
--大部品: 民の信仰 RD:6 評価値:4
---大部品: 隠蔽行為 RD:2 評価値:2
----部品: 吉兆
----部品: 民の聖地
---大部品: 高い士気 RD:3 評価値:3
----部品: 祭りと祭日
----部品: 輝かしいエピソード
----部品: 民たちの望むこと
---大部品: 交渉行為 RD:1 評価値:1
----部品: 信仰を示すもの、マークと信仰拠点
--大部品: 特色ある技術 RD:1 評価値:1
---大部品: 低物理情報戦行為 RD:1 評価値:1
----部品: 世界忍者国式・高度な瞑想通信
--大部品: よくある一日 RD:6 評価値:4
---大部品: 料理行為 RD:2 評価値:2
----部品: かんたんな料理
----部品: 個々に盛り付けて配膳
---大部品: 高速移動行為 RD:1 評価値:1
----部品: 謎のランニングソングを歌いながら走る
---大部品: 警戒移動行為 RD:1 評価値:1
----部品: のんびり歩く
---大部品: 交渉行為 RD:1 評価値:1
----部品: ニコニコ笑って交渉術
---大部品: 治療行為 RD:1 評価値:1
----部品: 動物一般への親しみ
-大部品: 忍者(世界忍者国T22) RD:15 評価値:6
--大部品: 忍者としての6年の修行 RD:12 評価値:6
---部品: 忍者の里での修行
---大部品: 忍者としての基礎能力 RD:11 評価値:6
----大部品: 忍者変装術 RD:1 評価値:1
-----部品: 変装術
----大部品: 忍者戦闘術 RD:5 評価値:4
-----部品: 腕立て伏せ
-----部品: 体幹トレーニング
-----部品: 忍者刀の扱い
-----部品: 白兵戦術
-----部品: 投擲
----大部品: シュタタタ走り RD:3 評価値:3
-----部品: 柔軟
-----部品: 走り込み
-----部品: 逃走術
----大部品: 忍者侵入術 RD:2 評価値:2
-----部品: 森国人の忍者適性
-----部品: 侵入術
--大部品: 忍者の基本装備 RD:3 評価値:3
---大部品: 忍者の武器 RD:1 評価値:1
----部品: 手裏剣
---大部品: 忍者の侵入道具 RD:1 評価値:1
----部品: 鉤縄
---大部品: 忍者の通信手段 RD:1 評価値:1
----部品: 五色米
-大部品: 忍者刀 RD:12 評価値:6
--大部品: 忍者刀の運用 RD:7 評価値:5
---大部品: 白兵戦闘行為 RD:3 評価値:3
----部品: 忍者刀とは
----部品: 直刀型の長脇差
----部品: 鞘の構造
---大部品: 隠蔽能力 RD:1 評価値:1
----部品: 変形
---大部品: 潜入行為 RD:2 評価値:2
----部品: 鞘
----部品: 釣り刀の法
---大部品: 夜間戦闘行為 RD:1 評価値:1
----部品: 座探しの術
--大部品: 製造上の特長 RD:5 評価値:4
---部品: 忍者刀の種類
---部品: 材料
---部品: 鍔
---部品: 製錬技術
---部品: 軽量化
-大部品: 蝦蟇忍法・天蝦蟇 RD:8 評価値:5
--大部品: 蝦蟇Q RD:2 評価値:2
---部品: 蝦蟇Qの概要
---部品: 蝦蟇転身
--部品: 天蝦蟇
--大部品: 封印行為 RD:5 評価値:4
---部品: 大きく膨らむ(天蝦蟇)
---部品: 丸呑み
---部品: 穴を掘る
---部品: カチコチ
---部品: 休眠
-大部品: 鞘ごと殴る技術(2年の修行が必要) RD:3 評価値:3
--大部品: 白兵戦闘行為に非殺属性を付与 RD:3 評価値:3
---部品: 鞘当ての技法
---部品: 鞘受けの技法
---部品: 抜き付けの修行
-大部品: 世界忍者国剣術 RD:41 評価値:9
--大部品: 白兵攻撃行為 RD:34 評価値:8
---部品: 世界忍者国剣術は治安維持剣術・忍者剣術の統合的更新である(二年の修練が必要)
---部品: 世界忍者国剣術の概要
---部品: 片手剣を使った鍛錬
---部品: 世界忍者国剣術門下生への心の見極め
---大部品: 得物の持ち方握り方 RD:3 評価値:3
----部品: 得物を持つ際の体勢
----部品: 得物の持ち方
----部品: 得物の握り方
---大部品: 構え RD:7 評価値:5
----部品: 構えの思想「殺し間は1m、移動で間を広げる」
----部品: 構の種類
----部品: 上段
----部品: 車剣
----部品: 正眼
----部品: 右/左脇構
----部品: 逆手
---大部品: 斬り付け・突きの技 RD:6 評価値:4
----部品: 得物での斬り付けの要諦
----部品: 正面斬付
----部品: 下掬い斬り
----部品: 左右面/胴/袈裟斬り付け
----部品: 逆袈裟
----部品: 突き
---大部品: 巻き斬り付けの技 RD:4 評価値:3
----部品: 巻いて斬る
----部品: 上巻き斬り下ろし
----部品: 左への巻き斬り
----部品: 帽子斬り
---大部品: 世界忍者国剣術の型 RD:10 評価値:5
----部品: 四方拂(払)い
----部品: 左転換体
----部品: 右転換体
----部品: 連れ返し
----部品: 座とり
----部品: 上段受け
----部品: 閂(かんぬき)
----部品: 柄(つか)返し
----部品: 咽喉(のど)輪とり
----部品: 送り足拂(払)い
--大部品: 移動行為 RD:6 評価値:4
---部品: 踏み込まないコツ
---部品: 足体動作
---部品: 歩みの猫足
---部品: 足の真ん中を使って踏む
---部品: 足体動作に気配りして歩く
---部品: コツは、聞いて考える
--大部品: 非殺白兵戦闘行為 RD:1 評価値:1
---部品: 手捕り
部品: 北国人的外見
髪は白く何色にも染められ、色白な肌をしている。髪は短髪で、眼鏡をかけているが、度があるかどうかは不明。
部品: 山羊舐の来歴
当初は詩歌藩国で教師をしていたという来歴を持つ。科目は工学で、食品加工における工業生産を担当していた。目的達成のために企画し立案する能力は教師としての経験から得た。計画書を作成して推敲し、時に時間をおいて再確認することで日々品質を高めている。その後、当時友人だった大神氏の手伝いで人狼領地の経済復興を担当していた。砂漠に借金取りのいるだけの状況から住民を立ち上げ、訓練も満足でない兵たちをまとめ、実施できる仕事を獲得して利益をもたらした。
部品: 山羊舐の政治に対するスタンスと知識
もと内政担当者たるもの、外交を含む藩国政治面に立ち入ることは好ましくないことと考えている。その上で、政治はメディア操作に影響を受けすぎると常々危機感をもっている。
部品: 山羊舐はサボり症?
隙間時間を使ってうまく休んでいる。休みのためだけに15分程度の時間を取ることもある。体調と勘案してうまく休むのがコツである。また、一つの作業を工程ごとに分割し、「入力・処理・出力」の群に整理した状態にすることを得意としている。前の作業の出力が、次の作業の入力になる場合が多く、また、整理しておくことで多人数で対処ができるようになるためである。くわえて、時間を区切るのも得意である。いつまでに目標を達成するか、の目安を設定する行為。フルパワーを際限なく続けて破綻することを避けるために行われる。
部品: 山羊舐の書類事務
作戦行動の中でも特に重要な、記録を残し報告や連絡を行うための行為。物事ができても、これがなくしては成果としてカウントされないことすらある、大変重要な行動。これを行うためには、たゆまぬ情報収集とたまの発表が大事だと、山羊舐は考えている。情報収集とは、自分の目的を達成するために行う、判断材料となりうる兆しや印、文書などを拾い集める行為。主に「いつどこで何が起こるか」「現場の地勢はどうか」「どんな人が関係するか」を調べるのが大事である。
部品: 山羊舐の根回し
事を起こす前にあらかじめ意図するところを開陳し賛同者を得ておく行為。賛同者に支援を受けることで意図した決定を集団の中で通しやすくする。具体的には実務者会談を細かく行うことを大事にしている。実務者会談とは、2つの組織間で共同作業をするときに必ず行うべき会談。実務者、つまり実際に作業を行う人同士で顔と名前、相手の立場などを把握し合う行為。これがあるのとないのとでは作業効率が全く違う。
部品: 山羊舐の陣割り
陣割りとは、その時どきの土地や風土を、目的に沿った形で利用して味方につける行為である。具体的にはロープを張って場所を区画整理しておこなう。多くの場合、地面を深く掘ることで、他者の視線や射程から逃れる場所を作る事が多い。これをして縄張りと言うが、忍者としては土遁の術と呼びたい。昔はクナイと雑多な布で掘っていたらしいが、現在では円ぴ(スコップ)で掘るのが普通だ。ロープの加工については、人や物を高所から降ろすときや、逆に高所に荷揚げするときに用いる、ロープを加工する技をたくみに使う。解けない輪を作ったり、逆に解けやすい輪を作ったりできるのが山羊舐流である。
部品: 陣割りの心得は「一つずつ相手にする」
決して多人数を同時に相手してはならない、とする教え。多人数で囲まれたとしても、相手のうち最も体格のあるものを初手で倒し、以降その体格を壁や盾として用いる。また、一人ずつ相手にするために、相手の不意をついて無防備な状態を攻撃することなども率先して行う。不意をつける状態まで立ち位置を変え続ける必要があり、事前準備に時間がかかるのが欠点なので、予め準備を行うことも、陣割りの大事な考え方のひとつである。
部品: 仲間を呼び、強い方に加担する
陣割りのときの大事な考えの一つ。仲間を呼ぶとは、単独では遂行不可能な行為に対して仲間を呼んで頭数で対処する、作戦行動の一つ。同程度の実力がある仲間を呼ぶ必要があるため、お互いに困ったときは融通し合う、といった協定が事前に必要である。また、強い方に加担するのは喧嘩の基本技である。そもそも、全員が強い方に加担すれば、喧嘩は世に起きない。強い方に加担することは平和への一歩なのである。しかし世の中に平和はなかなか訪れない。そこで、陣割りである。準備を怠らず、困ったときでもすぐ仲間を呼べるようにしておくことで、自身を強い集団の一部に位置づけることで利を活かす。この場合の利とは地の利であり、人の和である。これらを連携させてしぶとく戦い続ける助けとするのが、陣割りの大事な考え方である。
部品: 懐に入る
自分を相手に利する者としてアピールし、相手の中での奇貨、つまりユニークユニットとして保有戦力に数えられるまでの一連の行動をいう。これを行っておくことで、相手と自分の間に立ちはだかったものを挟撃することができるようになる。挟撃するとは、相手をこちらの味方と挟み込む形の立ち位置を取り、相手の行動範囲を狭める行動。片方を相手にしている時、必ずもう片方が一方的に攻撃できるので、非常に有効である。
部品: 見切り千両
ある程度の利益を確保できたら、その盆(博打におけるゲームプレイフィールドのこと)からは足を洗うことを示唆する言葉。なお千両とは第七世界人の日本円にして2億5千万円ほどの価値の金銭だが、これは「頃合いの良い見切りにはそれだけの価値がある」の意味であり、それだけ稼げという意味ではない。
部品: ピーカブースタイル
顔の前に両拳を握り、守りを固めて頭と上半身とを拳と肘とで守る型。腰を落とし、前に出した脚を膝立てることで前方向からの格闘攻撃をすべて受けることもできる。これを守りつつ、ロシアンフックで一撃を見舞い、さっさと逃げるのが山羊舐流戦闘作戦の骨子である。ロシアンフックとは、腰の回転を極力使わず、肩を回して打つフックの一種。腰を回さないことから体幹に軸ができず、タックルを受けても対応しやすい、という利点を持つ。つまり、あえてぶれない軸を作らず、柳のように揺れてゆるく振る舞う事によって防御の備えとし、ここぞのときの一撃を必中必殺とする、という手法を山羊舐はとても大事としている。
部品: 作戦遂行能力
作戦を自分の実行可能な範囲にブレークダウンすることで、達成の実現性を高めている。ブレークダウン作業には時間をかけ、後続の誰でもが遂行可能になるまで難しさをかみ砕くことには人一倍熱心だ。
部品: 作戦精査能力
作戦に齟齬がないか、また、目的に対して作戦内容は妥当かの2つの視点から評価することで精度を高めている。これを検証(ベリフィケーション)と妥当性確認(バリデーション)という。
部品: 我慢強い
たまに致命的な問題を引き起こす、厄介な特長の一つで、濫用は慎むように申し送られる、身体の特長。我慢は身体に毒という言葉で言い表せられる。
部品: 集団指揮能力
山羊舐が集団を指揮する際は、まず各人のスペック調査を行い、個々人を「勤勉者と怠け者」「考える者と考えない者」の掛け合わせ4パターンに分け、配置換えを行う。考える勤勉者は直轄として指揮権を与える。考えない勤勉者には前線に送る。考える怠け者には考えない勤勉者を指揮させる。考えない怠け者にはルーチンワークをあてがう。ちなみに山羊舐自身は考えない勤勉者に属していると考えており、考える方を分担してくれる相棒を常に求めている。
部品: 作戦案伝達能力
指揮官へ提出する作戦案は文章でまとめて複数人に提出するのを常としている。これは回覧が可能なことともう一つ、指揮官が土壇場で尻尾切りするのを防ぐ意味合いもある。これは、侮られ、容易に切り捨てられる存在である忍者としての保険でもあった。山羊舐には苦い経験があった。
部品: 指揮部隊構築方針
考える勤勉者で構成される指揮部隊は、責任を山羊舐が持ち、その責任範囲でうまく立ち回ることを考える旨指示されたのち、作戦の目的と達成目標、期限について明示される。
部品: 作戦遂行に関する思想
「目的、目標、期限が明確であることを第一に求める」「単一の敵と足を止めて殴り合うのは戯作の世界だけであり、敵の自滅あるいは瓦解をいかに早めるかが勝敗を分ける」「兵站と士気は世界共通の軍隊の弱点である」「巨大な戦力は巨大な身振りしかできない」などが語録として残っている。奇抜なことは特に言っておらず、自身を凡将と嘆くのが常であった。
部品: 自陣戦力把握技術
以下の二点を確認するにとどめ、あとは本人努力に任せると称して頭数以上のことは求めないのが山羊舐流であった。二点とは、「作戦遂行と作戦外での目的達成とのどちらを優先するか。(作戦なら勤勉者、目的達成なら怠け者)」「状況の例として、作戦指揮者が発狂した。更迭するのと自身を疑うのとどちらを優先するか(更迭するなら考えない人、自身を疑うのは考える人)」の二点。
部品: 地形把握・分析能力
地形は作戦遂行に、また作戦遂行後の撤退に欠かせない要因であり、しばしば勝敗を決める要素となる場合が多い、と山羊舐は考えている。
部品: 作戦報告書面の作成
書面に残しづらい作戦の多い忍者の作戦だが、山羊舐は書面に残すことにこだわりを見せる傾向にあった。これは作戦に携わる名もなき忍者たちを慰撫する意味合い、というわけではなく、予算獲得の武器にするためであった。
部品: 動員計画作成能力
要員を集めて動かす際のコツとして、目標・期限を明確にすること、タイムスケジュールを明確にすること、相談窓口を明確にすること、作業を単純作業にまでブレークダウンしておくこと。を、山羊舐は念頭に入れている。彼の戦訓はおおむね苦い経験によって支えられていた。
部品: 兵站維持の必要性についての認識
忍者という兵科の都合上、状況が長く続く場合、万全の補給状態とはいかなくなるのが常であった。ゆえに、山羊舐は補給のできる物資集積所と、休憩施設としてのセーフハウスの確保に力を入れる傾向があった。
部品: 破壊工作
橋やトンネルなど、交通の要所とされる場所を爆破し、軍事活動や民間経済を立ち行かなくさせ、敵国を弱体化させる方法。
部品: 情報の選別
情報源となる協力者やメディアから得た情報を評価し、真偽や確実度について選別する方法。主にセーフハウス内で行われる。
部品: 対象と接触して行う活動
対象に接触し、直接情報等を取得する方法。偵察や会話、時に暗殺などもこれに含まれる。いわゆる想像されうるスパイ活動がこれ。山羊舐はこれの危険性を重々承知しており、実行には細心の注意を払って行っている。
部品: 世論の誘導
情報を部分的に隠蔽し、部分的にリークすることで多くの人に真相を誤解させる方法。マスメディアなどへのリークのほか、市場の噂などでのバイラルメディアを利用する。
部品: 捕虜等の尋問能力
捕虜等を尋問することで情報を得る方法。時に拷問も視野に入るが、山羊舐本人は解放する気がないときにしか用いない。
部品: 敵地への浸透
敵地に長い間浸透し、信頼を得た状態で情報を得る方法。時間がかかり、特に生涯をかけての潜入となるので、特に人選してこれを行わせるのが山羊舐の常だった。また、変装を重ねて自らこれを行うこともあった。
部品: 質疑による聴取
友軍や民間人へ質問をおこなうことで、情報(意思決定の判断材料)を得ていく方法。主に有軍陣地から友好国の領域内で行われる。
部品: 連絡将校や民間組織との連携
友軍の連絡将校や、民間組織などと連絡を取り、情報を得る方法。この情報もまた選別によるクレンジングをうけてのち判断材料とされる。
部品: コミュニケーション能力
社交性とコミュニケーション能力は異なるという前提のもと、コミュニケーション力は日々の生活で高めていくものと考えている。その要諦は自分の考えを相手に伝えること、相手の考えを把握すること、認識を合わせることの三点と考えている。
部品: プライベートを守る
自分や相手のプライベートを守ることは、忍者の嗜みである。誰にでも見られたくない姿はあるので、これを守ることは礼儀にも叶うことだろう。これを達成するため、
部品: 挨拶
お互いの経験や立場、体調を含むコンディションなどを少ない手間で確認できる、便利な行動の一つ。挨拶ひとつだけで敵も味方も作ることができることから、重要な行動とされた。
部品: ゆっくり動く
早く走るだけが能ではなく、ときにゆっくり動くことも必要である。ゆっくりした動きは相手に安心感を与え、相手の気を引かない。
部品: 山羊舐の交友関係
フィクショノートとして国内の様々なものづくりに参画、実働部隊の一人として働いた。その結果、国内に知己が多い。また、世界忍者国の電力会社社長を務め、何事もない日は(日々の修行の上で)電気の安全を日々学ぶべく、現場を飛び回っている。そのため、インフラ関係の知己が多い。また、実はロイケットにサークル参加している。個人サークルでサークル名は「シアワセ忍術修練場」。主に頒布しているのは忍者を題材にしたTRPGオリジナルルールブックとリプレイ集、古典TRPGのシナリオ集など。結果としてTRPG仲間に多くの知己を持つことになる。一方、ものづくりと日々の修行のためにインフラ系および製造系現場を飛び回っている関係から、結城藩王より環境系部署の長を任されることになる。結果的に国内の交友関係が更に広がることになった。
部品: 身体能力
忍者の基本として、壁を走り天井に張り付く程度はできるが、みだりに誇示しないため、人並み程度の筋力として認識されている。
部品: 鍛えた足腰
長年の修行によって鍛えられた足腰は、壁を走り屋根を駆け、密集した船から船へと飛び跳ね回ることすら可能とする。
部品: 鍛えた平衡感覚
三半規管が司る、身体の釣り合いを取ろうとするときの感覚。細い場所を通り抜けるときや、アクロバットを行うときに関係する他、これをあえて乱す・乱させる技も存在するが、これには口伝がある。
部品: アクロバット運動
体幹を軸にして行う、普段あまり行われない動き。立ち幅跳びや側転、後ろ宙返りやとんぼ返り、ときに男子新体操めいた動きなどを言う。
部品: 体重を載せる
身体の体重を均等にせず、身体の片側(前側、後ろ側、右側、左側など)に体重をかける方法。加重をかけるとも表現される。
部品: 移動ルートを毎回変える
護衛中は足取りを敵対者に覚えられないよう、毎回移動ルートを変えるのが肝心である。護衛対象を隠す意味もあり、また、自分の存在を隠す意味もある。露出は少ない方が良い。
部品: 突き飛ばす
安定して置かれたものや人を突き押し、バランスを崩させて遠くに追いやる行為。人間でも、うまく重心を捉えればそれなりに遠くに押し出すことができる他、転倒させることも可能。
部品: 逃げる
忍術では遁術とも呼ばれる、状況から脱出する技術の基本技の一つ。単純に歩いたり走ったりして逃げる方法。これがないと必勝か死かしかない事態に巻き込まれた時、弱いと詰む羽目になる。
部品: 猫が好き
だって可愛いんだもん。猫ー猫ー超ラブリー。自由気ままで手がかからないところがいいですね。構ってほしい時とそうでない時がはっきりしているのもかわゆい。猫最高。家でお世話したいな。
部品: きれいな水
毎朝浄水を探してボトルに詰めている。これを利用して喉を潤したり、タオルを湿らせて顔を拭いたりしている。
部品: ニンジャバッグ
背負い袋で肩掛け部分が1本だけのカバン。通常は太いバンドになっている部分も途中までカバンになっているため、見た目以上にものが入る。
部品: 食糧
一食分のタンパク質と炭水化物を取ることができる、ブロック状の焼き菓子。どこでも簡易的な食事を取ることができる。おお素晴らしい携帯食糧。熱量の友と呼んでもいいかも。
部品: 猫缶
猫に食べさせるために用意された特別食糧入りの缶詰。缶切りいらずのプルトップ方式が採用されている。実は餃子の具にするとうまい。
部品: 世界忍者国に残り治安維持に務める
戦乱の当事国となった世界忍者国にて姿を隠して残留し情報収集に努め、被害にあっている国民を陰ながら助けた。また、避難誘導部隊の殿(しんがり)を務めることで、避難誘導部隊の隊員を安全に各国に戻すことができた。その中で連絡を密におこなった。また、各国において戦乱から逃げる設定国民を安全な場所に逃がすため、避難の殿(しんがり)となって遅滞防御戦闘に務めた。
部品: 下肥造り術
とてもとても貴重な自作肥料。人糞と土と枯葉を順番に地面に盛り、塚にした状態で藁をかぶせて保温して三週間寝かせて作った。即効性があるが、病気を持ち込みやすいため、一度使ったら四週間は使えない。
部品: 敷き藁にかけたロマン
刈り入れのあとで実を取り除いた、枯れ草の束。畑の保温や表土の保護、ワラ人形によるカカシ作りなど、便利に使われる。いつか大農園を作って、藁束を編んで作ったしめ縄をアブタマル神殿に奉納するのが夢である。ロマンだなぁ。
部品: 土造り術
培養土を利用するのが簡単だが、山羊舐は自分で作るようにしている。配合は赤玉土7:腐葉土2:バーミキュライト1を混ぜ合わせて作る。(バーミキュライトとは、酸化ケイ素、酸化マグネシウム、酸化アルミニウムを主成分とする、世界忍者国の山でも取れる鉱物。)これに、石灰を培養土10ℓ当たり10gと化成肥料を培養土10ℓ当たり10〜30g混ぜ合わせるのが、山羊舐流。
部品: 山羊舐の畑作知識
山羊舐が自宅付近で始めた畑作によって得た知識。山羊舐の言によると、畑作はいいぞ。農業生産全般を生業にすると、様々な苗を植えて野菜や穀物、果物や花き類を育てたり、キノコを育てたりできる。毎日新鮮な野菜が食べられ、ついでに儲かるかもしれない。ただ、収入がその年の天候に左右されやすいため、収入を家畜肥育や養蚕、綿花栽培などに転換して利益確保を得る場合が多い。労働内容は手作業も多いが、農業機械を導入して大規模化する場合もありだ。農業はいい、いい……。
部品: トウモロコシを育てるコツ
トウモロコシは根を深くまっすぐ張るため、土は深めに耕して、元肥は他の野菜に比べて深い位置に施す必要がある。また、トウモロコシは雌雄異花なので、受粉を確実に行うために同じ場所に同種のものを複数本植えねばならない。また、このとき飼料用のトウモロコシ(デントコーン)と交雑すると甘味の無い実がなってしまう。付近に飼料用のトウモロコシが植えていないか確認が必要だ。
部品: トウモロコシにおける害虫や害鳥の被害対策
トウモロコシに発生しやすい害虫は、アワノメイガ、イネヨトウ、アブラムシ類・カブラヤガ・コガ類・カメムシ類であり、幼虫を発見したら直ちに薬剤駆除をおこなうのがよい。また、種から植える時は鳥の被害を受けやすい。マルチングで対処するのがよい。マルチングは草丈が50cm程度になったら撤去して問題ない。なお、マルチングとは、植えた植物の地表面(株元)を覆うことで、雑草の発生を防ぐほか、水分の蒸発や病害虫の発生を防ぐことをいう。古くからワラが利用されてきた。また、収穫時期が近付いたら果実を袋などで覆うと害虫や鳥の被害をかなり軽減できる。
部品: 生物くん蒸(燻蒸)
施設などで連作を続けると、土壌中の微生物のバランスが崩れて病気が多発するようになる。これに対抗する手段として考え出された、からし菜の一種を緑肥に用いることで、からし菜の成分が持つ辛味成分で有害センチュウや最近、雑草の発生などを抑止する方法。具体的には、からし菜を緑肥に用いることで、からし菜の辛味成分である「グルコシノレート」が土壌中で加水分解されることによって「イソチアシアネート」と呼ばれるガスを発生させ、前述の効果を得る、というものである。
部品: 生物くん蒸をする際の注意点
注意点は以下の2点。1.緑肥をすき込む際、植物体をできるだけ細かく砕き、その後できるだけ早くすき込む。2.すき込んだ後は、地表面をなるべく均一にしてローラー等で鎮圧し、可能であれば敷き藁で覆う。3.すき込んでから次の作物の栽培までは、通常の緑肥と同様に一定期間(夏季で3〜4週間)おく。1つめは、グルコシノレートをできるだけ細胞外に出し、飛散しないうちに土壌中にすき込むためである。2つめは、イソチアシアネート(気体)が地表面から揮発してしまうことを少しでも抑えるため。また、散水することも有効である。3つめは、イソチアシアネートはすき込み後数日で消失するが、緑肥作物のすき込みと同様、有機物の分解時にピシウム菌が一時的に増加するためである。
部品: 緑肥
ある程度育った作物を刈り取らず、そのまま破砕して土に埋めることで土中に有機物を増やす、肥料撒き方法の一種。緑肥の効果としては、以下があげられる。1.有機物が増加し、土壌中の微生物がよく繁殖する。2.土の構造がよくなり、水はけや保水力も高まる。3.土壌中の微生物間のバランスがとれ、病害虫の多発を防ぐ。4.施設野菜土壌の塩類濃度を低下させる。
部品: C/N比(シーエヌ比・炭素率)
緑肥を行う上でのキーポイントの一つ。例えばC/N比が13の場合、窒素が1kgあったとすると炭素が13kg含まれるということになる。C/N比が高い(20以上)有機物が土壌中にすき込まれると、土壌中の微生物がそれを分解するために多くの窒素を必要とする。このため、土壌は窒素飢餓の状態におちいりやすくなる。対策として、石灰窒素を添加することが有効である。山羊舐の場合、世界忍者国で取れる良質な石灰をうまく利用している。逆に、C/N比が低い有機物の場合では多くの窒素が無機化するため、後作物に利用されやすい土壌を作ることができる。例えば、緑肥の後作が窒素要求量の多いタマネギ等の場合、C/N比の低いマメ科の緑肥作物が有効である。逆に、ダイズを後作とする場合では、C/N比の高いえん麦等を緑肥刷ることによって、良い結果が得られやすくなる。
部品: 緑肥の腐熟期間
土壌中にすき込まれた緑肥作物は土中の生物群によって分解される。その分解過程の中では、一時的に(病原菌となる)ピシウム菌が増殖することがわかっている。そのため、緑肥のすき込み後は一定期間(夏季で3〜4週間) をおいてから、後作の栽培に入るのがよい。
部品: 困った時の神頼み
アブタマル神、蛙神、ロイ神を信仰する山羊舐は、アブタマル神をメインに信仰している。困ったときで判断に迷うときは神に祈り、心のなかで相談する。少なくとも、方針を示してくれるのがとてもありがたく、山羊舐は日々の祈りを欠かさない。また、自らの領地に用意したアブタマル神殿の運営を軌道に載せるべく、立ち上がり当初は毎日、軌道に乗ってからは週一の休日に神殿へと通っている。授業を聞いたり、生徒を集めたり、皆で食事をしたりしている。
部品: 再利用しているアイテム
共和国の危機(魔法爆発および土壌菌死滅)を受け、装備品は基本的に前ターンおよび迷宮戦の際に使ったものを再利用している。使っていたもので継続利用するものの一覧は以下の通り。
・忍者刀・手裏剣、鉤縄、五色米・蝦蟇Q・きれいな水、ニンジャバッグ、食料、猫缶
部品: 外見
基本的には森国人で小柄で痩せぎす、長い髪に長い耳だったが、北国な国家との合併や、色々な国からの難民受け入れを経てきたので、髪や皮膚、背丈にもバリエーションがある。中には変化の術で化けている猫士などもおり、総じて世界忍者国の民と自称している。
部品: 性格
良いものも悪いものもいるが、総じて素朴と言われている。また、友誼・恩義にはおおむね厚い。実は意外と寂しがり。だが、あまり表に出すことはない。好みとしては「恩人や友人には厚く尽くすこと」を良しとしている。現世利益は特にないが、むしろそれを誇りとしている。一方で、「友誼・恩義をおろそかにすること」「友誼をその実なくみだりに濫用すること」は嫌われている。
部品: 森に暮らしていた人々
森に住むがゆえに森国人と呼ばれる。世界忍者国では多くの森を拓き地に降りて暮らすようになったが、今でも森で暮らしていたことは忘れておらず、森の意義を忘れてはいない。
部品: 吉兆
赤いマフラーを巻いてもらうこと。また、危機を察した他者により、足元に警告の意味で薔薇手裏剣を投げてもらうのも、一周回って吉兆としている。また、共和国内の他国と同様程度に、猫は瑞獣として崇められている。もふもふな猫もそうでない猫も等しくかわゆく、皆の愛護を受けている。
部品: 民の聖地
忍者の里……と呼ばれる隠し里。世界忍者三山に囲まれた山懐に存在する。世界忍者国人以外には行くことも難しい。聖地では、陰陽道ベースの忍術や魔術を総称して忍法と呼んでおり、人品を見て問題ないと各流派の代表者が認めた場合、これを教えてもらえる。また最近は剣術も教えてくれる道場も増えた。
部品: 祭りと祭日
一般的な「七夕」「盆」「暮」「正月」に加えて、「ロイの誕生日(8月4日)」「ロイ帰還記念日(1月12日)」および「バレンタインデー(2月14日)」がある。盆と歳の暮れにはロイケットが、歳の暮れには魯衣の市が立つ。
部品: 輝かしいエピソード
世界忍者戦隊や忍者機部隊が人々の助けに駆け付けたことがある。また、宰相府からの依頼で破壊工作しに行っていた(いつの間にか)。世界忍者として、敵地や迷宮などへの潜入にて活躍したことは世界忍者国の民にとって輝かしいエピソードである。これらの根幹には、かつて敵からの襲撃を受けた時に、まさに身を挺して国民を庇ったロイの姿に近づきたい思いがある。恩義や友誼を抱く相手に身を挺する点は今も昔も、世界忍者国民の変わらない点である。
部品: 民たちの望むこと
素朴で平和な暮らし。友誼・恩義に厚い人とともに皆で穏やかな暮らしをしたいと望んでいる。その一方、世界忍者国の民はおおよそ友人・恩人か、それ以外、敵で相手を区分する。友人・恩人を害する者はおしなべて世界忍者国民の敵であるため、注意が必要である。
部品: 信仰を示すもの、マークと信仰拠点
ロイ像と呼ばれる世界忍者ロジャー・サスケを模した大小の像。専門の職人になる者も多い。これらを眺め信仰を新たにする場所、つまり一般的な信仰拠点としては神殿があったが、現在は各地の臨時神殿がその任を務めている。また、信仰に関係する土地としてケイリン湖とバウマン川がある。藩国を立て直すにあたって、滞在ACEにちなんでつけられた。こうした場所には神官がいる。神官たちは「友誼を結んだ相手は大事にしよう」「受けた恩は忘れず返そう」「友達だよねと相手の事情も考えずに自分の事情ばかり押し付けるようなのは友達でもなんでもないからしてはならない」といった世界忍者国の民にとって大事なことを教えてくれる。
部品: 世界忍者国式・高度な瞑想通信
森国人は瞑想通信と呼ばれる思考を通信する能力を持っており、木々に宿った祖霊の力を借りることで遠隔地でも通信できるという仕組みを持っていた。世界忍者国では、これを初期にシステム化し、塔に瞑想通信スタッフを置いての放送網を構築した。また受信機や受像機を制作し、にゃんばいん(遠隔操作可能な農耕機)やテーベ―(画像を映すことができる)といった瞑想通信を利用した機器を開発した。高度に圧縮された世界忍者式瞑想通信は様々な機器や産業に利用されている一方で、世界忍者国の森国人以外には使いこなしが難しいとされている。ただし、近年の発明により森国人以外でも世界忍者式瞑想通信が擬似的ながらできる、通信装置が完成した、とも言われている。
部品: かんたんな料理
肉や魚、卵、野菜を用意して、適当に切って火で炒めるだけのかんたん料理。手間もいらず、全体にまんべんなく火を通せば出来上がり。
部品: 個々に盛り付けて配膳
料理を皿に盛って各人の前に置く。個々人の前に料理を盛った皿を置くのは北国人の風習だが、なんとなく習っている。だってみんなの前に皿があるのは可愛いんだもん。
部品: 謎のランニングソングを歌いながら走る
もともとはハンターキラウィッチの風習。彼女らは軍隊式の教育を受けているため、ランニング中は下品な軍隊式ランニングソングをつい口ずさむ。しかしなんとなく格好いいのでリズムだけ真似て鼻歌交じりに歌いながら走るのが最近の流行りである。
部品: のんびり歩く
歩兵とまでは行かないが、木々の間や拓かれた農地を歩くのは楽しい。川沿いに歩けば商工業の地域にも出られるし、もっと進めば港がある。そういえば最近は泳いでないなあ。
部品: ニコニコ笑って交渉術
世界忍者国の森国人は交渉術に言葉をつかう。瞑想通信は便利だが、あまり使うと街角てーべー(映像受像機)やにゃんばいん(遠隔操作の農業機械)にノイズが入るかもしれなくてみんなが困ってしまうからだ。北国人国民にも伝わるのがいい感じ。コツは、ニコニコ笑いながら話すことである。
部品: 動物一般への親しみ
森国人は森に住んでいた(いる)種族なので、動物一般に親しんでいる。餌付けしたり一緒に遊んだりして親しくなってから、もふもふ、あるいはタプタプするのが好き。
部品: 忍者の里での修行
世界忍者国の忍者は、忍者の里に生まれつき、里での修行システムに組み込まれて育つ。忍者の修行は過酷なため、まったく適性のない者については早期に外に里子に出される。
適性があると見なされた子供は、物心つくかつかないかといった時期から日常的な基礎身体訓練を課され、読み書きができるようになると術修行へと進む。
幼年期を脱する頃までには、忍者としての基礎能力を身に付ける。
部品: 変装術
敵地において相手にこちらの正体を明かさないために行う。一般人や場合によっては敵の兵士など、その場において不自然ではない物に変装する修行。
部品: 腕立て伏せ
うつぶせの状態から、全身の体重を両手両つま先の4箇所で支え両腕を伸ばす力によって身体を持ち上げる動作と肘関節を曲げて身体を地面につかない程度まで下げる動作を繰り返すことで腕力を鍛えるトレーニング。
部品: 体幹トレーニング
体幹を鍛えることで上半身のぶれを抑制し、体勢の崩れにくい体になりひいてはことで疲れにくい体をつくることにもなる。
部品: 忍者刀の扱い
忍者刀は様々な用途のために鞘に至るまで様々な仕掛けが施されている。これらを使いこなすには知識が必要であり、これも訓練項目に含まれる。もちろん剣術の訓練もされている。
部品: 白兵戦術
戦う状況に陥らないことが一番重要ではあるが、やむなく戦わねばならぬはめになった場合には勝って逃げねばならぬ。そのため最低限の白兵戦術を身に付けている。
部品: 投擲
主に手裏剣の投擲訓練。他では鉤縄の投擲や、注意を引きつけるために投げる小石などコントロールを要求されるものは結構多い。
部品: 柔軟
柔軟を行うことで筋肉や健を伸びるようにし、間接の稼働域を広げる他、間接の負担を緩和し、けがの予防にもなる。
部品: 走り込み
行うことで脚力を鍛えるとともに肺活量も鍛えられ、長時間活動する際のスタミナや瞬発力を養うトレーニング。
部品: 逃走術
忍者の世界では遁術という。遁術は火遁、水遁、土遁、木遁、金遁等に分かれており、状況に応じて相手の目をくらませたり、風景に溶け込むことで相手の追跡を振り切る。
部品: 森国人の忍者適性
森国人の細い身体は、侵入に際しては特に通気口や煙突などを侵入経路にすることが出来るようになるほか、侵入先での隠蔽でも隠れやすく隠密活動がしやすい。:瞑想通信は基本的に木を使う思考伝達のため痕跡が残りにくく、また敵に読み取られないため隠密の通信に相性が良い。森国人の忍者同士ならば隠蔽しながら通信してしまえば看破はほぼ不可能であろう。
部品: 侵入術
鉤縄を使用して登ったり、相手の注意を引きつけている間に空いたところから侵入する他、変装時には敵を騙す詐術も必要。
部品: 手裏剣
投擲武器。基本的に直接殺害する程の威力はなく、主に敵戦力を減退させたり、牽制目的で使用される。忍者の象徴的装備であるが重量がかさむため携行数は少ない。訓練しないと当たらない。一般に射程は5m〜7mである。
部品: 鉤縄
読んで字の如く、鉤にひもをつけた物。出っ張りや木の枝などに引っかけて上に登る際のロープとして使う。うまく引っかかる様に投げるのはのは意外と難しく、訓練を要する
部品: 五色米
米に色を塗り、色の組み合わせで作る暗号を通して仲間の忍者と連絡を取り合う道具。瞑想通信と違い木を使わなずにすむメリットがあり、時間差で連絡をとりたい時に便利である。
部品: 忍者刀とは
忍者刀とは、忍者および世界忍者の能力を飛躍させる為に開発された武器であり、世界忍者国の特産品でもある。
部品: 直刀型の長脇差
反りがないため、曲がらず丈夫である。斬る以外の多目的な用途のためにあえてこの形状、長さにされた面がある。
部品: 鞘の構造
鞘自体も【仕掛けつき】で、白兵戦でもおこなえるほどの強度を持たせることで、先端での突き以外を戦闘行為を非殺傷行為へと変えることを可能にしたり、先端のねじ状の部分を外すと水中で呼吸ができるようにシュノーケルの役目も果たしたりするようになっている。
部品: 変形
変化の術と世界忍者が組み合わさると忍者刀にもそれは影響し、変化の術が忍者刀に伝播する。すると、忍者刀はカトラスの形状へと変形し世界忍者の手に現れる。
部品: 鞘
ある意味最も忍者の特徴を表していると言える部位。普通の鞘との違いは鐺と分離可能なことと長めの下げ緒、長い下げ緒は主に刀を足掛かりとして使用した際の刀の回収に使われ、鐺と分離した際の残った方は潜水時のシュノーケルとして使用する。
部品: 釣り刀の法
鍔に脚をかけることにより高い壁を飛越する、侵入行為の支援運用法。長い下げ紐を咥えて飛ぶことで、あとで鞘を回収できるようにしている。
部品: 座探しの術
鞘を伸ばしたままで前方に突き出すことで夜間や室内戦闘での利を得る忍法。この技を使うことによって夜間戦闘が可能になる。
部品: 忍者刀の種類
世界忍者国で生産される忍者刀は大まかに分けて二種類のタイプがある。世界忍者用の「Sタイプ」と人狼傭兵用の「Zタイプ」の二種類だ。 この開発が決まった時のコンセプトは世界忍者と人狼傭兵が使える忍者刀であった。世界忍者国は人狼傭兵を忘れた事は一度としてないのだ。
部品: 材料
世界忍者国特産品である砂鉄から作り出された精度のよい鉄と、人狼領地で培われた製錬技術のコラボにより、今まで作られた刀とは精度が段違いのものが出来上がっている。これらは、産業育成で作られた丈夫な工具の製作法を応用した賜物でもあった。
部品: 鍔
最低限の装飾をつける際に人狼用ニンジャカトラスは鍔を白に。世忍用忍者刀には赤を基調とした鍔がつけられる。これは、それぞれのイメージカラーであると共に、鍔の一部は外れ刻印された暗号によりドックタグの役割も可能になっていた。
部品: 製錬技術
良い刀を作るには良い玉鋼が必要だが、人狼領地で培われた製錬技術により質の良い玉鋼を精製することができる。
部品: 軽量化
多機能化にするにつれて問題になってきたのが重量問題だ。忍者が重くて動けないでは話にならぬ。性能だけでなく軽量化も図られ通常の刀よりも軽い。
部品: 蝦蟇Qの概要
がまキュー。肩に乗るサイズの小さな大蝦蟇。召喚者が蝦蟇転身の真言を蝦蟇Qに与えることで巨大化し、様々な特殊能力を発揮する。大蝦蟇の認める勇者のみに授けられる。
部品: 蝦蟇転身
がまてんしん。真言を唱える、ないし、石や金属に刻んだ真言を蝦蟇Qに呑みこませることで、一時的に蝦蟇Qを忍び蝦蟇に変化させることができる。真言は八種あり、大蝦蟇により蝦蟇忍法の術者個々人に一人一つ、伝えられる。
部品: 天蝦蟇
てんがま。石を操る忍び蝦蟇。ナウマクサンマンダボダナン・マカキャラヤ・ソワカ。大きく膨らんで敵を丸呑みにし、そのまま石のように硬くなって休眠することで敵を封印することができる。
部品: 大きく膨らむ(天蝦蟇)
大きく口を開き、すごい息で吸い込むことで空気や周囲の様々なものを吸いこんで体を膨らませる技。他の蝦蟇と異なり、周囲のものまで吸い込んでしまう。
部品: 丸呑み
大きく口を開き、自分のサイズと同等程度の敵を丸呑みにする技。丸呑みにされた敵は天蝦蟇の内分泌液におかされ、休眠状態になる。
部品: 穴を掘る
手指で地面を掘り、自分のサイズと同等程度の穴(空洞)を作ることができる。穴を掘るには46分と46秒かかる。
部品: カチコチ
全身を冷たく、岩石程度に硬くして、自分の身を守る技。絶技カチコチの変形だが、自分の身体を対象とするところが異なる。
部品: 休眠
長期の眠りに入ることで、食糧なしで何か月も眠ることができる。並行して、飲み込んだものをじっくり消化していき、弱体化させることも行う。弱いものはこれだけでひとたまりもないだろう。
部品: 鞘当ての技法
武器を鞘に入れたままの状態で持ち、殴る技法。鞘のある武器に非殺害攻撃能力を付与する。右手は鞘を持ち、左手は柄頭のこぶし一つ上付近を持つ。打突の際はより前に踏み込み打つ。懐に入った敵は柄頭で突き打つ。なお、片手で行う抜き打ちはできなくなる。この技術は武器を鞘に入れている、一般的には戦闘可能でない状態を戦闘可能とする。そのため、敵の意表を突くことができる。腰に帯びた状態から鞘を抜き付け無拍子で敵を打突する方法には口伝があり、抜き付けを含む全身の使いようを身に着けるには2年の修行が必要。
部品: 鞘受けの技法
武器を鞘に入れて手に持った状態、あるいは腰に帯びた状態から、敵の奇襲攻撃に対して鞘ごと持って受けを行う技法。敵の奇襲において、白兵攻撃における奇襲効果を無効とする。抜き付けまでは鞘当ての技法に近く、そこからの上半身の使いようが口伝となっている。習得にはあらかじめ鞘当ての技法を習得している必要がある。
部品: 抜き付けの修行
鞘当ての技法を習得する修行法の一つを紹介する。この修業は日本刀を使って行う。初めは体側をぎりぎりまで壁面に近づけた状態で抜き付ける練習を行う。これが出来るようになったら壁面に相対し柄頭が壁につく状態から抜き付けを行う。これが出来たら、電話ボックス状の箱の中で抜き付けを行う。電話ボックス状の箱の中で抜き付けが出来れば、最後に同じ箱の中で抜刀から斬り、納刀までを行えるようにする。
部品: 世界忍者国剣術は治安維持剣術・忍者剣術の統合的更新である(二年の修練が必要)
21ターンで大活躍した治安維持剣術・忍者剣術であったが、その双方を習得するのにはリソース(主に時間など)がかかりすぎるとの問題を抱えていた。これを結城藩王より相談受けた忍者、世界忍者、治安維持剣術を身に着けた歩兵らは、忍者剣術アイドレス、治安維持剣術アイドレスを編纂した山羊舐氏(山羊舐氏は忍者でもある)と協議の上、これらを統合し洗練した、世界忍者国の剣術を創始することとした。世界忍者国剣術の始まりである。世界忍者国剣術は片手剣を主体とし、両手持ちでの斬撃、武器の両手持ち、非殺での白兵戦闘は副次的に覚えるものとした。これにより世界忍者国剣術の習得は二年を要するものとし、忍者刀、片手剣、もしくは鞘付きのそれらにて戦うものとなった。
部品: 世界忍者国剣術の概要
世界忍者国剣術は片手剣、あるいは忍者刀と呼ばれる頑丈な鞘を持つ直刀を用いて相手を殺傷する技の総称である。以降、使用する白兵武器を得物と呼ぶ。世界忍者国剣術では通常、相手に黙って飛びかかることはなく、忍者刀を額の情報に垂直にかざし敵にこれをよく見せることから始まる。この時声をかけ、世界忍者国公儀の御用による者であることを顕示する必要がある。この時のセリフは「世界忍者国、ここに推参!」と決まっている。
部品: 片手剣を使った鍛錬
忍者刀を含む、世界忍者国剣術に用いる片手剣は短く直刀で、先端鋭く、重い。また鞘も殴打に使える程度には頑丈なので、これまた、重い。この荷重量を相手に感じさせることなく日常生活を送るのが、世界忍者国剣術第一の鍛錬である。
部品: 世界忍者国剣術門下生への心の見極め
世界忍者国剣術で懸念されたことに、習得に要する期間の短さが挙げられた。これを持って悪用する者が出ないよう、習得においては正直さと礼儀作法を道場主が見極めて入門を判断している。また、入門後は挨拶の大事さと集団生活の要諦を教わり、実践を求められた。加えて、継戦能力のもととなる本人の勇気、そしてチーム内での協調性を養育するため、時折「波打ち際での腕立て伏せ200回」「泥濘地でのバーピージャンプ100回」などの肉体的課題が課せられた。これら課題は入門者のチーム全体に課せられ、不足や間違いがあった場合、チーム全員の責任として課題への再挑戦が求められた。
部品: 得物を持つ際の体勢
得物を持つ際は、足を大きく踏み開き、足型は逆八文字に開く。続けて左脚を引き後ろ膝を軽く曲げ、右脚を前に出し、胸を張り、敵の目に我が目線をつける。得物を構える際は重心は身体の中心に落とすように留意する。前に伸ばす脚は右脚とだいたい決まっているが、実のところは左右どちらでも構わず、前と左右に、左脚、右脚のどちらからでもとっさに踏み込めるようでなくてはいけない。
部品: 得物の持ち方
得物は右手に持ち、太鼓の撥を持つ要領で持つ。このとき左手は左腰上に、ピタリと強く抑え当てる。これは鞘を帯の上から押さえつけて動かさない用心のためであるが、前転や後転、それを伴う受け身の際に打刀を帯の右前に移動させ鞘の破損を抑えるためでもある。
部品: 得物の握り方
得物の柄を握る内の薬指と小指は力強く握りしめるが、他の三指、すなわち親指、人差し指、中指はなるべく、ゆるく、やんわりと柄を握る。手首はことさら柔軟にして、右回転、左回転が早く、柔らかくできるようにイメージする。
部品: 構えの思想「殺し間は1m、移動で間を広げる」
剣術での殺し合いを一概に語ることは難しいが、剣の届く範囲に相手の急所を捉えるのがその要諦である。剣の届く範囲を殺し間と呼ぶ。たとえば忍者刀の場合はその距離三分の二身長分、つまり半径一メートル程度である。ゆえに、移動がとても重要になる。どのように移動し、どのように敵を殺し間に留めおくかには代々の口伝がある。
部品: 構の種類
修行ては、足体動作と合わせて構えを教わる。目録として簡単に説明する。正眼構、上段構、下段構については省略する。脇構、これは前後の敵に対する構え。八相構、遠間を斬る構え。弓構、弓矢や投石に対する構え。中段脇構、囲まれた時に用いるが、危険な構え。大上段構、あまり使い道のない構え。いずれも口伝がある。
部品: 上段
柄頭が額の上にくるまで得物を掲げ、後方斜め後ろに切っ先を置く構え。基本となる構えのひとつで、正眼の構えと並んで、おおよその型での初期の構えになる。
部品: 車剣
下段の構えのこと。物を前方斜め下にむけて、先端の延長線の先を、敵の脚つま先に結ぶ。体勢を低く構えることで、敵の攻撃範囲を狭める働きを持つ。切っ先を下ろし、敵の斬りに来る間をもって切っ先を上げ、敵の刀を止め受けて、巻き上げるないし巻き落とし、無刀にしてとどめを刺す無慈悲な侍剣術で用いられる構え。世界忍者国剣術では、下段は車(来る間)剣として恐れつつ、対策をとった。要するにかかってこないので、投石などの飛び道具で片を付けるべきもの、とされた。どうしてもの場合のみ、走って逃げ、距離をとってから叩けとされた。下段の構えのまま走ると人間は前屈ぎみになるので、そこで前に出た頭をたたくのであった。
部品: 正眼
得物を前に出し、右脚を敵方向に大きく踏み出すと同時に、得物の先端を敵の両眼の間につけるように構える。世界忍者国の剣術では、青眼、西岸(西の岸、つまり西方浄土、要するに死者の国)などの字を当て、構えよりも目付の部分を工夫するよう申し送られる。世界忍者国剣術でいう正眼の構えの目付の要諦はひとつところに注視しないことであり、全体を巨視的に見通すことで、相手の行動を相手の意図より先に読み取ることを、重要視している。
部品: 右/左脇構
左脚前に踏み出し、右脚を後方に引き膝深く曲げる。低く左半身となり、得物は水平に後方へ方より一直線になるように伸ばす。左脇構えはその逆である。このとき得物重心を水月(みぞおち)あたりに、先端を左において、横一文字に構える。
部品: 逆手
得物の柄を逆さに握り、刀身を腕の外側にぴたりとつけ、刃は外側前方、敵の方向に向ける。右拳が額の前方にあるように、得物と腕を垂直に立てて構える。このとき右脚は前に出し右半身に低く構える。重心は身体の中心に落とし、視線は敵の眼につける。
部品: 得物での斬り付けの要諦
まず、敵に抵抗の気配有りと察知すれば、機先を制して、急に間合いを縮め、腰の得物を、手首柔らかく、得物の先端が小円を描くように回転させて迅速に取り出し、凶器を握った敵の手首、腕、あるいは蹴ってくる脚スネなどを斬り付け、凶器を取り落とさせ、その抵抗を封じる。
部品: 正面斬付
得物で斬る基本動作五種の一。送り脚をしつつ、正眼の構えから上段の構えに移行して上から真下の敵に振り下ろす方法。基本となる斬り付けであり、最も訓練が必要となる斬り付け。
部品: 下掬い斬り
正面下斬り付けのこと。得物で斬る基本動作五種の二。詰め脚をしつつ、下段の構えから手首を返して前方上に掬い斬りにする方法。この時得物先端が小円を描くように振り、敵の小手やスネを斬り付ける。
部品: 左右面/胴/袈裟斬り付け
得物で斬る基本動作五種の三。左/右脇構えから、打撃の瞬間、敵の右/左横に得物を抜き、得物先端が小円を水平に描くように得物を回転させ、右(左)から左(右)に斬り付ける。左右面斬り付けなら側頭部から側頭部上部へ、左右胴斬り付けなら脇腹を、袈裟斬り付けでは首筋から正中線を断つ。足体動作については、左右面/胴斬り付けに関しては送り脚を用いるが、袈裟に際しては入身脚を用いる。
部品: 逆袈裟
得物で斬る基本動作五種の四。得物を胸前に斜めに、先端を右肩、握り柄を左腰骨に当たるようにおいて構え、打撃の瞬間、得物を左前斜め下方に引き抜くと同時に、得物先端が小円を描くよう回転させ、左下から右上に向けて、敵の小手や脚スネを掬い斬りに斬り付ける。この斬撃法は機先を制して瞬間に斬らねばならないが、手首の強く早い回転と得物の重量を活かして斬るため、腕に関係なく斬れる。
部品: 突き
基本動作五種の五。相手の左面を斬り付けると見せかけて、手首を返しひきつけ、相手の頸動脈を突き斬る。浅手(軽傷)になることが多く、また決まった場合でも大量の出血を見るので、行った後は止めと血振りを兼ねて大きく巻いて袈裟に斬り付けるのが通例である。
部品: 巻いて斬る
刀や薙刀、槍や棒などに対抗するための斬り方。得物は比較的短小な武器なため、両手持ちの武器と打撃力を比較すると格段に弱い。その劣勢を補う工夫が巻いて斬る斬撃法である。巻いて斬るとは回転させて斬るの意味で、遠心力で打撃力を強くするのに加えて、腕を十分に伸ばし、大きな円周を得物先端にて描き、その到着点で全身の筋肉を引き締める。この時瞬発力は凝結され、遠心力で強めた力を更に強くすることができる。得物の巻き方は、腕を肩からいっぱいに伸ばしたり、柔軟に曲げたりしながら、手首を柔らかく、得物先端で、縦に横に円周を描き、遠心力で生ずる力を最後の一打に絞り、渾身の力を込めて斬る。敵や敵の武器に当たる瞬間、全身の筋肉を強く引き締め、呼吸を止め、肛門を強く締める。
部品: 上巻き斬り下ろし
上巻き斬り。上から下に得物を巻いて斬る打法。正眼に構えた得物を、左方向に回し、背中の中心点(脊椎骨)に触れるところまで回し、ついで腕を十分に伸ばし、得物先端で大きな円周を描いて上から下に斬り下ろす。
部品: 左への巻き斬り
左巻き斬り。右から左に得物を巻いて横面や腕を斬る打法。正眼から、得物先端で大きく円周を描くように左に得物を回し、棒身で後ろ首筋を撫ぜるように右に引き、腕を十分に伸ばし、得物を右から左に円周を描いて斬る。
部品: 帽子斬り
右巻き斬り。左から右に得物を巻いて斬る打法。正眼から、得物を垂直に立てながら腕を曲げ、柄を右耳に触れるように引きつけ、ついで得物を後方に倒しながら、右肘を上に上げ、身体を右半身に斜めに構え、右耳そばの握り柄ごと、拳を首左側面につける(右拳を頭上右から左下に移動させる)。腕を十分に伸ばし、得物先端で大きく円周を描きながら、左後ろから右前方に得物を振って斬る。
部品: 四方拂(払)い
得物の型の一で、斬りかかる敵に対する型。右左の袈裟斬りへの対策、逆袈裟にてのスネ斬りへの対策、胸突きへの対策、正面斬りへの対策によってなる。それぞれ、斬りかかる敵の切っ先にこちらの切っ先を当てて斬り落としてからの右(左)小手斬り付け、左(右)入り身から左(右)斬り落とし小手斬り付け、右入り身足しつつの打払いから柄での目潰し・左袈裟斬り、正面止め受けから斬り払い・胸突きの技法を用いる。
部品: 左転換体
得物の型の二。斬りかける相手を左入り身でかわし、敵刃を撃ち落とすとともに、右脚を軸に左脚を出し、右に半回転して敵の右斜め後ろに並び立つ。敵右手首を左手で掴み、敵の後頭部を斬る。あるいは続いて左手で敵の右手肘関節のすぐ上を一緒につかみ、右手人差し指、中指で得物ごと相手の後ろ髪をつかみ、そのまま右脚を後方に引き、左脚を軸に右に円を描いて回転しながら引き落とすと、敵体をうつ伏せに引き倒せる。留め。
部品: 右転換体
得物の型の三。敵の刺突に対して、敵左腰の鞘を制して敵を押し伏せる型。敵刃を左に強く弾き、右脚を軸に素早く右に半回転し、敵の左背後に周り、左手で敵の左手首を掴み、右手で敵の刀鞘、こじりの近くを逆手に握る。ついで、鞘を上に上げ、鞘の中央部を敵の左腕肘関節に押し付け、押し倒す。抜刀し留め。
部品: 連れ返し
得物の型の四。格闘中、右手得物の柄を掴まれた場合の型。得物を掴んだ敵の五指をひねり捻るように、得物を小さく回転させながら、左手で敵の五指を得物ごと上から握りしめ、得物を梃子にして前方斜め方向に引き落とし投げ倒す。右手で掴まれれば左斜めに、左手で掴まれれば右斜めに引き落とす。両手で掴まれた場合は、柄を握った左右両手首を、交差させる形に捻るように得物を梃子にして捻り、急に外側に引き落とし投げ倒す。左手で敵の前方に出ている手の甲を、相手の得物ともろともに握っておけば、敵の手元側の手の親指は得物で押さえられ、手を抜き取ることは不可能である。そのまま敵の得物柄を前方に強く早く押し倒し、敵右腕上膊(はく)の中心部を、得物柄の先端(柄頭)で強く突く。そのまま右手を滑らせてこちらの得物中心部を右手で順手に握る。この時も左手は敵の得物ごと握りしめて、離してはならない。次にこちらの得物柄を敵の右脇下にくぐらせ、得物柄先端を敵の背後右腕上部に当て、自身を左の方に移動させつつ、得物を下に押し下げながら、敵右手首を背後にねじ上げ、右下床面に敵を引き落とし、押し伏せる。左膝で敵の右手首を制する。留め。
部品: 座とり
得物の型の五。座位にある時、敵が抜き斬りに斬る意図があったときに用いる型。敵は膝立ち、抜き斬りに斬りつけるので、こちらは左脚大きく踏み込み、得物を縦に構え左手を添え、横なぎの敵刃を受け止める。次に右足の裏で敵刃の物打ちを強く踏み動かさないようにする。左膝は地につけたまま右膝立ち、こちらも得物を抜き、時計針の進行方向に大きく円を描いて振り、刀柄を握る敵の手を斬り払って刀を離させ、得物で敵の両眼を斬り牽制し、左手で敵刃の柄を握り、左斜め前に投げ遠ざける。続けて、得物を右手に、敵の首の後方に当て、敵の左頸動脈に強く当て拘束する。同時に得物と敵の着衣左右の方の布を一緒に掴み、得物を押し下げて、敵を手前に、うつ伏せに引き倒す。後退しつつ引きずり、敵の右手を首前から回し、左後方に引きつけ、右回りに歩いて敵身体の右に移動し留め。
部品: 上段受け
得物の型の六。敵に上段から面を斬りつけられたときの受けの型。こちらは得物を頭上に水平に横たえ、左手の五指を隙間なく揃え、得物の下に柄の方向へ指先を向けて置き、刃を上に向け、右脚大きく踏み込み、敵刃の(切っ先ではなく)中程で受け止める。指先を隙間なく揃えるのは敵刃が捕り方の左側に滑った時に指を斬られないためである。次に左脚で踏み込み、得物を下にすり込み、柄頭で敵刃の鍔を強く打つ。左脚で敵の右脚の甲を踏む。敵刃を動かさず、左手を得物から離して敵の右手親指を逆手に握り、ねじ上げて刀の柄を離させる。敵の右手の親指をねじったまま、右手は得物を通じて刀を握ったまま、敵の左手を両手で横一文字に左右に大きく押し開く。ついで、得物を右回しに回転させ、刀身先を敵の手首にかけ小手斬り付け。素早く得物先端を斜めしたから敵の両眼の間に突きつけ牽制。次に敵の右腕を左手で上に差し上げ、その下をくぐり、敵の、脇下の急所である稲妻を、右肘を深く曲げて突き上げる。敵の怯むスキに、右腕を差し上げたまま右脚前に踏み込み、そのまま左に転回して敵の右腕を得物で押さえつつねじり上げ、敵の背後に移動する。続いて右膝頭で敵の尾てい骨を蹴り上げ、右脚を敵の右足首に背後から深くからませ、背中にねじあげた腕と得物とで前下に押し倒す。敵は倒れるので、倒れる敵に添って右側からのしかかり、留め。
部品: 閂(かんぬき)
得物の型の七。格闘の型。敵の上段からの斬り付けを左入り身足でかわしつつ、時計針の逆進行方向に得物を大きく巻いて敵刃を左外側にはじくと同時に、そのまま右脚で前蹴り。同様に、上段からの斬りかかりを右脚を踏み込んで時計針の進行方向に大きく巻き、敵刃を右外に弾く。次の瞬間左脚で前蹴り。前蹴りの後は左拳で敵の水月(みぞおち)に当身を入れる。脚を踏み変え大きく右外から時計針の逆進行方向に巻いて、敵の刀を握った右手首を強く斬り付け、柄を離させる。得物先端を敵の両眼の間に突きつけ牽制するとともに、自分の左腕を相手の左腕上膊の後方上から巻きつけ、深く抱え込む。次に得物を垂直に立て、刃を敵方向に向け、刀柄を握ったままの敵左手首を刃で前方水平に押しながら、上に向けて押し上げれば、敵は動けなくなる。次に右脚を右後方に急に引き、敵を右回しに引き落とす。敵の下半身が着地した瞬間、敵身体の動きを逆転させ左に切り替え、敵をうつ伏せに押し倒す。得物を敵から外し、左手首を打って敵の得物を落とさせて飛ばす。敵身体に馬乗りになり、左肘を左膝で制し、右手を得物で斬りねじ上げ、右肘を右膝で制する。得物を左手で逆手に握り、敵の首前に右から左に差し入れ、右手を上から交差させて得物先端を右手で握り、得物を上に引き上げ首を絞める。左手の得物を首前に当てたまま右手を離し、留め。
部品: 柄(つか)返し
得物の型の八。斬り別れと格闘の型。敵が右八相の構えから左面に斬りかかるのに対し、こちらは右脚から直進し得物を上段から垂直に振り下ろし、敵刃の左しのぎを削るように切り落とす。同じく、左八相の構えから右面に斬りかけるのに対して、こちらは左脚から直進し、得物を上段から振り下ろし敵刃の右しのぎを削るように斬り落とす。これを八回繰り返し、九回目でこちらは上段受けにする。受けた瞬間、左脚で前蹴り、そのまま敵右脚甲を踏みつけ、敵の怯んだ瞬間、敵刃の鍔元まで鈎を滑らせて、得物を右から敵の首にかけ、左手で得物先と敵の襟を掴み、右脚から左回りに円周を描いて歩き敵を押し崩し、円の中心点で小さく早く回って敵を左に投げ倒し、敵刃を払い落として奪い、留め。
部品: 咽喉(のど)輪とり
得物の型の九。得物を逆手に持つ型。敵の上段からの斬りを、右脚踏み込み、逆手の得物で上受けする。この時左手は右手首に添える。時計針の進行方向に巻き、敵刃を右外下に払い落とし、身体を開き左脚で大きく前蹴り。次に右胴への斬り込みに対して、こちらは右脚を踏み込み敵刃を逆手の得物で右外に弾く。次の瞬間、左脚を踏み込み、左拳で敵水月に当身を入れる。突きに対して、左下に受け流すとともに敵右手首と刀柄を左手で掴み、逆得物の棒身で敵右腕の上表面を滑らせ、刷り上げて、敵の右頸動脈に得物を当てる。右脚を敵の背後に一歩大きく踏み込み、得物で首をへし斬りつつ左に回る。首筋の後ろから刀身をあて、敵の左頸動脈に得物を食い込ませ、得物で敵身体を下に押し付けながら、右脚を大きく右後方に引き、敵を右下に引き落とす。敵はうつ伏せに倒れるとともに首が落ちる。
部品: 送り足拂(払)い
得物の型の十。転換体の足運びと足払いの型。上段に対する敵の斬りを、こちらは右斜め前に左脚を踏み込み敵刃をかわし、得物で左上外に敵刃を弾く。とともに、得物を大きく巻き、敵の左上膊(じょうはく、二の腕)を斬る。同様に、敵の斬りかけを左斜め前に右脚を踏み込み敵刃をかわし、右上外に弾き、得物を大きく巻いて敵の右上膊を斬る。次いで、右脚を踏み込み、得物を頭上で小さく巻き、二歩目を継ぎ脚で(つまりさらに右脚で)踏み込み、頭上の得物を早く大きく巻いて敵の左上膊を斬る。つぎの瞬間、敵の斬りかけを避けるために地面に両手をついて身を沈め、左脚を大きく前に伸ばしだし、敵の踏み込む右足首に自分の左足首を掛け、早く強く右に一回転し、敵を仰向けに倒す。脚を取りうつぶせに返して、留め。
部品: 踏み込まないコツ
足止めしての殴り合いは厳格に慎むべきものである。敵の殺し間にて足を止めるのは自殺行為と呼ばれても仕方がない。殺し間に踏み込まずに敵だけを自分の殺し間に入れるコツは存在し、口伝として伝わっている。
部品: 足体動作
足の運びを中心に移動に関する動作の事を総称して、足体動作と呼ぶ。足体動作には前方に進むものとして送り脚、詰め脚、歩み脚、猫脚があり、後方に進む引き脚、詰めの引き脚、歩みの引き足がある。また、左右移動をする移り脚、斜め前方に入る入り身脚、そして左右の転換体がある。転換体とは、後ろの脚を一旦前の脚の前に置き、これを脚がかりに敵の左右まで前の脚を進め、我が身を半回転させることで敵の横ないし斜め後方に立つ足体動作である。これらを、立位、座位、半立位(膝行位)で行うのが、世界忍者国剣術の足体動作である。
部品: 歩みの猫足
世界忍者国剣術の基礎として習う足体動作のひとつで、前に出ている右足の前側と後ろ側、後ろの左足の前側と後ろ側への細かな加重と抜重の組み合わせで、微小な動きのみで前方へ少しシフトする、独特の歩き方法。フェイントや別動作の補助、および練習として用いる。
部品: 足の真ん中を使って踏む
爪先立ちや踵立ちを想像する忍者の歩みだが、実はいたって普通に足の真ん中で歩く。忍者特有の挙動とは足先の工夫ではなく、通常の移動動作を加重と抜重の制御でブーストすることを言うため。
部品: 足体動作に気配りして歩く
修行を始めるにあたって最初に教わるのは礼法と着付け、そして足体動作である。足体動作習熟には、道場と呼ばれる天井の低い部屋で、四方を足体動作のみで移動するところから始まる。
部品: コツは、聞いて考える
足体動作は耳で聞き、自分と師匠筋との違いを考えるのが早道と言われている。これは自分や相手の足体動作を耳で追うと、自然に音の出ない歩みが会得できるからによる。
部品: 手捕り
すべての武器を失ったときに用いる捕縛術のこと。極めて低い姿勢で構え、地面をはうように低く構える。敵武器の攻撃を避ける際は左右に転がり避ける。敵刃をさばく場合は足体動作を用い、真横や斜め前に避ける。地面を転がり敵の内懐にくぐり入り、敵の金的、髪の毛をつかみ引き倒す。手捕りの掴み方には極意があり、手首をつかむよりは敵の親指を握りしめ、逆にねじ上げて自由を奪うのを良しとする。また、相手の衣類をつかむ場合、服の上から肉に爪を立て、一緒につかむことで逃げられなくする。この技は非殺白兵戦闘属性を持つ。
*インポート用定義データ
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{ "id": 170870,
"title": "山羊舐の政治に対するスタンスと知識",
"description": "もと内政担当者たるもの、外交を含む藩国政治面に立ち入ることは好ましくないことと考えている。その上で、政治はメディア操作に影響を受けすぎると常々危機感をもっている。",
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"title": "山羊舐はサボり症?",
"description": "隙間時間を使ってうまく休んでいる。休みのためだけに15分程度の時間を取ることもある。体調と勘案してうまく休むのがコツである。また、一つの作業を工程ごとに分割し、「入力・処理・出力」の群に整理した状態にすることを得意としている。前の作業の出力が、次の作業の入力になる場合が多く、また、整理しておくことで多人数で対処ができるようになるためである。くわえて、時間を区切るのも得意である。いつまでに目標を達成するか、の目安を設定する行為。フルパワーを際限なく続けて破綻することを避けるために行われる。",
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"title": "山羊舐の書類事務",
"description": "作戦行動の中でも特に重要な、記録を残し報告や連絡を行うための行為。物事ができても、これがなくしては成果としてカウントされないことすらある、大変重要な行動。これを行うためには、たゆまぬ情報収集とたまの発表が大事だと、山羊舐は考えている。情報収集とは、自分の目的を達成するために行う、判断材料となりうる兆しや印、文書などを拾い集める行為。主に「いつどこで何が起こるか」「現場の地勢はどうか」「どんな人が関係するか」を調べるのが大事である。",
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"title": "山羊舐の根回し",
"description": "事を起こす前にあらかじめ意図するところを開陳し賛同者を得ておく行為。賛同者に支援を受けることで意図した決定を集団の中で通しやすくする。具体的には実務者会談を細かく行うことを大事にしている。実務者会談とは、2つの組織間で共同作業をするときに必ず行うべき会談。実務者、つまり実際に作業を行う人同士で顔と名前、相手の立場などを把握し合う行為。これがあるのとないのとでは作業効率が全く違う。",
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"title": "山羊舐の陣割り",
"description": "陣割りとは、その時どきの土地や風土を、目的に沿った形で利用して味方につける行為である。具体的にはロープを張って場所を区画整理しておこなう。多くの場合、地面を深く掘ることで、他者の視線や射程から逃れる場所を作る事が多い。これをして縄張りと言うが、忍者としては土遁の術と呼びたい。昔はクナイと雑多な布で掘っていたらしいが、現在では円ぴ(スコップ)で掘るのが普通だ。ロープの加工については、人や物を高所から降ろすときや、逆に高所に荷揚げするときに用いる、ロープを加工する技をたくみに使う。解けない輪を作ったり、逆に解けやすい輪を作ったりできるのが山羊舐流である。",
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"title": "陣割りの心得は「一つずつ相手にする」",
"description": "決して多人数を同時に相手してはならない、とする教え。多人数で囲まれたとしても、相手のうち最も体格のあるものを初手で倒し、以降その体格を壁や盾として用いる。また、一人ずつ相手にするために、相手の不意をついて無防備な状態を攻撃することなども率先して行う。不意をつける状態まで立ち位置を変え続ける必要があり、事前準備に時間がかかるのが欠点なので、予め準備を行うことも、陣割りの大事な考え方のひとつである。",
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"title": "仲間を呼び、強い方に加担する",
"description": "陣割りのときの大事な考えの一つ。仲間を呼ぶとは、単独では遂行不可能な行為に対して仲間を呼んで頭数で対処する、作戦行動の一つ。同程度の実力がある仲間を呼ぶ必要があるため、お互いに困ったときは融通し合う、といった協定が事前に必要である。また、強い方に加担するのは喧嘩の基本技である。そもそも、全員が強い方に加担すれば、喧嘩は世に起きない。強い方に加担することは平和への一歩なのである。しかし世の中に平和はなかなか訪れない。そこで、陣割りである。準備を怠らず、困ったときでもすぐ仲間を呼べるようにしておくことで、自身を強い集団の一部に位置づけることで利を活かす。この場合の利とは地の利であり、人の和である。これらを連携させてしぶとく戦い続ける助けとするのが、陣割りの大事な考え方である。",
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"title": "懐に入る",
"description": "自分を相手に利する者としてアピールし、相手の中での奇貨、つまりユニークユニットとして保有戦力に数えられるまでの一連の行動をいう。これを行っておくことで、相手と自分の間に立ちはだかったものを挟撃することができるようになる。挟撃するとは、相手をこちらの味方と挟み込む形の立ち位置を取り、相手の行動範囲を狭める行動。片方を相手にしている時、必ずもう片方が一方的に攻撃できるので、非常に有効である。",
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"title": "見切り千両",
"description": "ある程度の利益を確保できたら、その盆(博打におけるゲームプレイフィールドのこと)からは足を洗うことを示唆する言葉。なお千両とは第七世界人の日本円にして2億5千万円ほどの価値の金銭だが、これは「頃合いの良い見切りにはそれだけの価値がある」の意味であり、それだけ稼げという意味ではない。",
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"description": "顔の前に両拳を握り、守りを固めて頭と上半身とを拳と肘とで守る型。腰を落とし、前に出した脚を膝立てることで前方向からの格闘攻撃をすべて受けることもできる。これを守りつつ、ロシアンフックで一撃を見舞い、さっさと逃げるのが山羊舐流戦闘作戦の骨子である。ロシアンフックとは、腰の回転を極力使わず、肩を回して打つフックの一種。腰を回さないことから体幹に軸ができず、タックルを受けても対応しやすい、という利点を持つ。つまり、あえてぶれない軸を作らず、柳のように揺れてゆるく振る舞う事によって防御の備えとし、ここぞのときの一撃を必中必殺とする、という手法を山羊舐はとても大事としている。",
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"description": "作戦を自分の実行可能な範囲にブレークダウンすることで、達成の実現性を高めている。ブレークダウン作業には時間をかけ、後続の誰でもが遂行可能になるまで難しさをかみ砕くことには人一倍熱心だ。",
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"title": "我慢強い",
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"description": "山羊舐が集団を指揮する際は、まず各人のスペック調査を行い、個々人を「勤勉者と怠け者」「考える者と考えない者」の掛け合わせ4パターンに分け、配置換えを行う。考える勤勉者は直轄として指揮権を与える。考えない勤勉者には前線に送る。考える怠け者には考えない勤勉者を指揮させる。考えない怠け者にはルーチンワークをあてがう。ちなみに山羊舐自身は考えない勤勉者に属していると考えており、考える方を分担してくれる相棒を常に求めている。",
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"description": "指揮官へ提出する作戦案は文章でまとめて複数人に提出するのを常としている。これは回覧が可能なことともう一つ、指揮官が土壇場で尻尾切りするのを防ぐ意味合いもある。これは、侮られ、容易に切り捨てられる存在である忍者としての保険でもあった。山羊舐には苦い経験があった。",
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"title": "指揮部隊構築方針",
"description": "考える勤勉者で構成される指揮部隊は、責任を山羊舐が持ち、その責任範囲でうまく立ち回ることを考える旨指示されたのち、作戦の目的と達成目標、期限について明示される。",
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"title": "作戦遂行に関する思想",
"description": "「目的、目標、期限が明確であることを第一に求める」「単一の敵と足を止めて殴り合うのは戯作の世界だけであり、敵の自滅あるいは瓦解をいかに早めるかが勝敗を分ける」「兵站と士気は世界共通の軍隊の弱点である」「巨大な戦力は巨大な身振りしかできない」などが語録として残っている。奇抜なことは特に言っておらず、自身を凡将と嘆くのが常であった。",
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"title": "自陣戦力把握技術",
"description": "以下の二点を確認するにとどめ、あとは本人努力に任せると称して頭数以上のことは求めないのが山羊舐流であった。二点とは、「作戦遂行と作戦外での目的達成とのどちらを優先するか。(作戦なら勤勉者、目的達成なら怠け者)」「状況の例として、作戦指揮者が発狂した。更迭するのと自身を疑うのとどちらを優先するか(更迭するなら考えない人、自身を疑うのは考える人)」の二点。",
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"title": "地形把握・分析能力",
"description": "地形は作戦遂行に、また作戦遂行後の撤退に欠かせない要因であり、しばしば勝敗を決める要素となる場合が多い、と山羊舐は考えている。",
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"title": "作戦報告書面の作成",
"description": "書面に残しづらい作戦の多い忍者の作戦だが、山羊舐は書面に残すことにこだわりを見せる傾向にあった。これは作戦に携わる名もなき忍者たちを慰撫する意味合い、というわけではなく、予算獲得の武器にするためであった。",
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"title": "動員計画作成能力",
"description": "要員を集めて動かす際のコツとして、目標・期限を明確にすること、タイムスケジュールを明確にすること、相談窓口を明確にすること、作業を単純作業にまでブレークダウンしておくこと。を、山羊舐は念頭に入れている。彼の戦訓はおおむね苦い経験によって支えられていた。",
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"title": "兵站維持の必要性についての認識",
"description": "忍者という兵科の都合上、状況が長く続く場合、万全の補給状態とはいかなくなるのが常であった。ゆえに、山羊舐は補給のできる物資集積所と、休憩施設としてのセーフハウスの確保に力を入れる傾向があった。",
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"description": "橋やトンネルなど、交通の要所とされる場所を爆破し、軍事活動や民間経済を立ち行かなくさせ、敵国を弱体化させる方法。",
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"title": "情報の選別",
"description": "情報源となる協力者やメディアから得た情報を評価し、真偽や確実度について選別する方法。主にセーフハウス内で行われる。",
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"title": "対象と接触して行う活動",
"description": "対象に接触し、直接情報等を取得する方法。偵察や会話、時に暗殺などもこれに含まれる。いわゆる想像されうるスパイ活動がこれ。山羊舐はこれの危険性を重々承知しており、実行には細心の注意を払って行っている。",
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"title": "世論の誘導",
"description": "情報を部分的に隠蔽し、部分的にリークすることで多くの人に真相を誤解させる方法。マスメディアなどへのリークのほか、市場の噂などでのバイラルメディアを利用する。",
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"description": "捕虜等を尋問することで情報を得る方法。時に拷問も視野に入るが、山羊舐本人は解放する気がないときにしか用いない。",
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"title": "敵地への浸透",
"description": "敵地に長い間浸透し、信頼を得た状態で情報を得る方法。時間がかかり、特に生涯をかけての潜入となるので、特に人選してこれを行わせるのが山羊舐の常だった。また、変装を重ねて自らこれを行うこともあった。",
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"description": "友軍や民間人へ質問をおこなうことで、情報(意思決定の判断材料)を得ていく方法。主に有軍陣地から友好国の領域内で行われる。",
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"title": "連絡将校や民間組織との連携",
"description": "友軍の連絡将校や、民間組織などと連絡を取り、情報を得る方法。この情報もまた選別によるクレンジングをうけてのち判断材料とされる。",
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"title": "コミュニケーション能力",
"description": "社交性とコミュニケーション能力は異なるという前提のもと、コミュニケーション力は日々の生活で高めていくものと考えている。その要諦は自分の考えを相手に伝えること、相手の考えを把握すること、認識を合わせることの三点と考えている。",
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"title": "プライベートを守る",
"description": "自分や相手のプライベートを守ることは、忍者の嗜みである。誰にでも見られたくない姿はあるので、これを守ることは礼儀にも叶うことだろう。これを達成するため、",
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"title": "挨拶",
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"title": "山羊舐の交友関係",
"description": "フィクショノートとして国内の様々なものづくりに参画、実働部隊の一人として働いた。その結果、国内に知己が多い。また、世界忍者国の電力会社社長を務め、何事もない日は(日々の修行の上で)電気の安全を日々学ぶべく、現場を飛び回っている。そのため、インフラ関係の知己が多い。また、実はロイケットにサークル参加している。個人サークルでサークル名は「シアワセ忍術修練場」。主に頒布しているのは忍者を題材にしたTRPGオリジナルルールブックとリプレイ集、古典TRPGのシナリオ集など。結果としてTRPG仲間に多くの知己を持つことになる。一方、ものづくりと日々の修行のためにインフラ系および製造系現場を飛び回っている関係から、結城藩王より環境系部署の長を任されることになる。結果的に国内の交友関係が更に広がることになった。",
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"title": "身体能力",
"description": "忍者の基本として、壁を走り天井に張り付く程度はできるが、みだりに誇示しないため、人並み程度の筋力として認識されている。",
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"title": "鍛えた平衡感覚",
"description": "三半規管が司る、身体の釣り合いを取ろうとするときの感覚。細い場所を通り抜けるときや、アクロバットを行うときに関係する他、これをあえて乱す・乱させる技も存在するが、これには口伝がある。",
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"title": "アクロバット運動",
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"title": "体重を載せる",
"description": "身体の体重を均等にせず、身体の片側(前側、後ろ側、右側、左側など)に体重をかける方法。加重をかけるとも表現される。",
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"title": "突き飛ばす",
"description": "安定して置かれたものや人を突き押し、バランスを崩させて遠くに追いやる行為。人間でも、うまく重心を捉えればそれなりに遠くに押し出すことができる他、転倒させることも可能。",
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"description": "忍術では遁術とも呼ばれる、状況から脱出する技術の基本技の一つ。単純に歩いたり走ったりして逃げる方法。これがないと必勝か死かしかない事態に巻き込まれた時、弱いと詰む羽目になる。",
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"title": "猫が好き",
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"title": "世界忍者国に残り治安維持に務める",
"description": "戦乱の当事国となった世界忍者国にて姿を隠して残留し情報収集に努め、被害にあっている国民を陰ながら助けた。また、避難誘導部隊の殿(しんがり)を務めることで、避難誘導部隊の隊員を安全に各国に戻すことができた。その中で連絡を密におこなった。また、各国において戦乱から逃げる設定国民を安全な場所に逃がすため、避難の殿(しんがり)となって遅滞防御戦闘に務めた。",
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{ "id": 170928,
"title": "下肥造り術",
"description": "とてもとても貴重な自作肥料。人糞と土と枯葉を順番に地面に盛り、塚にした状態で藁をかぶせて保温して三週間寝かせて作った。即効性があるが、病気を持ち込みやすいため、一度使ったら四週間は使えない。",
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"title": "敷き藁にかけたロマン",
"description": "刈り入れのあとで実を取り除いた、枯れ草の束。畑の保温や表土の保護、ワラ人形によるカカシ作りなど、便利に使われる。いつか大農園を作って、藁束を編んで作ったしめ縄をアブタマル神殿に奉納するのが夢である。ロマンだなぁ。",
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"title": "土造り術",
"description": "培養土を利用するのが簡単だが、山羊舐は自分で作るようにしている。配合は赤玉土7:腐葉土2:バーミキュライト1を混ぜ合わせて作る。(バーミキュライトとは、酸化ケイ素、酸化マグネシウム、酸化アルミニウムを主成分とする、世界忍者国の山でも取れる鉱物。)これに、石灰を培養土10ℓ当たり10gと化成肥料を培養土10ℓ当たり10〜30g混ぜ合わせるのが、山羊舐流。",
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{ "id": 170931,
"title": "山羊舐の畑作知識",
"description": "山羊舐が自宅付近で始めた畑作によって得た知識。山羊舐の言によると、畑作はいいぞ。農業生産全般を生業にすると、様々な苗を植えて野菜や穀物、果物や花き類を育てたり、キノコを育てたりできる。毎日新鮮な野菜が食べられ、ついでに儲かるかもしれない。ただ、収入がその年の天候に左右されやすいため、収入を家畜肥育や養蚕、綿花栽培などに転換して利益確保を得る場合が多い。労働内容は手作業も多いが、農業機械を導入して大規模化する場合もありだ。農業はいい、いい……。",
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"title": "トウモロコシを育てるコツ",
"description": "トウモロコシは根を深くまっすぐ張るため、土は深めに耕して、元肥は他の野菜に比べて深い位置に施す必要がある。また、トウモロコシは雌雄異花なので、受粉を確実に行うために同じ場所に同種のものを複数本植えねばならない。また、このとき飼料用のトウモロコシ(デントコーン)と交雑すると甘味の無い実がなってしまう。付近に飼料用のトウモロコシが植えていないか確認が必要だ。",
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{ "id": 170933,
"title": "トウモロコシにおける害虫や害鳥の被害対策",
"description": "トウモロコシに発生しやすい害虫は、アワノメイガ、イネヨトウ、アブラムシ類・カブラヤガ・コガ類・カメムシ類であり、幼虫を発見したら直ちに薬剤駆除をおこなうのがよい。また、種から植える時は鳥の被害を受けやすい。マルチングで対処するのがよい。マルチングは草丈が50cm程度になったら撤去して問題ない。なお、マルチングとは、植えた植物の地表面(株元)を覆うことで、雑草の発生を防ぐほか、水分の蒸発や病害虫の発生を防ぐことをいう。古くからワラが利用されてきた。また、収穫時期が近付いたら果実を袋などで覆うと害虫や鳥の被害をかなり軽減できる。",
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{ "id": 170934,
"title": "生物くん蒸(燻蒸)",
"description": "施設などで連作を続けると、土壌中の微生物のバランスが崩れて病気が多発するようになる。これに対抗する手段として考え出された、からし菜の一種を緑肥に用いることで、からし菜の成分が持つ辛味成分で有害センチュウや最近、雑草の発生などを抑止する方法。具体的には、からし菜を緑肥に用いることで、からし菜の辛味成分である「グルコシノレート」が土壌中で加水分解されることによって「イソチアシアネート」と呼ばれるガスを発生させ、前述の効果を得る、というものである。",
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{ "id": 170935,
"title": "生物くん蒸をする際の注意点",
"description": "注意点は以下の2点。1.緑肥をすき込む際、植物体をできるだけ細かく砕き、その後できるだけ早くすき込む。2.すき込んだ後は、地表面をなるべく均一にしてローラー等で鎮圧し、可能であれば敷き藁で覆う。3.すき込んでから次の作物の栽培までは、通常の緑肥と同様に一定期間(夏季で3〜4週間)おく。1つめは、グルコシノレートをできるだけ細胞外に出し、飛散しないうちに土壌中にすき込むためである。2つめは、イソチアシアネート(気体)が地表面から揮発してしまうことを少しでも抑えるため。また、散水することも有効である。3つめは、イソチアシアネートはすき込み後数日で消失するが、緑肥作物のすき込みと同様、有機物の分解時にピシウム菌が一時的に増加するためである。",
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{ "id": 170936,
"title": "緑肥",
"description": "ある程度育った作物を刈り取らず、そのまま破砕して土に埋めることで土中に有機物を増やす、肥料撒き方法の一種。緑肥の効果としては、以下があげられる。1.有機物が増加し、土壌中の微生物がよく繁殖する。2.土の構造がよくなり、水はけや保水力も高まる。3.土壌中の微生物間のバランスがとれ、病害虫の多発を防ぐ。4.施設野菜土壌の塩類濃度を低下させる。",
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{ "id": 170937,
"title": "C/N比(シーエヌ比・炭素率)",
"description": "緑肥を行う上でのキーポイントの一つ。例えばC/N比が13の場合、窒素が1kgあったとすると炭素が13kg含まれるということになる。C/N比が高い(20以上)有機物が土壌中にすき込まれると、土壌中の微生物がそれを分解するために多くの窒素を必要とする。このため、土壌は窒素飢餓の状態におちいりやすくなる。対策として、石灰窒素を添加することが有効である。山羊舐の場合、世界忍者国で取れる良質な石灰をうまく利用している。逆に、C/N比が低い有機物の場合では多くの窒素が無機化するため、後作物に利用されやすい土壌を作ることができる。例えば、緑肥の後作が窒素要求量の多いタマネギ等の場合、C/N比の低いマメ科の緑肥作物が有効である。逆に、ダイズを後作とする場合では、C/N比の高いえん麦等を緑肥刷ることによって、良い結果が得られやすくなる。",
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"title": "緑肥の腐熟期間",
"description": "土壌中にすき込まれた緑肥作物は土中の生物群によって分解される。その分解過程の中では、一時的に(病原菌となる)ピシウム菌が増殖することがわかっている。そのため、緑肥のすき込み後は一定期間(夏季で3〜4週間) をおいてから、後作の栽培に入るのがよい。",
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"title": "困った時の神頼み",
"description": "アブタマル神、蛙神、ロイ神を信仰する山羊舐は、アブタマル神をメインに信仰している。困ったときで判断に迷うときは神に祈り、心のなかで相談する。少なくとも、方針を示してくれるのがとてもありがたく、山羊舐は日々の祈りを欠かさない。また、自らの領地に用意したアブタマル神殿の運営を軌道に載せるべく、立ち上がり当初は毎日、軌道に乗ってからは週一の休日に神殿へと通っている。授業を聞いたり、生徒を集めたり、皆で食事をしたりしている。",
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"description": "共和国の危機(魔法爆発および土壌菌死滅)を受け、装備品は基本的に前ターンおよび迷宮戦の際に使ったものを再利用している。使っていたもので継続利用するものの一覧は以下の通り。\n・忍者刀・手裏剣、鉤縄、五色米・蝦蟇Q・きれいな水、ニンジャバッグ、食料、猫缶",
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"description": "基本的には森国人で小柄で痩せぎす、長い髪に長い耳だったが、北国な国家との合併や、色々な国からの難民受け入れを経てきたので、髪や皮膚、背丈にもバリエーションがある。中には変化の術で化けている猫士などもおり、総じて世界忍者国の民と自称している。",
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"description": "良いものも悪いものもいるが、総じて素朴と言われている。また、友誼・恩義にはおおむね厚い。実は意外と寂しがり。だが、あまり表に出すことはない。好みとしては「恩人や友人には厚く尽くすこと」を良しとしている。現世利益は特にないが、むしろそれを誇りとしている。一方で、「友誼・恩義をおろそかにすること」「友誼をその実なくみだりに濫用すること」は嫌われている。",
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"description": "赤いマフラーを巻いてもらうこと。また、危機を察した他者により、足元に警告の意味で薔薇手裏剣を投げてもらうのも、一周回って吉兆としている。また、共和国内の他国と同様程度に、猫は瑞獣として崇められている。もふもふな猫もそうでない猫も等しくかわゆく、皆の愛護を受けている。",
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"description": "忍者の里……と呼ばれる隠し里。世界忍者三山に囲まれた山懐に存在する。世界忍者国人以外には行くことも難しい。聖地では、陰陽道ベースの忍術や魔術を総称して忍法と呼んでおり、人品を見て問題ないと各流派の代表者が認めた場合、これを教えてもらえる。また最近は剣術も教えてくれる道場も増えた。",
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"title": "祭りと祭日",
"description": "一般的な「七夕」「盆」「暮」「正月」に加えて、「ロイの誕生日(8月4日)」「ロイ帰還記念日(1月12日)」および「バレンタインデー(2月14日)」がある。盆と歳の暮れにはロイケットが、歳の暮れには魯衣の市が立つ。",
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"title": "輝かしいエピソード",
"description": "世界忍者戦隊や忍者機部隊が人々の助けに駆け付けたことがある。また、宰相府からの依頼で破壊工作しに行っていた(いつの間にか)。世界忍者として、敵地や迷宮などへの潜入にて活躍したことは世界忍者国の民にとって輝かしいエピソードである。これらの根幹には、かつて敵からの襲撃を受けた時に、まさに身を挺して国民を庇ったロイの姿に近づきたい思いがある。恩義や友誼を抱く相手に身を挺する点は今も昔も、世界忍者国民の変わらない点である。",
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"description": "素朴で平和な暮らし。友誼・恩義に厚い人とともに皆で穏やかな暮らしをしたいと望んでいる。その一方、世界忍者国の民はおおよそ友人・恩人か、それ以外、敵で相手を区分する。友人・恩人を害する者はおしなべて世界忍者国民の敵であるため、注意が必要である。",
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"title": "信仰を示すもの、マークと信仰拠点",
"description": "ロイ像と呼ばれる世界忍者ロジャー・サスケを模した大小の像。専門の職人になる者も多い。これらを眺め信仰を新たにする場所、つまり一般的な信仰拠点としては神殿があったが、現在は各地の臨時神殿がその任を務めている。また、信仰に関係する土地としてケイリン湖とバウマン川がある。藩国を立て直すにあたって、滞在ACEにちなんでつけられた。こうした場所には神官がいる。神官たちは「友誼を結んだ相手は大事にしよう」「受けた恩は忘れず返そう」「友達だよねと相手の事情も考えずに自分の事情ばかり押し付けるようなのは友達でもなんでもないからしてはならない」といった世界忍者国の民にとって大事なことを教えてくれる。",
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"title": "世界忍者国式・高度な瞑想通信",
"description": "森国人は瞑想通信と呼ばれる思考を通信する能力を持っており、木々に宿った祖霊の力を借りることで遠隔地でも通信できるという仕組みを持っていた。世界忍者国では、これを初期にシステム化し、塔に瞑想通信スタッフを置いての放送網を構築した。また受信機や受像機を制作し、にゃんばいん(遠隔操作可能な農耕機)やテーベ―(画像を映すことができる)といった瞑想通信を利用した機器を開発した。高度に圧縮された世界忍者式瞑想通信は様々な機器や産業に利用されている一方で、世界忍者国の森国人以外には使いこなしが難しいとされている。ただし、近年の発明により森国人以外でも世界忍者式瞑想通信が擬似的ながらできる、通信装置が完成した、とも言われている。",
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"description": "肉や魚、卵、野菜を用意して、適当に切って火で炒めるだけのかんたん料理。手間もいらず、全体にまんべんなく火を通せば出来上がり。",
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"description": "料理を皿に盛って各人の前に置く。個々人の前に料理を盛った皿を置くのは北国人の風習だが、なんとなく習っている。だってみんなの前に皿があるのは可愛いんだもん。",
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"title": "謎のランニングソングを歌いながら走る",
"description": "もともとはハンターキラウィッチの風習。彼女らは軍隊式の教育を受けているため、ランニング中は下品な軍隊式ランニングソングをつい口ずさむ。しかしなんとなく格好いいのでリズムだけ真似て鼻歌交じりに歌いながら走るのが最近の流行りである。",
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"title": "のんびり歩く",
"description": "歩兵とまでは行かないが、木々の間や拓かれた農地を歩くのは楽しい。川沿いに歩けば商工業の地域にも出られるし、もっと進めば港がある。そういえば最近は泳いでないなあ。",
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"description": "世界忍者国の森国人は交渉術に言葉をつかう。瞑想通信は便利だが、あまり使うと街角てーべー(映像受像機)やにゃんばいん(遠隔操作の農業機械)にノイズが入るかもしれなくてみんなが困ってしまうからだ。北国人国民にも伝わるのがいい感じ。コツは、ニコニコ笑いながら話すことである。",
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"description": "森国人は森に住んでいた(いる)種族なので、動物一般に親しんでいる。餌付けしたり一緒に遊んだりして親しくなってから、もふもふ、あるいはタプタプするのが好き。",
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"description": "忍者刀は様々な用途のために鞘に至るまで様々な仕掛けが施されている。これらを使いこなすには知識が必要であり、これも訓練項目に含まれる。もちろん剣術の訓練もされている。",
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"description": "米に色を塗り、色の組み合わせで作る暗号を通して仲間の忍者と連絡を取り合う道具。瞑想通信と違い木を使わなずにすむメリットがあり、時間差で連絡をとりたい時に便利である。",
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"description": "忍者刀とは、忍者および世界忍者の能力を飛躍させる為に開発された武器であり、世界忍者国の特産品でもある。",
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"title": "鞘の構造",
"description": "鞘自体も【仕掛けつき】で、白兵戦でもおこなえるほどの強度を持たせることで、先端での突き以外を戦闘行為を非殺傷行為へと変えることを可能にしたり、先端のねじ状の部分を外すと水中で呼吸ができるようにシュノーケルの役目も果たしたりするようになっている。",
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"title": "変形",
"description": "変化の術と世界忍者が組み合わさると忍者刀にもそれは影響し、変化の術が忍者刀に伝播する。すると、忍者刀はカトラスの形状へと変形し世界忍者の手に現れる。",
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{ "id": 47137,
"title": "鞘",
"description": "ある意味最も忍者の特徴を表していると言える部位。普通の鞘との違いは鐺と分離可能なことと長めの下げ緒、長い下げ緒は主に刀を足掛かりとして使用した際の刀の回収に使われ、鐺と分離した際の残った方は潜水時のシュノーケルとして使用する。",
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"title": "釣り刀の法",
"description": "鍔に脚をかけることにより高い壁を飛越する、侵入行為の支援運用法。長い下げ紐を咥えて飛ぶことで、あとで鞘を回収できるようにしている。",
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"title": "夜間戦闘行為",
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"title": "座探しの術",
"description": "鞘を伸ばしたままで前方に突き出すことで夜間や室内戦闘での利を得る忍法。この技を使うことによって夜間戦闘が可能になる。",
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"title": "製造上の特長",
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"title": "忍者刀の種類",
"description": "世界忍者国で生産される忍者刀は大まかに分けて二種類のタイプがある。世界忍者用の「Sタイプ」と人狼傭兵用の「Zタイプ」の二種類だ。 この開発が決まった時のコンセプトは世界忍者と人狼傭兵が使える忍者刀であった。世界忍者国は人狼傭兵を忘れた事は一度としてないのだ。",
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{ "id": 47143,
"title": "材料",
"description": "世界忍者国特産品である砂鉄から作り出された精度のよい鉄と、人狼領地で培われた製錬技術のコラボにより、今まで作られた刀とは精度が段違いのものが出来上がっている。これらは、産業育成で作られた丈夫な工具の製作法を応用した賜物でもあった。",
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"description": "最低限の装飾をつける際に人狼用ニンジャカトラスは鍔を白に。世忍用忍者刀には赤を基調とした鍔がつけられる。これは、それぞれのイメージカラーであると共に、鍔の一部は外れ刻印された暗号によりドックタグの役割も可能になっていた。",
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"title": "蝦蟇忍法・天蝦蟇",
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"description": "がまてんしん。真言を唱える、ないし、石や金属に刻んだ真言を蝦蟇Qに呑みこませることで、一時的に蝦蟇Qを忍び蝦蟇に変化させることができる。真言は八種あり、大蝦蟇により蝦蟇忍法の術者個々人に一人一つ、伝えられる。\n",
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"title": "天蝦蟇",
"description": "てんがま。石を操る忍び蝦蟇。ナウマクサンマンダボダナン・マカキャラヤ・ソワカ。大きく膨らんで敵を丸呑みにし、そのまま石のように硬くなって休眠することで敵を封印することができる。",
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"title": "大きく膨らむ(天蝦蟇)",
"description": "大きく口を開き、すごい息で吸い込むことで空気や周囲の様々なものを吸いこんで体を膨らませる技。他の蝦蟇と異なり、周囲のものまで吸い込んでしまう。",
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"title": "白兵戦闘行為に非殺属性を付与",
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"title": "鞘当ての技法",
"description": "武器を鞘に入れたままの状態で持ち、殴る技法。鞘のある武器に非殺害攻撃能力を付与する。右手は鞘を持ち、左手は柄頭のこぶし一つ上付近を持つ。打突の際はより前に踏み込み打つ。懐に入った敵は柄頭で突き打つ。なお、片手で行う抜き打ちはできなくなる。この技術は武器を鞘に入れている、一般的には戦闘可能でない状態を戦闘可能とする。そのため、敵の意表を突くことができる。腰に帯びた状態から鞘を抜き付け無拍子で敵を打突する方法には口伝があり、抜き付けを含む全身の使いようを身に着けるには2年の修行が必要。",
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"title": "鞘受けの技法",
"description": "武器を鞘に入れて手に持った状態、あるいは腰に帯びた状態から、敵の奇襲攻撃に対して鞘ごと持って受けを行う技法。敵の奇襲において、白兵攻撃における奇襲効果を無効とする。抜き付けまでは鞘当ての技法に近く、そこからの上半身の使いようが口伝となっている。習得にはあらかじめ鞘当ての技法を習得している必要がある。",
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"description": "鞘当ての技法を習得する修行法の一つを紹介する。この修業は日本刀を使って行う。初めは体側をぎりぎりまで壁面に近づけた状態で抜き付ける練習を行う。これが出来るようになったら壁面に相対し柄頭が壁につく状態から抜き付けを行う。これが出来たら、電話ボックス状の箱の中で抜き付けを行う。電話ボックス状の箱の中で抜き付けが出来れば、最後に同じ箱の中で抜刀から斬り、納刀までを行えるようにする。",
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"title": "世界忍者国剣術",
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"title": "白兵攻撃行為",
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"title": "世界忍者国剣術は治安維持剣術・忍者剣術の統合的更新である(二年の修練が必要)",
"description": "21ターンで大活躍した治安維持剣術・忍者剣術であったが、その双方を習得するのにはリソース(主に時間など)がかかりすぎるとの問題を抱えていた。これを結城藩王より相談受けた忍者、世界忍者、治安維持剣術を身に着けた歩兵らは、忍者剣術アイドレス、治安維持剣術アイドレスを編纂した山羊舐氏(山羊舐氏は忍者でもある)と協議の上、これらを統合し洗練した、世界忍者国の剣術を創始することとした。世界忍者国剣術の始まりである。世界忍者国剣術は片手剣を主体とし、両手持ちでの斬撃、武器の両手持ち、非殺での白兵戦闘は副次的に覚えるものとした。これにより世界忍者国剣術の習得は二年を要するものとし、忍者刀、片手剣、もしくは鞘付きのそれらにて戦うものとなった。",
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"title": "世界忍者国剣術の概要",
"description": "世界忍者国剣術は片手剣、あるいは忍者刀と呼ばれる頑丈な鞘を持つ直刀を用いて相手を殺傷する技の総称である。以降、使用する白兵武器を得物と呼ぶ。世界忍者国剣術では通常、相手に黙って飛びかかることはなく、忍者刀を額の情報に垂直にかざし敵にこれをよく見せることから始まる。この時声をかけ、世界忍者国公儀の御用による者であることを顕示する必要がある。この時のセリフは「世界忍者国、ここに推参!」と決まっている。",
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"title": "片手剣を使った鍛錬",
"description": "忍者刀を含む、世界忍者国剣術に用いる片手剣は短く直刀で、先端鋭く、重い。また鞘も殴打に使える程度には頑丈なので、これまた、重い。この荷重量を相手に感じさせることなく日常生活を送るのが、世界忍者国剣術第一の鍛錬である。",
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"title": "世界忍者国剣術門下生への心の見極め",
"description": "世界忍者国剣術で懸念されたことに、習得に要する期間の短さが挙げられた。これを持って悪用する者が出ないよう、習得においては正直さと礼儀作法を道場主が見極めて入門を判断している。また、入門後は挨拶の大事さと集団生活の要諦を教わり、実践を求められた。加えて、継戦能力のもととなる本人の勇気、そしてチーム内での協調性を養育するため、時折「波打ち際での腕立て伏せ200回」「泥濘地でのバーピージャンプ100回」などの肉体的課題が課せられた。これら課題は入門者のチーム全体に課せられ、不足や間違いがあった場合、チーム全員の責任として課題への再挑戦が求められた。",
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{ "id": 127045,
"title": "得物を持つ際の体勢",
"description": "得物を持つ際は、足を大きく踏み開き、足型は逆八文字に開く。続けて左脚を引き後ろ膝を軽く曲げ、右脚を前に出し、胸を張り、敵の目に我が目線をつける。得物を構える際は重心は身体の中心に落とすように留意する。前に伸ばす脚は右脚とだいたい決まっているが、実のところは左右どちらでも構わず、前と左右に、左脚、右脚のどちらからでもとっさに踏み込めるようでなくてはいけない。",
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"title": "得物の持ち方",
"description": "得物は右手に持ち、太鼓の撥を持つ要領で持つ。このとき左手は左腰上に、ピタリと強く抑え当てる。これは鞘を帯の上から押さえつけて動かさない用心のためであるが、前転や後転、それを伴う受け身の際に打刀を帯の右前に移動させ鞘の破損を抑えるためでもある。",
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"title": "得物の握り方",
"description": "得物の柄を握る内の薬指と小指は力強く握りしめるが、他の三指、すなわち親指、人差し指、中指はなるべく、ゆるく、やんわりと柄を握る。手首はことさら柔軟にして、右回転、左回転が早く、柔らかくできるようにイメージする。",
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"title": "構え",
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{ "id": 127049,
"title": "構えの思想「殺し間は1m、移動で間を広げる」",
"description": "剣術での殺し合いを一概に語ることは難しいが、剣の届く範囲に相手の急所を捉えるのがその要諦である。剣の届く範囲を殺し間と呼ぶ。たとえば忍者刀の場合はその距離三分の二身長分、つまり半径一メートル程度である。ゆえに、移動がとても重要になる。どのように移動し、どのように敵を殺し間に留めおくかには代々の口伝がある。",
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{ "id": 127050,
"title": "構の種類",
"description": "修行ては、足体動作と合わせて構えを教わる。目録として簡単に説明する。正眼構、上段構、下段構については省略する。脇構、これは前後の敵に対する構え。八相構、遠間を斬る構え。弓構、弓矢や投石に対する構え。中段脇構、囲まれた時に用いるが、危険な構え。大上段構、あまり使い道のない構え。いずれも口伝がある。",
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"title": "上段",
"description": "柄頭が額の上にくるまで得物を掲げ、後方斜め後ろに切っ先を置く構え。基本となる構えのひとつで、正眼の構えと並んで、おおよその型での初期の構えになる。",
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{ "id": 127052,
"title": "車剣",
"description": "下段の構えのこと。物を前方斜め下にむけて、先端の延長線の先を、敵の脚つま先に結ぶ。体勢を低く構えることで、敵の攻撃範囲を狭める働きを持つ。切っ先を下ろし、敵の斬りに来る間をもって切っ先を上げ、敵の刀を止め受けて、巻き上げるないし巻き落とし、無刀にしてとどめを刺す無慈悲な侍剣術で用いられる構え。世界忍者国剣術では、下段は車(来る間)剣として恐れつつ、対策をとった。要するにかかってこないので、投石などの飛び道具で片を付けるべきもの、とされた。どうしてもの場合のみ、走って逃げ、距離をとってから叩けとされた。下段の構えのまま走ると人間は前屈ぎみになるので、そこで前に出た頭をたたくのであった。",
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"description": "得物を前に出し、右脚を敵方向に大きく踏み出すと同時に、得物の先端を敵の両眼の間につけるように構える。世界忍者国の剣術では、青眼、西岸(西の岸、つまり西方浄土、要するに死者の国)などの字を当て、構えよりも目付の部分を工夫するよう申し送られる。世界忍者国剣術でいう正眼の構えの目付の要諦はひとつところに注視しないことであり、全体を巨視的に見通すことで、相手の行動を相手の意図より先に読み取ることを、重要視している。",
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"description": "左脚前に踏み出し、右脚を後方に引き膝深く曲げる。低く左半身となり、得物は水平に後方へ方より一直線になるように伸ばす。左脇構えはその逆である。このとき得物重心を水月(みぞおち)あたりに、先端を左において、横一文字に構える。",
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"description": "得物の柄を逆さに握り、刀身を腕の外側にぴたりとつけ、刃は外側前方、敵の方向に向ける。右拳が額の前方にあるように、得物と腕を垂直に立てて構える。このとき右脚は前に出し右半身に低く構える。重心は身体の中心に落とし、視線は敵の眼につける。",
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"description": "得物で斬る基本動作五種の一。送り脚をしつつ、正眼の構えから上段の構えに移行して上から真下の敵に振り下ろす方法。基本となる斬り付けであり、最も訓練が必要となる斬り付け。",
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"title": "下掬い斬り",
"description": "正面下斬り付けのこと。得物で斬る基本動作五種の二。詰め脚をしつつ、下段の構えから手首を返して前方上に掬い斬りにする方法。この時得物先端が小円を描くように振り、敵の小手やスネを斬り付ける。",
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"title": "左右面/胴/袈裟斬り付け",
"description": "得物で斬る基本動作五種の三。左/右脇構えから、打撃の瞬間、敵の右/左横に得物を抜き、得物先端が小円を水平に描くように得物を回転させ、右(左)から左(右)に斬り付ける。左右面斬り付けなら側頭部から側頭部上部へ、左右胴斬り付けなら脇腹を、袈裟斬り付けでは首筋から正中線を断つ。足体動作については、左右面/胴斬り付けに関しては送り脚を用いるが、袈裟に際しては入身脚を用いる。",
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"description": "得物で斬る基本動作五種の四。得物を胸前に斜めに、先端を右肩、握り柄を左腰骨に当たるようにおいて構え、打撃の瞬間、得物を左前斜め下方に引き抜くと同時に、得物先端が小円を描くよう回転させ、左下から右上に向けて、敵の小手や脚スネを掬い斬りに斬り付ける。この斬撃法は機先を制して瞬間に斬らねばならないが、手首の強く早い回転と得物の重量を活かして斬るため、腕に関係なく斬れる。",
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"description": "基本動作五種の五。相手の左面を斬り付けると見せかけて、手首を返しひきつけ、相手の頸動脈を突き斬る。浅手(軽傷)になることが多く、また決まった場合でも大量の出血を見るので、行った後は止めと血振りを兼ねて大きく巻いて袈裟に斬り付けるのが通例である。",
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"description": "刀や薙刀、槍や棒などに対抗するための斬り方。得物は比較的短小な武器なため、両手持ちの武器と打撃力を比較すると格段に弱い。その劣勢を補う工夫が巻いて斬る斬撃法である。巻いて斬るとは回転させて斬るの意味で、遠心力で打撃力を強くするのに加えて、腕を十分に伸ばし、大きな円周を得物先端にて描き、その到着点で全身の筋肉を引き締める。この時瞬発力は凝結され、遠心力で強めた力を更に強くすることができる。得物の巻き方は、腕を肩からいっぱいに伸ばしたり、柔軟に曲げたりしながら、手首を柔らかく、得物先端で、縦に横に円周を描き、遠心力で生ずる力を最後の一打に絞り、渾身の力を込めて斬る。敵や敵の武器に当たる瞬間、全身の筋肉を強く引き締め、呼吸を止め、肛門を強く締める。",
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"title": "上巻き斬り下ろし",
"description": "上巻き斬り。上から下に得物を巻いて斬る打法。正眼に構えた得物を、左方向に回し、背中の中心点(脊椎骨)に触れるところまで回し、ついで腕を十分に伸ばし、得物先端で大きな円周を描いて上から下に斬り下ろす。",
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"title": "左への巻き斬り",
"description": "左巻き斬り。右から左に得物を巻いて横面や腕を斬る打法。正眼から、得物先端で大きく円周を描くように左に得物を回し、棒身で後ろ首筋を撫ぜるように右に引き、腕を十分に伸ばし、得物を右から左に円周を描いて斬る。",
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"description": "右巻き斬り。左から右に得物を巻いて斬る打法。正眼から、得物を垂直に立てながら腕を曲げ、柄を右耳に触れるように引きつけ、ついで得物を後方に倒しながら、右肘を上に上げ、身体を右半身に斜めに構え、右耳そばの握り柄ごと、拳を首左側面につける(右拳を頭上右から左下に移動させる)。腕を十分に伸ばし、得物先端で大きく円周を描きながら、左後ろから右前方に得物を振って斬る。",
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"title": "四方拂(払)い",
"description": "得物の型の一で、斬りかかる敵に対する型。右左の袈裟斬りへの対策、逆袈裟にてのスネ斬りへの対策、胸突きへの対策、正面斬りへの対策によってなる。それぞれ、斬りかかる敵の切っ先にこちらの切っ先を当てて斬り落としてからの右(左)小手斬り付け、左(右)入り身から左(右)斬り落とし小手斬り付け、右入り身足しつつの打払いから柄での目潰し・左袈裟斬り、正面止め受けから斬り払い・胸突きの技法を用いる。",
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"description": "得物の型の三。敵の刺突に対して、敵左腰の鞘を制して敵を押し伏せる型。敵刃を左に強く弾き、右脚を軸に素早く右に半回転し、敵の左背後に周り、左手で敵の左手首を掴み、右手で敵の刀鞘、こじりの近くを逆手に握る。ついで、鞘を上に上げ、鞘の中央部を敵の左腕肘関節に押し付け、押し倒す。抜刀し留め。",
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"description": "得物の型の四。格闘中、右手得物の柄を掴まれた場合の型。得物を掴んだ敵の五指をひねり捻るように、得物を小さく回転させながら、左手で敵の五指を得物ごと上から握りしめ、得物を梃子にして前方斜め方向に引き落とし投げ倒す。右手で掴まれれば左斜めに、左手で掴まれれば右斜めに引き落とす。両手で掴まれた場合は、柄を握った左右両手首を、交差させる形に捻るように得物を梃子にして捻り、急に外側に引き落とし投げ倒す。左手で敵の前方に出ている手の甲を、相手の得物ともろともに握っておけば、敵の手元側の手の親指は得物で押さえられ、手を抜き取ることは不可能である。そのまま敵の得物柄を前方に強く早く押し倒し、敵右腕上膊(はく)の中心部を、得物柄の先端(柄頭)で強く突く。そのまま右手を滑らせてこちらの得物中心部を右手で順手に握る。この時も左手は敵の得物ごと握りしめて、離してはならない。次にこちらの得物柄を敵の右脇下にくぐらせ、得物柄先端を敵の背後右腕上部に当て、自身を左の方に移動させつつ、得物を下に押し下げながら、敵右手首を背後にねじ上げ、右下床面に敵を引き落とし、押し伏せる。左膝で敵の右手首を制する。留め。",
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"title": "座とり",
"description": "得物の型の五。座位にある時、敵が抜き斬りに斬る意図があったときに用いる型。敵は膝立ち、抜き斬りに斬りつけるので、こちらは左脚大きく踏み込み、得物を縦に構え左手を添え、横なぎの敵刃を受け止める。次に右足の裏で敵刃の物打ちを強く踏み動かさないようにする。左膝は地につけたまま右膝立ち、こちらも得物を抜き、時計針の進行方向に大きく円を描いて振り、刀柄を握る敵の手を斬り払って刀を離させ、得物で敵の両眼を斬り牽制し、左手で敵刃の柄を握り、左斜め前に投げ遠ざける。続けて、得物を右手に、敵の首の後方に当て、敵の左頸動脈に強く当て拘束する。同時に得物と敵の着衣左右の方の布を一緒に掴み、得物を押し下げて、敵を手前に、うつ伏せに引き倒す。後退しつつ引きずり、敵の右手を首前から回し、左後方に引きつけ、右回りに歩いて敵身体の右に移動し留め。",
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"title": "上段受け",
"description": "得物の型の六。敵に上段から面を斬りつけられたときの受けの型。こちらは得物を頭上に水平に横たえ、左手の五指を隙間なく揃え、得物の下に柄の方向へ指先を向けて置き、刃を上に向け、右脚大きく踏み込み、敵刃の(切っ先ではなく)中程で受け止める。指先を隙間なく揃えるのは敵刃が捕り方の左側に滑った時に指を斬られないためである。次に左脚で踏み込み、得物を下にすり込み、柄頭で敵刃の鍔を強く打つ。左脚で敵の右脚の甲を踏む。敵刃を動かさず、左手を得物から離して敵の右手親指を逆手に握り、ねじ上げて刀の柄を離させる。敵の右手の親指をねじったまま、右手は得物を通じて刀を握ったまま、敵の左手を両手で横一文字に左右に大きく押し開く。ついで、得物を右回しに回転させ、刀身先を敵の手首にかけ小手斬り付け。素早く得物先端を斜めしたから敵の両眼の間に突きつけ牽制。次に敵の右腕を左手で上に差し上げ、その下をくぐり、敵の、脇下の急所である稲妻を、右肘を深く曲げて突き上げる。敵の怯むスキに、右腕を差し上げたまま右脚前に踏み込み、そのまま左に転回して敵の右腕を得物で押さえつつねじり上げ、敵の背後に移動する。続いて右膝頭で敵の尾てい骨を蹴り上げ、右脚を敵の右足首に背後から深くからませ、背中にねじあげた腕と得物とで前下に押し倒す。敵は倒れるので、倒れる敵に添って右側からのしかかり、留め。",
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"title": "閂(かんぬき)",
"description": "得物の型の七。格闘の型。敵の上段からの斬り付けを左入り身足でかわしつつ、時計針の逆進行方向に得物を大きく巻いて敵刃を左外側にはじくと同時に、そのまま右脚で前蹴り。同様に、上段からの斬りかかりを右脚を踏み込んで時計針の進行方向に大きく巻き、敵刃を右外に弾く。次の瞬間左脚で前蹴り。前蹴りの後は左拳で敵の水月(みぞおち)に当身を入れる。脚を踏み変え大きく右外から時計針の逆進行方向に巻いて、敵の刀を握った右手首を強く斬り付け、柄を離させる。得物先端を敵の両眼の間に突きつけ牽制するとともに、自分の左腕を相手の左腕上膊の後方上から巻きつけ、深く抱え込む。次に得物を垂直に立て、刃を敵方向に向け、刀柄を握ったままの敵左手首を刃で前方水平に押しながら、上に向けて押し上げれば、敵は動けなくなる。次に右脚を右後方に急に引き、敵を右回しに引き落とす。敵の下半身が着地した瞬間、敵身体の動きを逆転させ左に切り替え、敵をうつ伏せに押し倒す。得物を敵から外し、左手首を打って敵の得物を落とさせて飛ばす。敵身体に馬乗りになり、左肘を左膝で制し、右手を得物で斬りねじ上げ、右肘を右膝で制する。得物を左手で逆手に握り、敵の首前に右から左に差し入れ、右手を上から交差させて得物先端を右手で握り、得物を上に引き上げ首を絞める。左手の得物を首前に当てたまま右手を離し、留め。",
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{ "id": 127076,
"title": "柄(つか)返し",
"description": "得物の型の八。斬り別れと格闘の型。敵が右八相の構えから左面に斬りかかるのに対し、こちらは右脚から直進し得物を上段から垂直に振り下ろし、敵刃の左しのぎを削るように切り落とす。同じく、左八相の構えから右面に斬りかけるのに対して、こちらは左脚から直進し、得物を上段から振り下ろし敵刃の右しのぎを削るように斬り落とす。これを八回繰り返し、九回目でこちらは上段受けにする。受けた瞬間、左脚で前蹴り、そのまま敵右脚甲を踏みつけ、敵の怯んだ瞬間、敵刃の鍔元まで鈎を滑らせて、得物を右から敵の首にかけ、左手で得物先と敵の襟を掴み、右脚から左回りに円周を描いて歩き敵を押し崩し、円の中心点で小さく早く回って敵を左に投げ倒し、敵刃を払い落として奪い、留め。",
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"title": "咽喉(のど)輪とり",
"description": "得物の型の九。得物を逆手に持つ型。敵の上段からの斬りを、右脚踏み込み、逆手の得物で上受けする。この時左手は右手首に添える。時計針の進行方向に巻き、敵刃を右外下に払い落とし、身体を開き左脚で大きく前蹴り。次に右胴への斬り込みに対して、こちらは右脚を踏み込み敵刃を逆手の得物で右外に弾く。次の瞬間、左脚を踏み込み、左拳で敵水月に当身を入れる。突きに対して、左下に受け流すとともに敵右手首と刀柄を左手で掴み、逆得物の棒身で敵右腕の上表面を滑らせ、刷り上げて、敵の右頸動脈に得物を当てる。右脚を敵の背後に一歩大きく踏み込み、得物で首をへし斬りつつ左に回る。首筋の後ろから刀身をあて、敵の左頸動脈に得物を食い込ませ、得物で敵身体を下に押し付けながら、右脚を大きく右後方に引き、敵を右下に引き落とす。敵はうつ伏せに倒れるとともに首が落ちる。",
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{ "id": 127078,
"title": "送り足拂(払)い",
"description": "得物の型の十。転換体の足運びと足払いの型。上段に対する敵の斬りを、こちらは右斜め前に左脚を踏み込み敵刃をかわし、得物で左上外に敵刃を弾く。とともに、得物を大きく巻き、敵の左上膊(じょうはく、二の腕)を斬る。同様に、敵の斬りかけを左斜め前に右脚を踏み込み敵刃をかわし、右上外に弾き、得物を大きく巻いて敵の右上膊を斬る。次いで、右脚を踏み込み、得物を頭上で小さく巻き、二歩目を継ぎ脚で(つまりさらに右脚で)踏み込み、頭上の得物を早く大きく巻いて敵の左上膊を斬る。つぎの瞬間、敵の斬りかけを避けるために地面に両手をついて身を沈め、左脚を大きく前に伸ばしだし、敵の踏み込む右足首に自分の左足首を掛け、早く強く右に一回転し、敵を仰向けに倒す。脚を取りうつぶせに返して、留め。",
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"title": "移動行為",
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"title": "踏み込まないコツ",
"description": "足止めしての殴り合いは厳格に慎むべきものである。敵の殺し間にて足を止めるのは自殺行為と呼ばれても仕方がない。殺し間に踏み込まずに敵だけを自分の殺し間に入れるコツは存在し、口伝として伝わっている。",
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"title": "足体動作",
"description": "足の運びを中心に移動に関する動作の事を総称して、足体動作と呼ぶ。足体動作には前方に進むものとして送り脚、詰め脚、歩み脚、猫脚があり、後方に進む引き脚、詰めの引き脚、歩みの引き足がある。また、左右移動をする移り脚、斜め前方に入る入り身脚、そして左右の転換体がある。転換体とは、後ろの脚を一旦前の脚の前に置き、これを脚がかりに敵の左右まで前の脚を進め、我が身を半回転させることで敵の横ないし斜め後方に立つ足体動作である。これらを、立位、座位、半立位(膝行位)で行うのが、世界忍者国剣術の足体動作である。",
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"title": "歩みの猫足",
"description": "世界忍者国剣術の基礎として習う足体動作のひとつで、前に出ている右足の前側と後ろ側、後ろの左足の前側と後ろ側への細かな加重と抜重の組み合わせで、微小な動きのみで前方へ少しシフトする、独特の歩き方法。フェイントや別動作の補助、および練習として用いる。",
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"title": "足の真ん中を使って踏む",
"description": "爪先立ちや踵立ちを想像する忍者の歩みだが、実はいたって普通に足の真ん中で歩く。忍者特有の挙動とは足先の工夫ではなく、通常の移動動作を加重と抜重の制御でブーストすることを言うため。",
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"title": "足体動作に気配りして歩く",
"description": "修行を始めるにあたって最初に教わるのは礼法と着付け、そして足体動作である。足体動作習熟には、道場と呼ばれる天井の低い部屋で、四方を足体動作のみで移動するところから始まる。",
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"title": "コツは、聞いて考える",
"description": "足体動作は耳で聞き、自分と師匠筋との違いを考えるのが早道と言われている。これは自分や相手の足体動作を耳で追うと、自然に音の出ない歩みが会得できるからによる。",
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"title": "非殺白兵戦闘行為",
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"title": "手捕り",
"description": "すべての武器を失ったときに用いる捕縛術のこと。極めて低い姿勢で構え、地面をはうように低く構える。敵武器の攻撃を避ける際は左右に転がり避ける。敵刃をさばく場合は足体動作を用い、真横や斜め前に避ける。地面を転がり敵の内懐にくぐり入り、敵の金的、髪の毛をつかみ引き倒す。手捕りの掴み方には極意があり、手首をつかむよりは敵の親指を握りしめ、逆にねじ上げて自由を奪うのを良しとする。また、相手の衣類をつかむ場合、服の上から肉に爪を立て、一緒につかむことで逃げられなくする。この技は非殺白兵戦闘属性を持つ。",
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*部品構造
-大部品: 山羊舐(T22版) RD:277 評価値:13
--大部品: 山羊舐(T21版) RD:191 評価値:12
---大部品: 山羊舐 RD:127 評価値:11
----大部品: 山羊舐の外見 RD:1 評価値:1
-----大部品: 交渉行為 RD:1 評価値:1
------部品: 北国人的外見
----大部品: 山羊舐の来歴 RD:121 評価値:11
-----大部品: 詩歌藩国出身の元教師 RD:2 評価値:2
------大部品: 事務行為 RD:1 評価値:1
-------部品: 元教師の来歴
------大部品: 参謀行為 RD:1 評価値:1
-------部品: 作戦立案能力
-----大部品: 元人狼傭兵の内政担当者 RD:22 評価値:7
------大部品: 政治行為 RD:2 評価値:2
-------部品: 内政担当者の経験
-------部品: 政治面におけるスタンスと知識
------大部品: 事務行為 RD:4 評価値:3
-------部品: こまめな休止
-------部品: 作業割り
-------部品: 時間を区切る
-------部品: 書類事務
------大部品: 交渉行為 RD:3 評価値:3
-------部品: 情報収集
-------部品: 事前の根回し
-------部品: 実務者会談
------大部品: 陣地構築行為 RD:2 評価値:2
-------部品: 塹壕を掘る
-------部品: ロープワーク
------大部品: 白兵戦闘行為 RD:11 評価値:6
-------大部品: 喧嘩必勝法 RD:9 評価値:5
--------部品: 一つずつ相手にする
--------部品: 不意打ち
--------部品: 仲間を呼ぶ
--------部品: 強い方に加担
--------部品: 懐に入る
--------部品: 挟撃の位置に立つ
--------部品: 礼の最中に殴る
--------部品: 裏切る
--------部品: 見切り千両
-------大部品: 山羊舐の格闘技 RD:2 評価値:2
--------部品: ピーカブースタイル
--------部品: ロシアンフック
-----大部品: 世界忍者国の忍者 RD:97 評価値:11
------大部品: 忍者(世界忍者国T20) RD:15 評価値:6
-------大部品: 忍者としての6年の修行 RD:12 評価値:6
--------部品: 忍者の里での修行
--------大部品: 忍者としての基礎能力 RD:11 評価値:6
---------大部品: 忍者変装術 RD:1 評価値:1
----------部品: 変装術
---------大部品: 忍者戦闘術 RD:5 評価値:4
----------部品: 腕立て伏せ
----------部品: 体幹トレーニング
----------部品: 忍者刀の扱い
----------部品: 白兵戦術
----------部品: 投擲
---------大部品: シュタタタ走り RD:3 評価値:3
----------部品: 柔軟
----------部品: 走り込み
----------部品: 逃走術
---------大部品: 忍者侵入術 RD:2 評価値:2
----------部品: 森国人の忍者適性
----------部品: 侵入術
-------大部品: 忍者の基本装備 RD:3 評価値:3
--------大部品: 忍者の武器 RD:1 評価値:1
---------部品: 手裏剣
--------大部品: 忍者の侵入道具 RD:1 評価値:1
---------部品: 鉤縄
--------大部品: 忍者の通信手段 RD:1 評価値:1
---------部品: 五色米
------大部品: 忍者の戦い方 RD:46 評価値:9
-------大部品: 白兵戦闘行為 RD:44 評価値:9
--------大部品: 忍者剣術 RD:28 評価値:8
---------部品: 紹介状が必要
---------大部品: 着付け RD:1 評価値:1
----------部品: 打刀のように腰に差す
---------大部品: 運用 RD:26 評価値:8
----------大部品: 白兵戦闘行為 RD:19 評価値:7
-----------大部品: 忍者刀の構え RD:4 評価値:3
------------部品: 構えの種類
------------部品: 上段
------------部品: 下段の構え
------------部品: 正眼の構え
-----------大部品: 忍者刀の扱い RD:4 評価値:3
------------部品: 忍者刀の鞘
------------部品: 太紐で巻かれた柄を用いる
------------部品: 鍔を使った悪路踏破
------------部品: 直刀のメリット
-----------大部品: 忍者刀による戦い方 RD:11 評価値:6
------------部品: 侍とは違う
------------大部品: 忍者刀の間合い RD:2 評価値:2
-------------部品: 鞘から抜くとき
-------------部品: 殺し間は1m、移動で間を広げる
------------大部品: 忍者刀の手の内 RD:1 評価値:1
-------------部品: 突きの手の内
------------部品: 直進して突く
------------部品: 先に抜かず前に抜く
------------部品: 踏み込まないコツ
------------部品: 独特の形状に適した戦い方
------------部品: 刀の帽子は大きく鋭い
------------部品: 右小手切り付け中段突き
------------部品: 日本刀の弱点・忍者刀の弱点
----------大部品: 移動行為 RD:6 評価値:4
-----------部品: 忍者刀を使った鍛錬
-----------大部品: 足体動作 RD:5 評価値:4
------------部品: 歩みの猫足
------------部品: 目録
------------部品: 足の真ん中を使って踏む
------------部品: 足体動作に気配りして歩く
------------部品: コツは、聞いて考える
----------大部品: 夜間戦闘行為 RD:1 評価値:1
-----------部品: 墨塗りの刀身
--------大部品: 忍者刀 RD:12 評価値:6
---------大部品: 忍者刀の運用 RD:7 評価値:5
----------大部品: 白兵戦闘行為 RD:3 評価値:3
-----------部品: 忍者刀とは
-----------部品: 直刀型の長脇差
-----------部品: 鞘の構造
----------大部品: 隠蔽能力 RD:1 評価値:1
-----------部品: 変形
----------大部品: 潜入行為 RD:2 評価値:2
-----------部品: 鞘
-----------部品: 釣り刀の法
----------大部品: 夜間戦闘行為 RD:1 評価値:1
-----------部品: 座探しの術
---------大部品: 製造上の特長 RD:5 評価値:4
----------部品: 忍者刀の種類
----------部品: 材料
----------部品: 鍔
----------部品: 製錬技術
----------部品: 軽量化
--------部品: 殺されることを避ける
--------部品: 侍との一対一は極力避ける
--------部品: 現実的な工夫
--------部品: 集団戦法と位置取り、刺したとて貫かず
-------大部品: 防御行為 RD:1 評価値:1
--------大部品: 忍者の受け RD:1 評価値:1
---------部品: 囲い受け
-------大部品: 夜間戦闘行為 RD:1 評価値:1
--------部品: 暗闇で目立たないコツ
------大部品: 山羊舐の潜入工作能力 RD:23 評価値:7
-------大部品: 諜報能力 RD:5 評価値:4
--------部品: 情報の選別
--------部品: 対象と接触して行う活動
--------部品: 世論の誘導
--------部品: 捕虜等の尋問能力
--------部品: 敵地への浸透
-------大部品: 移動行為 RD:2 評価値:2
--------部品: 身体能力
--------部品: 鍛えた足腰
-------大部品: 防御行為 RD:1 評価値:1
--------部品: 我慢強い
-------大部品: 交渉行為 RD:3 評価値:3
--------部品: 質疑による聴取
--------部品: 連絡将校や民間組織との連携
--------部品: コミュニケーション能力
-------大部品: 指揮行為 RD:8 評価値:5
--------部品: 作戦遂行能力
--------部品: 作戦精査能力
--------部品: 集団指揮能力
--------部品: 作戦案伝達能力
--------部品: 指揮部隊構築方針
--------部品: 作戦遂行に関する思想
--------部品: 自陣戦力把握技術
--------部品: 地形把握・分析能力
-------大部品: 事務行為 RD:2 評価値:2
--------部品: 作戦報告書面の作成
--------部品: 動員計画作成能力
-------大部品: 補給行為 RD:1 評価値:1
--------部品: 兵站維持の必要性についての認識
-------大部品: 建造物破壊行為 RD:1 評価値:1
--------部品: 破壊工作
------大部品: 忍者の教え RD:7 評価値:5
-------大部品: 交渉行為 RD:5 評価値:4
--------部品: 6年間に学んだこと
--------部品: プライベートを守る
--------部品: 二枚舌
--------部品: 挨拶
--------部品: 率直な意見
-------大部品: 夜間戦闘行為 RD:1 評価値:1
--------部品: 目を慣れさせる
-------大部品: 移動行為 RD:1 評価値:1
--------部品: ゆっくり動く
------大部品: 身体操作行為 RD:3 評価値:3
-------部品: 平衡感覚
-------部品: アクロバット
-------部品: 体重を載せる
------大部品: 移動行為 RD:3 評価値:3
-------部品: 移動ルートを毎回変える
-------部品: 突き飛ばす
-------部品: 逃げる
----大部品: 個人的嗜好 RD:1 評価値:1
-----部品: 猫が好き
----大部品: 個人的持ち物 RD:4 評価値:3
-----部品: きれいな水
-----部品: ニンジャバッグ
-----部品: 食糧
-----部品: 猫缶
---大部品: 山羊舐の来歴(T20) RD:64 評価値:10
----大部品: 世界忍者国の忍者 RD:64 評価値:10
-----大部品: 治安維持行為 RD:52 評価値:9
------大部品: 治安維持剣術 RD:49 評価値:9
-------部品: 治安維持剣術の概要(四年の修行が必要)
-------大部品: 治安維持能力 RD:40 評価値:9
--------大部品: 十手術 RD:36 評価値:8
---------部品: 十手術の概要
---------部品: 十手を持つ際の体勢
---------部品: 十手の握り
---------部品: 十手の持ち方・指の置き様
---------部品: 十手の足体動作
---------大部品: 十手の構えと型 RD:19 評価値:7
----------大部品: 十手の構え RD:5 評価値:4
-----------部品: 上段の構え
-----------部品: 正眼の構え
-----------部品: 下段の構え
-----------部品: 脇構え
-----------部品: 逆手の構え
----------大部品: 十手の型 RD:13 評価値:6
-----------部品: 破邪顕正の型
-----------部品: 四方拂(払)い
-----------部品: 柄とり
-----------部品: 巻き落とし
-----------部品: 左入身
-----------部品: 右入身
-----------部品: 連れ返し
-----------部品: 座捕り
-----------部品: 上段受け
-----------部品: 閂(かんぬき)捕り
-----------部品: 柄(つか)返し
-----------部品: 咽喉(のど)輪捕り
-----------部品: 送り足拂(払)い
----------部品: 双角の構えと型
---------大部品: 十手の白兵戦闘 RD:6 評価値:4
----------部品: 十手の打ち方
----------部品: 十手抜き打ちの要諦
----------部品: 上打ち
----------部品: 下打ち
----------部品: 横打ち
----------部品: 逆袈裟打ち
---------大部品: 十手による対武器白兵戦闘 RD:4 評価値:3
----------部品: 巻いて打つ打法
----------部品: 上巻き打ち
----------部品: 左巻き打ち
----------部品: 右巻き打ち
---------大部品: 十手の近距離戦闘 RD:2 評価値:2
----------部品: 放鷹双角十八の型
----------部品: 野中の幕
--------部品: 鎖術
--------部品: 手捕り
--------部品: 出役振り
--------部品: 施縄(せにょう)の概要
-------大部品: 治安維持剣術の装備一式 RD:8 評価値:5
--------部品: 十手
--------部品: 十手袋
--------部品: 萎えし(鍛鉄棒)
--------部品: 万力鎖
--------部品: 鈎縄
--------部品: 呼子笛
--------部品: 捕火
--------部品: 水捕具
------部品: 世界忍者国に残り治安維持に務める
------部品: 各国国民(避難誘導部隊員)との知己
------部品: 避難する各国国民を守って遅滞戦闘
-----大部品: 交渉行為 RD:4 評価値:3
------部品: 大量のものづくりを主導
------部品: 電力会社社長としての交友関係
------部品: ロイケットにサークル参加
------部品: 環境部局の偉い人としての交友関係
-----大部品: 封印行為 RD:8 評価値:5
------大部品: 蝦蟇忍法・天蝦蟇 RD:8 評価値:5
-------大部品: 蝦蟇Q RD:2 評価値:2
--------部品: 蝦蟇Qの概要
--------部品: 蝦蟇転身
-------部品: 天蝦蟇
-------大部品: 封印行為 RD:5 評価値:4
--------部品: 大きく膨らむ(天蝦蟇)
--------部品: 丸呑み
--------部品: 穴を掘る
--------部品: カチコチ
--------部品: 休眠
--大部品: 山羊舐の来歴(T21) RD:63 評価値:10
---大部品: 世界忍者国剣術 RD:41 評価値:9
----大部品: 白兵攻撃行為 RD:34 評価値:8
-----部品: 世界忍者国剣術は治安維持剣術・忍者剣術の統合的更新である(二年の修練が必要)
-----部品: 世界忍者国剣術の概要
-----部品: 片手剣を使った鍛錬
-----部品: 世界忍者国剣術門下生への心の見極め
-----大部品: 得物の持ち方握り方 RD:3 評価値:3
------部品: 得物を持つ際の体勢
------部品: 得物の持ち方
------部品: 得物の握り方
-----大部品: 構え RD:7 評価値:5
------部品: 構えの思想「殺し間は1m、移動で間を広げる」
------部品: 構の種類
------部品: 上段
------部品: 車剣
------部品: 正眼
------部品: 右/左脇構
------部品: 逆手
-----大部品: 斬り付け・突きの技 RD:6 評価値:4
------部品: 得物での斬り付けの要諦
------部品: 正面斬付
------部品: 下掬い斬り
------部品: 左右面/胴/袈裟斬り付け
------部品: 逆袈裟
------部品: 突き
-----大部品: 巻き斬り付けの技 RD:4 評価値:3
------部品: 巻いて斬る
------部品: 上巻き斬り下ろし
------部品: 左への巻き斬り
------部品: 帽子斬り
-----大部品: 世界忍者国剣術の型 RD:10 評価値:5
------部品: 四方拂(払)い
------部品: 左転換体
------部品: 右転換体
------部品: 連れ返し
------部品: 座とり
------部品: 上段受け
------部品: 閂(かんぬき)
------部品: 柄(つか)返し
------部品: 咽喉(のど)輪とり
------部品: 送り足拂(払)い
----大部品: 移動行為 RD:6 評価値:4
-----部品: 踏み込まないコツ
-----部品: 足体動作
-----部品: 歩みの猫足
-----部品: 足の真ん中を使って踏む
-----部品: 足体動作に気配りして歩く
-----部品: コツは、聞いて考える
----大部品: 非殺白兵戦闘行為 RD:1 評価値:1
-----部品: 手捕り
---大部品: 封印の祠作成技術 RD:14 評価値:6
----大部品: 迷宮封印能力 RD:14 評価値:6
-----部品: 封印の祠
-----部品: 遺跡封印のメカニズム
-----部品: 瘴気に強い素材を求めて
-----大部品: 超長期コンクリート RD:5 評価値:4
------部品: 超長期コンクリートの概要
------部品: 火山砂(ポッツォラーナ)
------部品: 油
------部品: 養生期間と方法
------部品: 構造物に要求される性能
-----大部品: 目印としてのお地蔵さま像 RD:6 評価値:4
------部品: 民間信仰としてのお参り作法
------部品: 露意地蔵菩薩
------部品: 六道能化
------部品: 像容
------部品: 功徳利益
------部品: 真言
---大部品: 空蝉の術 RD:5 評価値:4
----部品: 素早い変身から生まれた術
----部品: 代わり衣の術
----部品: 高速の脱衣
----部品: 身代わりの術としての昇華
----部品: 空蝉の術の完成と現在の研究
---大部品: 鞘ごと殴る技術(2年の修行が必要) RD:3 評価値:3
----大部品: 白兵戦闘行為に非殺属性を付与 RD:3 評価値:3
-----部品: 鞘当ての技法
-----部品: 鞘受けの技法
-----部品: 抜き付けの修行
--大部品: 山羊舐の来歴(T22) RD:23 評価値:7
---大部品: 山羊舐領の農家 RD:23 評価値:7
----大部品: 農業行為 RD:23 評価値:7
-----大部品: 農業装備 RD:15 評価値:6
------部品: 鍬
------部品: 鋤
------部品: 移植ごて
------部品: 日よけ帽子
------部品: 水筒
------部品: 大かばん
------部品: 汗拭きタオル
------部品: ジャージ上下
------部品: 如雨露
------部品: 腐葉土
------部品: 篩
------部品: 長靴
------部品: エプロン
------部品: 敷き藁
------部品: 土
-----大部品: 山羊舐の農業知識 RD:8 評価値:5
------部品: 山羊舐の畑作知識
------部品: トウモロコシを育てるコツ
------部品: トウモロコシにおける害虫や害鳥の被害対策
------部品: 生物くん蒸(燻蒸)
------部品: 生物くん蒸をする際の注意点
------部品: 緑肥
------部品: C/N比(シーエヌ比・炭素率)
------部品: 緑肥の腐熟期間
*部品定義
**部品: 北国人的外見
髪は白く何色にも染められ、色白な肌をしている。髪は短髪で、眼鏡をかけているが、度があるかどうかは不明。
**部品: 元教師の来歴
当初は詩歌藩国で教師をしていたという来歴を持つ。科目は工学で、食品加工における工業生産を担当していた。
**部品: 作戦立案能力
目的達成のために企画し立案する能力は教師としての経験から得た。計画書を作成して推敲し、時に時間をおいて再確認することで日々品質を高めている。
**部品: 内政担当者の経験
当時友人だった大神氏の手伝いで人狼領地の経済復興を担当していた。砂漠に借金取りのいるだけの状況から住民を立ち上げ、訓練も満足でない兵たちをまとめ、実施できる仕事を獲得して利益をもたらした。
**部品: 政治面におけるスタンスと知識
内政担当者たるもの政治面に立ち入ることは好ましくないことと考えている。その上で、政治はメディア操作に影響を受けすぎると常々危機感をもっている。
**部品: こまめな休止
隙間時間を使ってうまく休んでいる。休みのためだけに15分程度の時間を取ることもある。体調と勘案してうまく休むのがコツである。
**部品: 作業割り
一つの作業を工程ごとに分割し、「入力・処理・出力」の群に整理した状態にすること。前の作業の出力が、次の作業の入力になる場合が多い。多人数で対処ができるようになる。
**部品: 時間を区切る
いつまでに目標を達成するか、の目安を設定する行為。フルパワーを際限なく続けて破綻することを避けるために行われる。
**部品: 書類事務
作戦行動の中でも特に重要な、記録を残し報告や連絡を行うための行為。物事ができても、これがなくしては成果としてカウントされないことすらある、大変重要な行動。
**部品: 情報収集
自分の目的を達成するために行う、判断材料となりうる兆しや印、文書などを拾い集める行為。主に「いつどこで何が起こるか」「現場の地勢はどうか」「どんな人が関係するか」を調べるのが大事である。
**部品: 事前の根回し
事を起こす前にあらかじめ意図するところを開陳し賛同者を得ておく行為。賛同者に支援を受けることで意図した決定を集団の中で通しやすくする。
**部品: 実務者会談
2つの組織間で共同作業をするときに必ず行うべき会談。実務者、つまり実際に作業を行う人同士で顔と名前、相手の立場などを把握し合う行為。これがあるのとないのとでは作業効率が全く違う。
**部品: 塹壕を掘る
地面を深く掘ることで、他者の視線や射程から逃れる方法。忍者としては土遁の術と呼びたい。昔はクナイと雑多な布で掘っていたらしいが、現在では円ぴ(スコップ)で掘るのが普通だ。
**部品: ロープワーク
人や物を高所から降ろすときや、逆に高所に荷揚げするときに用いる、ロープを加工する技の総称。解けない輪を作ったり、逆に解けやすい輪を作ったりできる。
**部品: 一つずつ相手にする
決して多人数を同時に相手してはならない、とする教え。多人数で囲まれたとしても、相手のうち最も体格のあるものを初手で倒し、以降その体格を壁や盾として用いる。
**部品: 不意打ち
相手の不意をついて無防備な状態を攻撃する行動。不意をつける状態まで立ち位置を変え続ける必要があり、事前準備に時間がかかるのが欠点。
**部品: 仲間を呼ぶ
単独では遂行不可能な行為に対して仲間を呼んで頭数で対処する、作戦行動の一つ。同程度の実力がある仲間を呼ぶ必要があるため、お互いに困ったときは融通し合う、といった協定が事前に必要。
**部品: 強い方に加担
強い方に加担するのは喧嘩の基本技である。そもそも、全員が強い方に加担すれば、喧嘩は世に起きない。強い方に加担することは平和への一歩なのである。
**部品: 懐に入る
自分を相手に利する者としてアピールし、相手の中での奇貨、つまりユニークユニットとして保有戦力に数えられるまでの一連の行動。
**部品: 挟撃の位置に立つ
相手をこちらの味方と挟み込む形の立ち位置を取り、相手の行動範囲を狭める行動。片方を相手にしている時、必ずもう片方が一方的に攻撃できるので、非常に有効。
**部品: 礼の最中に殴る
礼の最中に深々と頭を下げるのはアホのすることである。敵対する相手を視野から外すなんて愚の骨頂。そんな所作もわからない奴を真っ当に相手してやる必要はない。礼法? 何それ。
**部品: 裏切る
「強い方に加担する」「懐に入る」と一緒に使うと効果が高い、喧嘩の必勝法。最初から狙いながら相手に取り入るのがその真髄であり、利益などで途中から転向するのは下策と言われる。
**部品: 見切り千両
ある程度の利益を確保できたら、その盆(博打におけるゲームプレイフィールドのこと)からは足を洗うことを示唆する言葉。なお千両とは第七世界人の日本円にして2億5千万円ほどの価値の金銭だが、これは「頃合いの良い見切りにはそれだけの価値がある」の意味であり、それだけ稼げという意味ではない。
**部品: ピーカブースタイル
顔の前に両拳を握り、守りを固めて頭と上半身とを拳と肘とで守る型。腰を落とし、前に出した脚を膝立てることで前方向からの格闘攻撃をすべて受けることもできる。
**部品: ロシアンフック
腰の回転を極力使わず、肩を回して打つフックの一種。腰を回さないことから体幹に軸ができず、タックルを受けても対応しやすい、という利点を持つ。
**部品: 忍者の里での修行
世界忍者国の忍者は、忍者の里に生まれつき、里での修行システムに組み込まれて育つ。忍者の修行は過酷なため、まったく適性のない者については早期に外に里子に出される。
適性があると見なされた子供は、物心つくかつかないかといった時期から日常的な基礎身体訓練を課され、読み書きができるようになると術修行へと進む。
幼年期を脱する頃までには、忍者としての基礎能力を身に付ける。
**部品: 変装術
敵地において相手にこちらの正体を明かさないために行う。一般人や場合によっては敵の兵士など、その場において不自然ではない物に変装する修行。
**部品: 腕立て伏せ
うつぶせの状態から、全身の体重を両手両つま先の4箇所で支え両腕を伸ばす力によって身体を持ち上げる動作と肘関節を曲げて身体を地面につかない程度まで下げる動作を繰り返すことで腕力を鍛えるトレーニング。
**部品: 体幹トレーニング
体幹を鍛えることで上半身のぶれを抑制し、体勢の崩れにくい体になりひいてはことで疲れにくい体をつくることにもなる。
**部品: 忍者刀の扱い
忍者刀は様々な用途のために鞘に至るまで様々な仕掛けが施されている。これらを使いこなすには知識が必要であり、これも訓練項目に含まれる。もちろん剣術の訓練もされている。
**部品: 白兵戦術
戦う状況に陥らないことが一番重要ではあるが、やむなく戦わねばならぬはめになった場合には勝って逃げねばならぬ。そのため最低限の白兵戦術を身に付けている。
**部品: 投擲
主に手裏剣の投擲訓練。他では鉤縄の投擲や、注意を引きつけるために投げる小石などコントロールを要求されるものは結構多い。
**部品: 柔軟
柔軟を行うことで筋肉や健を伸びるようにし、間接の稼働域を広げる他、間接の負担を緩和し、けがの予防にもなる。
**部品: 走り込み
行うことで脚力を鍛えるとともに肺活量も鍛えられ、長時間活動する際のスタミナや瞬発力を養うトレーニング。
**部品: 逃走術
忍者の世界では遁術という。遁術は火遁、水遁、土遁、木遁、金遁等に分かれており、状況に応じて相手の目をくらませたり、風景に溶け込むことで相手の追跡を振り切る。
**部品: 森国人の忍者適性
森国人の細い身体は、侵入に際しては特に通気口や煙突などを侵入経路にすることが出来るようになるほか、侵入先での隠蔽でも隠れやすく隠密活動がしやすい。:瞑想通信は基本的に木を使う思考伝達のため痕跡が残りにくく、また敵に読み取られないため隠密の通信に相性が良い。森国人の忍者同士ならば隠蔽しながら通信してしまえば看破はほぼ不可能であろう。
**部品: 侵入術
鉤縄を使用して登ったり、相手の注意を引きつけている間に空いたところから侵入する他、変装時には敵を騙す詐術も必要。
**部品: 手裏剣
投擲武器。基本的に直接殺害する程の威力はなく、主に敵戦力を減退させたり、牽制目的で使用される。忍者の象徴的装備であるが重量がかさむため携行数は少ない。訓練しないと当たらない。
**部品: 鉤縄
読んで字の如く、鉤にひもをつけた物。出っ張りや木の枝などに引っかけて上に登る際のロープとして使う。うまく引っかかる様に投げるのはのは意外と難しく、訓練を要する
**部品: 五色米
米に色を塗り、色の組み合わせで作る暗号を通して仲間の忍者と連絡を取り合う道具。瞑想通信と違い木を使わなずにすむメリットがあり、時間差で連絡をとりたい時に便利である。
**部品: 紹介状が必要
忍者の門派は広く開かれてはおらず、弟子入りには紹介状が必要となる。これは、紹介者による当人の人品の見定めが含まれる。紹介者たり得る人物とは、門派の関係者、及び藩国の王族・華族に限られる。
**部品: 打刀のように腰に差す
忍者刀はよく背中に差している姿が戯曲や講談で見受けられるが、もちろん、戯曲の作者が忍者の戦いを見たことがないために創作された、わかりやすさの記号である。実際は刀など重くてやってられないので、あまり使われない。それでも忍者刀を使わざるを得ない状況が想定される際は、一般の帯刀する人と同じ格好、つまり、腰に刺すのが普通だ。
**部品: 構えの種類
忍者の修行ては、足体動作と合わせて構えを教わる。目録として簡単に説明する。正眼構、上段構、下段構については省略する。脇構、これは前後の敵に対する構え。八相構、遠間を打つ構え。弓構、弓矢や投石に対する構え。中段脇構、囲まれた時に用いるが、危険な構え。大上段構、あまり使い道のない構え。いずれも口伝がある。
**部品: 上段
忍者剣術ではあまり見られない、上段の構え。柄頭が額の上にくるまで刀を掲げ、後方斜め後ろに切っ先を置くこの構えから、抜重で体を落としながらの重力を利用した胸突きは侍剣術の中でも非常に早く、おそれられ、対策が練られた。忍者剣術では、同じく上段に構えつつ、相手の切っ先にこちらの切っ先を合わせて切り別れつつ、もって格闘戦にもちこむ。という技が練られた。
**部品: 下段の構え
切っ先を下ろし、敵の斬りに来る間をもって切っ先を上げ、敵の刀を止め受けて、巻き上げるないし巻き落とし、無刀にしてとどめを刺す無慈悲な侍剣術で用いられる構え。忍者剣術では、下段は車(来る間)剣として恐れつつ、対策をとった。要するにかかってこないので、投石などの飛び道具で片を付けるべきもの、とされた。どうしてもの場合のみ、走って逃げ、距離をとってから叩けとされた。下段の構えのまま走ると人間は前屈ぎみになるので、そこで前に出た頭をたたくのであった。
**部品: 正眼の構え
侍剣術でも見られる、正眼の構えである。忍者の剣術では、青眼、西岸(西の岸、つまり西方浄土、要するに死者の国)などの字を当て、構えよりも目付の部分を工夫するよう申し送られる。忍者剣術でいう正眼の構えの目付の要諦はひとつところに注視しないことであり、全体を巨視的に見通すことで、相手の行動を相手の意図より先に読み取ることを、重要視している。
**部品: 忍者刀の鞘
鞘を飾り優雅に仕上げる侍の持ち物とは異なり、鞘は艶消しの墨塗りで、硬木に鉄の輪をはめて頑丈に作られている。この頑丈さはもちろん殴打するためである。また、一時的に高地をとるための、移動の助けともするためである。
**部品: 太紐で巻かれた柄を用いる
忍者刀の鞘には下げ尾が長くついているが、一方で忍者刀にも工夫があり、柄を縛っている紐はじつはほどくことができ、非常に長い紐として運用することができる。めったなことでは解かないが、必要に応じて取り出し、敵の絞殺や登攀の助けなどに用いる。
**部品: 鍔を使った悪路踏破
塀や透垣などを超えるとき、頑丈に作った鞘と鍔が大いに役立つ。忍者刀を地面に垂直に立て、それを台にして、ちょうど二段ジャンプのような体制で超越するのだ。
**部品: 直刀のメリット
直刀のメリットは数多いが、刀身が短く生産が容易であること、メンテナンスが楽、ないし不要であること。基本的に先のとがった棒がうすべったいだけなので、習得が比較的簡単なことがあげられる。これは低コスト国家では特に有効に働いた。
**部品: 侍とは違う
打刀を抜きはらったのち、両手で切りかかる侍剣術とは根本から異なるのが、忍者の戦いである。その目的は殺害、次いで、刺突による殺害であるから、状況によっては鞘から抜かずに殴りかかることすらある(座礼中の奇襲などはこれである)。
**部品: 鞘から抜くとき
抜刀は、主に戦闘前に行う。相手がそれと気づかないほど自然に抜いて、相手に抜かせないまま戦闘に入るのを最善とする。その時の手の内には工夫があり、主に口伝で伝わる。基本的には親指の付け根で押し出し、親指の付け根で支え、小指で握るとともに斬る。
**部品: 殺し間は1m、移動で間を広げる
剣術での殺し合いを一概に語ることは難しいが、剣の届く範囲に相手の急所を捉えるのがその要諦である。忍者刀の場合はその距離三分の二身長分、つまり半径一メートル程度である。ゆえに、移動がとても重要になる。どのように移動し、どのように敵を殺し間に留めおくかには代々の口伝がある。
**部品: 突きの手の内
上段突きと中段突きによって異なる。上段では両手とも真ん中の三指をゆるく、卵を持つ心持ちで柄を抑え、小指と親指で締める。中段は傷をえぐる関係上、左手を刀身に添え、笹の葉型に切り抜くよう斬る。
**部品: 直進して突く
極論してしまえば、相手に向かって届く距離で突く、というのが忍者剣術の要諦である。ただ、直進だけでは間合いの短い忍者刀は届かないため、工夫が必要である。この工夫のいくつかは口伝とされている。
**部品: 先に抜かず前に抜く
侍剣術の世界には先の先手とか、先とか、後の先といった言葉がある。これは対等の条件で1対1での決闘での対策術として考え出されたことであり、忍者剣術には無い考えである。あえて同等の言葉を探すと、部品名のような言葉になろう。戦闘とその準備は先頭のより先に終えるものではなく、始まる前に終わらせているべきものである、と言う教えで、詳細は口伝で伝わっている。
**部品: 踏み込まないコツ
足止めしての殴り合いは厳格に慎むべきものである。敵の殺し間にて足を止めるのは自殺行為と呼ばれても仕方がない。殺し間に踏み込まずに敵だけを自分の殺し間に入れるコツは存在し、口伝として伝わっている。
**部品: 独特の形状に適した戦い方
日本刀独自の形をわざわざ捨てた忍者刀にはそれ相応の戦い方が存在する。刀身が優美な曲線を描く、個人が振り回しての上半身への斬撃を主な用途とした日本刀とはおのずと異なる。忍者刀の用途はそのすべてが逆だ。すなわち、直刀であり、下半身や腹部、まれに胸部への刺突が中心であり、基本的に多人数で戦う。
**部品: 刀の帽子は大きく鋭い
錐刀という武器があるのをご存じだろうか。錐のように鋭い切っ先をもった、帽子(切っ先のカーブを描いている部分)が大きく鋭いのが特徴の刀である。用途は刺突で、頑丈さが魅力のの、刀の亜種である。忍者剣術では多くの場合これを忍者刀の一種として扱った。
**部品: 右小手切り付け中段突き
忍者たちの通う道場で受け継がれる鍛錬技で、相手の右小手を抜き打ちで切り付け、両足を猫足で敵を追尾する形でシフトさせながら、突き出した小手切り付けの剣でそのまま中段突きをする、師範代々の得意技。
**部品: 日本刀の弱点・忍者刀の弱点
どの武器にも一長一短があるように、日本刀にも弱点があり、それは忍者刀にも同じことが言える。日本刀の弱点は長すぎて閉所や集団戦では役に立てづらい点だ。整備が大変でもろいのも困りどころだろう。そして、人をちょっと切る程度にしか実用価値がない忍者刀はそれらの全部逆である。要するに、閉所で、集団で。あるいは、寝所で床をともにしながら、もしくは整備中の時を見計らって相手と与し、刀は使わず荒縄や鉄線などで縛ってしまえば、実は、日本刀使いは簡単に倒せる。
**部品: 忍者刀を使った鍛錬
忍者刀は短く直刀で、先端鋭く、重い。また鞘も殴打に使える程度には頑丈なので、これまた、重い。この荷重量を相手に感じさせることなく日常生活を送るのが、忍者剣術第一の鍛錬である。
**部品: 歩みの猫足
忍者剣術の基礎として習う足体動作のひとつで、前に出ている右足の前側と後ろ側、後ろの左足の前側と後ろ側への細かな加重と抜重の組み合わせで、微小な動きのみで前方へ少しシフトする、独特の歩き方法。フェイントや別動作の補助、および練習として用いる。
**部品: 目録
足体動作には猫足のほか、送り足、詰め足、歩み足、歩みの引き足、詰めの引き足、引き足が存在する。また、左右の入り身足、左右の移り足がある。加えて、これらの複合で左右の転換体というのが存在する。これらを、立位、座位、半立位(膝行位)で行うのが、忍者剣術の足体動作である。
**部品: 足の真ん中を使って踏む
爪先立ちや踵立ちを想像する忍者の歩みだが、実はいたって普通に足の真ん中で歩く。忍者特有の挙動とは足先の工夫ではなく、通常の移動動作を加重と抜重の制御でブーストすることを言うため。
**部品: 足体動作に気配りして歩く
忍者修行を始めるにあたって最初に教わるのは礼法と着付け、そして足体動作である。足体動作習熟には、道場と呼ばれる天井の低い部屋で、四方を足体動作のみで移動するところから始まる。
**部品: コツは、聞いて考える
足体動作は耳で聞き、自分と師匠筋との違いを考えるのが早道と言われている。これは自分や相手の足体動作を耳で追うと、自然に音の出ない歩みが会得できるからによる。
**部品: 墨塗りの刀身
忍者といっても一般の帯刀した人とそう変わった装束をしているわけではない。むしろ目立ってはいけない職業であり、鞘は地味な色のものが好まれた。一方、夜戦が想定される事態に対しては、切っ先に月光が映って間合いを測られてはならないため、特に満月の夜は刀に墨を流してことに臨む。
**部品: 忍者刀とは
忍者刀とは、忍者および世界忍者の能力を飛躍させる為に開発された武器であり、世界忍者国の特産品でもある。
**部品: 直刀型の長脇差
反りがないため、曲がらず丈夫である。斬る以外の多目的な用途のためにあえてこの形状、長さにされた面がある。
**部品: 鞘の構造
鞘自体も【仕掛けつき】で、白兵戦でもおこなえるほどの強度を持たせることで、先端での突き以外を戦闘行為を非殺傷行為へと変えることを可能にしたり、先端のねじ状の部分を外すと水中で呼吸ができるようにシュノーケルの役目も果たしたりするようになっている。
**部品: 変形
変化の術と世界忍者が組み合わさると忍者刀にもそれは影響し、変化の術が忍者刀に伝播する。すると、忍者刀はカトラスの形状へと変形し世界忍者の手に現れる。
**部品: 鞘
ある意味最も忍者の特徴を表していると言える部位。普通の鞘との違いは鐺と分離可能なことと長めの下げ緒、長い下げ緒は主に刀を足掛かりとして使用した際の刀の回収に使われ、鐺と分離した際の残った方は潜水時のシュノーケルとして使用する。
**部品: 釣り刀の法
鍔に脚をかけることにより高い壁を飛越する、侵入行為の支援運用法。長い下げ紐を咥えて飛ぶことで、あとで鞘を回収できるようにしている。
**部品: 座探しの術
鞘を伸ばしたままで前方に突き出すことで夜間や室内戦闘での利を得る忍法。この技を使うことによって夜間戦闘が可能になる。
**部品: 忍者刀の種類
世界忍者国で生産される忍者刀は大まかに分けて二種類のタイプがある。世界忍者用の「Sタイプ」と人狼傭兵用の「Zタイプ」の二種類だ。 この開発が決まった時のコンセプトは世界忍者と人狼傭兵が使える忍者刀であった。世界忍者国は人狼傭兵を忘れた事は一度としてないのだ。
**部品: 材料
世界忍者国特産品である砂鉄から作り出された精度のよい鉄と、人狼領地で培われた製錬技術のコラボにより、今まで作られた刀とは精度が段違いのものが出来上がっている。これらは、産業育成で作られた丈夫な工具の製作法を応用した賜物でもあった。
**部品: 鍔
最低限の装飾をつける際に人狼用ニンジャカトラスは鍔を白に。世忍用忍者刀には赤を基調とした鍔がつけられる。これは、それぞれのイメージカラーであると共に、鍔の一部は外れ刻印された暗号によりドックタグの役割も可能になっていた。
**部品: 製錬技術
良い刀を作るには良い玉鋼が必要だが、人狼領地で培われた製錬技術により質の良い玉鋼を精製することができる。
**部品: 軽量化
多機能化にするにつれて問題になってきたのが重量問題だ。忍者が重くて動けないでは話にならぬ。性能だけでなく軽量化も図られ通常の刀よりも軽い。
**部品: 殺されることを避ける
勝てるか五分五分程度の殺し合いに巻き込まれることがある。良くない状況である。このとき気をつけるべきなのは、勝とうと思っては負けることである。死に物狂いで勝とうとしては、わかりやす過ぎ、付け入られる。負けに魅入られないコツは勝ち負けの争いにはハナから近づかないこと、近づく前に勝っておくこと、見えている負けを別の他人に譲ることである。これには口伝がある。
**部品: 侍との一対一は極力避ける
侍や武士はその出自上、一対一での戦いに秀でた存在であり、武装する日本刀の強さも相まって非常に手ごわい。もし自分が忍者と思うならば、極力侍との闘いは避ける。可能であれば、相手身内の弱いものとだけ戦うこと。
**部品: 現実的な工夫
忍者の戦い方にルールはない。これは何でもする、ではなく、現実的な工夫を積み重ねる。の意味である。現在の任務のうち優先順位は何で、何のルールなら破ってよいのか、を見極めて瞬時にその結果を複数パターン想像し、最良をとっていく、という、戦闘に特化した思考が忍者には必要である。
**部品: 集団戦法と位置取り、刺したとて貫かず
長脇差ほどの長さしかない忍者刀で、二尺三寸はある侍の刀を持った戦士と戦う方法、それが項目名に挙げた戦闘の要諦である。まず、個々人のみで戦わない。一対多、もしくは多対多での戦いに持ち込む。これは侍が一対一の戦いに特化しているためである。第二に、刀の届かないところで戦う。布団の中などは特に有効だし、直接対決なら敵の右膝から下は、ねらい目である。最後に、刺したら、貫かず、傷をえぐる。この辺りを注意するのがいいだろう。そのうえで、一つの勝ちパターンに拘泥しないのが、極意である。
**部品: 囲い受け
刀を抜き、下段脇構えから入り身足をとりながら相手に切っ先を向ける形で上半身および頭を守る受けの型。相手との軸線をずらして相手の距離感覚を乱す効果もある。
**部品: 暗闇で目立たないコツ
暗闇で目立たないコツ、そんなものはない。人間、目が慣れれば不審な点にはいずれ気が付くものである。例外といえば、突然夜や朝になった時の、明るさの差異が激しいとき。これは、一時的には目立たない。
**部品: 情報の選別
情報源となる協力者やメディアから得た情報を評価し、真偽や確実度について選別する方法。主にセーフハウス内で行われる。
**部品: 対象と接触して行う活動
対象に接触し、直接情報等を取得する方法。偵察や会話、時に暗殺などもこれに含まれる。いわゆる想像されうるスパイ活動がこれ。山羊舐はこれの危険性を重々承知しており、実行には細心の注意を払って行っている。
**部品: 世論の誘導
情報を部分的に隠蔽し、部分的にリークすることで多くの人に真相を誤解させる方法。マスメディアなどへのリークのほか、市場の噂などでのバイラルメディアを利用する。
**部品: 捕虜等の尋問能力
捕虜等を尋問することで情報を得る方法。時に拷問も視野に入るが、山羊舐本人は解放する気がないときにしか用いない。
**部品: 敵地への浸透
敵地に長い間浸透し、信頼を得た状態で情報を得る方法。時間がかかり、特に生涯をかけての潜入となるので、特に人選してこれを行わせるのが山羊舐の常だった。また、変装を重ねて自らこれを行うこともあった。
**部品: 身体能力
忍者の基本として、壁を走り天井に張り付く程度はできるが、みだりに誇示しないため、人並み程度の筋力として認識されている。
**部品: 鍛えた足腰
長年の修行によって鍛えられた足腰は、壁を走り屋根を駆け、密集した船から船へと飛び跳ね回ることすら可能とする。
**部品: 我慢強い
たまに致命的な問題を引き起こす、厄介な特長の一つで、濫用は慎むように申し送られる、身体の特長。我慢は身体に毒という言葉で言い表せられる。
**部品: 質疑による聴取
友軍や民間人へ質問をおこなうことで、情報(意思決定の判断材料)を得ていく方法。主に有軍陣地から友好国の領域内で行われる。
**部品: 連絡将校や民間組織との連携
友軍の連絡将校や、民間組織などと連絡を取り、情報を得る方法。この情報もまた選別によるクレンジングをうけてのち判断材料とされる。
**部品: コミュニケーション能力
社交性とコミュニケーション能力は異なるという前提のもと、コミュニケーション力は日々の生活で高めていくものと考えている。その要諦は自分の考えを相手に伝えること、相手の考えを把握すること、認識を合わせることの三点と考えている。
**部品: 作戦遂行能力
作戦を自分の実行可能な範囲にブレークダウンすることで、達成の実現性を高めている。ブレークダウン作業には時間をかけ、後続の誰でもが遂行可能になるまで難しさをかみ砕くことには人一倍熱心だ。
**部品: 作戦精査能力
作戦に齟齬がないか、また、目的に対して作戦内容は妥当かの2つの視点から評価することで精度を高めている。これを検証(ベリフィケーション)と妥当性確認(バリデーション)という。
**部品: 集団指揮能力
山羊舐が集団を指揮する際は、まず各人のスペック調査を行い、個々人を「勤勉者と怠け者」「考える者と考えない者」の掛け合わせ4パターンに分け、配置換えを行う。考える勤勉者は直轄として指揮権を与える。考えない勤勉者には前線に送る。考える怠け者には考えない勤勉者を指揮させる。考えない怠け者にはルーチンワークをあてがう。ちなみに山羊舐自身は考えない勤勉者に属していると考えており、考える方を分担してくれる相棒を常に求めている。
**部品: 作戦案伝達能力
指揮官へ提出する作戦案は文章でまとめて複数人に提出するのを常としている。これは回覧が可能なことともう一つ、指揮官が土壇場で尻尾切りするのを防ぐ意味合いもある。これは、侮られ、容易に切り捨てられる存在である忍者としての保険でもあった。山羊舐には苦い経験があった。
**部品: 指揮部隊構築方針
考える勤勉者で構成される指揮部隊は、責任を山羊舐が持ち、その責任範囲でうまく立ち回ることを考える旨指示されたのち、作戦の目的と達成目標、期限について明示される。
**部品: 作戦遂行に関する思想
「目的、目標、期限が明確であることを第一に求める」「単一の敵と足を止めて殴り合うのは戯作の世界だけであり、敵の自滅あるいは瓦解をいかに早めるかが勝敗を分ける」「兵站と士気は世界共通の軍隊の弱点である」「巨大な戦力は巨大な身振りしかできない」などが語録として残っている。奇抜なことは特に言っておらず、自身を凡将と嘆くのが常であった。
**部品: 自陣戦力把握技術
以下の二点を確認するにとどめ、あとは本人努力に任せると称して頭数以上のことは求めないのが山羊舐流であった。二点とは、「作戦遂行と作戦外での目的達成とのどちらを優先するか。(作戦なら勤勉者、目的達成なら怠け者)」「状況の例として、作戦指揮者が発狂した。更迭するのと自身を疑うのとどちらを優先するか(更迭するなら考えない人、自身を疑うのは考える人)」の二点。
**部品: 地形把握・分析能力
地形は作戦遂行に、また作戦遂行後の撤退に欠かせない要因であり、しばしば勝敗を決める要素となる場合が多い、と山羊舐は考えている。
**部品: 作戦報告書面の作成
書面に残しづらい作戦の多い忍者の作戦だが、山羊舐は書面に残すことにこだわりを見せる傾向にあった。これは作戦に携わる名もなき忍者たちを慰撫する意味合い、というわけではなく、予算獲得の武器にするためであった。
**部品: 動員計画作成能力
要員を集めて動かす際のコツとして、目標・期限を明確にすること、タイムスケジュールを明確にすること、相談窓口を明確にすること、作業を単純作業にまでブレークダウンしておくこと。を、山羊舐は念頭に入れている。彼の戦訓はおおむね苦い経験によって支えられていた。
**部品: 兵站維持の必要性についての認識
忍者という兵科の都合上、状況が長く続く場合、万全の補給状態とはいかなくなるのが常であった。ゆえに、山羊舐は補給のできる物資集積所と、休憩施設としてのセーフハウスの確保に力を入れる傾向があった。
**部品: 破壊工作
橋やトンネルなど、交通の要所とされる場所を爆破し、軍事活動や民間経済を立ち行かなくさせ、敵国を弱体化させる方法。
**部品: 6年間に学んだこと
山羊舐が学んだ忍者道場では、まず言葉遣いと礼儀作法、自然な着こなしを学んだ。その次に、礼法と足体動作、衣類をさばいての歩き方走り方などを学んだ。ここまでで二年が過ぎた。続けて刀の歴史と名称、部品の交換方とメンテナンス方法を学び、それでやっと忍者剣術を学んだ。三ヶ月も習ったところで、行商に代表される商売の仕組みやTPOに叶う物腰や知識を学んだ。この時帯刀は許されず、道場内でのわずかな時間だけ、師範が相手をするのが通例で、そうして六年が過ぎ、師匠の技の幾分かを受け継いで、卒業とあいなった。
**部品: プライベートを守る
自分や相手のプライベートを守ることは、忍者の嗜みである。誰にでも見られたくない姿はあるので、これを守ることは礼儀にも叶うことだろう。
**部品: 二枚舌
積極的に言葉を使い、前後で矛盾する事を恐れず言うことで、自分の意図するところを達成する方法。あまりおすすめできない方法で、良く舌が回るとも表現される。
**部品: 挨拶
お互いの経験や立場、体調を含むコンディションなどを少ない手間で確認できる、便利な行動の一つ。挨拶ひとつだけで敵も味方も作ることができることから、重要な行動とされた。
**部品: 率直な意見
隠すところなく必要な意見を述べる行為。場合によって必要になるため、常日頃から用意しておくべきものの一つ。
**部品: 目を慣れさせる
あらかじめ暗闇に目を慣れさせることで、有事の際に明かりを消すことで優位に立つことができるようにする、という教え。
**部品: ゆっくり動く
早く走るだけが能ではなく、ときにゆっくり動くことも必要である。ゆっくりした動きは相手に安心感を与え、相手の気を引かない。
**部品: 平衡感覚
三半規管が司る、身体の釣り合いを取ろうとするときの感覚。細い場所を通り抜けるときや、アクロバットを行うときに関係する他、これをあえて乱す・乱させる技も存在するが、これには口伝がある。
**部品: アクロバット
体幹を軸にして行う、普段あまり行われない動き。立ち幅跳びや側転、後ろ宙返りやとんぼ返り、ときに男子新体操めいた動きなどを言う。
**部品: 体重を載せる
身体の体重を均等にせず、身体の片側(前側、後ろ側、右側、左側など)に体重をかける方法。加重をかけるとも表現される。
**部品: 移動ルートを毎回変える
護衛中は足取りを敵対者に覚えられないよう、毎回移動ルートを変えるのが肝心である。護衛対象を隠す意味もあり、また、自分の存在を隠す意味もある。露出は少ない方が良い。
**部品: 突き飛ばす
安定して置かれたものや人を突き押し、バランスを崩させて遠くに追いやる行為。人間でも、うまく重心を捉えればそれなりに遠くに押し出すことができる他、転倒させることも可能。
**部品: 逃げる
忍術では遁術とも呼ばれる、状況から脱出する技術の基本技の一つ。単純に歩いたり走ったりして逃げる方法。これがないと必勝か死かしかない事態に巻き込まれた時、弱いと詰む羽目になる。
**部品: 猫が好き
だって可愛いんだもん。猫ー猫ー超ラブリー。自由気ままで手がかからないところがいいですね。構ってほしい時とそうでない時がはっきりしているのもかわゆい。猫最高。家でお世話したいな。
**部品: きれいな水
毎朝浄水を探してボトルに詰めている。これを利用して喉を潤したり、タオルを湿らせて顔を拭いたりしている。
**部品: ニンジャバッグ
背負い袋で肩掛け部分が1本だけのカバン。通常は太いバンドになっている部分も途中までカバンになっているため、見た目以上にものが入る。
**部品: 食糧
一食分のタンパク質と炭水化物を取ることができる、ブロック状の焼き菓子。どこでも簡易的な食事を取ることができる。おお素晴らしい携帯食糧。熱量の友と呼んでもいいかも。
**部品: 猫缶
猫に食べさせるために用意された特別食糧入りの缶詰。缶切りいらずのプルトップ方式が採用されている。実は餃子の具にするとうまい。
**部品: 治安維持剣術の概要(四年の修行が必要)
多くの忍者を擁する世界忍者国の中でも犯罪者を取り締まる術として、結城藩王の命によって制定された、治安維持担当者のための剣術。十手術を中心とする。通常であればいち流派を名乗るところだが、この技術が古伝をつたえる三十数流派からの技術的抜粋によって整理されたもののため、あえて率直な名称が採用された。習得には四年の歳月を必要とする。
**部品: 十手術の概要
十手と呼ばれる鈎付きの鍛鉄棒を主に用いて相手を捕縛する、技の総称を十手術という。十手術は相手に黙って飛びかかることはなく、十手を額の情報に垂直にかざし犯人にこれをよく見せることから始まる。この時声をかけ、公儀の御用による者であることを顕示する必要がある。この時の掛け声は時代により差があるが、概ね「御用の筋である。神妙にお縄をいただけ」である。
**部品: 十手を持つ際の体勢
十手を持つ際は、足を大きく踏み開き、足型は逆八文字に開く。続けて後ろ膝を深く曲げ、前に伸ばした脚の膝は十分に伸ばし、胸を張り、敵の目に我が目線をつける。十手を構える際は重心は身体の中心に落とすように留意する。前に伸ばす脚は右脚とだいたい決まっているが、実のところは左右どちらでも構わず、前と左右に、左脚、右脚のどちらからでもとっさに踏み込めるようでなくてはいけない。
**部品: 十手の握り
十手は右手に持ち、鈎の部分を下にし、太鼓の撥を持つ要領で持つ。このとき左手は左腰上に、ピタリと強く抑え当てる。これは打刀の鞘を帯の上から押さえつけて動かさない用心のためであるが、前転や後転、それを伴う受け身の際に打刀を帯の右前に移動させ鞘の破損を抑えるためでもある。
**部品: 十手の持ち方・指の置き様
十手を順手に握る場合、太刀もぎ鈎の横手下外側を握る親指、人差し指は、横手から指二本ほどの間隔を置いて、下を握る。これには理由が有り、斬りかけてくる敵刃を棒身で受け止め、傾けて敵刃を鈎中に滑り込ませる。この時、鈎のすぐ下を握っている場合、敵刃と十手の交差した角度が九〇度より狭くなると、手の甲や指を斬られることがあるためである。また、十手の房紐は十手の柄とともに右手に握り込み、房を手の甲の外に出して挟み込む。こうすることで、握っている十手を強く振っても、すっぽ抜けたりはしにくい。握る内の薬指と小指は力いっぱい握りしめるが、他の三指、すなわち親指、人差し指、中指はなるべく、ゆるく、やんわりと柄を握る。手首はことさら柔軟にして、右回転、左回転が早く、柔らかくでkるようにイメージする。
**部品: 十手の足体動作
前方に進むものとして送り脚、継ぎ脚、歩み脚があり、左右移動をする移り脚、斜め前方に入る入り身脚、そして左右の転換体がある。転換体とは、後ろの脚を一旦前の脚の前に置き、これを脚がかりに敵の左右まで前の脚を進め、我が身を半回転させることで敵の横ないし斜め後方に立つ足体動作である。
**部品: 上段の構え
破邪顕正の型にある一の動きを指して、上段の構えと呼ぶ。十手を垂直に立て、額の上にかざす。基本となる構えのひとつで、正眼の構えと並んで、おおよその型での初期の構えになる。
**部品: 正眼の構え
破邪顕正の方にある四の動きを指して、正眼の構えと呼ぶ。十手を前に出し、右脚を敵方向に大きく踏み出すと同時に十手の先端を敵の両眼の間につけるように構える。
**部品: 下段の構え
十手を前方斜め下にむけて、先端の延長線の先を、敵の脚つま先に結ぶ。体勢を低く構えることで、敵の攻撃範囲を狭める働きを持つ。
**部品: 脇構え
左脚前に踏み出し、右脚を後方に引き膝深く曲げる。低く左半身となり、十手は水平に後方へ方より一直線になるように伸ばす。
**部品: 逆手の構え
十手の絵を逆さに握り、某心を腕の外側にぴたりとつけ、太刀もぎの鈎は外側前方、敵の方向に向ける。右拳が額の前方にあるように、十手と腕を垂直に立てて構える。このとき右脚は前に伸ばし右半身に低く構える。重心は身体の中心に落とし、視線は敵の眼につける。
**部品: 破邪顕正の型
十手を行使する法執行者のマインドセットとして、様式化されている型。四つの動きからなり、悪魔重複の呪縛、かつ、捕り方の身を守る護符として学ぶ。真言密教の偈(げ)を、心の中で唱えつつ行う。\n一の動き「破(は)」…十手を垂直に立てて額の上にかざす動作。\n二の動き「邪(じゃ)」…十手を握る右手を外に左手を内に、旨前で深く交差する動作。\n三の動き「顕(けん)」…交差した次の瞬間、両腕を左右に大きく伸ばし開く。\n四の動き「正(しょう)」…十手の先端を敵の両眼の間につけ、縦正眼に構える。\n真言密教の偈…迷故三界城 悟故十方空 本来無東西 何慮有南北 阿毘羅吽欠(まようはさんがいのしろ さとればじっぽうくう ほんらいとうざいなし いずくのところにかなんぼくあらむ あびらうんけん)
**部品: 四方拂(払)い
十手の型の一で、斬りかかる敵に対する型。右左の袈裟斬りへの対策、逆袈裟にてのスネ斬りへの対策、胸突きへの対策、正面斬りへの対策によってなる。それぞれ、打ち落としからの右(左)腕打ち、左(右)入り身から左(右)打ち落とし腕打ち、右入り身打払いから柄での目潰し・左袈裟打ち、正面止め受けから鍔打ち・胸突きののち奪い取りの技法を用いる。
**部品: 柄とり
十手の型の二。敵の斬りに対する太刀もぎの鈎の使い様と、投げ倒しの型。斬り別れの要領で敵の刀の棟を強く打ち、粘りついて下に押し付け、鈎で刃を強く挟む。鍔元まで十手をすり込み、強く鍔を打つ。左手で刀の柄を握り、敵の刀身を垂直に押し下げ、十手先端を金的に向け、敵の刀身を敵の身体に押し付け、捕り手は姿勢を低くして十手先端を上にし、先端を敵の柄を握った右手首にかけて右に回転させる。十手の棒身と柄が梃子の働きをする。捕り手は右脚を後方に引き、敵を右下後方に引き落とすと敵を投げ倒すことができる。転倒した敵には飛びかかって打ち、回転して片膝立てた敵には十手先端を両眼の間に突きつけて近づき、右手首を掴み、腕をねじ上げて組み敷き、施縄する。
**部品: 巻き落とし
十手の型の三。敵の突きに対する太刀もぎの鈎の使い様に関する型。敵の刺突する意図を察知するや、正眼に構え、身体を右入身に低く床に近づけ、身構える。刺突に対して上体を左下に沈めて剣先を避け、十手先端を右に回転させつつ十手棒芯を左下から右上に敵刃に絡めて大きく踏み込み、右脚を前に鍔元まですり込む。この時右入身。太刀もぎの鈎で刀身をはさみ捻り、左手で敵の右手を刀の柄とともにつかむ。ついで、敵刃から十手鈎を外し、十手先端を敵の金的に向け、刀柄の中心部を上から鈎と棒芯ではさみ、十手を敵の刀の柄頭に向けてつくように押せば、敵の左手は、十手の鈎に押されて柄を手放してしまう。ついで、刀の柄を握ったままの敵の右手と腕を上方に上げ、捕手は左脚を敵の左体側に深く踏み込み、敵の右手を左外に強くひねり、その下をくぐり、右に半回転し、左膝を床につけ右脚前にし、十手を敵の両足首を狙って右外に強く大きく打ち据える。敵の身体は左回転して転倒する。転倒させた後は敵の右手首を離さず、内側に折り曲げつつ、自由を奪い、太刀もぎの鈎でて指を強く押して刀の柄を離させ、十手棒身で刀を右にはねのける。敵の右手肘に鈎を押し当て、敵の身体を前方に回転させ、うつ伏せにし、背中にのしかかる。右腕を背にねじ上げる。
**部品: 左入身
十手の型の四。斬りかける相手を左入り身でかわし、敵刃を撃ち落とすとともに、右脚を軸に左脚を出し、右に半回転して敵の右斜め後ろに並び立つ。敵右手首を左手で掴み、敵刃のはばき元の刀棟を強打して刀を打ち落とす。続いて十手の柄を握ったままの右手で、敵の右手首を十手の柄とともに押さえ握る。左手で十手の先端近くと敵の右手肘関節のすぐ上を一緒につかむ。そのまま右脚を後方に引き、左脚を軸に右に円を描いて回転しながら引き落とすと、敵体をうつ伏せに引き倒せる。十手の鈎を敵の右手肘に当て、十手先端を敵の胸の下に差し入れ右腕を背に捻り上げ、左膝頭で敵の右手首を押さえ、全身でのしかかる。
**部品: 右入身
十手の型の五。敵の刺突に対して、敵左腰の鞘を制して敵を押し伏せる型。敵刃を左に強く弾き、右脚を軸に素早く右に半回転し、敵の左背後に周り、左手で敵の左手首を掴み、右手で敵の刀鞘、こじりの近くを逆手に握る。ついで、鞘を上に上げ、鞘の中央部を敵の左腕肘関節に押し付け、鞘を梃子にしててきのうでとからだを 前方下に押し下げて地上に押し伏せる。右腕をせにねじ上げつつ、馬乗りになり、のしかかる。
**部品: 連れ返し
格闘中、右手の十手棒身を掴まれた場合の型。十手を掴んだ敵の五指をひねり捻るように、十手を小さく回転させながら、左手で敵の五指を十手ごと上から握りしめ、十手を梃子にして前方斜め方向に引き落とし投げ倒す。右手で掴まれれば左斜めに、左手で掴まれれば右斜めに引き落とす。両手で掴まれた場合は、棒身を握った左右両手首を、交差させる形に捻るように十手を梃子にして捻り、急に外側に引き落とし投げ倒す。左手で敵の前方に出ている手の甲を、十手ともろともに握っておけば、敵の手元側の手の親指は十手で押さえられ、手を抜き取ることは不可能である。敵が十手の先を掴んで奪い取ろうとした場合は、敵をひしいで組み敷く。この時、左手で敵の右手首を十手ごと上から掴み、右手を十手の柄から離すと同時に下から逆手に持ち直す。これには握りの口伝がある。そのまま十手柄を前方に強く早く押し倒し、敵右腕上膊(はく)の中心部を、十手柄の先端(紐付け環)で強く当て打つ。そのまま右手を滑らせて十手中心部を右手で順手に握る。この時も左手は十手ごと握りしめて、離してはならない。次に十手柄を敵の右脇下にくぐらせ、十手柄先端を敵の背後右腕上部に当て、自身を左の方に移動させつつ、十手を下に押し下げながら、敵右手首を背後にねじ上げ、鈎で背を押し、右下床面に敵を引き落とし、押し伏せる。左膝で敵の右手首を制する。
**部品: 座捕り
十手の型の七。座位にある時、敵が抜き打ちに斬る意図があったときに用いる型。敵は膝立ち、抜き打ちに斬りつけるので、捕り手は左脚大きく踏み込み、十手を縦に構え左手を添え、横なぎの敵刃を受け止める。次に右足の裏で敵刃の物打ちを強く踏み動かさないようにする。左膝は地につけたまま右膝立ち、十手を時計針の進行方向に大きく円を描いて振り、刀柄を握る敵の手を打ち払って刀を離させ、十手棒身で敵の両眼を打ち牽制し、左手で敵刃の柄を握り、左斜め前に投げ遠ざける。続けて、十手を右手に、敵の首の後方に当て、太刀もぎの鈎を手前に水平に起き、鈎先を敵の左頸動脈に強く当てて攻める。同時に十手と敵の着衣左右の方の布を一緒に掴み、十手を押し下げて、敵を手前に、うつ伏せに引き倒す。後退しつつ引きずり、敵の右手を首前から回し、左後方に引きつけ、右回りに歩いて敵身体の右に移動し縄を打つ。
**部品: 上段受け
十手の型の八。上段から面を斬りつけられたときの受けの型。捕手は十手を頭上に水平に横たえ、左手の五指を隙間なく揃え、十手の下に柄の方向へ指先を向けて置き、鈎を上に向け、右脚大きく踏み込み、敵刃の中程で受け止める。指先を隙間なく揃えるのは敵刃が捕り方の左側に滑った時に指を斬られないためである。次に左脚で踏み込み、十手を下にすり込み、鈎と棒身で敵刃の鍔を強く打つ。左脚で敵の右脚の甲を踏む。鈎をひねり敵刃を動かさず、左手を十手から離して敵の右手親指を逆手に握り、ねじ上げて刀の柄を離させる。敵の右手の親指をねじったまま、右手は十手を通じて刀を握ったまま、敵の左手を両手で横一文字に左右に大きく押し開く。ついで、十手を右回しに回転させ、棒身先を敵の手首にかけ、右側面外に敵刃を払い巻き落とす。素早く十手先端を斜めしたから敵の両眼の間に突きつけ牽制。次に敵の右腕を上に差し上げ、その下をくぐり、敵の、脇下の急所である稲妻を、右肘を深く曲げて突き上げる。敵の怯むスキに、十手鈎先端を下から敵の右肘関節に当て直し、右脚前に踏み込み、そのまま左に転回して敵の右腕を十手で押させつつねじり上げ、敵の背後に移動する。続いて右膝頭で敵の尾てい骨を蹴り上げ、右脚を敵の右足首に背後から深くから見つけ、背中に腕をねじあげた十手で前下に押し倒す。敵は倒れるので、倒れる敵に添って右側からのしかかり、ねじ上げた右手首を左膝頭で制して施縄する。
**部品: 閂(かんぬき)捕り
十手の型の九。格闘の型。上段からの敵刃の切り込みを左入り身でかわしつつ時計針の逆進行方向に十手を大きく巻いて敵刃を左外側にはじくと同時に、そのまま右脚で前蹴り。同様に、上段からの斬りかかりを右脚を踏み込んで時計針の進行方向に大きく巻き、敵刃を右外に弾く。次の瞬間左脚で前蹴り。前蹴りの後は左拳で敵の水月(みぞおち)に当身を入れる。脚を踏み変え大きく右外から時計針の逆進行方向に巻いて、敵の刀を握った右手首を強く打ち、柄を離させる。十手先端を敵の両眼の間に突きつけ牽制するとともに、自分の左腕を相手の左腕上膊の後方上から巻きつけ、深く抱え込む。次に十手を垂直に立て、鈎を敵方向に向け、刀柄を握ったままの敵左手首を太刀もぎの鈎で前方水平に押しながら、上に向けて押し上げれば、敵は動けなくなる。次に右脚を九に右後方に引き、敵を右回しに引き落とす。敵の下半身が着地した瞬間、敵身体の動きを逆転させ左に切り替え、敵をうつ伏せに押し倒す。左手首の十手を刀から外し、左手首を打って刀を落とさせて飛ばす。敵身体に馬乗りになり、左肘を左膝で制し、右手を十手で打ちねじ上げ、右肘を右膝で制する。十手を左手で逆手に握り、敵の首前に右から左に差し入れ、右手を上から交差させて十手先端を右手で握り、十手を上に引き上げ首を絞める。左手の十手を首前に当てたまま右手を話し、縄を取り出し施縄する。
**部品: 柄(つか)返し
十手の型の十。斬り別れと格闘の型。右八相の構えから左面に斬りかけるのに対し、捕りて右脚から直進し十手を上段から垂直に振り下ろし、敵刃の左しのぎを削るように切り落とす。同じく、左八相の構えから右面に斬りかけるのに対して、捕り手は左脚から直進し、十手を上段から振り下ろし敵刃の右しのぎを削るように斬り落とす。また、斬りかけるのを八回繰り返し、九回目で捕り手は上段受けにする。受けた瞬間、左脚で前蹴り、そのまま敵右脚甲を踏みつけ、敵の怯んだ瞬間、太刀もぎの鈎ではさんだ敵刃の鍔元まで鈎を滑らせて、刀を右から敵の首にかけ、左手で十手先と敵の襟を掴み、右脚から左回りに円周を描いて歩き敵を押し崩し、円の中心点で小さく早く回って敵を左に投げ倒し、敵刃を鈎で捻り奪う。
**部品: 咽喉(のど)輪捕り
十手の型の十一。十手を逆手に持つ型。上段からの斬りかけを、右脚踏み込み、逆十手で上受けする。この時左手は右手首に添える。時計針の進行方向に巻き、敵刃を右外下に払い落とし、身体を開き左脚で大きく前蹴り。次に右胴への斬り込みに対して、捕り手は右脚を踏み込み敵刃を逆十手で右外に弾く。次の瞬間、左脚を踏み込み、左拳で敵水月に当身を入れる。突きに対して、左下に受け流すとともに敵右手首と刀柄を左手で掴み、逆十手の棒身で敵右腕の上表面を滑らせ、刷り上げて、敵の右頸動脈に太刀もぎの鈎先を当てる。右脚を敵の背後に一歩大きく踏み込み、十手を首に擦り付け左に回し、首筋の後ろから棒身をあて、敵の左頸動脈に十手鈎先を食い込ませ、十手で敵身体を下に押し付けながら、右脚を大きく右後方に引き、敵を右下に引き落とす。敵はうつ伏せに倒れる。
**部品: 送り足拂(払)い
十手の型の十二。転換体の足運びと足払いの型。上段に対する敵の斬りかけを、捕り手は右斜め前に左脚を踏み込み敵刃をかわし、十手で左上外に敵刃を弾く。とともに、十手を大きく巻き、敵の左上膊を打つ。同様に、敵の斬りかけを左斜め前に右脚を踏み込み敵刃をかわし、右上外に弾き、十手を大きく巻いて敵の右上膊を打つ。次いで、右脚を踏み込み、十手を頭上で小さく巻き、二歩目を継ぎ脚で(つまりさらに右脚で)踏み込み、頭上の十手を早く大きく巻いて敵の左上膊を打つ。つぎの瞬間、敵の斬りかけを避けるために地面に両手をついて身を沈め、左脚を大きく前に伸ばしだし、敵の踏み込む右足首に自分の左足首を掛け、早く強く右に一階天使、敵を仰向けに倒す。
**部品: 双角の構えと型
双角の構えとは、敵が強豪で捕らえるのが難しい場合、敵が複数の場合、敵が槍や薙刀の使い手である場合に適する技法。十手を左手に持ち、萎えし(同じ長さの鍛鉄棒)を右手に持つ。持ち方によって構えが異なる。
順手双角の構え……右手に萎えし、左手に十手を双方順手に持って行う構え。
萬字双角の構え……右手の萎えしを順手に、左の十手を逆手に持って行う構え。
逆手双角の構え……右手に萎えし、左手に十手を双方逆手にもって行う構え。
放鷹双角の構え……敵のうち懐内に踏み込みがたい場合に、間合いを縮める為、あるいは遁走する賊の脚スネに萎えしを強く打ち当てて倒す為などに用いる、投げ十手の構え。
十字囲い:順手双角一の型。
刀転ばし:順手双角二の型。
刀抑え:順手双角三の型。
天秤打ち柄外し:順手双角四の型。
左右胴斬りの受け:順手双角五の型。
捻じ上げ:順手双角六の型。
十字受け:萬字双角七の型。
内十文字組み受け:萬字双角八の型。
奪い取り:萬字双角九の型。
転換体:萬字双角十の型。
稲妻蹴り:逆手双角十一の型。
捻り倒し:逆手双角十二の型。
捻り上げ:逆手双角十三の型。
投げ十手・上投げ:放鷹双角十四の型・投擲の一。
下投げ:放鷹双角十四の型・投擲の二。
背投げ:放鷹双角十四の型・投擲の三。
腰投げ:放鷹双角十四の型・投擲の四。
**部品: 十手の打ち方
太刀もぎの鈎を常に敵の方向へ向けることが大事である。これにより敵刃と打ち合う際は常に鈎が敵刃の方を向き、刃を鈎でつかむことができる。また、敵の手指を鈎で押し制することも可能になる。十手の打つ方法は一三種あり、打ち萎やす方法が四種、巻いて打つ方法が九種に大別される。
**部品: 十手抜き打ちの要諦
まず、犯人に抵抗の気配有りと察知すれば、機先を制して、急に間合いを縮め、右胸前に縦に置いた十手を、手首柔らかく、十手先端が小円を描くように回転させて迅速に取り出し、凶器を握った犯人の手首、腕、あるいは蹴ってくる脚スネなどをしたたかに打ち萎やし、凶器を取り落とさせ、その抵抗を封じる。
**部品: 上打ち
十手を打ち萎やす四種の一。十手先端を上に、右胸前に縦に置き、上から真下に振り下ろす方法。基本となる打ち方であり、最も訓練が必要となる打ち方。
**部品: 下打ち
十手を打ち萎やす四種の二。十手先端を下に置き、前方下から上に掬い打ちにする方法。この時十手先端が小円を描くように、犯人の小手やスネを打ち萎やす。
**部品: 横打ち
十手を打ち萎やす四種の三。十手先端を水月(みぞおち)あたりに、十天先端を左において、横一文字に胸前に漬けて構える。打撃の瞬間、右横に十手を抜き、十手先端が小円を水平に描くように十手を回転させ、右から左にしたたかに打ち萎やす。
**部品: 逆袈裟打ち
十手を打ち萎やす四種の四。十手を胸前に斜めに、先端を右肩、握り柄を左腰骨に当たるようにおいて構え、打撃の瞬間、十手を左前斜め下方に引き抜くと同時に、十手先端が小円を描くよう回転させ、左下から右上に向けて、犯人の小手や脚スネを掬い打ちに打ち萎やす。この打撃法は機先を制して瞬間に打たねばならないが、手首の強く早い回転と十手の重量を活かして打つため、腕に関係なく打てる。
**部品: 巻いて打つ打法
刀や薙刀、槍や棒などに対抗するための打ち方。十手は短小な武器なため、打撃力を比較すると格段に弱い。その劣勢を補う工夫が巻いて打つ打法である。巻いて打つとは回転させて打つの意味で、遠心力で打撃力を強くするのに加えて、腕を十分に伸ばし、大きな円周を十手先端にて描き、その到着点で全身の筋肉を引き締める。この時瞬発力は凝結され、遠心力で強めた力を更に強くすることができる。十手の巻き方は、腕を肩からいっぱいに伸ばしたり、柔軟に曲げたりしながら、手首を柔らかく、十手先端で、縦に横に円周を描き、遠心力で生ずる力を最後の一打に絞り、渾身の力を込めて打つ。敵や敵の武器に当たる瞬間、全身の筋肉を強く引き締め、呼吸を止め、睾丸を貼らなかに引き収め、肛門を強く締める。
**部品: 上巻き打ち
上から下に十手を巻いて打つ打法。正眼に構えた十手を、左方向に回し、背中の中心点(脊椎骨)に触れるところまで回し、ついで腕を十分に伸ばし、十手先端で大きな円周を描いて上から下に打ち下ろす。
**部品: 左巻き打ち
右から左に十手を巻いて横面や腕を打つ打法。正眼から、十手先端で大きく円周を描くように左に十手を回し、棒身で後ろ首筋を撫ぜるように右に引き、腕を十分に伸ばし、十手を右から左に円周を描いて打つ。
**部品: 右巻き打ち
左から右に十手を巻いて打つ打法。正眼から、十手を垂直に立てながら腕を曲げ、柄を右耳に触れるように引きつけ、ついで十手を後方に倒しながら、右肘を上に上げ、身体を右半身に斜めに構え、右耳そばの握り柄ごと、拳を首左側面につける(右拳を頭上右から左下に移動させる)。腕を十分に伸ばし、十手先端で大きく円周を描きながら、左後ろから右前方に十手を振って打つ。
**部品: 放鷹双角十八の型
その他武器に関する型で、特に低物理域対応火炎放射器と催涙手榴弾の製法と運用法に関わる、秘伝に属する型。この内容は口伝である。
**部品: 野中の幕
放鷹双角十七の型。敵方の礫、手裏剣、弓矢、火縄鉄砲に対抗するための技法。絹羽織、半纏、合羽、鉄陣笠などを前に垂らし、盾とする方法。水に漬けおき前に垂らし、着弾の刹那回転させることで礫などを巻き落とすが、これには口伝がある。
**部品: 鎖術
放鷹双角十五の型・投擲後の型の一だが、万力鎖の利用法に関するため、特に記す。襟や袖などに隠し持つ万力鎖を出して戦う術。この術には水車、風車、五月雨の打ち、陽炎の打ち、横流れ打ち、二段打内切り返し、外切り返し、などの鎖の技法があるが、この部分は口伝がある。
**部品: 手捕り
すべての武器を失ったときに用いる逮捕術のこと。極めて低い姿勢で構え、地面をはうように低く構える。敵武器の攻撃を避ける際は左右に転がり避ける。敵刃をさばく場合は足体動作を用い、真横や斜め前に避ける。地面を転がり敵の内懐にくぐり入り、敵の金的、髪の毛をつかみ引き倒す。手捕りの掴み方には極意があり、手首をつかむよりは敵の親指を握りしめ、逆にねじ上げて自由を奪うのを良しとする。また、犯人の衣類をつかむ場合、服の上から肉に爪を立て、一緒につかむことで逃げられなくする。
**部品: 出役振り
現場からの要請で捕者出役(出動のこと)となった場合、捕り方は三名を一組として戦闘群を編成し、検視役が付き添い現場に踏み込む。検視役は手槍を持つが、指揮官としての指示と検視のみを任務としている。
**部品: 施縄(せにょう)の概要
縄を使って敵を捕縛する事を、施縄と呼ぶ。施縄には早縄と本縄の二つがある。早縄とは犯人逮捕の際に抵抗・逃走を一時的に防ぐために、とっさに懐中縄を犯人の手首や首に掛けしめ、身体をぐるぐる巻にして取り押さえる事を言う。十秒ほどで巻締め終え、また解放するのも重病あまりの短時間でできるように工夫されており、手際よく、怪我をさせず、神経障害を起こさせないことが要求される。また、早縄は最後に結び目を作らないことが特徴である。というのも、早縄の相手は多くの場合、被疑者であって真犯人かどうかわからないことが多く、「縄目の恥辱を与える」「首に縄をかける」といった人権侵害をいい立てられた場合、結び目を作らないことによって、巻いただけである、と言い繕うことができるためである。ただ、早縄では縄尻を巻いた縄の下にくぐらせて絡め締める関係上、縄尻を引いている間は縄が緩むこともなく、解けることもない。一方、本縄は五尋以上の捕り縄などで、性別・身分・職業・状況などを考慮して、縄抜けできず、また神経障害を起こさないように縛る縄型を言う。
**部品: 十手
長さ四五センチほどで、和鉄を木炭で熱し鍛えて作られた、鍛鉄製の棒状武器。握柄から見て小さい鍔の先、はばきの部分に太刀もぎの鈎がついている。敵の攻撃に際して武器を受け止めるだけでなく、鈎で挟み捻って動けなくしたり、手元に摺りこんで敵の武器を握り押さえたり、鈎を視点として握り柄と棒身でてこの原理を使って敵を投げ倒したり、武器を奪い取ったりできる。近接格闘ともなれば、敵の指を挟んで制御する、鈎の先端で急所を攻撃するなども可能。犯人に投げかけた捕り縄を手繰る場合、鈎を使えば、強力な犯人でも引き寄せることが可能である。
**部品: 十手袋
十手を携帯する際使用する袋、内懐中(うちふところ)に、十手を縦におさめて携帯する。おおよその場合絹布で作られる他、羅紗や更紗、錦布などを用いる場合がある。紐は全くつかない。これは、急いで十手を抜く場合に紐は邪魔であるための工夫である。
**部品: 萎えし(鍛鉄棒)
萎(な)やしともいう、鉄製の棒。後尾に水平回転式の紐付環(手貫紐をつける部位)がついている。中物理域以上で言うところの、乙号警棒。全長四五センチ五ミリ、握り柄部分一五センチ。
**部品: 万力鎖
別名万力、もしくは鎖分銅と呼ばれる、鉄製の鎖。特徴として、末端に分銅がついており、分銅と鎖の接合部分には鎖輪(楕円形)よりやや大きい正円の環を鎖の両端に入れてある。これは分銅の動きを滑らかに自在にし、分銅の重量で鎖の一部分がすり減らないための工夫である。長さは一定ではなく、二尺(六〇センチ)から四尺(百二十センチ)まである。万力鎖は片手ないし両手掌中に隠せるので、敵の意表を突く攻撃と防御が可能である。
**部品: 鈎縄
縄には麻の三本寄り細縄を用い、これを米酢に漬けて二時間ほどにて乾燥させ、砧で打ってしなやかにして使用する。
**部品: 呼子笛
出動に際して、捕り方が相互に連絡を取るために使用する小道具。別名を「他心通」という。木製や真鍮製の笛であり、内部空胴中に木玉が入れてある。この玉は笛に強く息を吹き込むことで内部で早く転がり、笛の音をピリピリと小刻みな断音にする効果がある。甲高い音色の断音は、古今東西、警防用の笛に使われている。なお、応援を頼む際の鳴らし方は、長音二回を連続して吹き鳴らす。
**部品: 捕火
放鷹双角十八の型の一で用いる、低物理域版火炎放射器。長さ八寸、周り六寸の銅製の筒や竹筒に、四寸の握手を固定した形状をしており、筒先には三分の小穴が開いている。内部には黒色火薬を微粉に引いたもの、鉄の砂、ネズミの糞、三倍の藁灰をよく混ぜ合わせ、焼酎で道明寺ほどの硬さに練り上げ、乾燥させたものが突き固めてある。起火薬を巻き込んだ紙こよりの口火を差し込み、敵前で点火する。三間(六メートル)ほども吹き出す白煙は煙幕と成り、雨のように降る火の粉は弓弦を焼き、火皿の起火薬を爆発させる。また火に包まれた敵はもはや立ち向かうことはできないだろう。混合物の分量は口伝があり、法執行者以外には真似ができない。
**部品: 水捕具
放鷹双角十八の型の二で用いる、低物理域版催涙液手榴弾。水捕具とは、石灰の灰汁に、唐辛子・松脂・ハンミョウを微粉に引いた物を混入し瓶中に蓄え置いて作ったもので、ふぐの皮で作った水袋に入れて隠し持つ。これを敵の面上に投擲し注げば、眼は閉じられ開くことができなくなる。また、火縄などの火を消すこともできる。混合物の分量には口伝が有り、法執行者以外には真似ができない。
**部品: 世界忍者国に残り治安維持に務める
戦乱の当事国となった世界忍者国にて姿を隠して残留し情報収集に努め、被害にあっている国民を陰ながら助けた。
**部品: 各国国民(避難誘導部隊員)との知己
避難誘導部隊の殿(しんがり)を務めることで、避難誘導部隊の隊員を安全に各国に戻すことができた。その中で連絡を密におこなったことで知己を得た。
**部品: 避難する各国国民を守って遅滞戦闘
各国において戦乱から逃げる設定国民を安全な場所に逃がすため、避難の殿(しんがり)となって遅滞防御戦闘に務めた。
**部品: 大量のものづくりを主導
フィクショノートとして国内の様々なものづくりに参画、実働部隊の一人として働いた。その結果、国内に知己が多い。
**部品: 電力会社社長としての交友関係
世界忍者国の電力会社社長を務め、何事もない日は(日々の修行の上で)電気の安全を日々学ぶべく、現場を飛び回っているため、インフラ関係の知己が多い。
**部品: ロイケットにサークル参加
実はロイケットにサークル参加している。個人サークルでサークル名は「シアワセ忍術修練場」。主に頒布しているのは忍者を題材にしたTRPGオリジナルルールブックとリプレイ集、古典TRPGのシナリオ集など。結果としてTRPG仲間に多くの知己を持つことになる。
**部品: 環境部局の偉い人としての交友関係
ものづくりと日々の修行のためにインフラ系および製造系現場を飛び回っている関係から、結城藩王より環境系部署の長を任されることになる。結果的に国内の交友関係が更に広がることになった。
**部品: 蝦蟇Qの概要
がまキュー。肩に乗るサイズの小さな大蝦蟇。召喚者が蝦蟇転身の真言を蝦蟇Qに与えることで巨大化し、様々な特殊能力を発揮する。大蝦蟇の認める勇者のみに授けられる。
**部品: 蝦蟇転身
がまてんしん。真言を唱える、ないし、石や金属に刻んだ真言を蝦蟇Qに呑みこませることで、一時的に蝦蟇Qを忍び蝦蟇に変化させることができる。真言は八種あり、大蝦蟇により蝦蟇忍法の術者個々人に一人一つ、伝えられる。
**部品: 天蝦蟇
てんがま。石を操る忍び蝦蟇。ナウマクサンマンダボダナン・マカキャラヤ・ソワカ。大きく膨らんで敵を丸呑みにし、そのまま石のように硬くなって休眠することで敵を封印することができる。
**部品: 大きく膨らむ(天蝦蟇)
大きく口を開き、すごい息で吸い込むことで空気や周囲の様々なものを吸いこんで体を膨らませる技。他の蝦蟇と異なり、周囲のものまで吸い込んでしまう。
**部品: 丸呑み
大きく口を開き、自分のサイズと同等程度の敵を丸呑みにする技。丸呑みにされた敵は天蝦蟇の内分泌液におかされ、休眠状態になる。
**部品: 穴を掘る
手指で地面を掘り、自分のサイズと同等程度の穴(空洞)を作ることができる。穴を掘るには46分と46秒かかる。
**部品: カチコチ
全身を冷たく、岩石程度に硬くして、自分の身を守る技。絶技カチコチの変形だが、自分の身体を対象とするところが異なる。
**部品: 休眠
長期の眠りに入ることで、食糧なしで何か月も眠ることができる。並行して、飲み込んだものをじっくり消化していき、弱体化させることも行う。弱いものはこれだけでひとたまりもないだろう。
**部品: 世界忍者国剣術は治安維持剣術・忍者剣術の統合的更新である(二年の修練が必要)
21ターンで大活躍した治安維持剣術・忍者剣術であったが、その双方を習得するのにはリソース(主に時間など)がかかりすぎるとの問題を抱えていた。これを結城藩王より相談受けた忍者、世界忍者、治安維持剣術を身に着けた歩兵らは、忍者剣術アイドレス、治安維持剣術アイドレスを編纂した山羊舐氏(山羊舐氏は忍者でもある)と協議の上、これらを統合し洗練した、世界忍者国の剣術を創始することとした。世界忍者国剣術の始まりである。世界忍者国剣術は片手剣を主体とし、両手持ちでの斬撃、武器の両手持ち、非殺での白兵戦闘は副次的に覚えるものとした。これにより世界忍者国剣術の習得は二年を要するものとし、忍者刀、片手剣、もしくは鞘付きのそれらにて戦うものとなった。
**部品: 世界忍者国剣術の概要
世界忍者国剣術は片手剣、あるいは忍者刀と呼ばれる頑丈な鞘を持つ直刀を用いて相手を殺傷する技の総称である。以降、使用する白兵武器を得物と呼ぶ。世界忍者国剣術では通常、相手に黙って飛びかかることはなく、忍者刀を額の情報に垂直にかざし敵にこれをよく見せることから始まる。この時声をかけ、世界忍者国公儀の御用による者であることを顕示する必要がある。この時のセリフは「世界忍者国、ここに推参!」と決まっている。
**部品: 片手剣を使った鍛錬
忍者刀を含む、世界忍者国剣術に用いる片手剣は短く直刀で、先端鋭く、重い。また鞘も殴打に使える程度には頑丈なので、これまた、重い。この荷重量を相手に感じさせることなく日常生活を送るのが、世界忍者国剣術第一の鍛錬である。
**部品: 世界忍者国剣術門下生への心の見極め
世界忍者国剣術で懸念されたことに、習得に要する期間の短さが挙げられた。これを持って悪用する者が出ないよう、習得においては正直さと礼儀作法を道場主が見極めて入門を判断している。また、入門後は挨拶の大事さと集団生活の要諦を教わり、実践を求められた。加えて、継戦能力のもととなる本人の勇気、そしてチーム内での協調性を養育するため、時折「波打ち際での腕立て伏せ200回」「泥濘地でのバーピージャンプ100回」などの肉体的課題が課せられた。これら課題は入門者のチーム全体に課せられ、不足や間違いがあった場合、チーム全員の責任として課題への再挑戦が求められた。
**部品: 得物を持つ際の体勢
得物を持つ際は、足を大きく踏み開き、足型は逆八文字に開く。続けて左脚を引き後ろ膝を軽く曲げ、右脚を前に出し、胸を張り、敵の目に我が目線をつける。得物を構える際は重心は身体の中心に落とすように留意する。前に伸ばす脚は右脚とだいたい決まっているが、実のところは左右どちらでも構わず、前と左右に、左脚、右脚のどちらからでもとっさに踏み込めるようでなくてはいけない。
**部品: 得物の持ち方
得物は右手に持ち、太鼓の撥を持つ要領で持つ。このとき左手は左腰上に、ピタリと強く抑え当てる。これは鞘を帯の上から押さえつけて動かさない用心のためであるが、前転や後転、それを伴う受け身の際に打刀を帯の右前に移動させ鞘の破損を抑えるためでもある。
**部品: 得物の握り方
得物の柄を握る内の薬指と小指は力強く握りしめるが、他の三指、すなわち親指、人差し指、中指はなるべく、ゆるく、やんわりと柄を握る。手首はことさら柔軟にして、右回転、左回転が早く、柔らかくできるようにイメージする。
**部品: 構えの思想「殺し間は1m、移動で間を広げる」
剣術での殺し合いを一概に語ることは難しいが、剣の届く範囲に相手の急所を捉えるのがその要諦である。剣の届く範囲を殺し間と呼ぶ。たとえば忍者刀の場合はその距離三分の二身長分、つまり半径一メートル程度である。ゆえに、移動がとても重要になる。どのように移動し、どのように敵を殺し間に留めおくかには代々の口伝がある。
**部品: 構の種類
修行ては、足体動作と合わせて構えを教わる。目録として簡単に説明する。正眼構、上段構、下段構については省略する。脇構、これは前後の敵に対する構え。八相構、遠間を斬る構え。弓構、弓矢や投石に対する構え。中段脇構、囲まれた時に用いるが、危険な構え。大上段構、あまり使い道のない構え。いずれも口伝がある。
**部品: 上段
柄頭が額の上にくるまで得物を掲げ、後方斜め後ろに切っ先を置く構え。基本となる構えのひとつで、正眼の構えと並んで、おおよその型での初期の構えになる。
**部品: 車剣
下段の構えのこと。物を前方斜め下にむけて、先端の延長線の先を、敵の脚つま先に結ぶ。体勢を低く構えることで、敵の攻撃範囲を狭める働きを持つ。切っ先を下ろし、敵の斬りに来る間をもって切っ先を上げ、敵の刀を止め受けて、巻き上げるないし巻き落とし、無刀にしてとどめを刺す無慈悲な侍剣術で用いられる構え。世界忍者国剣術では、下段は車(来る間)剣として恐れつつ、対策をとった。要するにかかってこないので、投石などの飛び道具で片を付けるべきもの、とされた。どうしてもの場合のみ、走って逃げ、距離をとってから叩けとされた。下段の構えのまま走ると人間は前屈ぎみになるので、そこで前に出た頭をたたくのであった。
**部品: 正眼
得物を前に出し、右脚を敵方向に大きく踏み出すと同時に、得物の先端を敵の両眼の間につけるように構える。世界忍者国の剣術では、青眼、西岸(西の岸、つまり西方浄土、要するに死者の国)などの字を当て、構えよりも目付の部分を工夫するよう申し送られる。世界忍者国剣術でいう正眼の構えの目付の要諦はひとつところに注視しないことであり、全体を巨視的に見通すことで、相手の行動を相手の意図より先に読み取ることを、重要視している。
**部品: 右/左脇構
左脚前に踏み出し、右脚を後方に引き膝深く曲げる。低く左半身となり、得物は水平に後方へ方より一直線になるように伸ばす。左脇構えはその逆である。このとき得物重心を水月(みぞおち)あたりに、先端を左において、横一文字に構える。
**部品: 逆手
得物の柄を逆さに握り、刀身を腕の外側にぴたりとつけ、刃は外側前方、敵の方向に向ける。右拳が額の前方にあるように、得物と腕を垂直に立てて構える。このとき右脚は前に出し右半身に低く構える。重心は身体の中心に落とし、視線は敵の眼につける。
**部品: 得物での斬り付けの要諦
まず、敵に抵抗の気配有りと察知すれば、機先を制して、急に間合いを縮め、腰の得物を、手首柔らかく、得物の先端が小円を描くように回転させて迅速に取り出し、凶器を握った敵の手首、腕、あるいは蹴ってくる脚スネなどを斬り付け、凶器を取り落とさせ、その抵抗を封じる。
**部品: 正面斬付
得物で斬る基本動作五種の一。送り脚をしつつ、正眼の構えから上段の構えに移行して上から真下の敵に振り下ろす方法。基本となる斬り付けであり、最も訓練が必要となる斬り付け。
**部品: 下掬い斬り
正面下斬り付けのこと。得物で斬る基本動作五種の二。詰め脚をしつつ、下段の構えから手首を返して前方上に掬い斬りにする方法。この時得物先端が小円を描くように振り、敵の小手やスネを斬り付ける。
**部品: 左右面/胴/袈裟斬り付け
得物で斬る基本動作五種の三。左/右脇構えから、打撃の瞬間、敵の右/左横に得物を抜き、得物先端が小円を水平に描くように得物を回転させ、右(左)から左(右)に斬り付ける。左右面斬り付けなら側頭部から側頭部上部へ、左右胴斬り付けなら脇腹を、袈裟斬り付けでは首筋から正中線を断つ。足体動作については、左右面/胴斬り付けに関しては送り脚を用いるが、袈裟に際しては入身脚を用いる。
**部品: 逆袈裟
得物で斬る基本動作五種の四。得物を胸前に斜めに、先端を右肩、握り柄を左腰骨に当たるようにおいて構え、打撃の瞬間、得物を左前斜め下方に引き抜くと同時に、得物先端が小円を描くよう回転させ、左下から右上に向けて、敵の小手や脚スネを掬い斬りに斬り付ける。この斬撃法は機先を制して瞬間に斬らねばならないが、手首の強く早い回転と得物の重量を活かして斬るため、腕に関係なく斬れる。
**部品: 突き
基本動作五種の五。相手の左面を斬り付けると見せかけて、手首を返しひきつけ、相手の頸動脈を突き斬る。浅手(軽傷)になることが多く、また決まった場合でも大量の出血を見るので、行った後は止めと血振りを兼ねて大きく巻いて袈裟に斬り付けるのが通例である。
**部品: 巻いて斬る
刀や薙刀、槍や棒などに対抗するための斬り方。得物は比較的短小な武器なため、両手持ちの武器と打撃力を比較すると格段に弱い。その劣勢を補う工夫が巻いて斬る斬撃法である。巻いて斬るとは回転させて斬るの意味で、遠心力で打撃力を強くするのに加えて、腕を十分に伸ばし、大きな円周を得物先端にて描き、その到着点で全身の筋肉を引き締める。この時瞬発力は凝結され、遠心力で強めた力を更に強くすることができる。得物の巻き方は、腕を肩からいっぱいに伸ばしたり、柔軟に曲げたりしながら、手首を柔らかく、得物先端で、縦に横に円周を描き、遠心力で生ずる力を最後の一打に絞り、渾身の力を込めて斬る。敵や敵の武器に当たる瞬間、全身の筋肉を強く引き締め、呼吸を止め、肛門を強く締める。
**部品: 上巻き斬り下ろし
上巻き斬り。上から下に得物を巻いて斬る打法。正眼に構えた得物を、左方向に回し、背中の中心点(脊椎骨)に触れるところまで回し、ついで腕を十分に伸ばし、得物先端で大きな円周を描いて上から下に斬り下ろす。
**部品: 左への巻き斬り
左巻き斬り。右から左に得物を巻いて横面や腕を斬る打法。正眼から、得物先端で大きく円周を描くように左に得物を回し、棒身で後ろ首筋を撫ぜるように右に引き、腕を十分に伸ばし、得物を右から左に円周を描いて斬る。
**部品: 帽子斬り
右巻き斬り。左から右に得物を巻いて斬る打法。正眼から、得物を垂直に立てながら腕を曲げ、柄を右耳に触れるように引きつけ、ついで得物を後方に倒しながら、右肘を上に上げ、身体を右半身に斜めに構え、右耳そばの握り柄ごと、拳を首左側面につける(右拳を頭上右から左下に移動させる)。腕を十分に伸ばし、得物先端で大きく円周を描きながら、左後ろから右前方に得物を振って斬る。
**部品: 四方拂(払)い
得物の型の一で、斬りかかる敵に対する型。右左の袈裟斬りへの対策、逆袈裟にてのスネ斬りへの対策、胸突きへの対策、正面斬りへの対策によってなる。それぞれ、斬りかかる敵の切っ先にこちらの切っ先を当てて斬り落としてからの右(左)小手斬り付け、左(右)入り身から左(右)斬り落とし小手斬り付け、右入り身足しつつの打払いから柄での目潰し・左袈裟斬り、正面止め受けから斬り払い・胸突きの技法を用いる。
**部品: 左転換体
得物の型の二。斬りかける相手を左入り身でかわし、敵刃を撃ち落とすとともに、右脚を軸に左脚を出し、右に半回転して敵の右斜め後ろに並び立つ。敵右手首を左手で掴み、敵の後頭部を斬る。あるいは続いて左手で敵の右手肘関節のすぐ上を一緒につかみ、右手人差し指、中指で得物ごと相手の後ろ髪をつかみ、そのまま右脚を後方に引き、左脚を軸に右に円を描いて回転しながら引き落とすと、敵体をうつ伏せに引き倒せる。留め。
**部品: 右転換体
得物の型の三。敵の刺突に対して、敵左腰の鞘を制して敵を押し伏せる型。敵刃を左に強く弾き、右脚を軸に素早く右に半回転し、敵の左背後に周り、左手で敵の左手首を掴み、右手で敵の刀鞘、こじりの近くを逆手に握る。ついで、鞘を上に上げ、鞘の中央部を敵の左腕肘関節に押し付け、押し倒す。抜刀し留め。
**部品: 連れ返し
得物の型の四。格闘中、右手得物の柄を掴まれた場合の型。得物を掴んだ敵の五指をひねり捻るように、得物を小さく回転させながら、左手で敵の五指を得物ごと上から握りしめ、得物を梃子にして前方斜め方向に引き落とし投げ倒す。右手で掴まれれば左斜めに、左手で掴まれれば右斜めに引き落とす。両手で掴まれた場合は、柄を握った左右両手首を、交差させる形に捻るように得物を梃子にして捻り、急に外側に引き落とし投げ倒す。左手で敵の前方に出ている手の甲を、相手の得物ともろともに握っておけば、敵の手元側の手の親指は得物で押さえられ、手を抜き取ることは不可能である。そのまま敵の得物柄を前方に強く早く押し倒し、敵右腕上膊(はく)の中心部を、得物柄の先端(柄頭)で強く突く。そのまま右手を滑らせてこちらの得物中心部を右手で順手に握る。この時も左手は敵の得物ごと握りしめて、離してはならない。次にこちらの得物柄を敵の右脇下にくぐらせ、得物柄先端を敵の背後右腕上部に当て、自身を左の方に移動させつつ、得物を下に押し下げながら、敵右手首を背後にねじ上げ、右下床面に敵を引き落とし、押し伏せる。左膝で敵の右手首を制する。留め。
**部品: 座とり
得物の型の五。座位にある時、敵が抜き斬りに斬る意図があったときに用いる型。敵は膝立ち、抜き斬りに斬りつけるので、こちらは左脚大きく踏み込み、得物を縦に構え左手を添え、横なぎの敵刃を受け止める。次に右足の裏で敵刃の物打ちを強く踏み動かさないようにする。左膝は地につけたまま右膝立ち、こちらも得物を抜き、時計針の進行方向に大きく円を描いて振り、刀柄を握る敵の手を斬り払って刀を離させ、得物で敵の両眼を斬り牽制し、左手で敵刃の柄を握り、左斜め前に投げ遠ざける。続けて、得物を右手に、敵の首の後方に当て、敵の左頸動脈に強く当て拘束する。同時に得物と敵の着衣左右の方の布を一緒に掴み、得物を押し下げて、敵を手前に、うつ伏せに引き倒す。後退しつつ引きずり、敵の右手を首前から回し、左後方に引きつけ、右回りに歩いて敵身体の右に移動し留め。
**部品: 上段受け
得物の型の六。敵に上段から面を斬りつけられたときの受けの型。こちらは得物を頭上に水平に横たえ、左手の五指を隙間なく揃え、得物の下に柄の方向へ指先を向けて置き、刃を上に向け、右脚大きく踏み込み、敵刃の(切っ先ではなく)中程で受け止める。指先を隙間なく揃えるのは敵刃が捕り方の左側に滑った時に指を斬られないためである。次に左脚で踏み込み、得物を下にすり込み、柄頭で敵刃の鍔を強く打つ。左脚で敵の右脚の甲を踏む。敵刃を動かさず、左手を得物から離して敵の右手親指を逆手に握り、ねじ上げて刀の柄を離させる。敵の右手の親指をねじったまま、右手は得物を通じて刀を握ったまま、敵の左手を両手で横一文字に左右に大きく押し開く。ついで、得物を右回しに回転させ、刀身先を敵の手首にかけ小手斬り付け。素早く得物先端を斜めしたから敵の両眼の間に突きつけ牽制。次に敵の右腕を左手で上に差し上げ、その下をくぐり、敵の、脇下の急所である稲妻を、右肘を深く曲げて突き上げる。敵の怯むスキに、右腕を差し上げたまま右脚前に踏み込み、そのまま左に転回して敵の右腕を得物で押さえつつねじり上げ、敵の背後に移動する。続いて右膝頭で敵の尾てい骨を蹴り上げ、右脚を敵の右足首に背後から深くからませ、背中にねじあげた腕と得物とで前下に押し倒す。敵は倒れるので、倒れる敵に添って右側からのしかかり、留め。
**部品: 閂(かんぬき)
得物の型の七。格闘の型。敵の上段からの斬り付けを左入り身足でかわしつつ、時計針の逆進行方向に得物を大きく巻いて敵刃を左外側にはじくと同時に、そのまま右脚で前蹴り。同様に、上段からの斬りかかりを右脚を踏み込んで時計針の進行方向に大きく巻き、敵刃を右外に弾く。次の瞬間左脚で前蹴り。前蹴りの後は左拳で敵の水月(みぞおち)に当身を入れる。脚を踏み変え大きく右外から時計針の逆進行方向に巻いて、敵の刀を握った右手首を強く斬り付け、柄を離させる。得物先端を敵の両眼の間に突きつけ牽制するとともに、自分の左腕を相手の左腕上膊の後方上から巻きつけ、深く抱え込む。次に得物を垂直に立て、刃を敵方向に向け、刀柄を握ったままの敵左手首を刃で前方水平に押しながら、上に向けて押し上げれば、敵は動けなくなる。次に右脚を右後方に急に引き、敵を右回しに引き落とす。敵の下半身が着地した瞬間、敵身体の動きを逆転させ左に切り替え、敵をうつ伏せに押し倒す。得物を敵から外し、左手首を打って敵の得物を落とさせて飛ばす。敵身体に馬乗りになり、左肘を左膝で制し、右手を得物で斬りねじ上げ、右肘を右膝で制する。得物を左手で逆手に握り、敵の首前に右から左に差し入れ、右手を上から交差させて得物先端を右手で握り、得物を上に引き上げ首を絞める。左手の得物を首前に当てたまま右手を離し、留め。
**部品: 柄(つか)返し
得物の型の八。斬り別れと格闘の型。敵が右八相の構えから左面に斬りかかるのに対し、こちらは右脚から直進し得物を上段から垂直に振り下ろし、敵刃の左しのぎを削るように切り落とす。同じく、左八相の構えから右面に斬りかけるのに対して、こちらは左脚から直進し、得物を上段から振り下ろし敵刃の右しのぎを削るように斬り落とす。これを八回繰り返し、九回目でこちらは上段受けにする。受けた瞬間、左脚で前蹴り、そのまま敵右脚甲を踏みつけ、敵の怯んだ瞬間、敵刃の鍔元まで鈎を滑らせて、得物を右から敵の首にかけ、左手で得物先と敵の襟を掴み、右脚から左回りに円周を描いて歩き敵を押し崩し、円の中心点で小さく早く回って敵を左に投げ倒し、敵刃を払い落として奪い、留め。
**部品: 咽喉(のど)輪とり
得物の型の九。得物を逆手に持つ型。敵の上段からの斬りを、右脚踏み込み、逆手の得物で上受けする。この時左手は右手首に添える。時計針の進行方向に巻き、敵刃を右外下に払い落とし、身体を開き左脚で大きく前蹴り。次に右胴への斬り込みに対して、こちらは右脚を踏み込み敵刃を逆手の得物で右外に弾く。次の瞬間、左脚を踏み込み、左拳で敵水月に当身を入れる。突きに対して、左下に受け流すとともに敵右手首と刀柄を左手で掴み、逆得物の棒身で敵右腕の上表面を滑らせ、刷り上げて、敵の右頸動脈に得物を当てる。右脚を敵の背後に一歩大きく踏み込み、得物で首をへし斬りつつ左に回る。首筋の後ろから刀身をあて、敵の左頸動脈に得物を食い込ませ、得物で敵身体を下に押し付けながら、右脚を大きく右後方に引き、敵を右下に引き落とす。敵はうつ伏せに倒れるとともに首が落ちる。
**部品: 送り足拂(払)い
得物の型の十。転換体の足運びと足払いの型。上段に対する敵の斬りを、こちらは右斜め前に左脚を踏み込み敵刃をかわし、得物で左上外に敵刃を弾く。とともに、得物を大きく巻き、敵の左上膊(じょうはく、二の腕)を斬る。同様に、敵の斬りかけを左斜め前に右脚を踏み込み敵刃をかわし、右上外に弾き、得物を大きく巻いて敵の右上膊を斬る。次いで、右脚を踏み込み、得物を頭上で小さく巻き、二歩目を継ぎ脚で(つまりさらに右脚で)踏み込み、頭上の得物を早く大きく巻いて敵の左上膊を斬る。つぎの瞬間、敵の斬りかけを避けるために地面に両手をついて身を沈め、左脚を大きく前に伸ばしだし、敵の踏み込む右足首に自分の左足首を掛け、早く強く右に一回転し、敵を仰向けに倒す。脚を取りうつぶせに返して、留め。
**部品: 踏み込まないコツ
足止めしての殴り合いは厳格に慎むべきものである。敵の殺し間にて足を止めるのは自殺行為と呼ばれても仕方がない。殺し間に踏み込まずに敵だけを自分の殺し間に入れるコツは存在し、口伝として伝わっている。
**部品: 足体動作
足の運びを中心に移動に関する動作の事を総称して、足体動作と呼ぶ。足体動作には前方に進むものとして送り脚、詰め脚、歩み脚、猫脚があり、後方に進む引き脚、詰めの引き脚、歩みの引き足がある。また、左右移動をする移り脚、斜め前方に入る入り身脚、そして左右の転換体がある。転換体とは、後ろの脚を一旦前の脚の前に置き、これを脚がかりに敵の左右まで前の脚を進め、我が身を半回転させることで敵の横ないし斜め後方に立つ足体動作である。これらを、立位、座位、半立位(膝行位)で行うのが、世界忍者国剣術の足体動作である。
**部品: 歩みの猫足
世界忍者国剣術の基礎として習う足体動作のひとつで、前に出ている右足の前側と後ろ側、後ろの左足の前側と後ろ側への細かな加重と抜重の組み合わせで、微小な動きのみで前方へ少しシフトする、独特の歩き方法。フェイントや別動作の補助、および練習として用いる。
**部品: 足の真ん中を使って踏む
爪先立ちや踵立ちを想像する忍者の歩みだが、実はいたって普通に足の真ん中で歩く。忍者特有の挙動とは足先の工夫ではなく、通常の移動動作を加重と抜重の制御でブーストすることを言うため。
**部品: 足体動作に気配りして歩く
修行を始めるにあたって最初に教わるのは礼法と着付け、そして足体動作である。足体動作習熟には、道場と呼ばれる天井の低い部屋で、四方を足体動作のみで移動するところから始まる。
**部品: コツは、聞いて考える
足体動作は耳で聞き、自分と師匠筋との違いを考えるのが早道と言われている。これは自分や相手の足体動作を耳で追うと、自然に音の出ない歩みが会得できるからによる。
**部品: 手捕り
すべての武器を失ったときに用いる捕縛術のこと。極めて低い姿勢で構え、地面をはうように低く構える。敵武器の攻撃を避ける際は左右に転がり避ける。敵刃をさばく場合は足体動作を用い、真横や斜め前に避ける。地面を転がり敵の内懐にくぐり入り、敵の金的、髪の毛をつかみ引き倒す。手捕りの掴み方には極意があり、手首をつかむよりは敵の親指を握りしめ、逆にねじ上げて自由を奪うのを良しとする。また、相手の衣類をつかむ場合、服の上から肉に爪を立て、一緒につかむことで逃げられなくする。この技は非殺白兵戦闘属性を持つ。
**部品: 封印の祠
超長期コンクリートによる打設の下に遺跡ないし迷宮があることを明示し警告するために建てられる祠。封印自体は祠の基礎工事で用いられる超長期コンクリートが行っている。多くの場合、民間信仰に従い露意地蔵菩薩を祀る祠が建てられる。露意地蔵菩薩の姿は多くの場合赤マフラーをした地蔵のかたちを取られる。地蔵像の材質は特に規定はなく、手編みの赤マフラーと日常にありふれた石を青く塗ったもの、これを組む合わせるだけですら成立する。(おまじないであるため)。
**部品: 遺跡封印のメカニズム
迷宮を含む遺跡封印のメカニズムについては単純であった。問題となるのは遺跡から噴出する瘴気(沼気)が、同じく影響を受けやすい生物類に影響を与えるためであり、これを、影響を比較的受けづらい木石の類でせき止めてしまうというのが真髄である。過去、藩国内の瘴気に悩まされていた世界忍者国は長い研究の末、ついにこの結論にたどり着いたのであった。
**部品: 瘴気に強い素材を求めて
迷宮(遺跡)はどこにでも発生する可能性があり、これを止めるのには一般の国民の力を借りる他ないと判断した藩国首脳部は、瘴気の侵食に強く、一般の国民でも扱いやすい素材を検討した。多くの建設資材が試された結果、過去、TLO封印に効果を発揮してきたコンクリート、あるいはそれを強化したものが良いのではないかという結論に達した。調達都合よく、製法さえわかれば誰でも使うことができたためである。
**部品: 超長期コンクリートの概要
世界忍者国が開発した強化コンクリートは、超長期コンクリートと命名された。これは、セメントとして消石灰(水酸化カルシウム、Ca(OH)2)を主原料とし、細骨材として海砂を副原料としていた。消石灰とは、石灰石を焼成させた生石灰を水和させたものである。超長期コンクリートでは、消石灰と骨材の間でのゆっくりとしたポゾラン反応と、消石灰の炭酸化硬化現象が利用されている。ポゾラン反応とは、シリカ(SiO2)とアルミナ(Al2O3)を主な組成とするポゾランが、消石灰と常温でゆっくり反応し、結合能力をもつ化合物を生成する現象をいう。故に、骨材にはポゾランを含む海砂が特に選ばれている。なお、粗骨材についてはレンガ屑や石材のうち、手で握れる以上の大きさのものが良しとされた。また、混和材としてはポッツォラーナが、遅延剤としては一般的な油が用いられた。
**部品: 火山砂(ポッツォラーナ)
砂のような地層から得られる火山性の砂のこと。超長期コンクリートの混和材として、混合比を消石灰1に対してポッツァラーナ3を用いる。凝固を早める効果があり、海中での打設等の場合は混合比を消石灰1に対してポッツァラーナ2を用いる。なお、同様の効果を確認されているものに石炭灰(コールアッシュ)がある。
**部品: 油
一般的な植物油である。打継(うちつぎ)の必要がある場合に用いられた。打継とは打ちこまれたコンクリートに継ぎ足しをすることをいい、コンクリートが一体化しにくいため、構造上・防水上の弱点になり易い。この時、油を塗り反応を一時(最大24時間)遅延させることができる。この後、打継を行う際はよく油を拭う必要がある。
**部品: 養生期間と方法
通常のコンクリートに比較して長い時間をかけて養生する。一般的なコンクリートでは気温15度前後で養生期間5日を要するが、超長期コンクリートは養生期間を14日程度取る必要がある。また、このとき湿潤状態に置き続けることが望ましく、通常はレンガ壁などを用いて埋設し養生する。(高物理域の場合はビニールシート等を用いる)
**部品: 構造物に要求される性能
設計耐用期間において満足すべき性能の判断には以下の指標を用いる。
「耐久性」…材料の劣化により生じる性能の経時的な劣化に対する構造物が有する抵抗性
「安全性」…構造物が使用者や周辺の人の生命や財産を脅かさないための性能(構造体の安全性と機能上の安全性の両者)
「使用性」…構造物の使用者や周辺の人が快適に構造物を使用するための性能
「復旧性」…地震等の偶発荷重等によって低下した性能を回復させ、継続的な使用を可能にする性能
「環境および景観に関する性能」…悪目立ちせず周囲の景観に調和する性能
**部品: 民間信仰としてのお参り作法
賽銭として銀貨を一枚置き、二礼二拍手一礼を行うのが良いとされている。なお、銀貨の代わりになるものとして、女性の涙一粒でもよい。
**部品: 露意地蔵菩薩
世界忍者国に由来する民間信仰の一つで、道祖神としての性格を持つと共に、「友誼の守り神」として信じられている新しい神。露意地蔵とは、大地があらゆる生命を育む力を蔵するように、道に迷う人々を、無限の大慈悲心で包み込み、その意を露わにして救う所から名付けられたとされる。一般的に、親しみを込めて「お地蔵さん」、「お地蔵様」、「お露意さん」と呼ばれている。地獄・餓鬼・修羅など六道をめぐりながら、人々の苦難を身代わりとなり受け救う、代受苦の菩薩とされた。
**部品: 六道能化
迷宮出現後、この世界に瘴気が湧き出す前に現れ、迷宮内の暗殺者やバジリスクからの攻撃を変わり身の術で避け、迷宮の主を封印した、という逸話を元に、六道すべての世界(地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人道・天道)に現れ、害なすものを封印し衆生を救う菩薩であるとされる。これを六道能化(ろくどうのうげ)と言う。露意地蔵菩薩は地獄・餓鬼・修羅など六道をめぐりながら、人々の友として苦難を身代わりとなり受け、害を封印し救う、代受苦の菩薩とされた。
**部品: 像容
道祖神として抽象化されており、青く塗られた2つ重ねの石に赤い布(毛糸のマフラー)を巻いたものを一般的な像容としており、祠に安置されている。また、例外として世界忍者国では従来のロイ像建築と習合され、青いロイ像に赤い毛糸のマフラーを付けたものが信仰の対象になっている。同国内の一部には赤い紐で施縄(せにょう)された褌マフラー姿のロイ像をもって露意地蔵菩薩像の本性とする向きもあり、今後の研究が期待される。
**部品: 功徳利益
六道能化とされる露意地蔵菩薩の功徳は善男善女ならびに悪鬼羅刹に至るまであまねく効果を持つとされる。その利益は離瘴気災(りしょうきさい。迷宮から発せられる瘴気による災害から離れること)とされている。
**部品: 真言
オン・マラフィキ・ワツワ・カワイダ・ソワカ。邦訳すれば、「オーン、友達、稀有なる人、スヴァーハー」となる。
**部品: 素早い変身から生まれた術
敵地に変装していた忍者が、勢いよく服を脱ぐと忍び装束に変わる。忍者の憧れである。
如何に早く着がえるかを追求することから始まった。
**部品: 代わり衣の術
服の裏表の模様を変えることで、追ってから逃げながらでも着がえることで別人に見せる術がある。代わり衣の術という。
それに満足しなかった先達がとにかく高速で着がえることに特化しようとした。
**部品: 高速の脱衣
素敵な筋肉の脱衣、と聞いて藩王の支援を受け、先ずは高速で服を脱ぐ研究が始まった。
脱ぎ方だけでなく、素材選び、脱ぎやすい服のデザインの調査。そしてベルト等の着脱しにくいは煙幕や視線誘導を用いて2秒以内の脱衣を可能にした。
**部品: 身代わりの術としての昇華
高速で服を脱ぎ変身する。忍者ならばひと月足らずで身につけることは可能な簡単な動作だった。しかし、問題がひとつ。「脱いだ服をどうしよう?」試行錯誤の結果、脱いだ服を身代わりに使えないかという研究に舵が切られた。
**部品: 空蝉の術の完成と現在の研究
素早く脱ぐ&脱いだ物を身代わりとする。
忍者として六年の修行を終えた者ならば数か月で身に付くが、忍者以外ならば6年近くの修行が必要とされる。
現代では緊急時の忍者専用機からの脱出に利用できないか検討中である。
**部品: 鞘当ての技法
武器を鞘に入れたままの状態で持ち、殴る技法。鞘のある武器に非殺害攻撃能力を付与する。右手は鞘を持ち、左手は柄頭のこぶし一つ上付近を持つ。打突の際はより前に踏み込み打つ。懐に入った敵は柄頭で突き打つ。なお、片手で行う抜き打ちはできなくなる。この技術は武器を鞘に入れている、一般的には戦闘可能でない状態を戦闘可能とする。そのため、敵の意表を突くことができる。腰に帯びた状態から鞘を抜き付け無拍子で敵を打突する方法には口伝があり、抜き付けを含む全身の使いようを身に着けるには2年の修行が必要。
**部品: 鞘受けの技法
武器を鞘に入れて手に持った状態、あるいは腰に帯びた状態から、敵の奇襲攻撃に対して鞘ごと持って受けを行う技法。敵の奇襲において、白兵攻撃における奇襲効果を無効とする。抜き付けまでは鞘当ての技法に近く、そこからの上半身の使いようが口伝となっている。習得にはあらかじめ鞘当ての技法を習得している必要がある。
**部品: 抜き付けの修行
鞘当ての技法を習得する修行法の一つを紹介する。この修業は日本刀を使って行う。初めは体側をぎりぎりまで壁面に近づけた状態で抜き付ける練習を行う。これが出来るようになったら壁面に相対し柄頭が壁につく状態から抜き付けを行う。これが出来たら、電話ボックス状の箱の中で抜き付けを行う。電話ボックス状の箱の中で抜き付けが出来れば、最後に同じ箱の中で抜刀から斬り、納刀までを行えるようにする。
**部品: 鍬
畑を深く耕すための農具。棒の先に直角に刃がついている、1メートル程度の棒である。特に、先が三本に分かれた鍬(備中鍬)を山羊舐は愛用している。
**部品: 鋤
畑の土を掘り返すための農具。スコップともいう。棒の先に平行に、ホームベース状の平たい板がくっついたもので、長さは1メートル程度。平たい板は軽く湾曲しており、水や土を掻き出しやすくなっている。
**部品: 移植ごて
畑に苗を植えたり、種をまくための穴をあけたりする、細かい作業用の小さい鋤。別名シャベル。大きさは30センチほどであり、全長の半分は湾曲した平たい板になっている。
**部品: 日よけ帽子
照りつける日差しの中でも作業ができやすくするための帽子。日射病になるのを防ぐが、それはそれとしてたまに休憩を取るのが一番である。
**部品: 水筒
水やお茶を入れて携帯できる筒。山羊舐の場合、細身の水筒に沸かした井戸水を入れている。お茶もコーヒーもむかし死ぬほど飲んだ、と言う山羊舐の顔はどこかうつろだ。あまりいい思い出がないらしい。
**部品: 大かばん
帆布製のズック鞄。大きな蓋の内側はマチ(つまり奥行き)が深く、底は口より広く、やや台形の形をしている。肩掛けタイプで、幅広の肩掛けベルトを使って移動時に斜め掛けして使う。容積は570mmx423mmx210mm程度。
**部品: 汗拭きタオル
首に掛けている黄色いタオル。特にブランドなどはなく、なんとなく町の万屋で買った物である。黄色いのは昔見た映画の受けうりで、いつか幸せと共に待ち人が来る。というジンクスに則っている。
**部品: ジャージ上下
濃紺色のジャージ上下。裏地は起毛しており、見た目より暖かい。夏場は上着を脱いでTシャツにジャージの下で作業をすることも多い。逆に冬場は上に軍の払い下げ戦闘服を着る。この冬季装備をジャー戦と山羊舐は呼んでいる。
**部品: 如雨露
じょうろと読む散水用の農具で、シャワーヘッド付きの水桶である。雨の少ない季節に使う。広い畑に如雨露で水を撒くのはとても面倒くさいが、これもこれで大事な道具なのである。ちなみに金属製で、流星のマークが描かれている。
**部品: 腐葉土
とてもとても貴重な自作腐葉土。人糞と土と枯葉を順番に地面に盛り、塚にした状態で藁をかぶせて保温して三週間寝かせて作った。即効性があるが、病気を持ち込みやすいため、一度使ったら二週間は使えない。
**部品: 篩
直径90センチ程度のふるい。腐葉土や土の塊を、植物が育ちやすいサラサラの土に変えるために用いる農具。とても面倒くさいが、山羊舐はこれが大事な作業であると信じて行っている。
**部品: 長靴
畑に入る時の特別な靴。ゴム製で水を通さない。電気も通さないが、あまり農業には関係がない。靴底は厚く、硬い枝を踏んでも穴があかない。
**部品: エプロン
畑に入る時の特別な装束の一つ。衣服を汚さないために着る。同様の用途に用いる衣類としては白衣を持っているが、白衣を着て農業をやるのは何か違う気がするため、しまい込まれたままである。
**部品: 敷き藁
刈り入れのあとで実を取り除いた、枯れ草の束。畑の保温や表土の保護、ワラ人形によるカカシ作りなど、便利に使われる。いつか大農園を作って、藁束を編んで作ったしめ縄をアブタマル神殿に奉納するのが夢である。ロマンだなぁ。
**部品: 土
培養土を利用するのが簡単だが、山羊舐は自分で作るようにしている。配合は赤玉土7:腐葉土2:バーミキュライト1を混ぜ合わせて作る。(バーミキュライトとは、酸化ケイ素、酸化マグネシウム、酸化アルミニウムを主成分とする、世界忍者国の山でも取れる鉱物。)これに、石灰を培養土10ℓ当たり10gと化成肥料を培養土10ℓ当たり10〜30g混ぜ合わせるのが、山羊舐流。
**部品: 山羊舐の畑作知識
山羊舐が自宅付近で始めた畑作によって得た知識。山羊舐の言によると、畑作はいいぞ。農業生産全般を生業にすると、様々な苗を植えて野菜や穀物、果物や花き類を育てたり、キノコを育てたりできる。毎日新鮮な野菜が食べられ、ついでに儲かるかもしれない。ただ、収入がその年の天候に左右されやすいため、収入を家畜肥育や養蚕、綿花栽培などに転換して利益確保を得る場合が多い。労働内容は手作業も多いが、農業機械を導入して大規模化する場合もありだ。農業はいい、いい……。
**部品: トウモロコシを育てるコツ
トウモロコシは根を深くまっすぐ張るため、土は深めに耕して、元肥は他の野菜に比べて深い位置に施す必要がある。また、トウモロコシは雌雄異花なので、受粉を確実に行うために同じ場所に同種のものを複数本植えねばならない。また、このとき飼料用のトウモロコシ(デントコーン)と交雑すると甘味の無い実がなってしまう。付近に飼料用のトウモロコシが植えていないか確認が必要だ。
**部品: トウモロコシにおける害虫や害鳥の被害対策
トウモロコシに発生しやすい害虫は、アワノメイガ、イネヨトウ、アブラムシ類・カブラヤガ・コガ類・カメムシ類であり、幼虫を発見したら直ちに薬剤駆除をおこなうのがよい。また、種から植える時は鳥の被害を受けやすい。マルチングで対処するのがよい。マルチングは草丈が50cm程度になったら撤去して問題ない。なお、マルチングとは、植えた植物の地表面(株元)を覆うことで、雑草の発生を防ぐほか、水分の蒸発や病害虫の発生を防ぐことをいう。古くからワラが利用されてきた。また、収穫時期が近付いたら果実を袋などで覆うと害虫や鳥の被害をかなり軽減できる。
**部品: 生物くん蒸(燻蒸)
施設などで連作を続けると、土壌中の微生物のバランスが崩れて病気が多発するようになる。これに対抗する手段として考え出された、からし菜の一種を緑肥に用いることで、からし菜の成分が持つ辛味成分で有害センチュウや最近、雑草の発生などを抑止する方法。具体的には、からし菜を緑肥に用いることで、からし菜の辛味成分である「グルコシノレート」が土壌中で加水分解されることによって「イソチアシアネート」と呼ばれるガスを発生させ、前述の効果を得る、というものである。
**部品: 生物くん蒸をする際の注意点
注意点は以下の2点。1.緑肥をすき込む際、植物体をできるだけ細かく砕き、その後できるだけ早くすき込む。2.すき込んだ後は、地表面をなるべく均一にしてローラー等で鎮圧し、可能であれば敷き藁で覆う。3.すき込んでから次の作物の栽培までは、通常の緑肥と同様に一定期間(夏季で3〜4週間)おく。1つめは、グルコシノレートをできるだけ細胞外に出し、飛散しないうちに土壌中にすき込むためである。2つめは、イソチアシアネート(気体)が地表面から揮発してしまうことを少しでも抑えるため。また、散水することも有効である。3つめは、イソチアシアネートはすき込み後数日で消失するが、緑肥作物のすき込みと同様、有機物の分解時にピシウム菌が一時的に増加するためである。
**部品: 緑肥
ある程度育った作物を刈り取らず、そのまま破砕して土に埋めることで土中に有機物を増やす、肥料撒き方法の一種。緑肥の効果としては、以下があげられる。1.有機物が増加し、土壌中の微生物がよく繁殖する。2.土の構造がよくなり、水はけや保水力も高まる。3.土壌中の微生物間のバランスがとれ、病害虫の多発を防ぐ。4.施設野菜土壌の塩類濃度を低下させる。
**部品: C/N比(シーエヌ比・炭素率)
緑肥を行う上でのキーポイントの一つ。例えばC/N比が13の場合、窒素が1kgあったとすると炭素が13kg含まれるということになる。C/N比が高い(20以上)有機物が土壌中にすき込まれると、土壌中の微生物がそれを分解するために多くの窒素を必要とする。このため、土壌は窒素飢餓の状態におちいりやすくなる。対策として、石灰窒素を添加することが有効である。山羊舐の場合、世界忍者国で取れる良質な石灰をうまく利用している。逆に、C/N比が低い有機物の場合では多くの窒素が無機化するため、後作物に利用されやすい土壌を作ることができる。例えば、緑肥の後作が窒素要求量の多いタマネギ等の場合、C/N比の低いマメ科の緑肥作物が有効である。逆に、ダイズを後作とする場合では、C/N比の高いえん麦等を緑肥刷ることによって、良い結果が得られやすくなる。
**部品: 緑肥の腐熟期間
土壌中にすき込まれた緑肥作物は土中の生物群によって分解される。その分解過程の中では、一時的に(病原菌となる)ピシウム菌が増殖することがわかっている。そのため、緑肥のすき込み後は一定期間(夏季で3〜4週間) をおいてから、後作の栽培に入るのがよい。
*提出書式
大部品: 山羊舐(T22版) RD:277 評価値:13
-大部品: 山羊舐(T21版) RD:191 評価値:12
--大部品: 山羊舐 RD:127 評価値:11
---大部品: 山羊舐の外見 RD:1 評価値:1
----大部品: 交渉行為 RD:1 評価値:1
-----部品: 北国人的外見
---大部品: 山羊舐の来歴 RD:121 評価値:11
----大部品: 詩歌藩国出身の元教師 RD:2 評価値:2
-----大部品: 事務行為 RD:1 評価値:1
------部品: 元教師の来歴
-----大部品: 参謀行為 RD:1 評価値:1
------部品: 作戦立案能力
----大部品: 元人狼傭兵の内政担当者 RD:22 評価値:7
-----大部品: 政治行為 RD:2 評価値:2
------部品: 内政担当者の経験
------部品: 政治面におけるスタンスと知識
-----大部品: 事務行為 RD:4 評価値:3
------部品: こまめな休止
------部品: 作業割り
------部品: 時間を区切る
------部品: 書類事務
-----大部品: 交渉行為 RD:3 評価値:3
------部品: 情報収集
------部品: 事前の根回し
------部品: 実務者会談
-----大部品: 陣地構築行為 RD:2 評価値:2
------部品: 塹壕を掘る
------部品: ロープワーク
-----大部品: 白兵戦闘行為 RD:11 評価値:6
------大部品: 喧嘩必勝法 RD:9 評価値:5
-------部品: 一つずつ相手にする
-------部品: 不意打ち
-------部品: 仲間を呼ぶ
-------部品: 強い方に加担
-------部品: 懐に入る
-------部品: 挟撃の位置に立つ
-------部品: 礼の最中に殴る
-------部品: 裏切る
-------部品: 見切り千両
------大部品: 山羊舐の格闘技 RD:2 評価値:2
-------部品: ピーカブースタイル
-------部品: ロシアンフック
----大部品: 世界忍者国の忍者 RD:97 評価値:11
-----大部品: 忍者(世界忍者国T20) RD:15 評価値:6
------大部品: 忍者としての6年の修行 RD:12 評価値:6
-------部品: 忍者の里での修行
-------大部品: 忍者としての基礎能力 RD:11 評価値:6
--------大部品: 忍者変装術 RD:1 評価値:1
---------部品: 変装術
--------大部品: 忍者戦闘術 RD:5 評価値:4
---------部品: 腕立て伏せ
---------部品: 体幹トレーニング
---------部品: 忍者刀の扱い
---------部品: 白兵戦術
---------部品: 投擲
--------大部品: シュタタタ走り RD:3 評価値:3
---------部品: 柔軟
---------部品: 走り込み
---------部品: 逃走術
--------大部品: 忍者侵入術 RD:2 評価値:2
---------部品: 森国人の忍者適性
---------部品: 侵入術
------大部品: 忍者の基本装備 RD:3 評価値:3
-------大部品: 忍者の武器 RD:1 評価値:1
--------部品: 手裏剣
-------大部品: 忍者の侵入道具 RD:1 評価値:1
--------部品: 鉤縄
-------大部品: 忍者の通信手段 RD:1 評価値:1
--------部品: 五色米
-----大部品: 忍者の戦い方 RD:46 評価値:9
------大部品: 白兵戦闘行為 RD:44 評価値:9
-------大部品: 忍者剣術 RD:28 評価値:8
--------部品: 紹介状が必要
--------大部品: 着付け RD:1 評価値:1
---------部品: 打刀のように腰に差す
--------大部品: 運用 RD:26 評価値:8
---------大部品: 白兵戦闘行為 RD:19 評価値:7
----------大部品: 忍者刀の構え RD:4 評価値:3
-----------部品: 構えの種類
-----------部品: 上段
-----------部品: 下段の構え
-----------部品: 正眼の構え
----------大部品: 忍者刀の扱い RD:4 評価値:3
-----------部品: 忍者刀の鞘
-----------部品: 太紐で巻かれた柄を用いる
-----------部品: 鍔を使った悪路踏破
-----------部品: 直刀のメリット
----------大部品: 忍者刀による戦い方 RD:11 評価値:6
-----------部品: 侍とは違う
-----------大部品: 忍者刀の間合い RD:2 評価値:2
------------部品: 鞘から抜くとき
------------部品: 殺し間は1m、移動で間を広げる
-----------大部品: 忍者刀の手の内 RD:1 評価値:1
------------部品: 突きの手の内
-----------部品: 直進して突く
-----------部品: 先に抜かず前に抜く
-----------部品: 踏み込まないコツ
-----------部品: 独特の形状に適した戦い方
-----------部品: 刀の帽子は大きく鋭い
-----------部品: 右小手切り付け中段突き
-----------部品: 日本刀の弱点・忍者刀の弱点
---------大部品: 移動行為 RD:6 評価値:4
----------部品: 忍者刀を使った鍛錬
----------大部品: 足体動作 RD:5 評価値:4
-----------部品: 歩みの猫足
-----------部品: 目録
-----------部品: 足の真ん中を使って踏む
-----------部品: 足体動作に気配りして歩く
-----------部品: コツは、聞いて考える
---------大部品: 夜間戦闘行為 RD:1 評価値:1
----------部品: 墨塗りの刀身
-------大部品: 忍者刀 RD:12 評価値:6
--------大部品: 忍者刀の運用 RD:7 評価値:5
---------大部品: 白兵戦闘行為 RD:3 評価値:3
----------部品: 忍者刀とは
----------部品: 直刀型の長脇差
----------部品: 鞘の構造
---------大部品: 隠蔽能力 RD:1 評価値:1
----------部品: 変形
---------大部品: 潜入行為 RD:2 評価値:2
----------部品: 鞘
----------部品: 釣り刀の法
---------大部品: 夜間戦闘行為 RD:1 評価値:1
----------部品: 座探しの術
--------大部品: 製造上の特長 RD:5 評価値:4
---------部品: 忍者刀の種類
---------部品: 材料
---------部品: 鍔
---------部品: 製錬技術
---------部品: 軽量化
-------部品: 殺されることを避ける
-------部品: 侍との一対一は極力避ける
-------部品: 現実的な工夫
-------部品: 集団戦法と位置取り、刺したとて貫かず
------大部品: 防御行為 RD:1 評価値:1
-------大部品: 忍者の受け RD:1 評価値:1
--------部品: 囲い受け
------大部品: 夜間戦闘行為 RD:1 評価値:1
-------部品: 暗闇で目立たないコツ
-----大部品: 山羊舐の潜入工作能力 RD:23 評価値:7
------大部品: 諜報能力 RD:5 評価値:4
-------部品: 情報の選別
-------部品: 対象と接触して行う活動
-------部品: 世論の誘導
-------部品: 捕虜等の尋問能力
-------部品: 敵地への浸透
------大部品: 移動行為 RD:2 評価値:2
-------部品: 身体能力
-------部品: 鍛えた足腰
------大部品: 防御行為 RD:1 評価値:1
-------部品: 我慢強い
------大部品: 交渉行為 RD:3 評価値:3
-------部品: 質疑による聴取
-------部品: 連絡将校や民間組織との連携
-------部品: コミュニケーション能力
------大部品: 指揮行為 RD:8 評価値:5
-------部品: 作戦遂行能力
-------部品: 作戦精査能力
-------部品: 集団指揮能力
-------部品: 作戦案伝達能力
-------部品: 指揮部隊構築方針
-------部品: 作戦遂行に関する思想
-------部品: 自陣戦力把握技術
-------部品: 地形把握・分析能力
------大部品: 事務行為 RD:2 評価値:2
-------部品: 作戦報告書面の作成
-------部品: 動員計画作成能力
------大部品: 補給行為 RD:1 評価値:1
-------部品: 兵站維持の必要性についての認識
------大部品: 建造物破壊行為 RD:1 評価値:1
-------部品: 破壊工作
-----大部品: 忍者の教え RD:7 評価値:5
------大部品: 交渉行為 RD:5 評価値:4
-------部品: 6年間に学んだこと
-------部品: プライベートを守る
-------部品: 二枚舌
-------部品: 挨拶
-------部品: 率直な意見
------大部品: 夜間戦闘行為 RD:1 評価値:1
-------部品: 目を慣れさせる
------大部品: 移動行為 RD:1 評価値:1
-------部品: ゆっくり動く
-----大部品: 身体操作行為 RD:3 評価値:3
------部品: 平衡感覚
------部品: アクロバット
------部品: 体重を載せる
-----大部品: 移動行為 RD:3 評価値:3
------部品: 移動ルートを毎回変える
------部品: 突き飛ばす
------部品: 逃げる
---大部品: 個人的嗜好 RD:1 評価値:1
----部品: 猫が好き
---大部品: 個人的持ち物 RD:4 評価値:3
----部品: きれいな水
----部品: ニンジャバッグ
----部品: 食糧
----部品: 猫缶
--大部品: 山羊舐の来歴(T20) RD:64 評価値:10
---大部品: 世界忍者国の忍者 RD:64 評価値:10
----大部品: 治安維持行為 RD:52 評価値:9
-----大部品: 治安維持剣術 RD:49 評価値:9
------部品: 治安維持剣術の概要(四年の修行が必要)
------大部品: 治安維持能力 RD:40 評価値:9
-------大部品: 十手術 RD:36 評価値:8
--------部品: 十手術の概要
--------部品: 十手を持つ際の体勢
--------部品: 十手の握り
--------部品: 十手の持ち方・指の置き様
--------部品: 十手の足体動作
--------大部品: 十手の構えと型 RD:19 評価値:7
---------大部品: 十手の構え RD:5 評価値:4
----------部品: 上段の構え
----------部品: 正眼の構え
----------部品: 下段の構え
----------部品: 脇構え
----------部品: 逆手の構え
---------大部品: 十手の型 RD:13 評価値:6
----------部品: 破邪顕正の型
----------部品: 四方拂(払)い
----------部品: 柄とり
----------部品: 巻き落とし
----------部品: 左入身
----------部品: 右入身
----------部品: 連れ返し
----------部品: 座捕り
----------部品: 上段受け
----------部品: 閂(かんぬき)捕り
----------部品: 柄(つか)返し
----------部品: 咽喉(のど)輪捕り
----------部品: 送り足拂(払)い
---------部品: 双角の構えと型
--------大部品: 十手の白兵戦闘 RD:6 評価値:4
---------部品: 十手の打ち方
---------部品: 十手抜き打ちの要諦
---------部品: 上打ち
---------部品: 下打ち
---------部品: 横打ち
---------部品: 逆袈裟打ち
--------大部品: 十手による対武器白兵戦闘 RD:4 評価値:3
---------部品: 巻いて打つ打法
---------部品: 上巻き打ち
---------部品: 左巻き打ち
---------部品: 右巻き打ち
--------大部品: 十手の近距離戦闘 RD:2 評価値:2
---------部品: 放鷹双角十八の型
---------部品: 野中の幕
-------部品: 鎖術
-------部品: 手捕り
-------部品: 出役振り
-------部品: 施縄(せにょう)の概要
------大部品: 治安維持剣術の装備一式 RD:8 評価値:5
-------部品: 十手
-------部品: 十手袋
-------部品: 萎えし(鍛鉄棒)
-------部品: 万力鎖
-------部品: 鈎縄
-------部品: 呼子笛
-------部品: 捕火
-------部品: 水捕具
-----部品: 世界忍者国に残り治安維持に務める
-----部品: 各国国民(避難誘導部隊員)との知己
-----部品: 避難する各国国民を守って遅滞戦闘
----大部品: 交渉行為 RD:4 評価値:3
-----部品: 大量のものづくりを主導
-----部品: 電力会社社長としての交友関係
-----部品: ロイケットにサークル参加
-----部品: 環境部局の偉い人としての交友関係
----大部品: 封印行為 RD:8 評価値:5
-----大部品: 蝦蟇忍法・天蝦蟇 RD:8 評価値:5
------大部品: 蝦蟇Q RD:2 評価値:2
-------部品: 蝦蟇Qの概要
-------部品: 蝦蟇転身
------部品: 天蝦蟇
------大部品: 封印行為 RD:5 評価値:4
-------部品: 大きく膨らむ(天蝦蟇)
-------部品: 丸呑み
-------部品: 穴を掘る
-------部品: カチコチ
-------部品: 休眠
-大部品: 山羊舐の来歴(T21) RD:63 評価値:10
--大部品: 世界忍者国剣術 RD:41 評価値:9
---大部品: 白兵攻撃行為 RD:34 評価値:8
----部品: 世界忍者国剣術は治安維持剣術・忍者剣術の統合的更新である(二年の修練が必要)
----部品: 世界忍者国剣術の概要
----部品: 片手剣を使った鍛錬
----部品: 世界忍者国剣術門下生への心の見極め
----大部品: 得物の持ち方握り方 RD:3 評価値:3
-----部品: 得物を持つ際の体勢
-----部品: 得物の持ち方
-----部品: 得物の握り方
----大部品: 構え RD:7 評価値:5
-----部品: 構えの思想「殺し間は1m、移動で間を広げる」
-----部品: 構の種類
-----部品: 上段
-----部品: 車剣
-----部品: 正眼
-----部品: 右/左脇構
-----部品: 逆手
----大部品: 斬り付け・突きの技 RD:6 評価値:4
-----部品: 得物での斬り付けの要諦
-----部品: 正面斬付
-----部品: 下掬い斬り
-----部品: 左右面/胴/袈裟斬り付け
-----部品: 逆袈裟
-----部品: 突き
----大部品: 巻き斬り付けの技 RD:4 評価値:3
-----部品: 巻いて斬る
-----部品: 上巻き斬り下ろし
-----部品: 左への巻き斬り
-----部品: 帽子斬り
----大部品: 世界忍者国剣術の型 RD:10 評価値:5
-----部品: 四方拂(払)い
-----部品: 左転換体
-----部品: 右転換体
-----部品: 連れ返し
-----部品: 座とり
-----部品: 上段受け
-----部品: 閂(かんぬき)
-----部品: 柄(つか)返し
-----部品: 咽喉(のど)輪とり
-----部品: 送り足拂(払)い
---大部品: 移動行為 RD:6 評価値:4
----部品: 踏み込まないコツ
----部品: 足体動作
----部品: 歩みの猫足
----部品: 足の真ん中を使って踏む
----部品: 足体動作に気配りして歩く
----部品: コツは、聞いて考える
---大部品: 非殺白兵戦闘行為 RD:1 評価値:1
----部品: 手捕り
--大部品: 封印の祠作成技術 RD:14 評価値:6
---大部品: 迷宮封印能力 RD:14 評価値:6
----部品: 封印の祠
----部品: 遺跡封印のメカニズム
----部品: 瘴気に強い素材を求めて
----大部品: 超長期コンクリート RD:5 評価値:4
-----部品: 超長期コンクリートの概要
-----部品: 火山砂(ポッツォラーナ)
-----部品: 油
-----部品: 養生期間と方法
-----部品: 構造物に要求される性能
----大部品: 目印としてのお地蔵さま像 RD:6 評価値:4
-----部品: 民間信仰としてのお参り作法
-----部品: 露意地蔵菩薩
-----部品: 六道能化
-----部品: 像容
-----部品: 功徳利益
-----部品: 真言
--大部品: 空蝉の術 RD:5 評価値:4
---部品: 素早い変身から生まれた術
---部品: 代わり衣の術
---部品: 高速の脱衣
---部品: 身代わりの術としての昇華
---部品: 空蝉の術の完成と現在の研究
--大部品: 鞘ごと殴る技術(2年の修行が必要) RD:3 評価値:3
---大部品: 白兵戦闘行為に非殺属性を付与 RD:3 評価値:3
----部品: 鞘当ての技法
----部品: 鞘受けの技法
----部品: 抜き付けの修行
-大部品: 山羊舐の来歴(T22) RD:23 評価値:7
--大部品: 山羊舐領の農家 RD:23 評価値:7
---大部品: 農業行為 RD:23 評価値:7
----大部品: 農業装備 RD:15 評価値:6
-----部品: 鍬
-----部品: 鋤
-----部品: 移植ごて
-----部品: 日よけ帽子
-----部品: 水筒
-----部品: 大かばん
-----部品: 汗拭きタオル
-----部品: ジャージ上下
-----部品: 如雨露
-----部品: 腐葉土
-----部品: 篩
-----部品: 長靴
-----部品: エプロン
-----部品: 敷き藁
-----部品: 土
----大部品: 山羊舐の農業知識 RD:8 評価値:5
-----部品: 山羊舐の畑作知識
-----部品: トウモロコシを育てるコツ
-----部品: トウモロコシにおける害虫や害鳥の被害対策
-----部品: 生物くん蒸(燻蒸)
-----部品: 生物くん蒸をする際の注意点
-----部品: 緑肥
-----部品: C/N比(シーエヌ比・炭素率)
-----部品: 緑肥の腐熟期間
部品: 北国人的外見
髪は白く何色にも染められ、色白な肌をしている。髪は短髪で、眼鏡をかけているが、度があるかどうかは不明。
部品: 元教師の来歴
当初は詩歌藩国で教師をしていたという来歴を持つ。科目は工学で、食品加工における工業生産を担当していた。
部品: 作戦立案能力
目的達成のために企画し立案する能力は教師としての経験から得た。計画書を作成して推敲し、時に時間をおいて再確認することで日々品質を高めている。
部品: 内政担当者の経験
当時友人だった大神氏の手伝いで人狼領地の経済復興を担当していた。砂漠に借金取りのいるだけの状況から住民を立ち上げ、訓練も満足でない兵たちをまとめ、実施できる仕事を獲得して利益をもたらした。
部品: 政治面におけるスタンスと知識
内政担当者たるもの政治面に立ち入ることは好ましくないことと考えている。その上で、政治はメディア操作に影響を受けすぎると常々危機感をもっている。
部品: こまめな休止
隙間時間を使ってうまく休んでいる。休みのためだけに15分程度の時間を取ることもある。体調と勘案してうまく休むのがコツである。
部品: 作業割り
一つの作業を工程ごとに分割し、「入力・処理・出力」の群に整理した状態にすること。前の作業の出力が、次の作業の入力になる場合が多い。多人数で対処ができるようになる。
部品: 時間を区切る
いつまでに目標を達成するか、の目安を設定する行為。フルパワーを際限なく続けて破綻することを避けるために行われる。
部品: 書類事務
作戦行動の中でも特に重要な、記録を残し報告や連絡を行うための行為。物事ができても、これがなくしては成果としてカウントされないことすらある、大変重要な行動。
部品: 情報収集
自分の目的を達成するために行う、判断材料となりうる兆しや印、文書などを拾い集める行為。主に「いつどこで何が起こるか」「現場の地勢はどうか」「どんな人が関係するか」を調べるのが大事である。
部品: 事前の根回し
事を起こす前にあらかじめ意図するところを開陳し賛同者を得ておく行為。賛同者に支援を受けることで意図した決定を集団の中で通しやすくする。
部品: 実務者会談
2つの組織間で共同作業をするときに必ず行うべき会談。実務者、つまり実際に作業を行う人同士で顔と名前、相手の立場などを把握し合う行為。これがあるのとないのとでは作業効率が全く違う。
部品: 塹壕を掘る
地面を深く掘ることで、他者の視線や射程から逃れる方法。忍者としては土遁の術と呼びたい。昔はクナイと雑多な布で掘っていたらしいが、現在では円ぴ(スコップ)で掘るのが普通だ。
部品: ロープワーク
人や物を高所から降ろすときや、逆に高所に荷揚げするときに用いる、ロープを加工する技の総称。解けない輪を作ったり、逆に解けやすい輪を作ったりできる。
部品: 一つずつ相手にする
決して多人数を同時に相手してはならない、とする教え。多人数で囲まれたとしても、相手のうち最も体格のあるものを初手で倒し、以降その体格を壁や盾として用いる。
部品: 不意打ち
相手の不意をついて無防備な状態を攻撃する行動。不意をつける状態まで立ち位置を変え続ける必要があり、事前準備に時間がかかるのが欠点。
部品: 仲間を呼ぶ
単独では遂行不可能な行為に対して仲間を呼んで頭数で対処する、作戦行動の一つ。同程度の実力がある仲間を呼ぶ必要があるため、お互いに困ったときは融通し合う、といった協定が事前に必要。
部品: 強い方に加担
強い方に加担するのは喧嘩の基本技である。そもそも、全員が強い方に加担すれば、喧嘩は世に起きない。強い方に加担することは平和への一歩なのである。
部品: 懐に入る
自分を相手に利する者としてアピールし、相手の中での奇貨、つまりユニークユニットとして保有戦力に数えられるまでの一連の行動。
部品: 挟撃の位置に立つ
相手をこちらの味方と挟み込む形の立ち位置を取り、相手の行動範囲を狭める行動。片方を相手にしている時、必ずもう片方が一方的に攻撃できるので、非常に有効。
部品: 礼の最中に殴る
礼の最中に深々と頭を下げるのはアホのすることである。敵対する相手を視野から外すなんて愚の骨頂。そんな所作もわからない奴を真っ当に相手してやる必要はない。礼法? 何それ。
部品: 裏切る
「強い方に加担する」「懐に入る」と一緒に使うと効果が高い、喧嘩の必勝法。最初から狙いながら相手に取り入るのがその真髄であり、利益などで途中から転向するのは下策と言われる。
部品: 見切り千両
ある程度の利益を確保できたら、その盆(博打におけるゲームプレイフィールドのこと)からは足を洗うことを示唆する言葉。なお千両とは第七世界人の日本円にして2億5千万円ほどの価値の金銭だが、これは「頃合いの良い見切りにはそれだけの価値がある」の意味であり、それだけ稼げという意味ではない。
部品: ピーカブースタイル
顔の前に両拳を握り、守りを固めて頭と上半身とを拳と肘とで守る型。腰を落とし、前に出した脚を膝立てることで前方向からの格闘攻撃をすべて受けることもできる。
部品: ロシアンフック
腰の回転を極力使わず、肩を回して打つフックの一種。腰を回さないことから体幹に軸ができず、タックルを受けても対応しやすい、という利点を持つ。
部品: 忍者の里での修行
世界忍者国の忍者は、忍者の里に生まれつき、里での修行システムに組み込まれて育つ。忍者の修行は過酷なため、まったく適性のない者については早期に外に里子に出される。
適性があると見なされた子供は、物心つくかつかないかといった時期から日常的な基礎身体訓練を課され、読み書きができるようになると術修行へと進む。
幼年期を脱する頃までには、忍者としての基礎能力を身に付ける。
部品: 変装術
敵地において相手にこちらの正体を明かさないために行う。一般人や場合によっては敵の兵士など、その場において不自然ではない物に変装する修行。
部品: 腕立て伏せ
うつぶせの状態から、全身の体重を両手両つま先の4箇所で支え両腕を伸ばす力によって身体を持ち上げる動作と肘関節を曲げて身体を地面につかない程度まで下げる動作を繰り返すことで腕力を鍛えるトレーニング。
部品: 体幹トレーニング
体幹を鍛えることで上半身のぶれを抑制し、体勢の崩れにくい体になりひいてはことで疲れにくい体をつくることにもなる。
部品: 忍者刀の扱い
忍者刀は様々な用途のために鞘に至るまで様々な仕掛けが施されている。これらを使いこなすには知識が必要であり、これも訓練項目に含まれる。もちろん剣術の訓練もされている。
部品: 白兵戦術
戦う状況に陥らないことが一番重要ではあるが、やむなく戦わねばならぬはめになった場合には勝って逃げねばならぬ。そのため最低限の白兵戦術を身に付けている。
部品: 投擲
主に手裏剣の投擲訓練。他では鉤縄の投擲や、注意を引きつけるために投げる小石などコントロールを要求されるものは結構多い。
部品: 柔軟
柔軟を行うことで筋肉や健を伸びるようにし、間接の稼働域を広げる他、間接の負担を緩和し、けがの予防にもなる。
部品: 走り込み
行うことで脚力を鍛えるとともに肺活量も鍛えられ、長時間活動する際のスタミナや瞬発力を養うトレーニング。
部品: 逃走術
忍者の世界では遁術という。遁術は火遁、水遁、土遁、木遁、金遁等に分かれており、状況に応じて相手の目をくらませたり、風景に溶け込むことで相手の追跡を振り切る。
部品: 森国人の忍者適性
森国人の細い身体は、侵入に際しては特に通気口や煙突などを侵入経路にすることが出来るようになるほか、侵入先での隠蔽でも隠れやすく隠密活動がしやすい。:瞑想通信は基本的に木を使う思考伝達のため痕跡が残りにくく、また敵に読み取られないため隠密の通信に相性が良い。森国人の忍者同士ならば隠蔽しながら通信してしまえば看破はほぼ不可能であろう。
部品: 侵入術
鉤縄を使用して登ったり、相手の注意を引きつけている間に空いたところから侵入する他、変装時には敵を騙す詐術も必要。
部品: 手裏剣
投擲武器。基本的に直接殺害する程の威力はなく、主に敵戦力を減退させたり、牽制目的で使用される。忍者の象徴的装備であるが重量がかさむため携行数は少ない。訓練しないと当たらない。
部品: 鉤縄
読んで字の如く、鉤にひもをつけた物。出っ張りや木の枝などに引っかけて上に登る際のロープとして使う。うまく引っかかる様に投げるのはのは意外と難しく、訓練を要する
部品: 五色米
米に色を塗り、色の組み合わせで作る暗号を通して仲間の忍者と連絡を取り合う道具。瞑想通信と違い木を使わなずにすむメリットがあり、時間差で連絡をとりたい時に便利である。
部品: 紹介状が必要
忍者の門派は広く開かれてはおらず、弟子入りには紹介状が必要となる。これは、紹介者による当人の人品の見定めが含まれる。紹介者たり得る人物とは、門派の関係者、及び藩国の王族・華族に限られる。
部品: 打刀のように腰に差す
忍者刀はよく背中に差している姿が戯曲や講談で見受けられるが、もちろん、戯曲の作者が忍者の戦いを見たことがないために創作された、わかりやすさの記号である。実際は刀など重くてやってられないので、あまり使われない。それでも忍者刀を使わざるを得ない状況が想定される際は、一般の帯刀する人と同じ格好、つまり、腰に刺すのが普通だ。
部品: 構えの種類
忍者の修行ては、足体動作と合わせて構えを教わる。目録として簡単に説明する。正眼構、上段構、下段構については省略する。脇構、これは前後の敵に対する構え。八相構、遠間を打つ構え。弓構、弓矢や投石に対する構え。中段脇構、囲まれた時に用いるが、危険な構え。大上段構、あまり使い道のない構え。いずれも口伝がある。
部品: 上段
忍者剣術ではあまり見られない、上段の構え。柄頭が額の上にくるまで刀を掲げ、後方斜め後ろに切っ先を置くこの構えから、抜重で体を落としながらの重力を利用した胸突きは侍剣術の中でも非常に早く、おそれられ、対策が練られた。忍者剣術では、同じく上段に構えつつ、相手の切っ先にこちらの切っ先を合わせて切り別れつつ、もって格闘戦にもちこむ。という技が練られた。
部品: 下段の構え
切っ先を下ろし、敵の斬りに来る間をもって切っ先を上げ、敵の刀を止め受けて、巻き上げるないし巻き落とし、無刀にしてとどめを刺す無慈悲な侍剣術で用いられる構え。忍者剣術では、下段は車(来る間)剣として恐れつつ、対策をとった。要するにかかってこないので、投石などの飛び道具で片を付けるべきもの、とされた。どうしてもの場合のみ、走って逃げ、距離をとってから叩けとされた。下段の構えのまま走ると人間は前屈ぎみになるので、そこで前に出た頭をたたくのであった。
部品: 正眼の構え
侍剣術でも見られる、正眼の構えである。忍者の剣術では、青眼、西岸(西の岸、つまり西方浄土、要するに死者の国)などの字を当て、構えよりも目付の部分を工夫するよう申し送られる。忍者剣術でいう正眼の構えの目付の要諦はひとつところに注視しないことであり、全体を巨視的に見通すことで、相手の行動を相手の意図より先に読み取ることを、重要視している。
部品: 忍者刀の鞘
鞘を飾り優雅に仕上げる侍の持ち物とは異なり、鞘は艶消しの墨塗りで、硬木に鉄の輪をはめて頑丈に作られている。この頑丈さはもちろん殴打するためである。また、一時的に高地をとるための、移動の助けともするためである。
部品: 太紐で巻かれた柄を用いる
忍者刀の鞘には下げ尾が長くついているが、一方で忍者刀にも工夫があり、柄を縛っている紐はじつはほどくことができ、非常に長い紐として運用することができる。めったなことでは解かないが、必要に応じて取り出し、敵の絞殺や登攀の助けなどに用いる。
部品: 鍔を使った悪路踏破
塀や透垣などを超えるとき、頑丈に作った鞘と鍔が大いに役立つ。忍者刀を地面に垂直に立て、それを台にして、ちょうど二段ジャンプのような体制で超越するのだ。
部品: 直刀のメリット
直刀のメリットは数多いが、刀身が短く生産が容易であること、メンテナンスが楽、ないし不要であること。基本的に先のとがった棒がうすべったいだけなので、習得が比較的簡単なことがあげられる。これは低コスト国家では特に有効に働いた。
部品: 侍とは違う
打刀を抜きはらったのち、両手で切りかかる侍剣術とは根本から異なるのが、忍者の戦いである。その目的は殺害、次いで、刺突による殺害であるから、状況によっては鞘から抜かずに殴りかかることすらある(座礼中の奇襲などはこれである)。
部品: 鞘から抜くとき
抜刀は、主に戦闘前に行う。相手がそれと気づかないほど自然に抜いて、相手に抜かせないまま戦闘に入るのを最善とする。その時の手の内には工夫があり、主に口伝で伝わる。基本的には親指の付け根で押し出し、親指の付け根で支え、小指で握るとともに斬る。
部品: 殺し間は1m、移動で間を広げる
剣術での殺し合いを一概に語ることは難しいが、剣の届く範囲に相手の急所を捉えるのがその要諦である。忍者刀の場合はその距離三分の二身長分、つまり半径一メートル程度である。ゆえに、移動がとても重要になる。どのように移動し、どのように敵を殺し間に留めおくかには代々の口伝がある。
部品: 突きの手の内
上段突きと中段突きによって異なる。上段では両手とも真ん中の三指をゆるく、卵を持つ心持ちで柄を抑え、小指と親指で締める。中段は傷をえぐる関係上、左手を刀身に添え、笹の葉型に切り抜くよう斬る。
部品: 直進して突く
極論してしまえば、相手に向かって届く距離で突く、というのが忍者剣術の要諦である。ただ、直進だけでは間合いの短い忍者刀は届かないため、工夫が必要である。この工夫のいくつかは口伝とされている。
部品: 先に抜かず前に抜く
侍剣術の世界には先の先手とか、先とか、後の先といった言葉がある。これは対等の条件で1対1での決闘での対策術として考え出されたことであり、忍者剣術には無い考えである。あえて同等の言葉を探すと、部品名のような言葉になろう。戦闘とその準備は先頭のより先に終えるものではなく、始まる前に終わらせているべきものである、と言う教えで、詳細は口伝で伝わっている。
部品: 踏み込まないコツ
足止めしての殴り合いは厳格に慎むべきものである。敵の殺し間にて足を止めるのは自殺行為と呼ばれても仕方がない。殺し間に踏み込まずに敵だけを自分の殺し間に入れるコツは存在し、口伝として伝わっている。
部品: 独特の形状に適した戦い方
日本刀独自の形をわざわざ捨てた忍者刀にはそれ相応の戦い方が存在する。刀身が優美な曲線を描く、個人が振り回しての上半身への斬撃を主な用途とした日本刀とはおのずと異なる。忍者刀の用途はそのすべてが逆だ。すなわち、直刀であり、下半身や腹部、まれに胸部への刺突が中心であり、基本的に多人数で戦う。
部品: 刀の帽子は大きく鋭い
錐刀という武器があるのをご存じだろうか。錐のように鋭い切っ先をもった、帽子(切っ先のカーブを描いている部分)が大きく鋭いのが特徴の刀である。用途は刺突で、頑丈さが魅力のの、刀の亜種である。忍者剣術では多くの場合これを忍者刀の一種として扱った。
部品: 右小手切り付け中段突き
忍者たちの通う道場で受け継がれる鍛錬技で、相手の右小手を抜き打ちで切り付け、両足を猫足で敵を追尾する形でシフトさせながら、突き出した小手切り付けの剣でそのまま中段突きをする、師範代々の得意技。
部品: 日本刀の弱点・忍者刀の弱点
どの武器にも一長一短があるように、日本刀にも弱点があり、それは忍者刀にも同じことが言える。日本刀の弱点は長すぎて閉所や集団戦では役に立てづらい点だ。整備が大変でもろいのも困りどころだろう。そして、人をちょっと切る程度にしか実用価値がない忍者刀はそれらの全部逆である。要するに、閉所で、集団で。あるいは、寝所で床をともにしながら、もしくは整備中の時を見計らって相手と与し、刀は使わず荒縄や鉄線などで縛ってしまえば、実は、日本刀使いは簡単に倒せる。
部品: 忍者刀を使った鍛錬
忍者刀は短く直刀で、先端鋭く、重い。また鞘も殴打に使える程度には頑丈なので、これまた、重い。この荷重量を相手に感じさせることなく日常生活を送るのが、忍者剣術第一の鍛錬である。
部品: 歩みの猫足
忍者剣術の基礎として習う足体動作のひとつで、前に出ている右足の前側と後ろ側、後ろの左足の前側と後ろ側への細かな加重と抜重の組み合わせで、微小な動きのみで前方へ少しシフトする、独特の歩き方法。フェイントや別動作の補助、および練習として用いる。
部品: 目録
足体動作には猫足のほか、送り足、詰め足、歩み足、歩みの引き足、詰めの引き足、引き足が存在する。また、左右の入り身足、左右の移り足がある。加えて、これらの複合で左右の転換体というのが存在する。これらを、立位、座位、半立位(膝行位)で行うのが、忍者剣術の足体動作である。
部品: 足の真ん中を使って踏む
爪先立ちや踵立ちを想像する忍者の歩みだが、実はいたって普通に足の真ん中で歩く。忍者特有の挙動とは足先の工夫ではなく、通常の移動動作を加重と抜重の制御でブーストすることを言うため。
部品: 足体動作に気配りして歩く
忍者修行を始めるにあたって最初に教わるのは礼法と着付け、そして足体動作である。足体動作習熟には、道場と呼ばれる天井の低い部屋で、四方を足体動作のみで移動するところから始まる。
部品: コツは、聞いて考える
足体動作は耳で聞き、自分と師匠筋との違いを考えるのが早道と言われている。これは自分や相手の足体動作を耳で追うと、自然に音の出ない歩みが会得できるからによる。
部品: 墨塗りの刀身
忍者といっても一般の帯刀した人とそう変わった装束をしているわけではない。むしろ目立ってはいけない職業であり、鞘は地味な色のものが好まれた。一方、夜戦が想定される事態に対しては、切っ先に月光が映って間合いを測られてはならないため、特に満月の夜は刀に墨を流してことに臨む。
部品: 忍者刀とは
忍者刀とは、忍者および世界忍者の能力を飛躍させる為に開発された武器であり、世界忍者国の特産品でもある。
部品: 直刀型の長脇差
反りがないため、曲がらず丈夫である。斬る以外の多目的な用途のためにあえてこの形状、長さにされた面がある。
部品: 鞘の構造
鞘自体も【仕掛けつき】で、白兵戦でもおこなえるほどの強度を持たせることで、先端での突き以外を戦闘行為を非殺傷行為へと変えることを可能にしたり、先端のねじ状の部分を外すと水中で呼吸ができるようにシュノーケルの役目も果たしたりするようになっている。
部品: 変形
変化の術と世界忍者が組み合わさると忍者刀にもそれは影響し、変化の術が忍者刀に伝播する。すると、忍者刀はカトラスの形状へと変形し世界忍者の手に現れる。
部品: 鞘
ある意味最も忍者の特徴を表していると言える部位。普通の鞘との違いは鐺と分離可能なことと長めの下げ緒、長い下げ緒は主に刀を足掛かりとして使用した際の刀の回収に使われ、鐺と分離した際の残った方は潜水時のシュノーケルとして使用する。
部品: 釣り刀の法
鍔に脚をかけることにより高い壁を飛越する、侵入行為の支援運用法。長い下げ紐を咥えて飛ぶことで、あとで鞘を回収できるようにしている。
部品: 座探しの術
鞘を伸ばしたままで前方に突き出すことで夜間や室内戦闘での利を得る忍法。この技を使うことによって夜間戦闘が可能になる。
部品: 忍者刀の種類
世界忍者国で生産される忍者刀は大まかに分けて二種類のタイプがある。世界忍者用の「Sタイプ」と人狼傭兵用の「Zタイプ」の二種類だ。 この開発が決まった時のコンセプトは世界忍者と人狼傭兵が使える忍者刀であった。世界忍者国は人狼傭兵を忘れた事は一度としてないのだ。
部品: 材料
世界忍者国特産品である砂鉄から作り出された精度のよい鉄と、人狼領地で培われた製錬技術のコラボにより、今まで作られた刀とは精度が段違いのものが出来上がっている。これらは、産業育成で作られた丈夫な工具の製作法を応用した賜物でもあった。
部品: 鍔
最低限の装飾をつける際に人狼用ニンジャカトラスは鍔を白に。世忍用忍者刀には赤を基調とした鍔がつけられる。これは、それぞれのイメージカラーであると共に、鍔の一部は外れ刻印された暗号によりドックタグの役割も可能になっていた。
部品: 製錬技術
良い刀を作るには良い玉鋼が必要だが、人狼領地で培われた製錬技術により質の良い玉鋼を精製することができる。
部品: 軽量化
多機能化にするにつれて問題になってきたのが重量問題だ。忍者が重くて動けないでは話にならぬ。性能だけでなく軽量化も図られ通常の刀よりも軽い。
部品: 殺されることを避ける
勝てるか五分五分程度の殺し合いに巻き込まれることがある。良くない状況である。このとき気をつけるべきなのは、勝とうと思っては負けることである。死に物狂いで勝とうとしては、わかりやす過ぎ、付け入られる。負けに魅入られないコツは勝ち負けの争いにはハナから近づかないこと、近づく前に勝っておくこと、見えている負けを別の他人に譲ることである。これには口伝がある。
部品: 侍との一対一は極力避ける
侍や武士はその出自上、一対一での戦いに秀でた存在であり、武装する日本刀の強さも相まって非常に手ごわい。もし自分が忍者と思うならば、極力侍との闘いは避ける。可能であれば、相手身内の弱いものとだけ戦うこと。
部品: 現実的な工夫
忍者の戦い方にルールはない。これは何でもする、ではなく、現実的な工夫を積み重ねる。の意味である。現在の任務のうち優先順位は何で、何のルールなら破ってよいのか、を見極めて瞬時にその結果を複数パターン想像し、最良をとっていく、という、戦闘に特化した思考が忍者には必要である。
部品: 集団戦法と位置取り、刺したとて貫かず
長脇差ほどの長さしかない忍者刀で、二尺三寸はある侍の刀を持った戦士と戦う方法、それが項目名に挙げた戦闘の要諦である。まず、個々人のみで戦わない。一対多、もしくは多対多での戦いに持ち込む。これは侍が一対一の戦いに特化しているためである。第二に、刀の届かないところで戦う。布団の中などは特に有効だし、直接対決なら敵の右膝から下は、ねらい目である。最後に、刺したら、貫かず、傷をえぐる。この辺りを注意するのがいいだろう。そのうえで、一つの勝ちパターンに拘泥しないのが、極意である。
部品: 囲い受け
刀を抜き、下段脇構えから入り身足をとりながら相手に切っ先を向ける形で上半身および頭を守る受けの型。相手との軸線をずらして相手の距離感覚を乱す効果もある。
部品: 暗闇で目立たないコツ
暗闇で目立たないコツ、そんなものはない。人間、目が慣れれば不審な点にはいずれ気が付くものである。例外といえば、突然夜や朝になった時の、明るさの差異が激しいとき。これは、一時的には目立たない。
部品: 情報の選別
情報源となる協力者やメディアから得た情報を評価し、真偽や確実度について選別する方法。主にセーフハウス内で行われる。
部品: 対象と接触して行う活動
対象に接触し、直接情報等を取得する方法。偵察や会話、時に暗殺などもこれに含まれる。いわゆる想像されうるスパイ活動がこれ。山羊舐はこれの危険性を重々承知しており、実行には細心の注意を払って行っている。
部品: 世論の誘導
情報を部分的に隠蔽し、部分的にリークすることで多くの人に真相を誤解させる方法。マスメディアなどへのリークのほか、市場の噂などでのバイラルメディアを利用する。
部品: 捕虜等の尋問能力
捕虜等を尋問することで情報を得る方法。時に拷問も視野に入るが、山羊舐本人は解放する気がないときにしか用いない。
部品: 敵地への浸透
敵地に長い間浸透し、信頼を得た状態で情報を得る方法。時間がかかり、特に生涯をかけての潜入となるので、特に人選してこれを行わせるのが山羊舐の常だった。また、変装を重ねて自らこれを行うこともあった。
部品: 身体能力
忍者の基本として、壁を走り天井に張り付く程度はできるが、みだりに誇示しないため、人並み程度の筋力として認識されている。
部品: 鍛えた足腰
長年の修行によって鍛えられた足腰は、壁を走り屋根を駆け、密集した船から船へと飛び跳ね回ることすら可能とする。
部品: 我慢強い
たまに致命的な問題を引き起こす、厄介な特長の一つで、濫用は慎むように申し送られる、身体の特長。我慢は身体に毒という言葉で言い表せられる。
部品: 質疑による聴取
友軍や民間人へ質問をおこなうことで、情報(意思決定の判断材料)を得ていく方法。主に有軍陣地から友好国の領域内で行われる。
部品: 連絡将校や民間組織との連携
友軍の連絡将校や、民間組織などと連絡を取り、情報を得る方法。この情報もまた選別によるクレンジングをうけてのち判断材料とされる。
部品: コミュニケーション能力
社交性とコミュニケーション能力は異なるという前提のもと、コミュニケーション力は日々の生活で高めていくものと考えている。その要諦は自分の考えを相手に伝えること、相手の考えを把握すること、認識を合わせることの三点と考えている。
部品: 作戦遂行能力
作戦を自分の実行可能な範囲にブレークダウンすることで、達成の実現性を高めている。ブレークダウン作業には時間をかけ、後続の誰でもが遂行可能になるまで難しさをかみ砕くことには人一倍熱心だ。
部品: 作戦精査能力
作戦に齟齬がないか、また、目的に対して作戦内容は妥当かの2つの視点から評価することで精度を高めている。これを検証(ベリフィケーション)と妥当性確認(バリデーション)という。
部品: 集団指揮能力
山羊舐が集団を指揮する際は、まず各人のスペック調査を行い、個々人を「勤勉者と怠け者」「考える者と考えない者」の掛け合わせ4パターンに分け、配置換えを行う。考える勤勉者は直轄として指揮権を与える。考えない勤勉者には前線に送る。考える怠け者には考えない勤勉者を指揮させる。考えない怠け者にはルーチンワークをあてがう。ちなみに山羊舐自身は考えない勤勉者に属していると考えており、考える方を分担してくれる相棒を常に求めている。
部品: 作戦案伝達能力
指揮官へ提出する作戦案は文章でまとめて複数人に提出するのを常としている。これは回覧が可能なことともう一つ、指揮官が土壇場で尻尾切りするのを防ぐ意味合いもある。これは、侮られ、容易に切り捨てられる存在である忍者としての保険でもあった。山羊舐には苦い経験があった。
部品: 指揮部隊構築方針
考える勤勉者で構成される指揮部隊は、責任を山羊舐が持ち、その責任範囲でうまく立ち回ることを考える旨指示されたのち、作戦の目的と達成目標、期限について明示される。
部品: 作戦遂行に関する思想
「目的、目標、期限が明確であることを第一に求める」「単一の敵と足を止めて殴り合うのは戯作の世界だけであり、敵の自滅あるいは瓦解をいかに早めるかが勝敗を分ける」「兵站と士気は世界共通の軍隊の弱点である」「巨大な戦力は巨大な身振りしかできない」などが語録として残っている。奇抜なことは特に言っておらず、自身を凡将と嘆くのが常であった。
部品: 自陣戦力把握技術
以下の二点を確認するにとどめ、あとは本人努力に任せると称して頭数以上のことは求めないのが山羊舐流であった。二点とは、「作戦遂行と作戦外での目的達成とのどちらを優先するか。(作戦なら勤勉者、目的達成なら怠け者)」「状況の例として、作戦指揮者が発狂した。更迭するのと自身を疑うのとどちらを優先するか(更迭するなら考えない人、自身を疑うのは考える人)」の二点。
部品: 地形把握・分析能力
地形は作戦遂行に、また作戦遂行後の撤退に欠かせない要因であり、しばしば勝敗を決める要素となる場合が多い、と山羊舐は考えている。
部品: 作戦報告書面の作成
書面に残しづらい作戦の多い忍者の作戦だが、山羊舐は書面に残すことにこだわりを見せる傾向にあった。これは作戦に携わる名もなき忍者たちを慰撫する意味合い、というわけではなく、予算獲得の武器にするためであった。
部品: 動員計画作成能力
要員を集めて動かす際のコツとして、目標・期限を明確にすること、タイムスケジュールを明確にすること、相談窓口を明確にすること、作業を単純作業にまでブレークダウンしておくこと。を、山羊舐は念頭に入れている。彼の戦訓はおおむね苦い経験によって支えられていた。
部品: 兵站維持の必要性についての認識
忍者という兵科の都合上、状況が長く続く場合、万全の補給状態とはいかなくなるのが常であった。ゆえに、山羊舐は補給のできる物資集積所と、休憩施設としてのセーフハウスの確保に力を入れる傾向があった。
部品: 破壊工作
橋やトンネルなど、交通の要所とされる場所を爆破し、軍事活動や民間経済を立ち行かなくさせ、敵国を弱体化させる方法。
部品: 6年間に学んだこと
山羊舐が学んだ忍者道場では、まず言葉遣いと礼儀作法、自然な着こなしを学んだ。その次に、礼法と足体動作、衣類をさばいての歩き方走り方などを学んだ。ここまでで二年が過ぎた。続けて刀の歴史と名称、部品の交換方とメンテナンス方法を学び、それでやっと忍者剣術を学んだ。三ヶ月も習ったところで、行商に代表される商売の仕組みやTPOに叶う物腰や知識を学んだ。この時帯刀は許されず、道場内でのわずかな時間だけ、師範が相手をするのが通例で、そうして六年が過ぎ、師匠の技の幾分かを受け継いで、卒業とあいなった。
部品: プライベートを守る
自分や相手のプライベートを守ることは、忍者の嗜みである。誰にでも見られたくない姿はあるので、これを守ることは礼儀にも叶うことだろう。
部品: 二枚舌
積極的に言葉を使い、前後で矛盾する事を恐れず言うことで、自分の意図するところを達成する方法。あまりおすすめできない方法で、良く舌が回るとも表現される。
部品: 挨拶
お互いの経験や立場、体調を含むコンディションなどを少ない手間で確認できる、便利な行動の一つ。挨拶ひとつだけで敵も味方も作ることができることから、重要な行動とされた。
部品: 率直な意見
隠すところなく必要な意見を述べる行為。場合によって必要になるため、常日頃から用意しておくべきものの一つ。
部品: 目を慣れさせる
あらかじめ暗闇に目を慣れさせることで、有事の際に明かりを消すことで優位に立つことができるようにする、という教え。
部品: ゆっくり動く
早く走るだけが能ではなく、ときにゆっくり動くことも必要である。ゆっくりした動きは相手に安心感を与え、相手の気を引かない。
部品: 平衡感覚
三半規管が司る、身体の釣り合いを取ろうとするときの感覚。細い場所を通り抜けるときや、アクロバットを行うときに関係する他、これをあえて乱す・乱させる技も存在するが、これには口伝がある。
部品: アクロバット
体幹を軸にして行う、普段あまり行われない動き。立ち幅跳びや側転、後ろ宙返りやとんぼ返り、ときに男子新体操めいた動きなどを言う。
部品: 体重を載せる
身体の体重を均等にせず、身体の片側(前側、後ろ側、右側、左側など)に体重をかける方法。加重をかけるとも表現される。
部品: 移動ルートを毎回変える
護衛中は足取りを敵対者に覚えられないよう、毎回移動ルートを変えるのが肝心である。護衛対象を隠す意味もあり、また、自分の存在を隠す意味もある。露出は少ない方が良い。
部品: 突き飛ばす
安定して置かれたものや人を突き押し、バランスを崩させて遠くに追いやる行為。人間でも、うまく重心を捉えればそれなりに遠くに押し出すことができる他、転倒させることも可能。
部品: 逃げる
忍術では遁術とも呼ばれる、状況から脱出する技術の基本技の一つ。単純に歩いたり走ったりして逃げる方法。これがないと必勝か死かしかない事態に巻き込まれた時、弱いと詰む羽目になる。
部品: 猫が好き
だって可愛いんだもん。猫ー猫ー超ラブリー。自由気ままで手がかからないところがいいですね。構ってほしい時とそうでない時がはっきりしているのもかわゆい。猫最高。家でお世話したいな。
部品: きれいな水
毎朝浄水を探してボトルに詰めている。これを利用して喉を潤したり、タオルを湿らせて顔を拭いたりしている。
部品: ニンジャバッグ
背負い袋で肩掛け部分が1本だけのカバン。通常は太いバンドになっている部分も途中までカバンになっているため、見た目以上にものが入る。
部品: 食糧
一食分のタンパク質と炭水化物を取ることができる、ブロック状の焼き菓子。どこでも簡易的な食事を取ることができる。おお素晴らしい携帯食糧。熱量の友と呼んでもいいかも。
部品: 猫缶
猫に食べさせるために用意された特別食糧入りの缶詰。缶切りいらずのプルトップ方式が採用されている。実は餃子の具にするとうまい。
部品: 治安維持剣術の概要(四年の修行が必要)
多くの忍者を擁する世界忍者国の中でも犯罪者を取り締まる術として、結城藩王の命によって制定された、治安維持担当者のための剣術。十手術を中心とする。通常であればいち流派を名乗るところだが、この技術が古伝をつたえる三十数流派からの技術的抜粋によって整理されたもののため、あえて率直な名称が採用された。習得には四年の歳月を必要とする。
部品: 十手術の概要
十手と呼ばれる鈎付きの鍛鉄棒を主に用いて相手を捕縛する、技の総称を十手術という。十手術は相手に黙って飛びかかることはなく、十手を額の情報に垂直にかざし犯人にこれをよく見せることから始まる。この時声をかけ、公儀の御用による者であることを顕示する必要がある。この時の掛け声は時代により差があるが、概ね「御用の筋である。神妙にお縄をいただけ」である。
部品: 十手を持つ際の体勢
十手を持つ際は、足を大きく踏み開き、足型は逆八文字に開く。続けて後ろ膝を深く曲げ、前に伸ばした脚の膝は十分に伸ばし、胸を張り、敵の目に我が目線をつける。十手を構える際は重心は身体の中心に落とすように留意する。前に伸ばす脚は右脚とだいたい決まっているが、実のところは左右どちらでも構わず、前と左右に、左脚、右脚のどちらからでもとっさに踏み込めるようでなくてはいけない。
部品: 十手の握り
十手は右手に持ち、鈎の部分を下にし、太鼓の撥を持つ要領で持つ。このとき左手は左腰上に、ピタリと強く抑え当てる。これは打刀の鞘を帯の上から押さえつけて動かさない用心のためであるが、前転や後転、それを伴う受け身の際に打刀を帯の右前に移動させ鞘の破損を抑えるためでもある。
部品: 十手の持ち方・指の置き様
十手を順手に握る場合、太刀もぎ鈎の横手下外側を握る親指、人差し指は、横手から指二本ほどの間隔を置いて、下を握る。これには理由が有り、斬りかけてくる敵刃を棒身で受け止め、傾けて敵刃を鈎中に滑り込ませる。この時、鈎のすぐ下を握っている場合、敵刃と十手の交差した角度が九〇度より狭くなると、手の甲や指を斬られることがあるためである。また、十手の房紐は十手の柄とともに右手に握り込み、房を手の甲の外に出して挟み込む。こうすることで、握っている十手を強く振っても、すっぽ抜けたりはしにくい。握る内の薬指と小指は力いっぱい握りしめるが、他の三指、すなわち親指、人差し指、中指はなるべく、ゆるく、やんわりと柄を握る。手首はことさら柔軟にして、右回転、左回転が早く、柔らかくでkるようにイメージする。
部品: 十手の足体動作
前方に進むものとして送り脚、継ぎ脚、歩み脚があり、左右移動をする移り脚、斜め前方に入る入り身脚、そして左右の転換体がある。転換体とは、後ろの脚を一旦前の脚の前に置き、これを脚がかりに敵の左右まで前の脚を進め、我が身を半回転させることで敵の横ないし斜め後方に立つ足体動作である。
部品: 上段の構え
破邪顕正の型にある一の動きを指して、上段の構えと呼ぶ。十手を垂直に立て、額の上にかざす。基本となる構えのひとつで、正眼の構えと並んで、おおよその型での初期の構えになる。
部品: 正眼の構え
破邪顕正の方にある四の動きを指して、正眼の構えと呼ぶ。十手を前に出し、右脚を敵方向に大きく踏み出すと同時に十手の先端を敵の両眼の間につけるように構える。
部品: 下段の構え
十手を前方斜め下にむけて、先端の延長線の先を、敵の脚つま先に結ぶ。体勢を低く構えることで、敵の攻撃範囲を狭める働きを持つ。
部品: 脇構え
左脚前に踏み出し、右脚を後方に引き膝深く曲げる。低く左半身となり、十手は水平に後方へ方より一直線になるように伸ばす。
部品: 逆手の構え
十手の絵を逆さに握り、某心を腕の外側にぴたりとつけ、太刀もぎの鈎は外側前方、敵の方向に向ける。右拳が額の前方にあるように、十手と腕を垂直に立てて構える。このとき右脚は前に伸ばし右半身に低く構える。重心は身体の中心に落とし、視線は敵の眼につける。
部品: 破邪顕正の型
十手を行使する法執行者のマインドセットとして、様式化されている型。四つの動きからなり、悪魔重複の呪縛、かつ、捕り方の身を守る護符として学ぶ。真言密教の偈(げ)を、心の中で唱えつつ行う。\n一の動き「破(は)」…十手を垂直に立てて額の上にかざす動作。\n二の動き「邪(じゃ)」…十手を握る右手を外に左手を内に、旨前で深く交差する動作。\n三の動き「顕(けん)」…交差した次の瞬間、両腕を左右に大きく伸ばし開く。\n四の動き「正(しょう)」…十手の先端を敵の両眼の間につけ、縦正眼に構える。\n真言密教の偈…迷故三界城 悟故十方空 本来無東西 何慮有南北 阿毘羅吽欠(まようはさんがいのしろ さとればじっぽうくう ほんらいとうざいなし いずくのところにかなんぼくあらむ あびらうんけん)
部品: 四方拂(払)い
十手の型の一で、斬りかかる敵に対する型。右左の袈裟斬りへの対策、逆袈裟にてのスネ斬りへの対策、胸突きへの対策、正面斬りへの対策によってなる。それぞれ、打ち落としからの右(左)腕打ち、左(右)入り身から左(右)打ち落とし腕打ち、右入り身打払いから柄での目潰し・左袈裟打ち、正面止め受けから鍔打ち・胸突きののち奪い取りの技法を用いる。
部品: 柄とり
十手の型の二。敵の斬りに対する太刀もぎの鈎の使い様と、投げ倒しの型。斬り別れの要領で敵の刀の棟を強く打ち、粘りついて下に押し付け、鈎で刃を強く挟む。鍔元まで十手をすり込み、強く鍔を打つ。左手で刀の柄を握り、敵の刀身を垂直に押し下げ、十手先端を金的に向け、敵の刀身を敵の身体に押し付け、捕り手は姿勢を低くして十手先端を上にし、先端を敵の柄を握った右手首にかけて右に回転させる。十手の棒身と柄が梃子の働きをする。捕り手は右脚を後方に引き、敵を右下後方に引き落とすと敵を投げ倒すことができる。転倒した敵には飛びかかって打ち、回転して片膝立てた敵には十手先端を両眼の間に突きつけて近づき、右手首を掴み、腕をねじ上げて組み敷き、施縄する。
部品: 巻き落とし
十手の型の三。敵の突きに対する太刀もぎの鈎の使い様に関する型。敵の刺突する意図を察知するや、正眼に構え、身体を右入身に低く床に近づけ、身構える。刺突に対して上体を左下に沈めて剣先を避け、十手先端を右に回転させつつ十手棒芯を左下から右上に敵刃に絡めて大きく踏み込み、右脚を前に鍔元まですり込む。この時右入身。太刀もぎの鈎で刀身をはさみ捻り、左手で敵の右手を刀の柄とともにつかむ。ついで、敵刃から十手鈎を外し、十手先端を敵の金的に向け、刀柄の中心部を上から鈎と棒芯ではさみ、十手を敵の刀の柄頭に向けてつくように押せば、敵の左手は、十手の鈎に押されて柄を手放してしまう。ついで、刀の柄を握ったままの敵の右手と腕を上方に上げ、捕手は左脚を敵の左体側に深く踏み込み、敵の右手を左外に強くひねり、その下をくぐり、右に半回転し、左膝を床につけ右脚前にし、十手を敵の両足首を狙って右外に強く大きく打ち据える。敵の身体は左回転して転倒する。転倒させた後は敵の右手首を離さず、内側に折り曲げつつ、自由を奪い、太刀もぎの鈎でて指を強く押して刀の柄を離させ、十手棒身で刀を右にはねのける。敵の右手肘に鈎を押し当て、敵の身体を前方に回転させ、うつ伏せにし、背中にのしかかる。右腕を背にねじ上げる。
部品: 左入身
十手の型の四。斬りかける相手を左入り身でかわし、敵刃を撃ち落とすとともに、右脚を軸に左脚を出し、右に半回転して敵の右斜め後ろに並び立つ。敵右手首を左手で掴み、敵刃のはばき元の刀棟を強打して刀を打ち落とす。続いて十手の柄を握ったままの右手で、敵の右手首を十手の柄とともに押さえ握る。左手で十手の先端近くと敵の右手肘関節のすぐ上を一緒につかむ。そのまま右脚を後方に引き、左脚を軸に右に円を描いて回転しながら引き落とすと、敵体をうつ伏せに引き倒せる。十手の鈎を敵の右手肘に当て、十手先端を敵の胸の下に差し入れ右腕を背に捻り上げ、左膝頭で敵の右手首を押さえ、全身でのしかかる。
部品: 右入身
十手の型の五。敵の刺突に対して、敵左腰の鞘を制して敵を押し伏せる型。敵刃を左に強く弾き、右脚を軸に素早く右に半回転し、敵の左背後に周り、左手で敵の左手首を掴み、右手で敵の刀鞘、こじりの近くを逆手に握る。ついで、鞘を上に上げ、鞘の中央部を敵の左腕肘関節に押し付け、鞘を梃子にしててきのうでとからだを 前方下に押し下げて地上に押し伏せる。右腕をせにねじ上げつつ、馬乗りになり、のしかかる。
部品: 連れ返し
格闘中、右手の十手棒身を掴まれた場合の型。十手を掴んだ敵の五指をひねり捻るように、十手を小さく回転させながら、左手で敵の五指を十手ごと上から握りしめ、十手を梃子にして前方斜め方向に引き落とし投げ倒す。右手で掴まれれば左斜めに、左手で掴まれれば右斜めに引き落とす。両手で掴まれた場合は、棒身を握った左右両手首を、交差させる形に捻るように十手を梃子にして捻り、急に外側に引き落とし投げ倒す。左手で敵の前方に出ている手の甲を、十手ともろともに握っておけば、敵の手元側の手の親指は十手で押さえられ、手を抜き取ることは不可能である。敵が十手の先を掴んで奪い取ろうとした場合は、敵をひしいで組み敷く。この時、左手で敵の右手首を十手ごと上から掴み、右手を十手の柄から離すと同時に下から逆手に持ち直す。これには握りの口伝がある。そのまま十手柄を前方に強く早く押し倒し、敵右腕上膊(はく)の中心部を、十手柄の先端(紐付け環)で強く当て打つ。そのまま右手を滑らせて十手中心部を右手で順手に握る。この時も左手は十手ごと握りしめて、離してはならない。次に十手柄を敵の右脇下にくぐらせ、十手柄先端を敵の背後右腕上部に当て、自身を左の方に移動させつつ、十手を下に押し下げながら、敵右手首を背後にねじ上げ、鈎で背を押し、右下床面に敵を引き落とし、押し伏せる。左膝で敵の右手首を制する。
部品: 座捕り
十手の型の七。座位にある時、敵が抜き打ちに斬る意図があったときに用いる型。敵は膝立ち、抜き打ちに斬りつけるので、捕り手は左脚大きく踏み込み、十手を縦に構え左手を添え、横なぎの敵刃を受け止める。次に右足の裏で敵刃の物打ちを強く踏み動かさないようにする。左膝は地につけたまま右膝立ち、十手を時計針の進行方向に大きく円を描いて振り、刀柄を握る敵の手を打ち払って刀を離させ、十手棒身で敵の両眼を打ち牽制し、左手で敵刃の柄を握り、左斜め前に投げ遠ざける。続けて、十手を右手に、敵の首の後方に当て、太刀もぎの鈎を手前に水平に起き、鈎先を敵の左頸動脈に強く当てて攻める。同時に十手と敵の着衣左右の方の布を一緒に掴み、十手を押し下げて、敵を手前に、うつ伏せに引き倒す。後退しつつ引きずり、敵の右手を首前から回し、左後方に引きつけ、右回りに歩いて敵身体の右に移動し縄を打つ。
部品: 上段受け
十手の型の八。上段から面を斬りつけられたときの受けの型。捕手は十手を頭上に水平に横たえ、左手の五指を隙間なく揃え、十手の下に柄の方向へ指先を向けて置き、鈎を上に向け、右脚大きく踏み込み、敵刃の中程で受け止める。指先を隙間なく揃えるのは敵刃が捕り方の左側に滑った時に指を斬られないためである。次に左脚で踏み込み、十手を下にすり込み、鈎と棒身で敵刃の鍔を強く打つ。左脚で敵の右脚の甲を踏む。鈎をひねり敵刃を動かさず、左手を十手から離して敵の右手親指を逆手に握り、ねじ上げて刀の柄を離させる。敵の右手の親指をねじったまま、右手は十手を通じて刀を握ったまま、敵の左手を両手で横一文字に左右に大きく押し開く。ついで、十手を右回しに回転させ、棒身先を敵の手首にかけ、右側面外に敵刃を払い巻き落とす。素早く十手先端を斜めしたから敵の両眼の間に突きつけ牽制。次に敵の右腕を上に差し上げ、その下をくぐり、敵の、脇下の急所である稲妻を、右肘を深く曲げて突き上げる。敵の怯むスキに、十手鈎先端を下から敵の右肘関節に当て直し、右脚前に踏み込み、そのまま左に転回して敵の右腕を十手で押させつつねじり上げ、敵の背後に移動する。続いて右膝頭で敵の尾てい骨を蹴り上げ、右脚を敵の右足首に背後から深くから見つけ、背中に腕をねじあげた十手で前下に押し倒す。敵は倒れるので、倒れる敵に添って右側からのしかかり、ねじ上げた右手首を左膝頭で制して施縄する。
部品: 閂(かんぬき)捕り
十手の型の九。格闘の型。上段からの敵刃の切り込みを左入り身でかわしつつ時計針の逆進行方向に十手を大きく巻いて敵刃を左外側にはじくと同時に、そのまま右脚で前蹴り。同様に、上段からの斬りかかりを右脚を踏み込んで時計針の進行方向に大きく巻き、敵刃を右外に弾く。次の瞬間左脚で前蹴り。前蹴りの後は左拳で敵の水月(みぞおち)に当身を入れる。脚を踏み変え大きく右外から時計針の逆進行方向に巻いて、敵の刀を握った右手首を強く打ち、柄を離させる。十手先端を敵の両眼の間に突きつけ牽制するとともに、自分の左腕を相手の左腕上膊の後方上から巻きつけ、深く抱え込む。次に十手を垂直に立て、鈎を敵方向に向け、刀柄を握ったままの敵左手首を太刀もぎの鈎で前方水平に押しながら、上に向けて押し上げれば、敵は動けなくなる。次に右脚を九に右後方に引き、敵を右回しに引き落とす。敵の下半身が着地した瞬間、敵身体の動きを逆転させ左に切り替え、敵をうつ伏せに押し倒す。左手首の十手を刀から外し、左手首を打って刀を落とさせて飛ばす。敵身体に馬乗りになり、左肘を左膝で制し、右手を十手で打ちねじ上げ、右肘を右膝で制する。十手を左手で逆手に握り、敵の首前に右から左に差し入れ、右手を上から交差させて十手先端を右手で握り、十手を上に引き上げ首を絞める。左手の十手を首前に当てたまま右手を話し、縄を取り出し施縄する。
部品: 柄(つか)返し
十手の型の十。斬り別れと格闘の型。右八相の構えから左面に斬りかけるのに対し、捕りて右脚から直進し十手を上段から垂直に振り下ろし、敵刃の左しのぎを削るように切り落とす。同じく、左八相の構えから右面に斬りかけるのに対して、捕り手は左脚から直進し、十手を上段から振り下ろし敵刃の右しのぎを削るように斬り落とす。また、斬りかけるのを八回繰り返し、九回目で捕り手は上段受けにする。受けた瞬間、左脚で前蹴り、そのまま敵右脚甲を踏みつけ、敵の怯んだ瞬間、太刀もぎの鈎ではさんだ敵刃の鍔元まで鈎を滑らせて、刀を右から敵の首にかけ、左手で十手先と敵の襟を掴み、右脚から左回りに円周を描いて歩き敵を押し崩し、円の中心点で小さく早く回って敵を左に投げ倒し、敵刃を鈎で捻り奪う。
部品: 咽喉(のど)輪捕り
十手の型の十一。十手を逆手に持つ型。上段からの斬りかけを、右脚踏み込み、逆十手で上受けする。この時左手は右手首に添える。時計針の進行方向に巻き、敵刃を右外下に払い落とし、身体を開き左脚で大きく前蹴り。次に右胴への斬り込みに対して、捕り手は右脚を踏み込み敵刃を逆十手で右外に弾く。次の瞬間、左脚を踏み込み、左拳で敵水月に当身を入れる。突きに対して、左下に受け流すとともに敵右手首と刀柄を左手で掴み、逆十手の棒身で敵右腕の上表面を滑らせ、刷り上げて、敵の右頸動脈に太刀もぎの鈎先を当てる。右脚を敵の背後に一歩大きく踏み込み、十手を首に擦り付け左に回し、首筋の後ろから棒身をあて、敵の左頸動脈に十手鈎先を食い込ませ、十手で敵身体を下に押し付けながら、右脚を大きく右後方に引き、敵を右下に引き落とす。敵はうつ伏せに倒れる。
部品: 送り足拂(払)い
十手の型の十二。転換体の足運びと足払いの型。上段に対する敵の斬りかけを、捕り手は右斜め前に左脚を踏み込み敵刃をかわし、十手で左上外に敵刃を弾く。とともに、十手を大きく巻き、敵の左上膊を打つ。同様に、敵の斬りかけを左斜め前に右脚を踏み込み敵刃をかわし、右上外に弾き、十手を大きく巻いて敵の右上膊を打つ。次いで、右脚を踏み込み、十手を頭上で小さく巻き、二歩目を継ぎ脚で(つまりさらに右脚で)踏み込み、頭上の十手を早く大きく巻いて敵の左上膊を打つ。つぎの瞬間、敵の斬りかけを避けるために地面に両手をついて身を沈め、左脚を大きく前に伸ばしだし、敵の踏み込む右足首に自分の左足首を掛け、早く強く右に一階天使、敵を仰向けに倒す。
部品: 双角の構えと型
双角の構えとは、敵が強豪で捕らえるのが難しい場合、敵が複数の場合、敵が槍や薙刀の使い手である場合に適する技法。十手を左手に持ち、萎えし(同じ長さの鍛鉄棒)を右手に持つ。持ち方によって構えが異なる。
順手双角の構え……右手に萎えし、左手に十手を双方順手に持って行う構え。
萬字双角の構え……右手の萎えしを順手に、左の十手を逆手に持って行う構え。
逆手双角の構え……右手に萎えし、左手に十手を双方逆手にもって行う構え。
放鷹双角の構え……敵のうち懐内に踏み込みがたい場合に、間合いを縮める為、あるいは遁走する賊の脚スネに萎えしを強く打ち当てて倒す為などに用いる、投げ十手の構え。
十字囲い:順手双角一の型。
刀転ばし:順手双角二の型。
刀抑え:順手双角三の型。
天秤打ち柄外し:順手双角四の型。
左右胴斬りの受け:順手双角五の型。
捻じ上げ:順手双角六の型。
十字受け:萬字双角七の型。
内十文字組み受け:萬字双角八の型。
奪い取り:萬字双角九の型。
転換体:萬字双角十の型。
稲妻蹴り:逆手双角十一の型。
捻り倒し:逆手双角十二の型。
捻り上げ:逆手双角十三の型。
投げ十手・上投げ:放鷹双角十四の型・投擲の一。
下投げ:放鷹双角十四の型・投擲の二。
背投げ:放鷹双角十四の型・投擲の三。
腰投げ:放鷹双角十四の型・投擲の四。
部品: 十手の打ち方
太刀もぎの鈎を常に敵の方向へ向けることが大事である。これにより敵刃と打ち合う際は常に鈎が敵刃の方を向き、刃を鈎でつかむことができる。また、敵の手指を鈎で押し制することも可能になる。十手の打つ方法は一三種あり、打ち萎やす方法が四種、巻いて打つ方法が九種に大別される。
部品: 十手抜き打ちの要諦
まず、犯人に抵抗の気配有りと察知すれば、機先を制して、急に間合いを縮め、右胸前に縦に置いた十手を、手首柔らかく、十手先端が小円を描くように回転させて迅速に取り出し、凶器を握った犯人の手首、腕、あるいは蹴ってくる脚スネなどをしたたかに打ち萎やし、凶器を取り落とさせ、その抵抗を封じる。
部品: 上打ち
十手を打ち萎やす四種の一。十手先端を上に、右胸前に縦に置き、上から真下に振り下ろす方法。基本となる打ち方であり、最も訓練が必要となる打ち方。
部品: 下打ち
十手を打ち萎やす四種の二。十手先端を下に置き、前方下から上に掬い打ちにする方法。この時十手先端が小円を描くように、犯人の小手やスネを打ち萎やす。
部品: 横打ち
十手を打ち萎やす四種の三。十手先端を水月(みぞおち)あたりに、十天先端を左において、横一文字に胸前に漬けて構える。打撃の瞬間、右横に十手を抜き、十手先端が小円を水平に描くように十手を回転させ、右から左にしたたかに打ち萎やす。
部品: 逆袈裟打ち
十手を打ち萎やす四種の四。十手を胸前に斜めに、先端を右肩、握り柄を左腰骨に当たるようにおいて構え、打撃の瞬間、十手を左前斜め下方に引き抜くと同時に、十手先端が小円を描くよう回転させ、左下から右上に向けて、犯人の小手や脚スネを掬い打ちに打ち萎やす。この打撃法は機先を制して瞬間に打たねばならないが、手首の強く早い回転と十手の重量を活かして打つため、腕に関係なく打てる。
部品: 巻いて打つ打法
刀や薙刀、槍や棒などに対抗するための打ち方。十手は短小な武器なため、打撃力を比較すると格段に弱い。その劣勢を補う工夫が巻いて打つ打法である。巻いて打つとは回転させて打つの意味で、遠心力で打撃力を強くするのに加えて、腕を十分に伸ばし、大きな円周を十手先端にて描き、その到着点で全身の筋肉を引き締める。この時瞬発力は凝結され、遠心力で強めた力を更に強くすることができる。十手の巻き方は、腕を肩からいっぱいに伸ばしたり、柔軟に曲げたりしながら、手首を柔らかく、十手先端で、縦に横に円周を描き、遠心力で生ずる力を最後の一打に絞り、渾身の力を込めて打つ。敵や敵の武器に当たる瞬間、全身の筋肉を強く引き締め、呼吸を止め、睾丸を貼らなかに引き収め、肛門を強く締める。
部品: 上巻き打ち
上から下に十手を巻いて打つ打法。正眼に構えた十手を、左方向に回し、背中の中心点(脊椎骨)に触れるところまで回し、ついで腕を十分に伸ばし、十手先端で大きな円周を描いて上から下に打ち下ろす。
部品: 左巻き打ち
右から左に十手を巻いて横面や腕を打つ打法。正眼から、十手先端で大きく円周を描くように左に十手を回し、棒身で後ろ首筋を撫ぜるように右に引き、腕を十分に伸ばし、十手を右から左に円周を描いて打つ。
部品: 右巻き打ち
左から右に十手を巻いて打つ打法。正眼から、十手を垂直に立てながら腕を曲げ、柄を右耳に触れるように引きつけ、ついで十手を後方に倒しながら、右肘を上に上げ、身体を右半身に斜めに構え、右耳そばの握り柄ごと、拳を首左側面につける(右拳を頭上右から左下に移動させる)。腕を十分に伸ばし、十手先端で大きく円周を描きながら、左後ろから右前方に十手を振って打つ。
部品: 放鷹双角十八の型
その他武器に関する型で、特に低物理域対応火炎放射器と催涙手榴弾の製法と運用法に関わる、秘伝に属する型。この内容は口伝である。
部品: 野中の幕
放鷹双角十七の型。敵方の礫、手裏剣、弓矢、火縄鉄砲に対抗するための技法。絹羽織、半纏、合羽、鉄陣笠などを前に垂らし、盾とする方法。水に漬けおき前に垂らし、着弾の刹那回転させることで礫などを巻き落とすが、これには口伝がある。
部品: 鎖術
放鷹双角十五の型・投擲後の型の一だが、万力鎖の利用法に関するため、特に記す。襟や袖などに隠し持つ万力鎖を出して戦う術。この術には水車、風車、五月雨の打ち、陽炎の打ち、横流れ打ち、二段打内切り返し、外切り返し、などの鎖の技法があるが、この部分は口伝がある。
部品: 手捕り
すべての武器を失ったときに用いる逮捕術のこと。極めて低い姿勢で構え、地面をはうように低く構える。敵武器の攻撃を避ける際は左右に転がり避ける。敵刃をさばく場合は足体動作を用い、真横や斜め前に避ける。地面を転がり敵の内懐にくぐり入り、敵の金的、髪の毛をつかみ引き倒す。手捕りの掴み方には極意があり、手首をつかむよりは敵の親指を握りしめ、逆にねじ上げて自由を奪うのを良しとする。また、犯人の衣類をつかむ場合、服の上から肉に爪を立て、一緒につかむことで逃げられなくする。
部品: 出役振り
現場からの要請で捕者出役(出動のこと)となった場合、捕り方は三名を一組として戦闘群を編成し、検視役が付き添い現場に踏み込む。検視役は手槍を持つが、指揮官としての指示と検視のみを任務としている。
部品: 施縄(せにょう)の概要
縄を使って敵を捕縛する事を、施縄と呼ぶ。施縄には早縄と本縄の二つがある。早縄とは犯人逮捕の際に抵抗・逃走を一時的に防ぐために、とっさに懐中縄を犯人の手首や首に掛けしめ、身体をぐるぐる巻にして取り押さえる事を言う。十秒ほどで巻締め終え、また解放するのも重病あまりの短時間でできるように工夫されており、手際よく、怪我をさせず、神経障害を起こさせないことが要求される。また、早縄は最後に結び目を作らないことが特徴である。というのも、早縄の相手は多くの場合、被疑者であって真犯人かどうかわからないことが多く、「縄目の恥辱を与える」「首に縄をかける」といった人権侵害をいい立てられた場合、結び目を作らないことによって、巻いただけである、と言い繕うことができるためである。ただ、早縄では縄尻を巻いた縄の下にくぐらせて絡め締める関係上、縄尻を引いている間は縄が緩むこともなく、解けることもない。一方、本縄は五尋以上の捕り縄などで、性別・身分・職業・状況などを考慮して、縄抜けできず、また神経障害を起こさないように縛る縄型を言う。
部品: 十手
長さ四五センチほどで、和鉄を木炭で熱し鍛えて作られた、鍛鉄製の棒状武器。握柄から見て小さい鍔の先、はばきの部分に太刀もぎの鈎がついている。敵の攻撃に際して武器を受け止めるだけでなく、鈎で挟み捻って動けなくしたり、手元に摺りこんで敵の武器を握り押さえたり、鈎を視点として握り柄と棒身でてこの原理を使って敵を投げ倒したり、武器を奪い取ったりできる。近接格闘ともなれば、敵の指を挟んで制御する、鈎の先端で急所を攻撃するなども可能。犯人に投げかけた捕り縄を手繰る場合、鈎を使えば、強力な犯人でも引き寄せることが可能である。
部品: 十手袋
十手を携帯する際使用する袋、内懐中(うちふところ)に、十手を縦におさめて携帯する。おおよその場合絹布で作られる他、羅紗や更紗、錦布などを用いる場合がある。紐は全くつかない。これは、急いで十手を抜く場合に紐は邪魔であるための工夫である。
部品: 萎えし(鍛鉄棒)
萎(な)やしともいう、鉄製の棒。後尾に水平回転式の紐付環(手貫紐をつける部位)がついている。中物理域以上で言うところの、乙号警棒。全長四五センチ五ミリ、握り柄部分一五センチ。
部品: 万力鎖
別名万力、もしくは鎖分銅と呼ばれる、鉄製の鎖。特徴として、末端に分銅がついており、分銅と鎖の接合部分には鎖輪(楕円形)よりやや大きい正円の環を鎖の両端に入れてある。これは分銅の動きを滑らかに自在にし、分銅の重量で鎖の一部分がすり減らないための工夫である。長さは一定ではなく、二尺(六〇センチ)から四尺(百二十センチ)まである。万力鎖は片手ないし両手掌中に隠せるので、敵の意表を突く攻撃と防御が可能である。
部品: 鈎縄
縄には麻の三本寄り細縄を用い、これを米酢に漬けて二時間ほどにて乾燥させ、砧で打ってしなやかにして使用する。
部品: 呼子笛
出動に際して、捕り方が相互に連絡を取るために使用する小道具。別名を「他心通」という。木製や真鍮製の笛であり、内部空胴中に木玉が入れてある。この玉は笛に強く息を吹き込むことで内部で早く転がり、笛の音をピリピリと小刻みな断音にする効果がある。甲高い音色の断音は、古今東西、警防用の笛に使われている。なお、応援を頼む際の鳴らし方は、長音二回を連続して吹き鳴らす。
部品: 捕火
放鷹双角十八の型の一で用いる、低物理域版火炎放射器。長さ八寸、周り六寸の銅製の筒や竹筒に、四寸の握手を固定した形状をしており、筒先には三分の小穴が開いている。内部には黒色火薬を微粉に引いたもの、鉄の砂、ネズミの糞、三倍の藁灰をよく混ぜ合わせ、焼酎で道明寺ほどの硬さに練り上げ、乾燥させたものが突き固めてある。起火薬を巻き込んだ紙こよりの口火を差し込み、敵前で点火する。三間(六メートル)ほども吹き出す白煙は煙幕と成り、雨のように降る火の粉は弓弦を焼き、火皿の起火薬を爆発させる。また火に包まれた敵はもはや立ち向かうことはできないだろう。混合物の分量は口伝があり、法執行者以外には真似ができない。
部品: 水捕具
放鷹双角十八の型の二で用いる、低物理域版催涙液手榴弾。水捕具とは、石灰の灰汁に、唐辛子・松脂・ハンミョウを微粉に引いた物を混入し瓶中に蓄え置いて作ったもので、ふぐの皮で作った水袋に入れて隠し持つ。これを敵の面上に投擲し注げば、眼は閉じられ開くことができなくなる。また、火縄などの火を消すこともできる。混合物の分量には口伝が有り、法執行者以外には真似ができない。
部品: 世界忍者国に残り治安維持に務める
戦乱の当事国となった世界忍者国にて姿を隠して残留し情報収集に努め、被害にあっている国民を陰ながら助けた。
部品: 各国国民(避難誘導部隊員)との知己
避難誘導部隊の殿(しんがり)を務めることで、避難誘導部隊の隊員を安全に各国に戻すことができた。その中で連絡を密におこなったことで知己を得た。
部品: 避難する各国国民を守って遅滞戦闘
各国において戦乱から逃げる設定国民を安全な場所に逃がすため、避難の殿(しんがり)となって遅滞防御戦闘に務めた。
部品: 大量のものづくりを主導
フィクショノートとして国内の様々なものづくりに参画、実働部隊の一人として働いた。その結果、国内に知己が多い。
部品: 電力会社社長としての交友関係
世界忍者国の電力会社社長を務め、何事もない日は(日々の修行の上で)電気の安全を日々学ぶべく、現場を飛び回っているため、インフラ関係の知己が多い。
部品: ロイケットにサークル参加
実はロイケットにサークル参加している。個人サークルでサークル名は「シアワセ忍術修練場」。主に頒布しているのは忍者を題材にしたTRPGオリジナルルールブックとリプレイ集、古典TRPGのシナリオ集など。結果としてTRPG仲間に多くの知己を持つことになる。
部品: 環境部局の偉い人としての交友関係
ものづくりと日々の修行のためにインフラ系および製造系現場を飛び回っている関係から、結城藩王より環境系部署の長を任されることになる。結果的に国内の交友関係が更に広がることになった。
部品: 蝦蟇Qの概要
がまキュー。肩に乗るサイズの小さな大蝦蟇。召喚者が蝦蟇転身の真言を蝦蟇Qに与えることで巨大化し、様々な特殊能力を発揮する。大蝦蟇の認める勇者のみに授けられる。
部品: 蝦蟇転身
がまてんしん。真言を唱える、ないし、石や金属に刻んだ真言を蝦蟇Qに呑みこませることで、一時的に蝦蟇Qを忍び蝦蟇に変化させることができる。真言は八種あり、大蝦蟇により蝦蟇忍法の術者個々人に一人一つ、伝えられる。
部品: 天蝦蟇
てんがま。石を操る忍び蝦蟇。ナウマクサンマンダボダナン・マカキャラヤ・ソワカ。大きく膨らんで敵を丸呑みにし、そのまま石のように硬くなって休眠することで敵を封印することができる。
部品: 大きく膨らむ(天蝦蟇)
大きく口を開き、すごい息で吸い込むことで空気や周囲の様々なものを吸いこんで体を膨らませる技。他の蝦蟇と異なり、周囲のものまで吸い込んでしまう。
部品: 丸呑み
大きく口を開き、自分のサイズと同等程度の敵を丸呑みにする技。丸呑みにされた敵は天蝦蟇の内分泌液におかされ、休眠状態になる。
部品: 穴を掘る
手指で地面を掘り、自分のサイズと同等程度の穴(空洞)を作ることができる。穴を掘るには46分と46秒かかる。
部品: カチコチ
全身を冷たく、岩石程度に硬くして、自分の身を守る技。絶技カチコチの変形だが、自分の身体を対象とするところが異なる。
部品: 休眠
長期の眠りに入ることで、食糧なしで何か月も眠ることができる。並行して、飲み込んだものをじっくり消化していき、弱体化させることも行う。弱いものはこれだけでひとたまりもないだろう。
部品: 世界忍者国剣術は治安維持剣術・忍者剣術の統合的更新である(二年の修練が必要)
21ターンで大活躍した治安維持剣術・忍者剣術であったが、その双方を習得するのにはリソース(主に時間など)がかかりすぎるとの問題を抱えていた。これを結城藩王より相談受けた忍者、世界忍者、治安維持剣術を身に着けた歩兵らは、忍者剣術アイドレス、治安維持剣術アイドレスを編纂した山羊舐氏(山羊舐氏は忍者でもある)と協議の上、これらを統合し洗練した、世界忍者国の剣術を創始することとした。世界忍者国剣術の始まりである。世界忍者国剣術は片手剣を主体とし、両手持ちでの斬撃、武器の両手持ち、非殺での白兵戦闘は副次的に覚えるものとした。これにより世界忍者国剣術の習得は二年を要するものとし、忍者刀、片手剣、もしくは鞘付きのそれらにて戦うものとなった。
部品: 世界忍者国剣術の概要
世界忍者国剣術は片手剣、あるいは忍者刀と呼ばれる頑丈な鞘を持つ直刀を用いて相手を殺傷する技の総称である。以降、使用する白兵武器を得物と呼ぶ。世界忍者国剣術では通常、相手に黙って飛びかかることはなく、忍者刀を額の情報に垂直にかざし敵にこれをよく見せることから始まる。この時声をかけ、世界忍者国公儀の御用による者であることを顕示する必要がある。この時のセリフは「世界忍者国、ここに推参!」と決まっている。
部品: 片手剣を使った鍛錬
忍者刀を含む、世界忍者国剣術に用いる片手剣は短く直刀で、先端鋭く、重い。また鞘も殴打に使える程度には頑丈なので、これまた、重い。この荷重量を相手に感じさせることなく日常生活を送るのが、世界忍者国剣術第一の鍛錬である。
部品: 世界忍者国剣術門下生への心の見極め
世界忍者国剣術で懸念されたことに、習得に要する期間の短さが挙げられた。これを持って悪用する者が出ないよう、習得においては正直さと礼儀作法を道場主が見極めて入門を判断している。また、入門後は挨拶の大事さと集団生活の要諦を教わり、実践を求められた。加えて、継戦能力のもととなる本人の勇気、そしてチーム内での協調性を養育するため、時折「波打ち際での腕立て伏せ200回」「泥濘地でのバーピージャンプ100回」などの肉体的課題が課せられた。これら課題は入門者のチーム全体に課せられ、不足や間違いがあった場合、チーム全員の責任として課題への再挑戦が求められた。
部品: 得物を持つ際の体勢
得物を持つ際は、足を大きく踏み開き、足型は逆八文字に開く。続けて左脚を引き後ろ膝を軽く曲げ、右脚を前に出し、胸を張り、敵の目に我が目線をつける。得物を構える際は重心は身体の中心に落とすように留意する。前に伸ばす脚は右脚とだいたい決まっているが、実のところは左右どちらでも構わず、前と左右に、左脚、右脚のどちらからでもとっさに踏み込めるようでなくてはいけない。
部品: 得物の持ち方
得物は右手に持ち、太鼓の撥を持つ要領で持つ。このとき左手は左腰上に、ピタリと強く抑え当てる。これは鞘を帯の上から押さえつけて動かさない用心のためであるが、前転や後転、それを伴う受け身の際に打刀を帯の右前に移動させ鞘の破損を抑えるためでもある。
部品: 得物の握り方
得物の柄を握る内の薬指と小指は力強く握りしめるが、他の三指、すなわち親指、人差し指、中指はなるべく、ゆるく、やんわりと柄を握る。手首はことさら柔軟にして、右回転、左回転が早く、柔らかくできるようにイメージする。
部品: 構えの思想「殺し間は1m、移動で間を広げる」
剣術での殺し合いを一概に語ることは難しいが、剣の届く範囲に相手の急所を捉えるのがその要諦である。剣の届く範囲を殺し間と呼ぶ。たとえば忍者刀の場合はその距離三分の二身長分、つまり半径一メートル程度である。ゆえに、移動がとても重要になる。どのように移動し、どのように敵を殺し間に留めおくかには代々の口伝がある。
部品: 構の種類
修行ては、足体動作と合わせて構えを教わる。目録として簡単に説明する。正眼構、上段構、下段構については省略する。脇構、これは前後の敵に対する構え。八相構、遠間を斬る構え。弓構、弓矢や投石に対する構え。中段脇構、囲まれた時に用いるが、危険な構え。大上段構、あまり使い道のない構え。いずれも口伝がある。
部品: 上段
柄頭が額の上にくるまで得物を掲げ、後方斜め後ろに切っ先を置く構え。基本となる構えのひとつで、正眼の構えと並んで、おおよその型での初期の構えになる。
部品: 車剣
下段の構えのこと。物を前方斜め下にむけて、先端の延長線の先を、敵の脚つま先に結ぶ。体勢を低く構えることで、敵の攻撃範囲を狭める働きを持つ。切っ先を下ろし、敵の斬りに来る間をもって切っ先を上げ、敵の刀を止め受けて、巻き上げるないし巻き落とし、無刀にしてとどめを刺す無慈悲な侍剣術で用いられる構え。世界忍者国剣術では、下段は車(来る間)剣として恐れつつ、対策をとった。要するにかかってこないので、投石などの飛び道具で片を付けるべきもの、とされた。どうしてもの場合のみ、走って逃げ、距離をとってから叩けとされた。下段の構えのまま走ると人間は前屈ぎみになるので、そこで前に出た頭をたたくのであった。
部品: 正眼
得物を前に出し、右脚を敵方向に大きく踏み出すと同時に、得物の先端を敵の両眼の間につけるように構える。世界忍者国の剣術では、青眼、西岸(西の岸、つまり西方浄土、要するに死者の国)などの字を当て、構えよりも目付の部分を工夫するよう申し送られる。世界忍者国剣術でいう正眼の構えの目付の要諦はひとつところに注視しないことであり、全体を巨視的に見通すことで、相手の行動を相手の意図より先に読み取ることを、重要視している。
部品: 右/左脇構
左脚前に踏み出し、右脚を後方に引き膝深く曲げる。低く左半身となり、得物は水平に後方へ方より一直線になるように伸ばす。左脇構えはその逆である。このとき得物重心を水月(みぞおち)あたりに、先端を左において、横一文字に構える。
部品: 逆手
得物の柄を逆さに握り、刀身を腕の外側にぴたりとつけ、刃は外側前方、敵の方向に向ける。右拳が額の前方にあるように、得物と腕を垂直に立てて構える。このとき右脚は前に出し右半身に低く構える。重心は身体の中心に落とし、視線は敵の眼につける。
部品: 得物での斬り付けの要諦
まず、敵に抵抗の気配有りと察知すれば、機先を制して、急に間合いを縮め、腰の得物を、手首柔らかく、得物の先端が小円を描くように回転させて迅速に取り出し、凶器を握った敵の手首、腕、あるいは蹴ってくる脚スネなどを斬り付け、凶器を取り落とさせ、その抵抗を封じる。
部品: 正面斬付
得物で斬る基本動作五種の一。送り脚をしつつ、正眼の構えから上段の構えに移行して上から真下の敵に振り下ろす方法。基本となる斬り付けであり、最も訓練が必要となる斬り付け。
部品: 下掬い斬り
正面下斬り付けのこと。得物で斬る基本動作五種の二。詰め脚をしつつ、下段の構えから手首を返して前方上に掬い斬りにする方法。この時得物先端が小円を描くように振り、敵の小手やスネを斬り付ける。
部品: 左右面/胴/袈裟斬り付け
得物で斬る基本動作五種の三。左/右脇構えから、打撃の瞬間、敵の右/左横に得物を抜き、得物先端が小円を水平に描くように得物を回転させ、右(左)から左(右)に斬り付ける。左右面斬り付けなら側頭部から側頭部上部へ、左右胴斬り付けなら脇腹を、袈裟斬り付けでは首筋から正中線を断つ。足体動作については、左右面/胴斬り付けに関しては送り脚を用いるが、袈裟に際しては入身脚を用いる。
部品: 逆袈裟
得物で斬る基本動作五種の四。得物を胸前に斜めに、先端を右肩、握り柄を左腰骨に当たるようにおいて構え、打撃の瞬間、得物を左前斜め下方に引き抜くと同時に、得物先端が小円を描くよう回転させ、左下から右上に向けて、敵の小手や脚スネを掬い斬りに斬り付ける。この斬撃法は機先を制して瞬間に斬らねばならないが、手首の強く早い回転と得物の重量を活かして斬るため、腕に関係なく斬れる。
部品: 突き
基本動作五種の五。相手の左面を斬り付けると見せかけて、手首を返しひきつけ、相手の頸動脈を突き斬る。浅手(軽傷)になることが多く、また決まった場合でも大量の出血を見るので、行った後は止めと血振りを兼ねて大きく巻いて袈裟に斬り付けるのが通例である。
部品: 巻いて斬る
刀や薙刀、槍や棒などに対抗するための斬り方。得物は比較的短小な武器なため、両手持ちの武器と打撃力を比較すると格段に弱い。その劣勢を補う工夫が巻いて斬る斬撃法である。巻いて斬るとは回転させて斬るの意味で、遠心力で打撃力を強くするのに加えて、腕を十分に伸ばし、大きな円周を得物先端にて描き、その到着点で全身の筋肉を引き締める。この時瞬発力は凝結され、遠心力で強めた力を更に強くすることができる。得物の巻き方は、腕を肩からいっぱいに伸ばしたり、柔軟に曲げたりしながら、手首を柔らかく、得物先端で、縦に横に円周を描き、遠心力で生ずる力を最後の一打に絞り、渾身の力を込めて斬る。敵や敵の武器に当たる瞬間、全身の筋肉を強く引き締め、呼吸を止め、肛門を強く締める。
部品: 上巻き斬り下ろし
上巻き斬り。上から下に得物を巻いて斬る打法。正眼に構えた得物を、左方向に回し、背中の中心点(脊椎骨)に触れるところまで回し、ついで腕を十分に伸ばし、得物先端で大きな円周を描いて上から下に斬り下ろす。
部品: 左への巻き斬り
左巻き斬り。右から左に得物を巻いて横面や腕を斬る打法。正眼から、得物先端で大きく円周を描くように左に得物を回し、棒身で後ろ首筋を撫ぜるように右に引き、腕を十分に伸ばし、得物を右から左に円周を描いて斬る。
部品: 帽子斬り
右巻き斬り。左から右に得物を巻いて斬る打法。正眼から、得物を垂直に立てながら腕を曲げ、柄を右耳に触れるように引きつけ、ついで得物を後方に倒しながら、右肘を上に上げ、身体を右半身に斜めに構え、右耳そばの握り柄ごと、拳を首左側面につける(右拳を頭上右から左下に移動させる)。腕を十分に伸ばし、得物先端で大きく円周を描きながら、左後ろから右前方に得物を振って斬る。
部品: 四方拂(払)い
得物の型の一で、斬りかかる敵に対する型。右左の袈裟斬りへの対策、逆袈裟にてのスネ斬りへの対策、胸突きへの対策、正面斬りへの対策によってなる。それぞれ、斬りかかる敵の切っ先にこちらの切っ先を当てて斬り落としてからの右(左)小手斬り付け、左(右)入り身から左(右)斬り落とし小手斬り付け、右入り身足しつつの打払いから柄での目潰し・左袈裟斬り、正面止め受けから斬り払い・胸突きの技法を用いる。
部品: 左転換体
得物の型の二。斬りかける相手を左入り身でかわし、敵刃を撃ち落とすとともに、右脚を軸に左脚を出し、右に半回転して敵の右斜め後ろに並び立つ。敵右手首を左手で掴み、敵の後頭部を斬る。あるいは続いて左手で敵の右手肘関節のすぐ上を一緒につかみ、右手人差し指、中指で得物ごと相手の後ろ髪をつかみ、そのまま右脚を後方に引き、左脚を軸に右に円を描いて回転しながら引き落とすと、敵体をうつ伏せに引き倒せる。留め。
部品: 右転換体
得物の型の三。敵の刺突に対して、敵左腰の鞘を制して敵を押し伏せる型。敵刃を左に強く弾き、右脚を軸に素早く右に半回転し、敵の左背後に周り、左手で敵の左手首を掴み、右手で敵の刀鞘、こじりの近くを逆手に握る。ついで、鞘を上に上げ、鞘の中央部を敵の左腕肘関節に押し付け、押し倒す。抜刀し留め。
部品: 連れ返し
得物の型の四。格闘中、右手得物の柄を掴まれた場合の型。得物を掴んだ敵の五指をひねり捻るように、得物を小さく回転させながら、左手で敵の五指を得物ごと上から握りしめ、得物を梃子にして前方斜め方向に引き落とし投げ倒す。右手で掴まれれば左斜めに、左手で掴まれれば右斜めに引き落とす。両手で掴まれた場合は、柄を握った左右両手首を、交差させる形に捻るように得物を梃子にして捻り、急に外側に引き落とし投げ倒す。左手で敵の前方に出ている手の甲を、相手の得物ともろともに握っておけば、敵の手元側の手の親指は得物で押さえられ、手を抜き取ることは不可能である。そのまま敵の得物柄を前方に強く早く押し倒し、敵右腕上膊(はく)の中心部を、得物柄の先端(柄頭)で強く突く。そのまま右手を滑らせてこちらの得物中心部を右手で順手に握る。この時も左手は敵の得物ごと握りしめて、離してはならない。次にこちらの得物柄を敵の右脇下にくぐらせ、得物柄先端を敵の背後右腕上部に当て、自身を左の方に移動させつつ、得物を下に押し下げながら、敵右手首を背後にねじ上げ、右下床面に敵を引き落とし、押し伏せる。左膝で敵の右手首を制する。留め。
部品: 座とり
得物の型の五。座位にある時、敵が抜き斬りに斬る意図があったときに用いる型。敵は膝立ち、抜き斬りに斬りつけるので、こちらは左脚大きく踏み込み、得物を縦に構え左手を添え、横なぎの敵刃を受け止める。次に右足の裏で敵刃の物打ちを強く踏み動かさないようにする。左膝は地につけたまま右膝立ち、こちらも得物を抜き、時計針の進行方向に大きく円を描いて振り、刀柄を握る敵の手を斬り払って刀を離させ、得物で敵の両眼を斬り牽制し、左手で敵刃の柄を握り、左斜め前に投げ遠ざける。続けて、得物を右手に、敵の首の後方に当て、敵の左頸動脈に強く当て拘束する。同時に得物と敵の着衣左右の方の布を一緒に掴み、得物を押し下げて、敵を手前に、うつ伏せに引き倒す。後退しつつ引きずり、敵の右手を首前から回し、左後方に引きつけ、右回りに歩いて敵身体の右に移動し留め。
部品: 上段受け
得物の型の六。敵に上段から面を斬りつけられたときの受けの型。こちらは得物を頭上に水平に横たえ、左手の五指を隙間なく揃え、得物の下に柄の方向へ指先を向けて置き、刃を上に向け、右脚大きく踏み込み、敵刃の(切っ先ではなく)中程で受け止める。指先を隙間なく揃えるのは敵刃が捕り方の左側に滑った時に指を斬られないためである。次に左脚で踏み込み、得物を下にすり込み、柄頭で敵刃の鍔を強く打つ。左脚で敵の右脚の甲を踏む。敵刃を動かさず、左手を得物から離して敵の右手親指を逆手に握り、ねじ上げて刀の柄を離させる。敵の右手の親指をねじったまま、右手は得物を通じて刀を握ったまま、敵の左手を両手で横一文字に左右に大きく押し開く。ついで、得物を右回しに回転させ、刀身先を敵の手首にかけ小手斬り付け。素早く得物先端を斜めしたから敵の両眼の間に突きつけ牽制。次に敵の右腕を左手で上に差し上げ、その下をくぐり、敵の、脇下の急所である稲妻を、右肘を深く曲げて突き上げる。敵の怯むスキに、右腕を差し上げたまま右脚前に踏み込み、そのまま左に転回して敵の右腕を得物で押さえつつねじり上げ、敵の背後に移動する。続いて右膝頭で敵の尾てい骨を蹴り上げ、右脚を敵の右足首に背後から深くからませ、背中にねじあげた腕と得物とで前下に押し倒す。敵は倒れるので、倒れる敵に添って右側からのしかかり、留め。
部品: 閂(かんぬき)
得物の型の七。格闘の型。敵の上段からの斬り付けを左入り身足でかわしつつ、時計針の逆進行方向に得物を大きく巻いて敵刃を左外側にはじくと同時に、そのまま右脚で前蹴り。同様に、上段からの斬りかかりを右脚を踏み込んで時計針の進行方向に大きく巻き、敵刃を右外に弾く。次の瞬間左脚で前蹴り。前蹴りの後は左拳で敵の水月(みぞおち)に当身を入れる。脚を踏み変え大きく右外から時計針の逆進行方向に巻いて、敵の刀を握った右手首を強く斬り付け、柄を離させる。得物先端を敵の両眼の間に突きつけ牽制するとともに、自分の左腕を相手の左腕上膊の後方上から巻きつけ、深く抱え込む。次に得物を垂直に立て、刃を敵方向に向け、刀柄を握ったままの敵左手首を刃で前方水平に押しながら、上に向けて押し上げれば、敵は動けなくなる。次に右脚を右後方に急に引き、敵を右回しに引き落とす。敵の下半身が着地した瞬間、敵身体の動きを逆転させ左に切り替え、敵をうつ伏せに押し倒す。得物を敵から外し、左手首を打って敵の得物を落とさせて飛ばす。敵身体に馬乗りになり、左肘を左膝で制し、右手を得物で斬りねじ上げ、右肘を右膝で制する。得物を左手で逆手に握り、敵の首前に右から左に差し入れ、右手を上から交差させて得物先端を右手で握り、得物を上に引き上げ首を絞める。左手の得物を首前に当てたまま右手を離し、留め。
部品: 柄(つか)返し
得物の型の八。斬り別れと格闘の型。敵が右八相の構えから左面に斬りかかるのに対し、こちらは右脚から直進し得物を上段から垂直に振り下ろし、敵刃の左しのぎを削るように切り落とす。同じく、左八相の構えから右面に斬りかけるのに対して、こちらは左脚から直進し、得物を上段から振り下ろし敵刃の右しのぎを削るように斬り落とす。これを八回繰り返し、九回目でこちらは上段受けにする。受けた瞬間、左脚で前蹴り、そのまま敵右脚甲を踏みつけ、敵の怯んだ瞬間、敵刃の鍔元まで鈎を滑らせて、得物を右から敵の首にかけ、左手で得物先と敵の襟を掴み、右脚から左回りに円周を描いて歩き敵を押し崩し、円の中心点で小さく早く回って敵を左に投げ倒し、敵刃を払い落として奪い、留め。
部品: 咽喉(のど)輪とり
得物の型の九。得物を逆手に持つ型。敵の上段からの斬りを、右脚踏み込み、逆手の得物で上受けする。この時左手は右手首に添える。時計針の進行方向に巻き、敵刃を右外下に払い落とし、身体を開き左脚で大きく前蹴り。次に右胴への斬り込みに対して、こちらは右脚を踏み込み敵刃を逆手の得物で右外に弾く。次の瞬間、左脚を踏み込み、左拳で敵水月に当身を入れる。突きに対して、左下に受け流すとともに敵右手首と刀柄を左手で掴み、逆得物の棒身で敵右腕の上表面を滑らせ、刷り上げて、敵の右頸動脈に得物を当てる。右脚を敵の背後に一歩大きく踏み込み、得物で首をへし斬りつつ左に回る。首筋の後ろから刀身をあて、敵の左頸動脈に得物を食い込ませ、得物で敵身体を下に押し付けながら、右脚を大きく右後方に引き、敵を右下に引き落とす。敵はうつ伏せに倒れるとともに首が落ちる。
部品: 送り足拂(払)い
得物の型の十。転換体の足運びと足払いの型。上段に対する敵の斬りを、こちらは右斜め前に左脚を踏み込み敵刃をかわし、得物で左上外に敵刃を弾く。とともに、得物を大きく巻き、敵の左上膊(じょうはく、二の腕)を斬る。同様に、敵の斬りかけを左斜め前に右脚を踏み込み敵刃をかわし、右上外に弾き、得物を大きく巻いて敵の右上膊を斬る。次いで、右脚を踏み込み、得物を頭上で小さく巻き、二歩目を継ぎ脚で(つまりさらに右脚で)踏み込み、頭上の得物を早く大きく巻いて敵の左上膊を斬る。つぎの瞬間、敵の斬りかけを避けるために地面に両手をついて身を沈め、左脚を大きく前に伸ばしだし、敵の踏み込む右足首に自分の左足首を掛け、早く強く右に一回転し、敵を仰向けに倒す。脚を取りうつぶせに返して、留め。
部品: 踏み込まないコツ
足止めしての殴り合いは厳格に慎むべきものである。敵の殺し間にて足を止めるのは自殺行為と呼ばれても仕方がない。殺し間に踏み込まずに敵だけを自分の殺し間に入れるコツは存在し、口伝として伝わっている。
部品: 足体動作
足の運びを中心に移動に関する動作の事を総称して、足体動作と呼ぶ。足体動作には前方に進むものとして送り脚、詰め脚、歩み脚、猫脚があり、後方に進む引き脚、詰めの引き脚、歩みの引き足がある。また、左右移動をする移り脚、斜め前方に入る入り身脚、そして左右の転換体がある。転換体とは、後ろの脚を一旦前の脚の前に置き、これを脚がかりに敵の左右まで前の脚を進め、我が身を半回転させることで敵の横ないし斜め後方に立つ足体動作である。これらを、立位、座位、半立位(膝行位)で行うのが、世界忍者国剣術の足体動作である。
部品: 歩みの猫足
世界忍者国剣術の基礎として習う足体動作のひとつで、前に出ている右足の前側と後ろ側、後ろの左足の前側と後ろ側への細かな加重と抜重の組み合わせで、微小な動きのみで前方へ少しシフトする、独特の歩き方法。フェイントや別動作の補助、および練習として用いる。
部品: 足の真ん中を使って踏む
爪先立ちや踵立ちを想像する忍者の歩みだが、実はいたって普通に足の真ん中で歩く。忍者特有の挙動とは足先の工夫ではなく、通常の移動動作を加重と抜重の制御でブーストすることを言うため。
部品: 足体動作に気配りして歩く
修行を始めるにあたって最初に教わるのは礼法と着付け、そして足体動作である。足体動作習熟には、道場と呼ばれる天井の低い部屋で、四方を足体動作のみで移動するところから始まる。
部品: コツは、聞いて考える
足体動作は耳で聞き、自分と師匠筋との違いを考えるのが早道と言われている。これは自分や相手の足体動作を耳で追うと、自然に音の出ない歩みが会得できるからによる。
部品: 手捕り
すべての武器を失ったときに用いる捕縛術のこと。極めて低い姿勢で構え、地面をはうように低く構える。敵武器の攻撃を避ける際は左右に転がり避ける。敵刃をさばく場合は足体動作を用い、真横や斜め前に避ける。地面を転がり敵の内懐にくぐり入り、敵の金的、髪の毛をつかみ引き倒す。手捕りの掴み方には極意があり、手首をつかむよりは敵の親指を握りしめ、逆にねじ上げて自由を奪うのを良しとする。また、相手の衣類をつかむ場合、服の上から肉に爪を立て、一緒につかむことで逃げられなくする。この技は非殺白兵戦闘属性を持つ。
部品: 封印の祠
超長期コンクリートによる打設の下に遺跡ないし迷宮があることを明示し警告するために建てられる祠。封印自体は祠の基礎工事で用いられる超長期コンクリートが行っている。多くの場合、民間信仰に従い露意地蔵菩薩を祀る祠が建てられる。露意地蔵菩薩の姿は多くの場合赤マフラーをした地蔵のかたちを取られる。地蔵像の材質は特に規定はなく、手編みの赤マフラーと日常にありふれた石を青く塗ったもの、これを組む合わせるだけですら成立する。(おまじないであるため)。
部品: 遺跡封印のメカニズム
迷宮を含む遺跡封印のメカニズムについては単純であった。問題となるのは遺跡から噴出する瘴気(沼気)が、同じく影響を受けやすい生物類に影響を与えるためであり、これを、影響を比較的受けづらい木石の類でせき止めてしまうというのが真髄である。過去、藩国内の瘴気に悩まされていた世界忍者国は長い研究の末、ついにこの結論にたどり着いたのであった。
部品: 瘴気に強い素材を求めて
迷宮(遺跡)はどこにでも発生する可能性があり、これを止めるのには一般の国民の力を借りる他ないと判断した藩国首脳部は、瘴気の侵食に強く、一般の国民でも扱いやすい素材を検討した。多くの建設資材が試された結果、過去、TLO封印に効果を発揮してきたコンクリート、あるいはそれを強化したものが良いのではないかという結論に達した。調達都合よく、製法さえわかれば誰でも使うことができたためである。
部品: 超長期コンクリートの概要
世界忍者国が開発した強化コンクリートは、超長期コンクリートと命名された。これは、セメントとして消石灰(水酸化カルシウム、Ca(OH)2)を主原料とし、細骨材として海砂を副原料としていた。消石灰とは、石灰石を焼成させた生石灰を水和させたものである。超長期コンクリートでは、消石灰と骨材の間でのゆっくりとしたポゾラン反応と、消石灰の炭酸化硬化現象が利用されている。ポゾラン反応とは、シリカ(SiO2)とアルミナ(Al2O3)を主な組成とするポゾランが、消石灰と常温でゆっくり反応し、結合能力をもつ化合物を生成する現象をいう。故に、骨材にはポゾランを含む海砂が特に選ばれている。なお、粗骨材についてはレンガ屑や石材のうち、手で握れる以上の大きさのものが良しとされた。また、混和材としてはポッツォラーナが、遅延剤としては一般的な油が用いられた。
部品: 火山砂(ポッツォラーナ)
砂のような地層から得られる火山性の砂のこと。超長期コンクリートの混和材として、混合比を消石灰1に対してポッツァラーナ3を用いる。凝固を早める効果があり、海中での打設等の場合は混合比を消石灰1に対してポッツァラーナ2を用いる。なお、同様の効果を確認されているものに石炭灰(コールアッシュ)がある。
部品: 油
一般的な植物油である。打継(うちつぎ)の必要がある場合に用いられた。打継とは打ちこまれたコンクリートに継ぎ足しをすることをいい、コンクリートが一体化しにくいため、構造上・防水上の弱点になり易い。この時、油を塗り反応を一時(最大24時間)遅延させることができる。この後、打継を行う際はよく油を拭う必要がある。
部品: 養生期間と方法
通常のコンクリートに比較して長い時間をかけて養生する。一般的なコンクリートでは気温15度前後で養生期間5日を要するが、超長期コンクリートは養生期間を14日程度取る必要がある。また、このとき湿潤状態に置き続けることが望ましく、通常はレンガ壁などを用いて埋設し養生する。(高物理域の場合はビニールシート等を用いる)
部品: 構造物に要求される性能
設計耐用期間において満足すべき性能の判断には以下の指標を用いる。
「耐久性」…材料の劣化により生じる性能の経時的な劣化に対する構造物が有する抵抗性
「安全性」…構造物が使用者や周辺の人の生命や財産を脅かさないための性能(構造体の安全性と機能上の安全性の両者)
「使用性」…構造物の使用者や周辺の人が快適に構造物を使用するための性能
「復旧性」…地震等の偶発荷重等によって低下した性能を回復させ、継続的な使用を可能にする性能
「環境および景観に関する性能」…悪目立ちせず周囲の景観に調和する性能
部品: 民間信仰としてのお参り作法
賽銭として銀貨を一枚置き、二礼二拍手一礼を行うのが良いとされている。なお、銀貨の代わりになるものとして、女性の涙一粒でもよい。
部品: 露意地蔵菩薩
世界忍者国に由来する民間信仰の一つで、道祖神としての性格を持つと共に、「友誼の守り神」として信じられている新しい神。露意地蔵とは、大地があらゆる生命を育む力を蔵するように、道に迷う人々を、無限の大慈悲心で包み込み、その意を露わにして救う所から名付けられたとされる。一般的に、親しみを込めて「お地蔵さん」、「お地蔵様」、「お露意さん」と呼ばれている。地獄・餓鬼・修羅など六道をめぐりながら、人々の苦難を身代わりとなり受け救う、代受苦の菩薩とされた。
部品: 六道能化
迷宮出現後、この世界に瘴気が湧き出す前に現れ、迷宮内の暗殺者やバジリスクからの攻撃を変わり身の術で避け、迷宮の主を封印した、という逸話を元に、六道すべての世界(地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人道・天道)に現れ、害なすものを封印し衆生を救う菩薩であるとされる。これを六道能化(ろくどうのうげ)と言う。露意地蔵菩薩は地獄・餓鬼・修羅など六道をめぐりながら、人々の友として苦難を身代わりとなり受け、害を封印し救う、代受苦の菩薩とされた。
部品: 像容
道祖神として抽象化されており、青く塗られた2つ重ねの石に赤い布(毛糸のマフラー)を巻いたものを一般的な像容としており、祠に安置されている。また、例外として世界忍者国では従来のロイ像建築と習合され、青いロイ像に赤い毛糸のマフラーを付けたものが信仰の対象になっている。同国内の一部には赤い紐で施縄(せにょう)された褌マフラー姿のロイ像をもって露意地蔵菩薩像の本性とする向きもあり、今後の研究が期待される。
部品: 功徳利益
六道能化とされる露意地蔵菩薩の功徳は善男善女ならびに悪鬼羅刹に至るまであまねく効果を持つとされる。その利益は離瘴気災(りしょうきさい。迷宮から発せられる瘴気による災害から離れること)とされている。
部品: 真言
オン・マラフィキ・ワツワ・カワイダ・ソワカ。邦訳すれば、「オーン、友達、稀有なる人、スヴァーハー」となる。
部品: 素早い変身から生まれた術
敵地に変装していた忍者が、勢いよく服を脱ぐと忍び装束に変わる。忍者の憧れである。
如何に早く着がえるかを追求することから始まった。
部品: 代わり衣の術
服の裏表の模様を変えることで、追ってから逃げながらでも着がえることで別人に見せる術がある。代わり衣の術という。
それに満足しなかった先達がとにかく高速で着がえることに特化しようとした。
部品: 高速の脱衣
素敵な筋肉の脱衣、と聞いて藩王の支援を受け、先ずは高速で服を脱ぐ研究が始まった。
脱ぎ方だけでなく、素材選び、脱ぎやすい服のデザインの調査。そしてベルト等の着脱しにくいは煙幕や視線誘導を用いて2秒以内の脱衣を可能にした。
部品: 身代わりの術としての昇華
高速で服を脱ぎ変身する。忍者ならばひと月足らずで身につけることは可能な簡単な動作だった。しかし、問題がひとつ。「脱いだ服をどうしよう?」試行錯誤の結果、脱いだ服を身代わりに使えないかという研究に舵が切られた。
部品: 空蝉の術の完成と現在の研究
素早く脱ぐ&脱いだ物を身代わりとする。
忍者として六年の修行を終えた者ならば数か月で身に付くが、忍者以外ならば6年近くの修行が必要とされる。
現代では緊急時の忍者専用機からの脱出に利用できないか検討中である。
部品: 鞘当ての技法
武器を鞘に入れたままの状態で持ち、殴る技法。鞘のある武器に非殺害攻撃能力を付与する。右手は鞘を持ち、左手は柄頭のこぶし一つ上付近を持つ。打突の際はより前に踏み込み打つ。懐に入った敵は柄頭で突き打つ。なお、片手で行う抜き打ちはできなくなる。この技術は武器を鞘に入れている、一般的には戦闘可能でない状態を戦闘可能とする。そのため、敵の意表を突くことができる。腰に帯びた状態から鞘を抜き付け無拍子で敵を打突する方法には口伝があり、抜き付けを含む全身の使いようを身に着けるには2年の修行が必要。
部品: 鞘受けの技法
武器を鞘に入れて手に持った状態、あるいは腰に帯びた状態から、敵の奇襲攻撃に対して鞘ごと持って受けを行う技法。敵の奇襲において、白兵攻撃における奇襲効果を無効とする。抜き付けまでは鞘当ての技法に近く、そこからの上半身の使いようが口伝となっている。習得にはあらかじめ鞘当ての技法を習得している必要がある。
部品: 抜き付けの修行
鞘当ての技法を習得する修行法の一つを紹介する。この修業は日本刀を使って行う。初めは体側をぎりぎりまで壁面に近づけた状態で抜き付ける練習を行う。これが出来るようになったら壁面に相対し柄頭が壁につく状態から抜き付けを行う。これが出来たら、電話ボックス状の箱の中で抜き付けを行う。電話ボックス状の箱の中で抜き付けが出来れば、最後に同じ箱の中で抜刀から斬り、納刀までを行えるようにする。
部品: 鍬
畑を深く耕すための農具。棒の先に直角に刃がついている、1メートル程度の棒である。特に、先が三本に分かれた鍬(備中鍬)を山羊舐は愛用している。
部品: 鋤
畑の土を掘り返すための農具。スコップともいう。棒の先に平行に、ホームベース状の平たい板がくっついたもので、長さは1メートル程度。平たい板は軽く湾曲しており、水や土を掻き出しやすくなっている。
部品: 移植ごて
畑に苗を植えたり、種をまくための穴をあけたりする、細かい作業用の小さい鋤。別名シャベル。大きさは30センチほどであり、全長の半分は湾曲した平たい板になっている。
部品: 日よけ帽子
照りつける日差しの中でも作業ができやすくするための帽子。日射病になるのを防ぐが、それはそれとしてたまに休憩を取るのが一番である。
部品: 水筒
水やお茶を入れて携帯できる筒。山羊舐の場合、細身の水筒に沸かした井戸水を入れている。お茶もコーヒーもむかし死ぬほど飲んだ、と言う山羊舐の顔はどこかうつろだ。あまりいい思い出がないらしい。
部品: 大かばん
帆布製のズック鞄。大きな蓋の内側はマチ(つまり奥行き)が深く、底は口より広く、やや台形の形をしている。肩掛けタイプで、幅広の肩掛けベルトを使って移動時に斜め掛けして使う。容積は570mmx423mmx210mm程度。
部品: 汗拭きタオル
首に掛けている黄色いタオル。特にブランドなどはなく、なんとなく町の万屋で買った物である。黄色いのは昔見た映画の受けうりで、いつか幸せと共に待ち人が来る。というジンクスに則っている。
部品: ジャージ上下
濃紺色のジャージ上下。裏地は起毛しており、見た目より暖かい。夏場は上着を脱いでTシャツにジャージの下で作業をすることも多い。逆に冬場は上に軍の払い下げ戦闘服を着る。この冬季装備をジャー戦と山羊舐は呼んでいる。
部品: 如雨露
じょうろと読む散水用の農具で、シャワーヘッド付きの水桶である。雨の少ない季節に使う。広い畑に如雨露で水を撒くのはとても面倒くさいが、これもこれで大事な道具なのである。ちなみに金属製で、流星のマークが描かれている。
部品: 腐葉土
とてもとても貴重な自作腐葉土。人糞と土と枯葉を順番に地面に盛り、塚にした状態で藁をかぶせて保温して三週間寝かせて作った。即効性があるが、病気を持ち込みやすいため、一度使ったら二週間は使えない。
部品: 篩
直径90センチ程度のふるい。腐葉土や土の塊を、植物が育ちやすいサラサラの土に変えるために用いる農具。とても面倒くさいが、山羊舐はこれが大事な作業であると信じて行っている。
部品: 長靴
畑に入る時の特別な靴。ゴム製で水を通さない。電気も通さないが、あまり農業には関係がない。靴底は厚く、硬い枝を踏んでも穴があかない。
部品: エプロン
畑に入る時の特別な装束の一つ。衣服を汚さないために着る。同様の用途に用いる衣類としては白衣を持っているが、白衣を着て農業をやるのは何か違う気がするため、しまい込まれたままである。
部品: 敷き藁
刈り入れのあとで実を取り除いた、枯れ草の束。畑の保温や表土の保護、ワラ人形によるカカシ作りなど、便利に使われる。いつか大農園を作って、藁束を編んで作ったしめ縄をアブタマル神殿に奉納するのが夢である。ロマンだなぁ。
部品: 土
培養土を利用するのが簡単だが、山羊舐は自分で作るようにしている。配合は赤玉土7:腐葉土2:バーミキュライト1を混ぜ合わせて作る。(バーミキュライトとは、酸化ケイ素、酸化マグネシウム、酸化アルミニウムを主成分とする、世界忍者国の山でも取れる鉱物。)これに、石灰を培養土10ℓ当たり10gと化成肥料を培養土10ℓ当たり10〜30g混ぜ合わせるのが、山羊舐流。
部品: 山羊舐の畑作知識
山羊舐が自宅付近で始めた畑作によって得た知識。山羊舐の言によると、畑作はいいぞ。農業生産全般を生業にすると、様々な苗を植えて野菜や穀物、果物や花き類を育てたり、キノコを育てたりできる。毎日新鮮な野菜が食べられ、ついでに儲かるかもしれない。ただ、収入がその年の天候に左右されやすいため、収入を家畜肥育や養蚕、綿花栽培などに転換して利益確保を得る場合が多い。労働内容は手作業も多いが、農業機械を導入して大規模化する場合もありだ。農業はいい、いい……。
部品: トウモロコシを育てるコツ
トウモロコシは根を深くまっすぐ張るため、土は深めに耕して、元肥は他の野菜に比べて深い位置に施す必要がある。また、トウモロコシは雌雄異花なので、受粉を確実に行うために同じ場所に同種のものを複数本植えねばならない。また、このとき飼料用のトウモロコシ(デントコーン)と交雑すると甘味の無い実がなってしまう。付近に飼料用のトウモロコシが植えていないか確認が必要だ。
部品: トウモロコシにおける害虫や害鳥の被害対策
トウモロコシに発生しやすい害虫は、アワノメイガ、イネヨトウ、アブラムシ類・カブラヤガ・コガ類・カメムシ類であり、幼虫を発見したら直ちに薬剤駆除をおこなうのがよい。また、種から植える時は鳥の被害を受けやすい。マルチングで対処するのがよい。マルチングは草丈が50cm程度になったら撤去して問題ない。なお、マルチングとは、植えた植物の地表面(株元)を覆うことで、雑草の発生を防ぐほか、水分の蒸発や病害虫の発生を防ぐことをいう。古くからワラが利用されてきた。また、収穫時期が近付いたら果実を袋などで覆うと害虫や鳥の被害をかなり軽減できる。
部品: 生物くん蒸(燻蒸)
施設などで連作を続けると、土壌中の微生物のバランスが崩れて病気が多発するようになる。これに対抗する手段として考え出された、からし菜の一種を緑肥に用いることで、からし菜の成分が持つ辛味成分で有害センチュウや最近、雑草の発生などを抑止する方法。具体的には、からし菜を緑肥に用いることで、からし菜の辛味成分である「グルコシノレート」が土壌中で加水分解されることによって「イソチアシアネート」と呼ばれるガスを発生させ、前述の効果を得る、というものである。
部品: 生物くん蒸をする際の注意点
注意点は以下の2点。1.緑肥をすき込む際、植物体をできるだけ細かく砕き、その後できるだけ早くすき込む。2.すき込んだ後は、地表面をなるべく均一にしてローラー等で鎮圧し、可能であれば敷き藁で覆う。3.すき込んでから次の作物の栽培までは、通常の緑肥と同様に一定期間(夏季で3〜4週間)おく。1つめは、グルコシノレートをできるだけ細胞外に出し、飛散しないうちに土壌中にすき込むためである。2つめは、イソチアシアネート(気体)が地表面から揮発してしまうことを少しでも抑えるため。また、散水することも有効である。3つめは、イソチアシアネートはすき込み後数日で消失するが、緑肥作物のすき込みと同様、有機物の分解時にピシウム菌が一時的に増加するためである。
部品: 緑肥
ある程度育った作物を刈り取らず、そのまま破砕して土に埋めることで土中に有機物を増やす、肥料撒き方法の一種。緑肥の効果としては、以下があげられる。1.有機物が増加し、土壌中の微生物がよく繁殖する。2.土の構造がよくなり、水はけや保水力も高まる。3.土壌中の微生物間のバランスがとれ、病害虫の多発を防ぐ。4.施設野菜土壌の塩類濃度を低下させる。
部品: C/N比(シーエヌ比・炭素率)
緑肥を行う上でのキーポイントの一つ。例えばC/N比が13の場合、窒素が1kgあったとすると炭素が13kg含まれるということになる。C/N比が高い(20以上)有機物が土壌中にすき込まれると、土壌中の微生物がそれを分解するために多くの窒素を必要とする。このため、土壌は窒素飢餓の状態におちいりやすくなる。対策として、石灰窒素を添加することが有効である。山羊舐の場合、世界忍者国で取れる良質な石灰をうまく利用している。逆に、C/N比が低い有機物の場合では多くの窒素が無機化するため、後作物に利用されやすい土壌を作ることができる。例えば、緑肥の後作が窒素要求量の多いタマネギ等の場合、C/N比の低いマメ科の緑肥作物が有効である。逆に、ダイズを後作とする場合では、C/N比の高いえん麦等を緑肥刷ることによって、良い結果が得られやすくなる。
部品: 緑肥の腐熟期間
土壌中にすき込まれた緑肥作物は土中の生物群によって分解される。その分解過程の中では、一時的に(病原菌となる)ピシウム菌が増殖することがわかっている。そのため、緑肥のすき込み後は一定期間(夏季で3〜4週間) をおいてから、後作の栽培に入るのがよい。
*インポート用定義データ
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"title": "内政担当者の経験",
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"description": "自分の目的を達成するために行う、判断材料となりうる兆しや印、文書などを拾い集める行為。主に「いつどこで何が起こるか」「現場の地勢はどうか」「どんな人が関係するか」を調べるのが大事である。",
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"title": "事前の根回し",
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"title": "実務者会談",
"description": "2つの組織間で共同作業をするときに必ず行うべき会談。実務者、つまり実際に作業を行う人同士で顔と名前、相手の立場などを把握し合う行為。これがあるのとないのとでは作業効率が全く違う。",
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"title": "陣地構築行為",
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"title": "塹壕を掘る",
"description": "地面を深く掘ることで、他者の視線や射程から逃れる方法。忍者としては土遁の術と呼びたい。昔はクナイと雑多な布で掘っていたらしいが、現在では円ぴ(スコップ)で掘るのが普通だ。",
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"title": "白兵戦闘行為",
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"title": "一つずつ相手にする",
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"title": "仲間を呼ぶ",
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"description": "相手をこちらの味方と挟み込む形の立ち位置を取り、相手の行動範囲を狭める行動。片方を相手にしている時、必ずもう片方が一方的に攻撃できるので、非常に有効。",
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"title": "礼の最中に殴る",
"description": "礼の最中に深々と頭を下げるのはアホのすることである。敵対する相手を視野から外すなんて愚の骨頂。そんな所作もわからない奴を真っ当に相手してやる必要はない。礼法? 何それ。",
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"title": "裏切る",
"description": "「強い方に加担する」「懐に入る」と一緒に使うと効果が高い、喧嘩の必勝法。最初から狙いながら相手に取り入るのがその真髄であり、利益などで途中から転向するのは下策と言われる。",
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"title": "見切り千両",
"description": "ある程度の利益を確保できたら、その盆(博打におけるゲームプレイフィールドのこと)からは足を洗うことを示唆する言葉。なお千両とは第七世界人の日本円にして2億5千万円ほどの価値の金銭だが、これは「頃合いの良い見切りにはそれだけの価値がある」の意味であり、それだけ稼げという意味ではない。",
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"title": "山羊舐の格闘技",
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"title": "ピーカブースタイル",
"description": "顔の前に両拳を握り、守りを固めて頭と上半身とを拳と肘とで守る型。腰を落とし、前に出した脚を膝立てることで前方向からの格闘攻撃をすべて受けることもできる。",
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"title": "ロシアンフック",
"description": "腰の回転を極力使わず、肩を回して打つフックの一種。腰を回さないことから体幹に軸ができず、タックルを受けても対応しやすい、という利点を持つ。",
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"title": "世界忍者国の忍者",
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"title": "忍者(世界忍者国T20)",
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"title": "忍者としての6年の修行",
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"title": "忍者の里での修行",
"description": "世界忍者国の忍者は、忍者の里に生まれつき、里での修行システムに組み込まれて育つ。忍者の修行は過酷なため、まったく適性のない者については早期に外に里子に出される。\n適性があると見なされた子供は、物心つくかつかないかといった時期から日常的な基礎身体訓練を課され、読み書きができるようになると術修行へと進む。\n幼年期を脱する頃までには、忍者としての基礎能力を身に付ける。",
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"title": "忍者としての基礎能力",
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"title": "忍者変装術",
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"title": "変装術",
"description": "敵地において相手にこちらの正体を明かさないために行う。一般人や場合によっては敵の兵士など、その場において不自然ではない物に変装する修行。",
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{ "id": 32006,
"title": "腕立て伏せ",
"description": "うつぶせの状態から、全身の体重を両手両つま先の4箇所で支え両腕を伸ばす力によって身体を持ち上げる動作と肘関節を曲げて身体を地面につかない程度まで下げる動作を繰り返すことで腕力を鍛えるトレーニング。",
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"title": "体幹トレーニング",
"description": "体幹を鍛えることで上半身のぶれを抑制し、体勢の崩れにくい体になりひいてはことで疲れにくい体をつくることにもなる。",
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"description": "忍者の門派は広く開かれてはおらず、弟子入りには紹介状が必要となる。これは、紹介者による当人の人品の見定めが含まれる。紹介者たり得る人物とは、門派の関係者、及び藩国の王族・華族に限られる。",
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"description": "忍者刀はよく背中に差している姿が戯曲や講談で見受けられるが、もちろん、戯曲の作者が忍者の戦いを見たことがないために創作された、わかりやすさの記号である。実際は刀など重くてやってられないので、あまり使われない。それでも忍者刀を使わざるを得ない状況が想定される際は、一般の帯刀する人と同じ格好、つまり、腰に刺すのが普通だ。",
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"title": "白兵戦闘行為",
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"title": "構えの種類",
"description": "忍者の修行ては、足体動作と合わせて構えを教わる。目録として簡単に説明する。正眼構、上段構、下段構については省略する。脇構、これは前後の敵に対する構え。八相構、遠間を打つ構え。弓構、弓矢や投石に対する構え。中段脇構、囲まれた時に用いるが、危険な構え。大上段構、あまり使い道のない構え。いずれも口伝がある。",
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"description": "忍者剣術ではあまり見られない、上段の構え。柄頭が額の上にくるまで刀を掲げ、後方斜め後ろに切っ先を置くこの構えから、抜重で体を落としながらの重力を利用した胸突きは侍剣術の中でも非常に早く、おそれられ、対策が練られた。忍者剣術では、同じく上段に構えつつ、相手の切っ先にこちらの切っ先を合わせて切り別れつつ、もって格闘戦にもちこむ。という技が練られた。",
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"title": "下段の構え",
"description": "切っ先を下ろし、敵の斬りに来る間をもって切っ先を上げ、敵の刀を止め受けて、巻き上げるないし巻き落とし、無刀にしてとどめを刺す無慈悲な侍剣術で用いられる構え。忍者剣術では、下段は車(来る間)剣として恐れつつ、対策をとった。要するにかかってこないので、投石などの飛び道具で片を付けるべきもの、とされた。どうしてもの場合のみ、走って逃げ、距離をとってから叩けとされた。下段の構えのまま走ると人間は前屈ぎみになるので、そこで前に出た頭をたたくのであった。",
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"title": "正眼の構え",
"description": "侍剣術でも見られる、正眼の構えである。忍者の剣術では、青眼、西岸(西の岸、つまり西方浄土、要するに死者の国)などの字を当て、構えよりも目付の部分を工夫するよう申し送られる。忍者剣術でいう正眼の構えの目付の要諦はひとつところに注視しないことであり、全体を巨視的に見通すことで、相手の行動を相手の意図より先に読み取ることを、重要視している。",
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{ "id": 46706,
"title": "忍者刀の鞘",
"description": "鞘を飾り優雅に仕上げる侍の持ち物とは異なり、鞘は艶消しの墨塗りで、硬木に鉄の輪をはめて頑丈に作られている。この頑丈さはもちろん殴打するためである。また、一時的に高地をとるための、移動の助けともするためである。",
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"title": "太紐で巻かれた柄を用いる",
"description": "忍者刀の鞘には下げ尾が長くついているが、一方で忍者刀にも工夫があり、柄を縛っている紐はじつはほどくことができ、非常に長い紐として運用することができる。めったなことでは解かないが、必要に応じて取り出し、敵の絞殺や登攀の助けなどに用いる。",
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"title": "鍔を使った悪路踏破",
"description": "塀や透垣などを超えるとき、頑丈に作った鞘と鍔が大いに役立つ。忍者刀を地面に垂直に立て、それを台にして、ちょうど二段ジャンプのような体制で超越するのだ。",
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"title": "直刀のメリット",
"description": "直刀のメリットは数多いが、刀身が短く生産が容易であること、メンテナンスが楽、ないし不要であること。基本的に先のとがった棒がうすべったいだけなので、習得が比較的簡単なことがあげられる。これは低コスト国家では特に有効に働いた。",
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"title": "忍者刀による戦い方",
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"title": "侍とは違う",
"description": "打刀を抜きはらったのち、両手で切りかかる侍剣術とは根本から異なるのが、忍者の戦いである。その目的は殺害、次いで、刺突による殺害であるから、状況によっては鞘から抜かずに殴りかかることすらある(座礼中の奇襲などはこれである)。",
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"title": "忍者刀の間合い",
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"title": "鞘から抜くとき",
"description": "抜刀は、主に戦闘前に行う。相手がそれと気づかないほど自然に抜いて、相手に抜かせないまま戦闘に入るのを最善とする。その時の手の内には工夫があり、主に口伝で伝わる。基本的には親指の付け根で押し出し、親指の付け根で支え、小指で握るとともに斬る。",
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"title": "殺し間は1m、移動で間を広げる",
"description": "剣術での殺し合いを一概に語ることは難しいが、剣の届く範囲に相手の急所を捉えるのがその要諦である。忍者刀の場合はその距離三分の二身長分、つまり半径一メートル程度である。ゆえに、移動がとても重要になる。どのように移動し、どのように敵を殺し間に留めおくかには代々の口伝がある。",
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"description": "上段突きと中段突きによって異なる。上段では両手とも真ん中の三指をゆるく、卵を持つ心持ちで柄を抑え、小指と親指で締める。中段は傷をえぐる関係上、左手を刀身に添え、笹の葉型に切り抜くよう斬る。",
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"description": "極論してしまえば、相手に向かって届く距離で突く、というのが忍者剣術の要諦である。ただ、直進だけでは間合いの短い忍者刀は届かないため、工夫が必要である。この工夫のいくつかは口伝とされている。",
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"title": "先に抜かず前に抜く",
"description": "侍剣術の世界には先の先手とか、先とか、後の先といった言葉がある。これは対等の条件で1対1での決闘での対策術として考え出されたことであり、忍者剣術には無い考えである。あえて同等の言葉を探すと、部品名のような言葉になろう。戦闘とその準備は先頭のより先に終えるものではなく、始まる前に終わらせているべきものである、と言う教えで、詳細は口伝で伝わっている。",
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"title": "踏み込まないコツ",
"description": "足止めしての殴り合いは厳格に慎むべきものである。敵の殺し間にて足を止めるのは自殺行為と呼ばれても仕方がない。殺し間に踏み込まずに敵だけを自分の殺し間に入れるコツは存在し、口伝として伝わっている。",
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"title": "独特の形状に適した戦い方",
"description": "日本刀独自の形をわざわざ捨てた忍者刀にはそれ相応の戦い方が存在する。刀身が優美な曲線を描く、個人が振り回しての上半身への斬撃を主な用途とした日本刀とはおのずと異なる。忍者刀の用途はそのすべてが逆だ。すなわち、直刀であり、下半身や腹部、まれに胸部への刺突が中心であり、基本的に多人数で戦う。",
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"title": "刀の帽子は大きく鋭い",
"description": "錐刀という武器があるのをご存じだろうか。錐のように鋭い切っ先をもった、帽子(切っ先のカーブを描いている部分)が大きく鋭いのが特徴の刀である。用途は刺突で、頑丈さが魅力のの、刀の亜種である。忍者剣術では多くの場合これを忍者刀の一種として扱った。",
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"title": "右小手切り付け中段突き",
"description": "忍者たちの通う道場で受け継がれる鍛錬技で、相手の右小手を抜き打ちで切り付け、両足を猫足で敵を追尾する形でシフトさせながら、突き出した小手切り付けの剣でそのまま中段突きをする、師範代々の得意技。",
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"title": "日本刀の弱点・忍者刀の弱点",
"description": "どの武器にも一長一短があるように、日本刀にも弱点があり、それは忍者刀にも同じことが言える。日本刀の弱点は長すぎて閉所や集団戦では役に立てづらい点だ。整備が大変でもろいのも困りどころだろう。そして、人をちょっと切る程度にしか実用価値がない忍者刀はそれらの全部逆である。要するに、閉所で、集団で。あるいは、寝所で床をともにしながら、もしくは整備中の時を見計らって相手と与し、刀は使わず荒縄や鉄線などで縛ってしまえば、実は、日本刀使いは簡単に倒せる。",
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"title": "忍者刀を使った鍛錬",
"description": "忍者刀は短く直刀で、先端鋭く、重い。また鞘も殴打に使える程度には頑丈なので、これまた、重い。この荷重量を相手に感じさせることなく日常生活を送るのが、忍者剣術第一の鍛錬である。",
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"title": "歩みの猫足",
"description": "忍者剣術の基礎として習う足体動作のひとつで、前に出ている右足の前側と後ろ側、後ろの左足の前側と後ろ側への細かな加重と抜重の組み合わせで、微小な動きのみで前方へ少しシフトする、独特の歩き方法。フェイントや別動作の補助、および練習として用いる。",
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"description": "足体動作には猫足のほか、送り足、詰め足、歩み足、歩みの引き足、詰めの引き足、引き足が存在する。また、左右の入り身足、左右の移り足がある。加えて、これらの複合で左右の転換体というのが存在する。これらを、立位、座位、半立位(膝行位)で行うのが、忍者剣術の足体動作である。",
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"description": "爪先立ちや踵立ちを想像する忍者の歩みだが、実はいたって普通に足の真ん中で歩く。忍者特有の挙動とは足先の工夫ではなく、通常の移動動作を加重と抜重の制御でブーストすることを言うため。",
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"description": "忍者といっても一般の帯刀した人とそう変わった装束をしているわけではない。むしろ目立ってはいけない職業であり、鞘は地味な色のものが好まれた。一方、夜戦が想定される事態に対しては、切っ先に月光が映って間合いを測られてはならないため、特に満月の夜は刀に墨を流してことに臨む。",
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"description": "忍者刀とは、忍者および世界忍者の能力を飛躍させる為に開発された武器であり、世界忍者国の特産品でもある。",
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"description": "変化の術と世界忍者が組み合わさると忍者刀にもそれは影響し、変化の術が忍者刀に伝播する。すると、忍者刀はカトラスの形状へと変形し世界忍者の手に現れる。",
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"title": "鞘",
"description": "ある意味最も忍者の特徴を表していると言える部位。普通の鞘との違いは鐺と分離可能なことと長めの下げ緒、長い下げ緒は主に刀を足掛かりとして使用した際の刀の回収に使われ、鐺と分離した際の残った方は潜水時のシュノーケルとして使用する。",
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"description": "鍔に脚をかけることにより高い壁を飛越する、侵入行為の支援運用法。長い下げ紐を咥えて飛ぶことで、あとで鞘を回収できるようにしている。",
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"title": "座探しの術",
"description": "鞘を伸ばしたままで前方に突き出すことで夜間や室内戦闘での利を得る忍法。この技を使うことによって夜間戦闘が可能になる。",
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"title": "忍者刀の種類",
"description": "世界忍者国で生産される忍者刀は大まかに分けて二種類のタイプがある。世界忍者用の「Sタイプ」と人狼傭兵用の「Zタイプ」の二種類だ。 この開発が決まった時のコンセプトは世界忍者と人狼傭兵が使える忍者刀であった。世界忍者国は人狼傭兵を忘れた事は一度としてないのだ。",
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{ "id": 47143,
"title": "材料",
"description": "世界忍者国特産品である砂鉄から作り出された精度のよい鉄と、人狼領地で培われた製錬技術のコラボにより、今まで作られた刀とは精度が段違いのものが出来上がっている。これらは、産業育成で作られた丈夫な工具の製作法を応用した賜物でもあった。",
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"title": "鍔",
"description": "最低限の装飾をつける際に人狼用ニンジャカトラスは鍔を白に。世忍用忍者刀には赤を基調とした鍔がつけられる。これは、それぞれのイメージカラーであると共に、鍔の一部は外れ刻印された暗号によりドックタグの役割も可能になっていた。",
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"description": "良い刀を作るには良い玉鋼が必要だが、人狼領地で培われた製錬技術により質の良い玉鋼を精製することができる。",
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"title": "殺されることを避ける",
"description": "勝てるか五分五分程度の殺し合いに巻き込まれることがある。良くない状況である。このとき気をつけるべきなのは、勝とうと思っては負けることである。死に物狂いで勝とうとしては、わかりやす過ぎ、付け入られる。負けに魅入られないコツは勝ち負けの争いにはハナから近づかないこと、近づく前に勝っておくこと、見えている負けを別の他人に譲ることである。これには口伝がある。",
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"title": "侍との一対一は極力避ける",
"description": "侍や武士はその出自上、一対一での戦いに秀でた存在であり、武装する日本刀の強さも相まって非常に手ごわい。もし自分が忍者と思うならば、極力侍との闘いは避ける。可能であれば、相手身内の弱いものとだけ戦うこと。",
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"title": "現実的な工夫",
"description": "忍者の戦い方にルールはない。これは何でもする、ではなく、現実的な工夫を積み重ねる。の意味である。現在の任務のうち優先順位は何で、何のルールなら破ってよいのか、を見極めて瞬時にその結果を複数パターン想像し、最良をとっていく、という、戦闘に特化した思考が忍者には必要である。",
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"title": "集団戦法と位置取り、刺したとて貫かず",
"description": "長脇差ほどの長さしかない忍者刀で、二尺三寸はある侍の刀を持った戦士と戦う方法、それが項目名に挙げた戦闘の要諦である。まず、個々人のみで戦わない。一対多、もしくは多対多での戦いに持ち込む。これは侍が一対一の戦いに特化しているためである。第二に、刀の届かないところで戦う。布団の中などは特に有効だし、直接対決なら敵の右膝から下は、ねらい目である。最後に、刺したら、貫かず、傷をえぐる。この辺りを注意するのがいいだろう。そのうえで、一つの勝ちパターンに拘泥しないのが、極意である。",
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"description": "社交性とコミュニケーション能力は異なるという前提のもと、コミュニケーション力は日々の生活で高めていくものと考えている。その要諦は自分の考えを相手に伝えること、相手の考えを把握すること、認識を合わせることの三点と考えている。",
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"title": "作戦遂行能力",
"description": "作戦を自分の実行可能な範囲にブレークダウンすることで、達成の実現性を高めている。ブレークダウン作業には時間をかけ、後続の誰でもが遂行可能になるまで難しさをかみ砕くことには人一倍熱心だ。",
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"title": "作戦精査能力",
"description": "作戦に齟齬がないか、また、目的に対して作戦内容は妥当かの2つの視点から評価することで精度を高めている。これを検証(ベリフィケーション)と妥当性確認(バリデーション)という。",
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"title": "集団指揮能力",
"description": "山羊舐が集団を指揮する際は、まず各人のスペック調査を行い、個々人を「勤勉者と怠け者」「考える者と考えない者」の掛け合わせ4パターンに分け、配置換えを行う。考える勤勉者は直轄として指揮権を与える。考えない勤勉者には前線に送る。考える怠け者には考えない勤勉者を指揮させる。考えない怠け者にはルーチンワークをあてがう。ちなみに山羊舐自身は考えない勤勉者に属していると考えており、考える方を分担してくれる相棒を常に求めている。",
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"title": "作戦案伝達能力",
"description": "指揮官へ提出する作戦案は文章でまとめて複数人に提出するのを常としている。これは回覧が可能なことともう一つ、指揮官が土壇場で尻尾切りするのを防ぐ意味合いもある。これは、侮られ、容易に切り捨てられる存在である忍者としての保険でもあった。山羊舐には苦い経験があった。",
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{ "id": 51242,
"title": "指揮部隊構築方針",
"description": "考える勤勉者で構成される指揮部隊は、責任を山羊舐が持ち、その責任範囲でうまく立ち回ることを考える旨指示されたのち、作戦の目的と達成目標、期限について明示される。",
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"title": "作戦遂行に関する思想",
"description": "「目的、目標、期限が明確であることを第一に求める」「単一の敵と足を止めて殴り合うのは戯作の世界だけであり、敵の自滅あるいは瓦解をいかに早めるかが勝敗を分ける」「兵站と士気は世界共通の軍隊の弱点である」「巨大な戦力は巨大な身振りしかできない」などが語録として残っている。奇抜なことは特に言っておらず、自身を凡将と嘆くのが常であった。",
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{ "id": 51244,
"title": "自陣戦力把握技術",
"description": "以下の二点を確認するにとどめ、あとは本人努力に任せると称して頭数以上のことは求めないのが山羊舐流であった。二点とは、「作戦遂行と作戦外での目的達成とのどちらを優先するか。(作戦なら勤勉者、目的達成なら怠け者)」「状況の例として、作戦指揮者が発狂した。更迭するのと自身を疑うのとどちらを優先するか(更迭するなら考えない人、自身を疑うのは考える人)」の二点。",
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"title": "地形把握・分析能力",
"description": "地形は作戦遂行に、また作戦遂行後の撤退に欠かせない要因であり、しばしば勝敗を決める要素となる場合が多い、と山羊舐は考えている。",
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"title": "事務行為",
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{ "id": 51247,
"title": "作戦報告書面の作成",
"description": "書面に残しづらい作戦の多い忍者の作戦だが、山羊舐は書面に残すことにこだわりを見せる傾向にあった。これは作戦に携わる名もなき忍者たちを慰撫する意味合い、というわけではなく、予算獲得の武器にするためであった。",
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"title": "動員計画作成能力",
"description": "要員を集めて動かす際のコツとして、目標・期限を明確にすること、タイムスケジュールを明確にすること、相談窓口を明確にすること、作業を単純作業にまでブレークダウンしておくこと。を、山羊舐は念頭に入れている。彼の戦訓はおおむね苦い経験によって支えられていた。",
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"description": "忍者という兵科の都合上、状況が長く続く場合、万全の補給状態とはいかなくなるのが常であった。ゆえに、山羊舐は補給のできる物資集積所と、休憩施設としてのセーフハウスの確保に力を入れる傾向があった。",
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"title": "6年間に学んだこと",
"description": "山羊舐が学んだ忍者道場では、まず言葉遣いと礼儀作法、自然な着こなしを学んだ。その次に、礼法と足体動作、衣類をさばいての歩き方走り方などを学んだ。ここまでで二年が過ぎた。続けて刀の歴史と名称、部品の交換方とメンテナンス方法を学び、それでやっと忍者剣術を学んだ。三ヶ月も習ったところで、行商に代表される商売の仕組みやTPOに叶う物腰や知識を学んだ。この時帯刀は許されず、道場内でのわずかな時間だけ、師範が相手をするのが通例で、そうして六年が過ぎ、師匠の技の幾分かを受け継いで、卒業とあいなった。",
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"title": "移動ルートを毎回変える",
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"description": "猫に食べさせるために用意された特別食糧入りの缶詰。缶切りいらずのプルトップ方式が採用されている。実は餃子の具にするとうまい。",
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"title": "山羊舐の来歴(T20)",
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"title": "治安維持剣術の概要(四年の修行が必要)",
"description": "多くの忍者を擁する世界忍者国の中でも犯罪者を取り締まる術として、結城藩王の命によって制定された、治安維持担当者のための剣術。十手術を中心とする。通常であればいち流派を名乗るところだが、この技術が古伝をつたえる三十数流派からの技術的抜粋によって整理されたもののため、あえて率直な名称が採用された。習得には四年の歳月を必要とする。",
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{ "id": 116112,
"title": "十手術の概要",
"description": "十手と呼ばれる鈎付きの鍛鉄棒を主に用いて相手を捕縛する、技の総称を十手術という。十手術は相手に黙って飛びかかることはなく、十手を額の情報に垂直にかざし犯人にこれをよく見せることから始まる。この時声をかけ、公儀の御用による者であることを顕示する必要がある。この時の掛け声は時代により差があるが、概ね「御用の筋である。神妙にお縄をいただけ」である。",
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{ "id": 116113,
"title": "十手を持つ際の体勢",
"description": "十手を持つ際は、足を大きく踏み開き、足型は逆八文字に開く。続けて後ろ膝を深く曲げ、前に伸ばした脚の膝は十分に伸ばし、胸を張り、敵の目に我が目線をつける。十手を構える際は重心は身体の中心に落とすように留意する。前に伸ばす脚は右脚とだいたい決まっているが、実のところは左右どちらでも構わず、前と左右に、左脚、右脚のどちらからでもとっさに踏み込めるようでなくてはいけない。",
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"title": "十手の握り",
"description": "十手は右手に持ち、鈎の部分を下にし、太鼓の撥を持つ要領で持つ。このとき左手は左腰上に、ピタリと強く抑え当てる。これは打刀の鞘を帯の上から押さえつけて動かさない用心のためであるが、前転や後転、それを伴う受け身の際に打刀を帯の右前に移動させ鞘の破損を抑えるためでもある。",
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"title": "十手の持ち方・指の置き様",
"description": "十手を順手に握る場合、太刀もぎ鈎の横手下外側を握る親指、人差し指は、横手から指二本ほどの間隔を置いて、下を握る。これには理由が有り、斬りかけてくる敵刃を棒身で受け止め、傾けて敵刃を鈎中に滑り込ませる。この時、鈎のすぐ下を握っている場合、敵刃と十手の交差した角度が九〇度より狭くなると、手の甲や指を斬られることがあるためである。また、十手の房紐は十手の柄とともに右手に握り込み、房を手の甲の外に出して挟み込む。こうすることで、握っている十手を強く振っても、すっぽ抜けたりはしにくい。握る内の薬指と小指は力いっぱい握りしめるが、他の三指、すなわち親指、人差し指、中指はなるべく、ゆるく、やんわりと柄を握る。手首はことさら柔軟にして、右回転、左回転が早く、柔らかくでkるようにイメージする。",
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"title": "十手の足体動作",
"description": "前方に進むものとして送り脚、継ぎ脚、歩み脚があり、左右移動をする移り脚、斜め前方に入る入り身脚、そして左右の転換体がある。転換体とは、後ろの脚を一旦前の脚の前に置き、これを脚がかりに敵の左右まで前の脚を進め、我が身を半回転させることで敵の横ないし斜め後方に立つ足体動作である。",
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"title": "上段の構え",
"description": "破邪顕正の型にある一の動きを指して、上段の構えと呼ぶ。十手を垂直に立て、額の上にかざす。基本となる構えのひとつで、正眼の構えと並んで、おおよその型での初期の構えになる。",
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"title": "正眼の構え",
"description": "破邪顕正の方にある四の動きを指して、正眼の構えと呼ぶ。十手を前に出し、右脚を敵方向に大きく踏み出すと同時に十手の先端を敵の両眼の間につけるように構える。",
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"description": "左脚前に踏み出し、右脚を後方に引き膝深く曲げる。低く左半身となり、十手は水平に後方へ方より一直線になるように伸ばす。",
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"title": "逆手の構え",
"description": "十手の絵を逆さに握り、某心を腕の外側にぴたりとつけ、太刀もぎの鈎は外側前方、敵の方向に向ける。右拳が額の前方にあるように、十手と腕を垂直に立てて構える。このとき右脚は前に伸ばし右半身に低く構える。重心は身体の中心に落とし、視線は敵の眼につける。",
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"title": "十手の型",
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"title": "破邪顕正の型",
"description": "十手を行使する法執行者のマインドセットとして、様式化されている型。四つの動きからなり、悪魔重複の呪縛、かつ、捕り方の身を守る護符として学ぶ。真言密教の偈(げ)を、心の中で唱えつつ行う。\\n一の動き「破(は)」…十手を垂直に立てて額の上にかざす動作。\\n二の動き「邪(じゃ)」…十手を握る右手を外に左手を内に、旨前で深く交差する動作。\\n三の動き「顕(けん)」…交差した次の瞬間、両腕を左右に大きく伸ばし開く。\\n四の動き「正(しょう)」…十手の先端を敵の両眼の間につけ、縦正眼に構える。\\n真言密教の偈…迷故三界城 悟故十方空 本来無東西 何慮有南北 阿毘羅吽欠(まようはさんがいのしろ さとればじっぽうくう ほんらいとうざいなし いずくのところにかなんぼくあらむ あびらうんけん)",
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"title": "四方拂(払)い",
"description": "十手の型の一で、斬りかかる敵に対する型。右左の袈裟斬りへの対策、逆袈裟にてのスネ斬りへの対策、胸突きへの対策、正面斬りへの対策によってなる。それぞれ、打ち落としからの右(左)腕打ち、左(右)入り身から左(右)打ち落とし腕打ち、右入り身打払いから柄での目潰し・左袈裟打ち、正面止め受けから鍔打ち・胸突きののち奪い取りの技法を用いる。",
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"title": "柄とり",
"description": "十手の型の二。敵の斬りに対する太刀もぎの鈎の使い様と、投げ倒しの型。斬り別れの要領で敵の刀の棟を強く打ち、粘りついて下に押し付け、鈎で刃を強く挟む。鍔元まで十手をすり込み、強く鍔を打つ。左手で刀の柄を握り、敵の刀身を垂直に押し下げ、十手先端を金的に向け、敵の刀身を敵の身体に押し付け、捕り手は姿勢を低くして十手先端を上にし、先端を敵の柄を握った右手首にかけて右に回転させる。十手の棒身と柄が梃子の働きをする。捕り手は右脚を後方に引き、敵を右下後方に引き落とすと敵を投げ倒すことができる。転倒した敵には飛びかかって打ち、回転して片膝立てた敵には十手先端を両眼の間に突きつけて近づき、右手首を掴み、腕をねじ上げて組み敷き、施縄する。",
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"title": "巻き落とし",
"description": "十手の型の三。敵の突きに対する太刀もぎの鈎の使い様に関する型。敵の刺突する意図を察知するや、正眼に構え、身体を右入身に低く床に近づけ、身構える。刺突に対して上体を左下に沈めて剣先を避け、十手先端を右に回転させつつ十手棒芯を左下から右上に敵刃に絡めて大きく踏み込み、右脚を前に鍔元まですり込む。この時右入身。太刀もぎの鈎で刀身をはさみ捻り、左手で敵の右手を刀の柄とともにつかむ。ついで、敵刃から十手鈎を外し、十手先端を敵の金的に向け、刀柄の中心部を上から鈎と棒芯ではさみ、十手を敵の刀の柄頭に向けてつくように押せば、敵の左手は、十手の鈎に押されて柄を手放してしまう。ついで、刀の柄を握ったままの敵の右手と腕を上方に上げ、捕手は左脚を敵の左体側に深く踏み込み、敵の右手を左外に強くひねり、その下をくぐり、右に半回転し、左膝を床につけ右脚前にし、十手を敵の両足首を狙って右外に強く大きく打ち据える。敵の身体は左回転して転倒する。転倒させた後は敵の右手首を離さず、内側に折り曲げつつ、自由を奪い、太刀もぎの鈎でて指を強く押して刀の柄を離させ、十手棒身で刀を右にはねのける。敵の右手肘に鈎を押し当て、敵の身体を前方に回転させ、うつ伏せにし、背中にのしかかる。右腕を背にねじ上げる。",
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"title": "左入身",
"description": "十手の型の四。斬りかける相手を左入り身でかわし、敵刃を撃ち落とすとともに、右脚を軸に左脚を出し、右に半回転して敵の右斜め後ろに並び立つ。敵右手首を左手で掴み、敵刃のはばき元の刀棟を強打して刀を打ち落とす。続いて十手の柄を握ったままの右手で、敵の右手首を十手の柄とともに押さえ握る。左手で十手の先端近くと敵の右手肘関節のすぐ上を一緒につかむ。そのまま右脚を後方に引き、左脚を軸に右に円を描いて回転しながら引き落とすと、敵体をうつ伏せに引き倒せる。十手の鈎を敵の右手肘に当て、十手先端を敵の胸の下に差し入れ右腕を背に捻り上げ、左膝頭で敵の右手首を押さえ、全身でのしかかる。",
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"title": "右入身",
"description": "十手の型の五。敵の刺突に対して、敵左腰の鞘を制して敵を押し伏せる型。敵刃を左に強く弾き、右脚を軸に素早く右に半回転し、敵の左背後に周り、左手で敵の左手首を掴み、右手で敵の刀鞘、こじりの近くを逆手に握る。ついで、鞘を上に上げ、鞘の中央部を敵の左腕肘関節に押し付け、鞘を梃子にしててきのうでとからだを 前方下に押し下げて地上に押し伏せる。右腕をせにねじ上げつつ、馬乗りになり、のしかかる。",
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"title": "連れ返し",
"description": "格闘中、右手の十手棒身を掴まれた場合の型。十手を掴んだ敵の五指をひねり捻るように、十手を小さく回転させながら、左手で敵の五指を十手ごと上から握りしめ、十手を梃子にして前方斜め方向に引き落とし投げ倒す。右手で掴まれれば左斜めに、左手で掴まれれば右斜めに引き落とす。両手で掴まれた場合は、棒身を握った左右両手首を、交差させる形に捻るように十手を梃子にして捻り、急に外側に引き落とし投げ倒す。左手で敵の前方に出ている手の甲を、十手ともろともに握っておけば、敵の手元側の手の親指は十手で押さえられ、手を抜き取ることは不可能である。敵が十手の先を掴んで奪い取ろうとした場合は、敵をひしいで組み敷く。この時、左手で敵の右手首を十手ごと上から掴み、右手を十手の柄から離すと同時に下から逆手に持ち直す。これには握りの口伝がある。そのまま十手柄を前方に強く早く押し倒し、敵右腕上膊(はく)の中心部を、十手柄の先端(紐付け環)で強く当て打つ。そのまま右手を滑らせて十手中心部を右手で順手に握る。この時も左手は十手ごと握りしめて、離してはならない。次に十手柄を敵の右脇下にくぐらせ、十手柄先端を敵の背後右腕上部に当て、自身を左の方に移動させつつ、十手を下に押し下げながら、敵右手首を背後にねじ上げ、鈎で背を押し、右下床面に敵を引き落とし、押し伏せる。左膝で敵の右手首を制する。",
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"title": "座捕り",
"description": "十手の型の七。座位にある時、敵が抜き打ちに斬る意図があったときに用いる型。敵は膝立ち、抜き打ちに斬りつけるので、捕り手は左脚大きく踏み込み、十手を縦に構え左手を添え、横なぎの敵刃を受け止める。次に右足の裏で敵刃の物打ちを強く踏み動かさないようにする。左膝は地につけたまま右膝立ち、十手を時計針の進行方向に大きく円を描いて振り、刀柄を握る敵の手を打ち払って刀を離させ、十手棒身で敵の両眼を打ち牽制し、左手で敵刃の柄を握り、左斜め前に投げ遠ざける。続けて、十手を右手に、敵の首の後方に当て、太刀もぎの鈎を手前に水平に起き、鈎先を敵の左頸動脈に強く当てて攻める。同時に十手と敵の着衣左右の方の布を一緒に掴み、十手を押し下げて、敵を手前に、うつ伏せに引き倒す。後退しつつ引きずり、敵の右手を首前から回し、左後方に引きつけ、右回りに歩いて敵身体の右に移動し縄を打つ。",
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"title": "上段受け",
"description": "十手の型の八。上段から面を斬りつけられたときの受けの型。捕手は十手を頭上に水平に横たえ、左手の五指を隙間なく揃え、十手の下に柄の方向へ指先を向けて置き、鈎を上に向け、右脚大きく踏み込み、敵刃の中程で受け止める。指先を隙間なく揃えるのは敵刃が捕り方の左側に滑った時に指を斬られないためである。次に左脚で踏み込み、十手を下にすり込み、鈎と棒身で敵刃の鍔を強く打つ。左脚で敵の右脚の甲を踏む。鈎をひねり敵刃を動かさず、左手を十手から離して敵の右手親指を逆手に握り、ねじ上げて刀の柄を離させる。敵の右手の親指をねじったまま、右手は十手を通じて刀を握ったまま、敵の左手を両手で横一文字に左右に大きく押し開く。ついで、十手を右回しに回転させ、棒身先を敵の手首にかけ、右側面外に敵刃を払い巻き落とす。素早く十手先端を斜めしたから敵の両眼の間に突きつけ牽制。次に敵の右腕を上に差し上げ、その下をくぐり、敵の、脇下の急所である稲妻を、右肘を深く曲げて突き上げる。敵の怯むスキに、十手鈎先端を下から敵の右肘関節に当て直し、右脚前に踏み込み、そのまま左に転回して敵の右腕を十手で押させつつねじり上げ、敵の背後に移動する。続いて右膝頭で敵の尾てい骨を蹴り上げ、右脚を敵の右足首に背後から深くから見つけ、背中に腕をねじあげた十手で前下に押し倒す。敵は倒れるので、倒れる敵に添って右側からのしかかり、ねじ上げた右手首を左膝頭で制して施縄する。",
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"title": "閂(かんぬき)捕り",
"description": "十手の型の九。格闘の型。上段からの敵刃の切り込みを左入り身でかわしつつ時計針の逆進行方向に十手を大きく巻いて敵刃を左外側にはじくと同時に、そのまま右脚で前蹴り。同様に、上段からの斬りかかりを右脚を踏み込んで時計針の進行方向に大きく巻き、敵刃を右外に弾く。次の瞬間左脚で前蹴り。前蹴りの後は左拳で敵の水月(みぞおち)に当身を入れる。脚を踏み変え大きく右外から時計針の逆進行方向に巻いて、敵の刀を握った右手首を強く打ち、柄を離させる。十手先端を敵の両眼の間に突きつけ牽制するとともに、自分の左腕を相手の左腕上膊の後方上から巻きつけ、深く抱え込む。次に十手を垂直に立て、鈎を敵方向に向け、刀柄を握ったままの敵左手首を太刀もぎの鈎で前方水平に押しながら、上に向けて押し上げれば、敵は動けなくなる。次に右脚を九に右後方に引き、敵を右回しに引き落とす。敵の下半身が着地した瞬間、敵身体の動きを逆転させ左に切り替え、敵をうつ伏せに押し倒す。左手首の十手を刀から外し、左手首を打って刀を落とさせて飛ばす。敵身体に馬乗りになり、左肘を左膝で制し、右手を十手で打ちねじ上げ、右肘を右膝で制する。十手を左手で逆手に握り、敵の首前に右から左に差し入れ、右手を上から交差させて十手先端を右手で握り、十手を上に引き上げ首を絞める。左手の十手を首前に当てたまま右手を話し、縄を取り出し施縄する。",
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"title": "柄(つか)返し",
"description": "十手の型の十。斬り別れと格闘の型。右八相の構えから左面に斬りかけるのに対し、捕りて右脚から直進し十手を上段から垂直に振り下ろし、敵刃の左しのぎを削るように切り落とす。同じく、左八相の構えから右面に斬りかけるのに対して、捕り手は左脚から直進し、十手を上段から振り下ろし敵刃の右しのぎを削るように斬り落とす。また、斬りかけるのを八回繰り返し、九回目で捕り手は上段受けにする。受けた瞬間、左脚で前蹴り、そのまま敵右脚甲を踏みつけ、敵の怯んだ瞬間、太刀もぎの鈎ではさんだ敵刃の鍔元まで鈎を滑らせて、刀を右から敵の首にかけ、左手で十手先と敵の襟を掴み、右脚から左回りに円周を描いて歩き敵を押し崩し、円の中心点で小さく早く回って敵を左に投げ倒し、敵刃を鈎で捻り奪う。",
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"description": "十手の型の十一。十手を逆手に持つ型。上段からの斬りかけを、右脚踏み込み、逆十手で上受けする。この時左手は右手首に添える。時計針の進行方向に巻き、敵刃を右外下に払い落とし、身体を開き左脚で大きく前蹴り。次に右胴への斬り込みに対して、捕り手は右脚を踏み込み敵刃を逆十手で右外に弾く。次の瞬間、左脚を踏み込み、左拳で敵水月に当身を入れる。突きに対して、左下に受け流すとともに敵右手首と刀柄を左手で掴み、逆十手の棒身で敵右腕の上表面を滑らせ、刷り上げて、敵の右頸動脈に太刀もぎの鈎先を当てる。右脚を敵の背後に一歩大きく踏み込み、十手を首に擦り付け左に回し、首筋の後ろから棒身をあて、敵の左頸動脈に十手鈎先を食い込ませ、十手で敵身体を下に押し付けながら、右脚を大きく右後方に引き、敵を右下に引き落とす。敵はうつ伏せに倒れる。",
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"title": "送り足拂(払)い",
"description": "十手の型の十二。転換体の足運びと足払いの型。上段に対する敵の斬りかけを、捕り手は右斜め前に左脚を踏み込み敵刃をかわし、十手で左上外に敵刃を弾く。とともに、十手を大きく巻き、敵の左上膊を打つ。同様に、敵の斬りかけを左斜め前に右脚を踏み込み敵刃をかわし、右上外に弾き、十手を大きく巻いて敵の右上膊を打つ。次いで、右脚を踏み込み、十手を頭上で小さく巻き、二歩目を継ぎ脚で(つまりさらに右脚で)踏み込み、頭上の十手を早く大きく巻いて敵の左上膊を打つ。つぎの瞬間、敵の斬りかけを避けるために地面に両手をついて身を沈め、左脚を大きく前に伸ばしだし、敵の踏み込む右足首に自分の左足首を掛け、早く強く右に一階天使、敵を仰向けに倒す。",
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{ "id": 116137,
"title": "双角の構えと型",
"description": "双角の構えとは、敵が強豪で捕らえるのが難しい場合、敵が複数の場合、敵が槍や薙刀の使い手である場合に適する技法。十手を左手に持ち、萎えし(同じ長さの鍛鉄棒)を右手に持つ。持ち方によって構えが異なる。\n順手双角の構え……右手に萎えし、左手に十手を双方順手に持って行う構え。\n萬字双角の構え……右手の萎えしを順手に、左の十手を逆手に持って行う構え。\n逆手双角の構え……右手に萎えし、左手に十手を双方逆手にもって行う構え。\n放鷹双角の構え……敵のうち懐内に踏み込みがたい場合に、間合いを縮める為、あるいは遁走する賊の脚スネに萎えしを強く打ち当てて倒す為などに用いる、投げ十手の構え。\n十字囲い:順手双角一の型。\n刀転ばし:順手双角二の型。\n刀抑え:順手双角三の型。\n天秤打ち柄外し:順手双角四の型。\n左右胴斬りの受け:順手双角五の型。\n捻じ上げ:順手双角六の型。\n十字受け:萬字双角七の型。\n内十文字組み受け:萬字双角八の型。\n奪い取り:萬字双角九の型。\n転換体:萬字双角十の型。\n稲妻蹴り:逆手双角十一の型。\n捻り倒し:逆手双角十二の型。\n捻り上げ:逆手双角十三の型。\n投げ十手・上投げ:放鷹双角十四の型・投擲の一。\n 下投げ:放鷹双角十四の型・投擲の二。\n 背投げ:放鷹双角十四の型・投擲の三。\n 腰投げ:放鷹双角十四の型・投擲の四。",
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"title": "十手の白兵戦闘",
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"title": "十手の打ち方",
"description": "太刀もぎの鈎を常に敵の方向へ向けることが大事である。これにより敵刃と打ち合う際は常に鈎が敵刃の方を向き、刃を鈎でつかむことができる。また、敵の手指を鈎で押し制することも可能になる。十手の打つ方法は一三種あり、打ち萎やす方法が四種、巻いて打つ方法が九種に大別される。",
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"description": "まず、犯人に抵抗の気配有りと察知すれば、機先を制して、急に間合いを縮め、右胸前に縦に置いた十手を、手首柔らかく、十手先端が小円を描くように回転させて迅速に取り出し、凶器を握った犯人の手首、腕、あるいは蹴ってくる脚スネなどをしたたかに打ち萎やし、凶器を取り落とさせ、その抵抗を封じる。",
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"description": "十手を打ち萎やす四種の二。十手先端を下に置き、前方下から上に掬い打ちにする方法。この時十手先端が小円を描くように、犯人の小手やスネを打ち萎やす。",
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"description": "十手を打ち萎やす四種の三。十手先端を水月(みぞおち)あたりに、十天先端を左において、横一文字に胸前に漬けて構える。打撃の瞬間、右横に十手を抜き、十手先端が小円を水平に描くように十手を回転させ、右から左にしたたかに打ち萎やす。",
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"description": "十手を打ち萎やす四種の四。十手を胸前に斜めに、先端を右肩、握り柄を左腰骨に当たるようにおいて構え、打撃の瞬間、十手を左前斜め下方に引き抜くと同時に、十手先端が小円を描くよう回転させ、左下から右上に向けて、犯人の小手や脚スネを掬い打ちに打ち萎やす。この打撃法は機先を制して瞬間に打たねばならないが、手首の強く早い回転と十手の重量を活かして打つため、腕に関係なく打てる。",
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"title": "巻いて打つ打法",
"description": "刀や薙刀、槍や棒などに対抗するための打ち方。十手は短小な武器なため、打撃力を比較すると格段に弱い。その劣勢を補う工夫が巻いて打つ打法である。巻いて打つとは回転させて打つの意味で、遠心力で打撃力を強くするのに加えて、腕を十分に伸ばし、大きな円周を十手先端にて描き、その到着点で全身の筋肉を引き締める。この時瞬発力は凝結され、遠心力で強めた力を更に強くすることができる。十手の巻き方は、腕を肩からいっぱいに伸ばしたり、柔軟に曲げたりしながら、手首を柔らかく、十手先端で、縦に横に円周を描き、遠心力で生ずる力を最後の一打に絞り、渾身の力を込めて打つ。敵や敵の武器に当たる瞬間、全身の筋肉を強く引き締め、呼吸を止め、睾丸を貼らなかに引き収め、肛門を強く締める。",
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"description": "上から下に十手を巻いて打つ打法。正眼に構えた十手を、左方向に回し、背中の中心点(脊椎骨)に触れるところまで回し、ついで腕を十分に伸ばし、十手先端で大きな円周を描いて上から下に打ち下ろす。",
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"title": "左巻き打ち",
"description": "右から左に十手を巻いて横面や腕を打つ打法。正眼から、十手先端で大きく円周を描くように左に十手を回し、棒身で後ろ首筋を撫ぜるように右に引き、腕を十分に伸ばし、十手を右から左に円周を描いて打つ。",
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"title": "右巻き打ち",
"description": "左から右に十手を巻いて打つ打法。正眼から、十手を垂直に立てながら腕を曲げ、柄を右耳に触れるように引きつけ、ついで十手を後方に倒しながら、右肘を上に上げ、身体を右半身に斜めに構え、右耳そばの握り柄ごと、拳を首左側面につける(右拳を頭上右から左下に移動させる)。腕を十分に伸ばし、十手先端で大きく円周を描きながら、左後ろから右前方に十手を振って打つ。",
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"title": "十手の近距離戦闘",
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"title": "放鷹双角十八の型",
"description": "その他武器に関する型で、特に低物理域対応火炎放射器と催涙手榴弾の製法と運用法に関わる、秘伝に属する型。この内容は口伝である。",
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"title": "野中の幕",
"description": "放鷹双角十七の型。敵方の礫、手裏剣、弓矢、火縄鉄砲に対抗するための技法。絹羽織、半纏、合羽、鉄陣笠などを前に垂らし、盾とする方法。水に漬けおき前に垂らし、着弾の刹那回転させることで礫などを巻き落とすが、これには口伝がある。",
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"title": "鎖術",
"description": "放鷹双角十五の型・投擲後の型の一だが、万力鎖の利用法に関するため、特に記す。襟や袖などに隠し持つ万力鎖を出して戦う術。この術には水車、風車、五月雨の打ち、陽炎の打ち、横流れ打ち、二段打内切り返し、外切り返し、などの鎖の技法があるが、この部分は口伝がある。",
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"title": "手捕り",
"description": "すべての武器を失ったときに用いる逮捕術のこと。極めて低い姿勢で構え、地面をはうように低く構える。敵武器の攻撃を避ける際は左右に転がり避ける。敵刃をさばく場合は足体動作を用い、真横や斜め前に避ける。地面を転がり敵の内懐にくぐり入り、敵の金的、髪の毛をつかみ引き倒す。手捕りの掴み方には極意があり、手首をつかむよりは敵の親指を握りしめ、逆にねじ上げて自由を奪うのを良しとする。また、犯人の衣類をつかむ場合、服の上から肉に爪を立て、一緒につかむことで逃げられなくする。",
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"title": "出役振り",
"description": "現場からの要請で捕者出役(出動のこと)となった場合、捕り方は三名を一組として戦闘群を編成し、検視役が付き添い現場に踏み込む。検視役は手槍を持つが、指揮官としての指示と検視のみを任務としている。",
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"title": "施縄(せにょう)の概要",
"description": "縄を使って敵を捕縛する事を、施縄と呼ぶ。施縄には早縄と本縄の二つがある。早縄とは犯人逮捕の際に抵抗・逃走を一時的に防ぐために、とっさに懐中縄を犯人の手首や首に掛けしめ、身体をぐるぐる巻にして取り押さえる事を言う。十秒ほどで巻締め終え、また解放するのも重病あまりの短時間でできるように工夫されており、手際よく、怪我をさせず、神経障害を起こさせないことが要求される。また、早縄は最後に結び目を作らないことが特徴である。というのも、早縄の相手は多くの場合、被疑者であって真犯人かどうかわからないことが多く、「縄目の恥辱を与える」「首に縄をかける」といった人権侵害をいい立てられた場合、結び目を作らないことによって、巻いただけである、と言い繕うことができるためである。ただ、早縄では縄尻を巻いた縄の下にくぐらせて絡め締める関係上、縄尻を引いている間は縄が緩むこともなく、解けることもない。一方、本縄は五尋以上の捕り縄などで、性別・身分・職業・状況などを考慮して、縄抜けできず、また神経障害を起こさないように縛る縄型を言う。",
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"title": "治安維持剣術の装備一式",
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"title": "十手",
"description": "長さ四五センチほどで、和鉄を木炭で熱し鍛えて作られた、鍛鉄製の棒状武器。握柄から見て小さい鍔の先、はばきの部分に太刀もぎの鈎がついている。敵の攻撃に際して武器を受け止めるだけでなく、鈎で挟み捻って動けなくしたり、手元に摺りこんで敵の武器を握り押さえたり、鈎を視点として握り柄と棒身でてこの原理を使って敵を投げ倒したり、武器を奪い取ったりできる。近接格闘ともなれば、敵の指を挟んで制御する、鈎の先端で急所を攻撃するなども可能。犯人に投げかけた捕り縄を手繰る場合、鈎を使えば、強力な犯人でも引き寄せることが可能である。",
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"title": "十手袋",
"description": "十手を携帯する際使用する袋、内懐中(うちふところ)に、十手を縦におさめて携帯する。おおよその場合絹布で作られる他、羅紗や更紗、錦布などを用いる場合がある。紐は全くつかない。これは、急いで十手を抜く場合に紐は邪魔であるための工夫である。",
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"title": "萎えし(鍛鉄棒)",
"description": "萎(な)やしともいう、鉄製の棒。後尾に水平回転式の紐付環(手貫紐をつける部位)がついている。中物理域以上で言うところの、乙号警棒。全長四五センチ五ミリ、握り柄部分一五センチ。",
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{ "id": 116163,
"title": "万力鎖",
"description": "別名万力、もしくは鎖分銅と呼ばれる、鉄製の鎖。特徴として、末端に分銅がついており、分銅と鎖の接合部分には鎖輪(楕円形)よりやや大きい正円の環を鎖の両端に入れてある。これは分銅の動きを滑らかに自在にし、分銅の重量で鎖の一部分がすり減らないための工夫である。長さは一定ではなく、二尺(六〇センチ)から四尺(百二十センチ)まである。万力鎖は片手ないし両手掌中に隠せるので、敵の意表を突く攻撃と防御が可能である。",
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"title": "鈎縄",
"description": "縄には麻の三本寄り細縄を用い、これを米酢に漬けて二時間ほどにて乾燥させ、砧で打ってしなやかにして使用する。",
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"title": "呼子笛",
"description": "出動に際して、捕り方が相互に連絡を取るために使用する小道具。別名を「他心通」という。木製や真鍮製の笛であり、内部空胴中に木玉が入れてある。この玉は笛に強く息を吹き込むことで内部で早く転がり、笛の音をピリピリと小刻みな断音にする効果がある。甲高い音色の断音は、古今東西、警防用の笛に使われている。なお、応援を頼む際の鳴らし方は、長音二回を連続して吹き鳴らす。",
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{ "id": 116166,
"title": "捕火",
"description": "放鷹双角十八の型の一で用いる、低物理域版火炎放射器。長さ八寸、周り六寸の銅製の筒や竹筒に、四寸の握手を固定した形状をしており、筒先には三分の小穴が開いている。内部には黒色火薬を微粉に引いたもの、鉄の砂、ネズミの糞、三倍の藁灰をよく混ぜ合わせ、焼酎で道明寺ほどの硬さに練り上げ、乾燥させたものが突き固めてある。起火薬を巻き込んだ紙こよりの口火を差し込み、敵前で点火する。三間(六メートル)ほども吹き出す白煙は煙幕と成り、雨のように降る火の粉は弓弦を焼き、火皿の起火薬を爆発させる。また火に包まれた敵はもはや立ち向かうことはできないだろう。混合物の分量は口伝があり、法執行者以外には真似ができない。",
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"title": "水捕具",
"description": "放鷹双角十八の型の二で用いる、低物理域版催涙液手榴弾。水捕具とは、石灰の灰汁に、唐辛子・松脂・ハンミョウを微粉に引いた物を混入し瓶中に蓄え置いて作ったもので、ふぐの皮で作った水袋に入れて隠し持つ。これを敵の面上に投擲し注げば、眼は閉じられ開くことができなくなる。また、火縄などの火を消すこともできる。混合物の分量には口伝が有り、法執行者以外には真似ができない。",
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"description": "戦乱の当事国となった世界忍者国にて姿を隠して残留し情報収集に努め、被害にあっている国民を陰ながら助けた。",
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"title": "各国国民(避難誘導部隊員)との知己",
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"description": "各国において戦乱から逃げる設定国民を安全な場所に逃がすため、避難の殿(しんがり)となって遅滞防御戦闘に務めた。",
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"title": "大量のものづくりを主導",
"description": "フィクショノートとして国内の様々なものづくりに参画、実働部隊の一人として働いた。その結果、国内に知己が多い。",
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"title": "電力会社社長としての交友関係",
"description": "世界忍者国の電力会社社長を務め、何事もない日は(日々の修行の上で)電気の安全を日々学ぶべく、現場を飛び回っているため、インフラ関係の知己が多い。",
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"title": "ロイケットにサークル参加",
"description": "実はロイケットにサークル参加している。個人サークルでサークル名は「シアワセ忍術修練場」。主に頒布しているのは忍者を題材にしたTRPGオリジナルルールブックとリプレイ集、古典TRPGのシナリオ集など。結果としてTRPG仲間に多くの知己を持つことになる。",
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"title": "環境部局の偉い人としての交友関係",
"description": "ものづくりと日々の修行のためにインフラ系および製造系現場を飛び回っている関係から、結城藩王より環境系部署の長を任されることになる。結果的に国内の交友関係が更に広がることになった。\n",
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"description": "がまキュー。肩に乗るサイズの小さな大蝦蟇。召喚者が蝦蟇転身の真言を蝦蟇Qに与えることで巨大化し、様々な特殊能力を発揮する。大蝦蟇の認める勇者のみに授けられる。",
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"description": "がまてんしん。真言を唱える、ないし、石や金属に刻んだ真言を蝦蟇Qに呑みこませることで、一時的に蝦蟇Qを忍び蝦蟇に変化させることができる。真言は八種あり、大蝦蟇により蝦蟇忍法の術者個々人に一人一つ、伝えられる。\n",
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"description": "てんがま。石を操る忍び蝦蟇。ナウマクサンマンダボダナン・マカキャラヤ・ソワカ。大きく膨らんで敵を丸呑みにし、そのまま石のように硬くなって休眠することで敵を封印することができる。",
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"title": "大きく膨らむ(天蝦蟇)",
"description": "大きく口を開き、すごい息で吸い込むことで空気や周囲の様々なものを吸いこんで体を膨らませる技。他の蝦蟇と異なり、周囲のものまで吸い込んでしまう。",
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"description": "大きく口を開き、自分のサイズと同等程度の敵を丸呑みにする技。丸呑みにされた敵は天蝦蟇の内分泌液におかされ、休眠状態になる。",
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"description": "手指で地面を掘り、自分のサイズと同等程度の穴(空洞)を作ることができる。穴を掘るには46分と46秒かかる。",
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"description": "全身を冷たく、岩石程度に硬くして、自分の身を守る技。絶技カチコチの変形だが、自分の身体を対象とするところが異なる。",
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"title": "山羊舐の来歴(T21)",
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"title": "世界忍者国剣術は治安維持剣術・忍者剣術の統合的更新である(二年の修練が必要)",
"description": "21ターンで大活躍した治安維持剣術・忍者剣術であったが、その双方を習得するのにはリソース(主に時間など)がかかりすぎるとの問題を抱えていた。これを結城藩王より相談受けた忍者、世界忍者、治安維持剣術を身に着けた歩兵らは、忍者剣術アイドレス、治安維持剣術アイドレスを編纂した山羊舐氏(山羊舐氏は忍者でもある)と協議の上、これらを統合し洗練した、世界忍者国の剣術を創始することとした。世界忍者国剣術の始まりである。世界忍者国剣術は片手剣を主体とし、両手持ちでの斬撃、武器の両手持ち、非殺での白兵戦闘は副次的に覚えるものとした。これにより世界忍者国剣術の習得は二年を要するものとし、忍者刀、片手剣、もしくは鞘付きのそれらにて戦うものとなった。",
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"title": "世界忍者国剣術の概要",
"description": "世界忍者国剣術は片手剣、あるいは忍者刀と呼ばれる頑丈な鞘を持つ直刀を用いて相手を殺傷する技の総称である。以降、使用する白兵武器を得物と呼ぶ。世界忍者国剣術では通常、相手に黙って飛びかかることはなく、忍者刀を額の情報に垂直にかざし敵にこれをよく見せることから始まる。この時声をかけ、世界忍者国公儀の御用による者であることを顕示する必要がある。この時のセリフは「世界忍者国、ここに推参!」と決まっている。",
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"title": "片手剣を使った鍛錬",
"description": "忍者刀を含む、世界忍者国剣術に用いる片手剣は短く直刀で、先端鋭く、重い。また鞘も殴打に使える程度には頑丈なので、これまた、重い。この荷重量を相手に感じさせることなく日常生活を送るのが、世界忍者国剣術第一の鍛錬である。",
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"title": "世界忍者国剣術門下生への心の見極め",
"description": "世界忍者国剣術で懸念されたことに、習得に要する期間の短さが挙げられた。これを持って悪用する者が出ないよう、習得においては正直さと礼儀作法を道場主が見極めて入門を判断している。また、入門後は挨拶の大事さと集団生活の要諦を教わり、実践を求められた。加えて、継戦能力のもととなる本人の勇気、そしてチーム内での協調性を養育するため、時折「波打ち際での腕立て伏せ200回」「泥濘地でのバーピージャンプ100回」などの肉体的課題が課せられた。これら課題は入門者のチーム全体に課せられ、不足や間違いがあった場合、チーム全員の責任として課題への再挑戦が求められた。",
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"title": "得物の持ち方握り方",
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"title": "得物を持つ際の体勢",
"description": "得物を持つ際は、足を大きく踏み開き、足型は逆八文字に開く。続けて左脚を引き後ろ膝を軽く曲げ、右脚を前に出し、胸を張り、敵の目に我が目線をつける。得物を構える際は重心は身体の中心に落とすように留意する。前に伸ばす脚は右脚とだいたい決まっているが、実のところは左右どちらでも構わず、前と左右に、左脚、右脚のどちらからでもとっさに踏み込めるようでなくてはいけない。",
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"title": "得物の持ち方",
"description": "得物は右手に持ち、太鼓の撥を持つ要領で持つ。このとき左手は左腰上に、ピタリと強く抑え当てる。これは鞘を帯の上から押さえつけて動かさない用心のためであるが、前転や後転、それを伴う受け身の際に打刀を帯の右前に移動させ鞘の破損を抑えるためでもある。",
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"title": "得物の握り方",
"description": "得物の柄を握る内の薬指と小指は力強く握りしめるが、他の三指、すなわち親指、人差し指、中指はなるべく、ゆるく、やんわりと柄を握る。手首はことさら柔軟にして、右回転、左回転が早く、柔らかくできるようにイメージする。",
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"title": "構え",
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"title": "構えの思想「殺し間は1m、移動で間を広げる」",
"description": "剣術での殺し合いを一概に語ることは難しいが、剣の届く範囲に相手の急所を捉えるのがその要諦である。剣の届く範囲を殺し間と呼ぶ。たとえば忍者刀の場合はその距離三分の二身長分、つまり半径一メートル程度である。ゆえに、移動がとても重要になる。どのように移動し、どのように敵を殺し間に留めおくかには代々の口伝がある。",
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{ "id": 127050,
"title": "構の種類",
"description": "修行ては、足体動作と合わせて構えを教わる。目録として簡単に説明する。正眼構、上段構、下段構については省略する。脇構、これは前後の敵に対する構え。八相構、遠間を斬る構え。弓構、弓矢や投石に対する構え。中段脇構、囲まれた時に用いるが、危険な構え。大上段構、あまり使い道のない構え。いずれも口伝がある。",
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"title": "上段",
"description": "柄頭が額の上にくるまで得物を掲げ、後方斜め後ろに切っ先を置く構え。基本となる構えのひとつで、正眼の構えと並んで、おおよその型での初期の構えになる。",
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"title": "車剣",
"description": "下段の構えのこと。物を前方斜め下にむけて、先端の延長線の先を、敵の脚つま先に結ぶ。体勢を低く構えることで、敵の攻撃範囲を狭める働きを持つ。切っ先を下ろし、敵の斬りに来る間をもって切っ先を上げ、敵の刀を止め受けて、巻き上げるないし巻き落とし、無刀にしてとどめを刺す無慈悲な侍剣術で用いられる構え。世界忍者国剣術では、下段は車(来る間)剣として恐れつつ、対策をとった。要するにかかってこないので、投石などの飛び道具で片を付けるべきもの、とされた。どうしてもの場合のみ、走って逃げ、距離をとってから叩けとされた。下段の構えのまま走ると人間は前屈ぎみになるので、そこで前に出た頭をたたくのであった。",
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"title": "正眼",
"description": "得物を前に出し、右脚を敵方向に大きく踏み出すと同時に、得物の先端を敵の両眼の間につけるように構える。世界忍者国の剣術では、青眼、西岸(西の岸、つまり西方浄土、要するに死者の国)などの字を当て、構えよりも目付の部分を工夫するよう申し送られる。世界忍者国剣術でいう正眼の構えの目付の要諦はひとつところに注視しないことであり、全体を巨視的に見通すことで、相手の行動を相手の意図より先に読み取ることを、重要視している。",
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"title": "右/左脇構",
"description": "左脚前に踏み出し、右脚を後方に引き膝深く曲げる。低く左半身となり、得物は水平に後方へ方より一直線になるように伸ばす。左脇構えはその逆である。このとき得物重心を水月(みぞおち)あたりに、先端を左において、横一文字に構える。",
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"title": "逆手",
"description": "得物の柄を逆さに握り、刀身を腕の外側にぴたりとつけ、刃は外側前方、敵の方向に向ける。右拳が額の前方にあるように、得物と腕を垂直に立てて構える。このとき右脚は前に出し右半身に低く構える。重心は身体の中心に落とし、視線は敵の眼につける。",
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"title": "得物での斬り付けの要諦",
"description": "まず、敵に抵抗の気配有りと察知すれば、機先を制して、急に間合いを縮め、腰の得物を、手首柔らかく、得物の先端が小円を描くように回転させて迅速に取り出し、凶器を握った敵の手首、腕、あるいは蹴ってくる脚スネなどを斬り付け、凶器を取り落とさせ、その抵抗を封じる。",
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"title": "正面斬付",
"description": "得物で斬る基本動作五種の一。送り脚をしつつ、正眼の構えから上段の構えに移行して上から真下の敵に振り下ろす方法。基本となる斬り付けであり、最も訓練が必要となる斬り付け。",
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"title": "下掬い斬り",
"description": "正面下斬り付けのこと。得物で斬る基本動作五種の二。詰め脚をしつつ、下段の構えから手首を返して前方上に掬い斬りにする方法。この時得物先端が小円を描くように振り、敵の小手やスネを斬り付ける。",
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"title": "左右面/胴/袈裟斬り付け",
"description": "得物で斬る基本動作五種の三。左/右脇構えから、打撃の瞬間、敵の右/左横に得物を抜き、得物先端が小円を水平に描くように得物を回転させ、右(左)から左(右)に斬り付ける。左右面斬り付けなら側頭部から側頭部上部へ、左右胴斬り付けなら脇腹を、袈裟斬り付けでは首筋から正中線を断つ。足体動作については、左右面/胴斬り付けに関しては送り脚を用いるが、袈裟に際しては入身脚を用いる。",
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"title": "逆袈裟",
"description": "得物で斬る基本動作五種の四。得物を胸前に斜めに、先端を右肩、握り柄を左腰骨に当たるようにおいて構え、打撃の瞬間、得物を左前斜め下方に引き抜くと同時に、得物先端が小円を描くよう回転させ、左下から右上に向けて、敵の小手や脚スネを掬い斬りに斬り付ける。この斬撃法は機先を制して瞬間に斬らねばならないが、手首の強く早い回転と得物の重量を活かして斬るため、腕に関係なく斬れる。",
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"description": "基本動作五種の五。相手の左面を斬り付けると見せかけて、手首を返しひきつけ、相手の頸動脈を突き斬る。浅手(軽傷)になることが多く、また決まった場合でも大量の出血を見るので、行った後は止めと血振りを兼ねて大きく巻いて袈裟に斬り付けるのが通例である。",
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"title": "巻き斬り付けの技",
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"title": "巻いて斬る",
"description": "刀や薙刀、槍や棒などに対抗するための斬り方。得物は比較的短小な武器なため、両手持ちの武器と打撃力を比較すると格段に弱い。その劣勢を補う工夫が巻いて斬る斬撃法である。巻いて斬るとは回転させて斬るの意味で、遠心力で打撃力を強くするのに加えて、腕を十分に伸ばし、大きな円周を得物先端にて描き、その到着点で全身の筋肉を引き締める。この時瞬発力は凝結され、遠心力で強めた力を更に強くすることができる。得物の巻き方は、腕を肩からいっぱいに伸ばしたり、柔軟に曲げたりしながら、手首を柔らかく、得物先端で、縦に横に円周を描き、遠心力で生ずる力を最後の一打に絞り、渾身の力を込めて斬る。敵や敵の武器に当たる瞬間、全身の筋肉を強く引き締め、呼吸を止め、肛門を強く締める。",
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"title": "上巻き斬り下ろし",
"description": "上巻き斬り。上から下に得物を巻いて斬る打法。正眼に構えた得物を、左方向に回し、背中の中心点(脊椎骨)に触れるところまで回し、ついで腕を十分に伸ばし、得物先端で大きな円周を描いて上から下に斬り下ろす。",
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"title": "左への巻き斬り",
"description": "左巻き斬り。右から左に得物を巻いて横面や腕を斬る打法。正眼から、得物先端で大きく円周を描くように左に得物を回し、棒身で後ろ首筋を撫ぜるように右に引き、腕を十分に伸ばし、得物を右から左に円周を描いて斬る。",
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"title": "帽子斬り",
"description": "右巻き斬り。左から右に得物を巻いて斬る打法。正眼から、得物を垂直に立てながら腕を曲げ、柄を右耳に触れるように引きつけ、ついで得物を後方に倒しながら、右肘を上に上げ、身体を右半身に斜めに構え、右耳そばの握り柄ごと、拳を首左側面につける(右拳を頭上右から左下に移動させる)。腕を十分に伸ばし、得物先端で大きく円周を描きながら、左後ろから右前方に得物を振って斬る。",
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"title": "世界忍者国剣術の型",
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"title": "四方拂(払)い",
"description": "得物の型の一で、斬りかかる敵に対する型。右左の袈裟斬りへの対策、逆袈裟にてのスネ斬りへの対策、胸突きへの対策、正面斬りへの対策によってなる。それぞれ、斬りかかる敵の切っ先にこちらの切っ先を当てて斬り落としてからの右(左)小手斬り付け、左(右)入り身から左(右)斬り落とし小手斬り付け、右入り身足しつつの打払いから柄での目潰し・左袈裟斬り、正面止め受けから斬り払い・胸突きの技法を用いる。",
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"title": "左転換体",
"description": "得物の型の二。斬りかける相手を左入り身でかわし、敵刃を撃ち落とすとともに、右脚を軸に左脚を出し、右に半回転して敵の右斜め後ろに並び立つ。敵右手首を左手で掴み、敵の後頭部を斬る。あるいは続いて左手で敵の右手肘関節のすぐ上を一緒につかみ、右手人差し指、中指で得物ごと相手の後ろ髪をつかみ、そのまま右脚を後方に引き、左脚を軸に右に円を描いて回転しながら引き落とすと、敵体をうつ伏せに引き倒せる。留め。",
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"title": "右転換体",
"description": "得物の型の三。敵の刺突に対して、敵左腰の鞘を制して敵を押し伏せる型。敵刃を左に強く弾き、右脚を軸に素早く右に半回転し、敵の左背後に周り、左手で敵の左手首を掴み、右手で敵の刀鞘、こじりの近くを逆手に握る。ついで、鞘を上に上げ、鞘の中央部を敵の左腕肘関節に押し付け、押し倒す。抜刀し留め。",
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"title": "連れ返し",
"description": "得物の型の四。格闘中、右手得物の柄を掴まれた場合の型。得物を掴んだ敵の五指をひねり捻るように、得物を小さく回転させながら、左手で敵の五指を得物ごと上から握りしめ、得物を梃子にして前方斜め方向に引き落とし投げ倒す。右手で掴まれれば左斜めに、左手で掴まれれば右斜めに引き落とす。両手で掴まれた場合は、柄を握った左右両手首を、交差させる形に捻るように得物を梃子にして捻り、急に外側に引き落とし投げ倒す。左手で敵の前方に出ている手の甲を、相手の得物ともろともに握っておけば、敵の手元側の手の親指は得物で押さえられ、手を抜き取ることは不可能である。そのまま敵の得物柄を前方に強く早く押し倒し、敵右腕上膊(はく)の中心部を、得物柄の先端(柄頭)で強く突く。そのまま右手を滑らせてこちらの得物中心部を右手で順手に握る。この時も左手は敵の得物ごと握りしめて、離してはならない。次にこちらの得物柄を敵の右脇下にくぐらせ、得物柄先端を敵の背後右腕上部に当て、自身を左の方に移動させつつ、得物を下に押し下げながら、敵右手首を背後にねじ上げ、右下床面に敵を引き落とし、押し伏せる。左膝で敵の右手首を制する。留め。",
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"title": "座とり",
"description": "得物の型の五。座位にある時、敵が抜き斬りに斬る意図があったときに用いる型。敵は膝立ち、抜き斬りに斬りつけるので、こちらは左脚大きく踏み込み、得物を縦に構え左手を添え、横なぎの敵刃を受け止める。次に右足の裏で敵刃の物打ちを強く踏み動かさないようにする。左膝は地につけたまま右膝立ち、こちらも得物を抜き、時計針の進行方向に大きく円を描いて振り、刀柄を握る敵の手を斬り払って刀を離させ、得物で敵の両眼を斬り牽制し、左手で敵刃の柄を握り、左斜め前に投げ遠ざける。続けて、得物を右手に、敵の首の後方に当て、敵の左頸動脈に強く当て拘束する。同時に得物と敵の着衣左右の方の布を一緒に掴み、得物を押し下げて、敵を手前に、うつ伏せに引き倒す。後退しつつ引きずり、敵の右手を首前から回し、左後方に引きつけ、右回りに歩いて敵身体の右に移動し留め。",
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{ "id": 127074,
"title": "上段受け",
"description": "得物の型の六。敵に上段から面を斬りつけられたときの受けの型。こちらは得物を頭上に水平に横たえ、左手の五指を隙間なく揃え、得物の下に柄の方向へ指先を向けて置き、刃を上に向け、右脚大きく踏み込み、敵刃の(切っ先ではなく)中程で受け止める。指先を隙間なく揃えるのは敵刃が捕り方の左側に滑った時に指を斬られないためである。次に左脚で踏み込み、得物を下にすり込み、柄頭で敵刃の鍔を強く打つ。左脚で敵の右脚の甲を踏む。敵刃を動かさず、左手を得物から離して敵の右手親指を逆手に握り、ねじ上げて刀の柄を離させる。敵の右手の親指をねじったまま、右手は得物を通じて刀を握ったまま、敵の左手を両手で横一文字に左右に大きく押し開く。ついで、得物を右回しに回転させ、刀身先を敵の手首にかけ小手斬り付け。素早く得物先端を斜めしたから敵の両眼の間に突きつけ牽制。次に敵の右腕を左手で上に差し上げ、その下をくぐり、敵の、脇下の急所である稲妻を、右肘を深く曲げて突き上げる。敵の怯むスキに、右腕を差し上げたまま右脚前に踏み込み、そのまま左に転回して敵の右腕を得物で押さえつつねじり上げ、敵の背後に移動する。続いて右膝頭で敵の尾てい骨を蹴り上げ、右脚を敵の右足首に背後から深くからませ、背中にねじあげた腕と得物とで前下に押し倒す。敵は倒れるので、倒れる敵に添って右側からのしかかり、留め。",
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"title": "閂(かんぬき)",
"description": "得物の型の七。格闘の型。敵の上段からの斬り付けを左入り身足でかわしつつ、時計針の逆進行方向に得物を大きく巻いて敵刃を左外側にはじくと同時に、そのまま右脚で前蹴り。同様に、上段からの斬りかかりを右脚を踏み込んで時計針の進行方向に大きく巻き、敵刃を右外に弾く。次の瞬間左脚で前蹴り。前蹴りの後は左拳で敵の水月(みぞおち)に当身を入れる。脚を踏み変え大きく右外から時計針の逆進行方向に巻いて、敵の刀を握った右手首を強く斬り付け、柄を離させる。得物先端を敵の両眼の間に突きつけ牽制するとともに、自分の左腕を相手の左腕上膊の後方上から巻きつけ、深く抱え込む。次に得物を垂直に立て、刃を敵方向に向け、刀柄を握ったままの敵左手首を刃で前方水平に押しながら、上に向けて押し上げれば、敵は動けなくなる。次に右脚を右後方に急に引き、敵を右回しに引き落とす。敵の下半身が着地した瞬間、敵身体の動きを逆転させ左に切り替え、敵をうつ伏せに押し倒す。得物を敵から外し、左手首を打って敵の得物を落とさせて飛ばす。敵身体に馬乗りになり、左肘を左膝で制し、右手を得物で斬りねじ上げ、右肘を右膝で制する。得物を左手で逆手に握り、敵の首前に右から左に差し入れ、右手を上から交差させて得物先端を右手で握り、得物を上に引き上げ首を絞める。左手の得物を首前に当てたまま右手を離し、留め。",
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{ "id": 127076,
"title": "柄(つか)返し",
"description": "得物の型の八。斬り別れと格闘の型。敵が右八相の構えから左面に斬りかかるのに対し、こちらは右脚から直進し得物を上段から垂直に振り下ろし、敵刃の左しのぎを削るように切り落とす。同じく、左八相の構えから右面に斬りかけるのに対して、こちらは左脚から直進し、得物を上段から振り下ろし敵刃の右しのぎを削るように斬り落とす。これを八回繰り返し、九回目でこちらは上段受けにする。受けた瞬間、左脚で前蹴り、そのまま敵右脚甲を踏みつけ、敵の怯んだ瞬間、敵刃の鍔元まで鈎を滑らせて、得物を右から敵の首にかけ、左手で得物先と敵の襟を掴み、右脚から左回りに円周を描いて歩き敵を押し崩し、円の中心点で小さく早く回って敵を左に投げ倒し、敵刃を払い落として奪い、留め。",
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"title": "咽喉(のど)輪とり",
"description": "得物の型の九。得物を逆手に持つ型。敵の上段からの斬りを、右脚踏み込み、逆手の得物で上受けする。この時左手は右手首に添える。時計針の進行方向に巻き、敵刃を右外下に払い落とし、身体を開き左脚で大きく前蹴り。次に右胴への斬り込みに対して、こちらは右脚を踏み込み敵刃を逆手の得物で右外に弾く。次の瞬間、左脚を踏み込み、左拳で敵水月に当身を入れる。突きに対して、左下に受け流すとともに敵右手首と刀柄を左手で掴み、逆得物の棒身で敵右腕の上表面を滑らせ、刷り上げて、敵の右頸動脈に得物を当てる。右脚を敵の背後に一歩大きく踏み込み、得物で首をへし斬りつつ左に回る。首筋の後ろから刀身をあて、敵の左頸動脈に得物を食い込ませ、得物で敵身体を下に押し付けながら、右脚を大きく右後方に引き、敵を右下に引き落とす。敵はうつ伏せに倒れるとともに首が落ちる。",
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"title": "送り足拂(払)い",
"description": "得物の型の十。転換体の足運びと足払いの型。上段に対する敵の斬りを、こちらは右斜め前に左脚を踏み込み敵刃をかわし、得物で左上外に敵刃を弾く。とともに、得物を大きく巻き、敵の左上膊(じょうはく、二の腕)を斬る。同様に、敵の斬りかけを左斜め前に右脚を踏み込み敵刃をかわし、右上外に弾き、得物を大きく巻いて敵の右上膊を斬る。次いで、右脚を踏み込み、得物を頭上で小さく巻き、二歩目を継ぎ脚で(つまりさらに右脚で)踏み込み、頭上の得物を早く大きく巻いて敵の左上膊を斬る。つぎの瞬間、敵の斬りかけを避けるために地面に両手をついて身を沈め、左脚を大きく前に伸ばしだし、敵の踏み込む右足首に自分の左足首を掛け、早く強く右に一回転し、敵を仰向けに倒す。脚を取りうつぶせに返して、留め。",
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"title": "踏み込まないコツ",
"description": "足止めしての殴り合いは厳格に慎むべきものである。敵の殺し間にて足を止めるのは自殺行為と呼ばれても仕方がない。殺し間に踏み込まずに敵だけを自分の殺し間に入れるコツは存在し、口伝として伝わっている。",
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"title": "足体動作",
"description": "足の運びを中心に移動に関する動作の事を総称して、足体動作と呼ぶ。足体動作には前方に進むものとして送り脚、詰め脚、歩み脚、猫脚があり、後方に進む引き脚、詰めの引き脚、歩みの引き足がある。また、左右移動をする移り脚、斜め前方に入る入り身脚、そして左右の転換体がある。転換体とは、後ろの脚を一旦前の脚の前に置き、これを脚がかりに敵の左右まで前の脚を進め、我が身を半回転させることで敵の横ないし斜め後方に立つ足体動作である。これらを、立位、座位、半立位(膝行位)で行うのが、世界忍者国剣術の足体動作である。",
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"description": "世界忍者国剣術の基礎として習う足体動作のひとつで、前に出ている右足の前側と後ろ側、後ろの左足の前側と後ろ側への細かな加重と抜重の組み合わせで、微小な動きのみで前方へ少しシフトする、独特の歩き方法。フェイントや別動作の補助、および練習として用いる。",
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"title": "足の真ん中を使って踏む",
"description": "爪先立ちや踵立ちを想像する忍者の歩みだが、実はいたって普通に足の真ん中で歩く。忍者特有の挙動とは足先の工夫ではなく、通常の移動動作を加重と抜重の制御でブーストすることを言うため。",
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"title": "足体動作に気配りして歩く",
"description": "修行を始めるにあたって最初に教わるのは礼法と着付け、そして足体動作である。足体動作習熟には、道場と呼ばれる天井の低い部屋で、四方を足体動作のみで移動するところから始まる。",
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"description": "足体動作は耳で聞き、自分と師匠筋との違いを考えるのが早道と言われている。これは自分や相手の足体動作を耳で追うと、自然に音の出ない歩みが会得できるからによる。",
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"description": "すべての武器を失ったときに用いる捕縛術のこと。極めて低い姿勢で構え、地面をはうように低く構える。敵武器の攻撃を避ける際は左右に転がり避ける。敵刃をさばく場合は足体動作を用い、真横や斜め前に避ける。地面を転がり敵の内懐にくぐり入り、敵の金的、髪の毛をつかみ引き倒す。手捕りの掴み方には極意があり、手首をつかむよりは敵の親指を握りしめ、逆にねじ上げて自由を奪うのを良しとする。また、相手の衣類をつかむ場合、服の上から肉に爪を立て、一緒につかむことで逃げられなくする。この技は非殺白兵戦闘属性を持つ。",
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"title": "迷宮封印能力",
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"title": "封印の祠",
"description": "超長期コンクリートによる打設の下に遺跡ないし迷宮があることを明示し警告するために建てられる祠。封印自体は祠の基礎工事で用いられる超長期コンクリートが行っている。多くの場合、民間信仰に従い露意地蔵菩薩を祀る祠が建てられる。露意地蔵菩薩の姿は多くの場合赤マフラーをした地蔵のかたちを取られる。地蔵像の材質は特に規定はなく、手編みの赤マフラーと日常にありふれた石を青く塗ったもの、これを組む合わせるだけですら成立する。(おまじないであるため)。",
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"description": "迷宮を含む遺跡封印のメカニズムについては単純であった。問題となるのは遺跡から噴出する瘴気(沼気)が、同じく影響を受けやすい生物類に影響を与えるためであり、これを、影響を比較的受けづらい木石の類でせき止めてしまうというのが真髄である。過去、藩国内の瘴気に悩まされていた世界忍者国は長い研究の末、ついにこの結論にたどり着いたのであった。",
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"title": "瘴気に強い素材を求めて",
"description": "迷宮(遺跡)はどこにでも発生する可能性があり、これを止めるのには一般の国民の力を借りる他ないと判断した藩国首脳部は、瘴気の侵食に強く、一般の国民でも扱いやすい素材を検討した。多くの建設資材が試された結果、過去、TLO封印に効果を発揮してきたコンクリート、あるいはそれを強化したものが良いのではないかという結論に達した。調達都合よく、製法さえわかれば誰でも使うことができたためである。",
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"title": "超長期コンクリートの概要",
"description": "世界忍者国が開発した強化コンクリートは、超長期コンクリートと命名された。これは、セメントとして消石灰(水酸化カルシウム、Ca(OH)2)を主原料とし、細骨材として海砂を副原料としていた。消石灰とは、石灰石を焼成させた生石灰を水和させたものである。超長期コンクリートでは、消石灰と骨材の間でのゆっくりとしたポゾラン反応と、消石灰の炭酸化硬化現象が利用されている。ポゾラン反応とは、シリカ(SiO2)とアルミナ(Al2O3)を主な組成とするポゾランが、消石灰と常温でゆっくり反応し、結合能力をもつ化合物を生成する現象をいう。故に、骨材にはポゾランを含む海砂が特に選ばれている。なお、粗骨材についてはレンガ屑や石材のうち、手で握れる以上の大きさのものが良しとされた。また、混和材としてはポッツォラーナが、遅延剤としては一般的な油が用いられた。",
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"title": "火山砂(ポッツォラーナ)",
"description": "砂のような地層から得られる火山性の砂のこと。超長期コンクリートの混和材として、混合比を消石灰1に対してポッツァラーナ3を用いる。凝固を早める効果があり、海中での打設等の場合は混合比を消石灰1に対してポッツァラーナ2を用いる。なお、同様の効果を確認されているものに石炭灰(コールアッシュ)がある。",
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"title": "油",
"description": "一般的な植物油である。打継(うちつぎ)の必要がある場合に用いられた。打継とは打ちこまれたコンクリートに継ぎ足しをすることをいい、コンクリートが一体化しにくいため、構造上・防水上の弱点になり易い。この時、油を塗り反応を一時(最大24時間)遅延させることができる。この後、打継を行う際はよく油を拭う必要がある。",
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"title": "養生期間と方法",
"description": "通常のコンクリートに比較して長い時間をかけて養生する。一般的なコンクリートでは気温15度前後で養生期間5日を要するが、超長期コンクリートは養生期間を14日程度取る必要がある。また、このとき湿潤状態に置き続けることが望ましく、通常はレンガ壁などを用いて埋設し養生する。(高物理域の場合はビニールシート等を用いる)",
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"title": "構造物に要求される性能",
"description": "設計耐用期間において満足すべき性能の判断には以下の指標を用いる。\n「耐久性」…材料の劣化により生じる性能の経時的な劣化に対する構造物が有する抵抗性\n「安全性」…構造物が使用者や周辺の人の生命や財産を脅かさないための性能(構造体の安全性と機能上の安全性の両者)\n「使用性」…構造物の使用者や周辺の人が快適に構造物を使用するための性能\n「復旧性」…地震等の偶発荷重等によって低下した性能を回復させ、継続的な使用を可能にする性能\n「環境および景観に関する性能」…悪目立ちせず周囲の景観に調和する性能",
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"title": "民間信仰としてのお参り作法",
"description": "賽銭として銀貨を一枚置き、二礼二拍手一礼を行うのが良いとされている。なお、銀貨の代わりになるものとして、女性の涙一粒でもよい。",
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"title": "露意地蔵菩薩",
"description": "世界忍者国に由来する民間信仰の一つで、道祖神としての性格を持つと共に、「友誼の守り神」として信じられている新しい神。露意地蔵とは、大地があらゆる生命を育む力を蔵するように、道に迷う人々を、無限の大慈悲心で包み込み、その意を露わにして救う所から名付けられたとされる。一般的に、親しみを込めて「お地蔵さん」、「お地蔵様」、「お露意さん」と呼ばれている。地獄・餓鬼・修羅など六道をめぐりながら、人々の苦難を身代わりとなり受け救う、代受苦の菩薩とされた。",
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"title": "六道能化",
"description": "迷宮出現後、この世界に瘴気が湧き出す前に現れ、迷宮内の暗殺者やバジリスクからの攻撃を変わり身の術で避け、迷宮の主を封印した、という逸話を元に、六道すべての世界(地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人道・天道)に現れ、害なすものを封印し衆生を救う菩薩であるとされる。これを六道能化(ろくどうのうげ)と言う。露意地蔵菩薩は地獄・餓鬼・修羅など六道をめぐりながら、人々の友として苦難を身代わりとなり受け、害を封印し救う、代受苦の菩薩とされた。",
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"title": "像容",
"description": "道祖神として抽象化されており、青く塗られた2つ重ねの石に赤い布(毛糸のマフラー)を巻いたものを一般的な像容としており、祠に安置されている。また、例外として世界忍者国では従来のロイ像建築と習合され、青いロイ像に赤い毛糸のマフラーを付けたものが信仰の対象になっている。同国内の一部には赤い紐で施縄(せにょう)された褌マフラー姿のロイ像をもって露意地蔵菩薩像の本性とする向きもあり、今後の研究が期待される。",
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"title": "功徳利益",
"description": "六道能化とされる露意地蔵菩薩の功徳は善男善女ならびに悪鬼羅刹に至るまであまねく効果を持つとされる。その利益は離瘴気災(りしょうきさい。迷宮から発せられる瘴気による災害から離れること)とされている。",
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"description": "オン・マラフィキ・ワツワ・カワイダ・ソワカ。邦訳すれば、「オーン、友達、稀有なる人、スヴァーハー」となる。",
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"title": "素早い変身から生まれた術",
"description": "敵地に変装していた忍者が、勢いよく服を脱ぐと忍び装束に変わる。忍者の憧れである。 \n如何に早く着がえるかを追求することから始まった。",
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"description": "服の裏表の模様を変えることで、追ってから逃げながらでも着がえることで別人に見せる術がある。代わり衣の術という。\nそれに満足しなかった先達がとにかく高速で着がえることに特化しようとした。",
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"title": "高速の脱衣",
"description": "素敵な筋肉の脱衣、と聞いて藩王の支援を受け、先ずは高速で服を脱ぐ研究が始まった。\n脱ぎ方だけでなく、素材選び、脱ぎやすい服のデザインの調査。そしてベルト等の着脱しにくいは煙幕や視線誘導を用いて2秒以内の脱衣を可能にした。",
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"title": "身代わりの術としての昇華",
"description": "高速で服を脱ぎ変身する。忍者ならばひと月足らずで身につけることは可能な簡単な動作だった。しかし、問題がひとつ。「脱いだ服をどうしよう?」試行錯誤の結果、脱いだ服を身代わりに使えないかという研究に舵が切られた。",
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"title": "空蝉の術の完成と現在の研究",
"description": "素早く脱ぐ&脱いだ物を身代わりとする。\n忍者として六年の修行を終えた者ならば数か月で身に付くが、忍者以外ならば6年近くの修行が必要とされる。\n現代では緊急時の忍者専用機からの脱出に利用できないか検討中である。",
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"description": "武器を鞘に入れたままの状態で持ち、殴る技法。鞘のある武器に非殺害攻撃能力を付与する。右手は鞘を持ち、左手は柄頭のこぶし一つ上付近を持つ。打突の際はより前に踏み込み打つ。懐に入った敵は柄頭で突き打つ。なお、片手で行う抜き打ちはできなくなる。この技術は武器を鞘に入れている、一般的には戦闘可能でない状態を戦闘可能とする。そのため、敵の意表を突くことができる。腰に帯びた状態から鞘を抜き付け無拍子で敵を打突する方法には口伝があり、抜き付けを含む全身の使いようを身に着けるには2年の修行が必要。",
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"description": "武器を鞘に入れて手に持った状態、あるいは腰に帯びた状態から、敵の奇襲攻撃に対して鞘ごと持って受けを行う技法。敵の奇襲において、白兵攻撃における奇襲効果を無効とする。抜き付けまでは鞘当ての技法に近く、そこからの上半身の使いようが口伝となっている。習得にはあらかじめ鞘当ての技法を習得している必要がある。",
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"description": "鞘当ての技法を習得する修行法の一つを紹介する。この修業は日本刀を使って行う。初めは体側をぎりぎりまで壁面に近づけた状態で抜き付ける練習を行う。これが出来るようになったら壁面に相対し柄頭が壁につく状態から抜き付けを行う。これが出来たら、電話ボックス状の箱の中で抜き付けを行う。電話ボックス状の箱の中で抜き付けが出来れば、最後に同じ箱の中で抜刀から斬り、納刀までを行えるようにする。",
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"description": "畑の土を掘り返すための農具。スコップともいう。棒の先に平行に、ホームベース状の平たい板がくっついたもので、長さは1メートル程度。平たい板は軽く湾曲しており、水や土を掻き出しやすくなっている。",
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"description": "畑に苗を植えたり、種をまくための穴をあけたりする、細かい作業用の小さい鋤。別名シャベル。大きさは30センチほどであり、全長の半分は湾曲した平たい板になっている。",
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"description": "照りつける日差しの中でも作業ができやすくするための帽子。日射病になるのを防ぐが、それはそれとしてたまに休憩を取るのが一番である。",
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"description": "水やお茶を入れて携帯できる筒。山羊舐の場合、細身の水筒に沸かした井戸水を入れている。お茶もコーヒーもむかし死ぬほど飲んだ、と言う山羊舐の顔はどこかうつろだ。あまりいい思い出がないらしい。",
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"description": "帆布製のズック鞄。大きな蓋の内側はマチ(つまり奥行き)が深く、底は口より広く、やや台形の形をしている。肩掛けタイプで、幅広の肩掛けベルトを使って移動時に斜め掛けして使う。容積は570mmx423mmx210mm程度。",
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"title": "汗拭きタオル",
"description": "首に掛けている黄色いタオル。特にブランドなどはなく、なんとなく町の万屋で買った物である。黄色いのは昔見た映画の受けうりで、いつか幸せと共に待ち人が来る。というジンクスに則っている。",
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"title": "ジャージ上下",
"description": "濃紺色のジャージ上下。裏地は起毛しており、見た目より暖かい。夏場は上着を脱いでTシャツにジャージの下で作業をすることも多い。逆に冬場は上に軍の払い下げ戦闘服を着る。この冬季装備をジャー戦と山羊舐は呼んでいる。",
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"description": "じょうろと読む散水用の農具で、シャワーヘッド付きの水桶である。雨の少ない季節に使う。広い畑に如雨露で水を撒くのはとても面倒くさいが、これもこれで大事な道具なのである。ちなみに金属製で、流星のマークが描かれている。",
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"title": "腐葉土",
"description": "とてもとても貴重な自作腐葉土。人糞と土と枯葉を順番に地面に盛り、塚にした状態で藁をかぶせて保温して三週間寝かせて作った。即効性があるが、病気を持ち込みやすいため、一度使ったら二週間は使えない。",
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"description": "直径90センチ程度のふるい。腐葉土や土の塊を、植物が育ちやすいサラサラの土に変えるために用いる農具。とても面倒くさいが、山羊舐はこれが大事な作業であると信じて行っている。",
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"description": "畑に入る時の特別な靴。ゴム製で水を通さない。電気も通さないが、あまり農業には関係がない。靴底は厚く、硬い枝を踏んでも穴があかない。",
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"description": "畑に入る時の特別な装束の一つ。衣服を汚さないために着る。同様の用途に用いる衣類としては白衣を持っているが、白衣を着て農業をやるのは何か違う気がするため、しまい込まれたままである。",
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"description": "刈り入れのあとで実を取り除いた、枯れ草の束。畑の保温や表土の保護、ワラ人形によるカカシ作りなど、便利に使われる。いつか大農園を作って、藁束を編んで作ったしめ縄をアブタマル神殿に奉納するのが夢である。ロマンだなぁ。",
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"description": "培養土を利用するのが簡単だが、山羊舐は自分で作るようにしている。配合は赤玉土7:腐葉土2:バーミキュライト1を混ぜ合わせて作る。(バーミキュライトとは、酸化ケイ素、酸化マグネシウム、酸化アルミニウムを主成分とする、世界忍者国の山でも取れる鉱物。)これに、石灰を培養土10ℓ当たり10gと化成肥料を培養土10ℓ当たり10〜30g混ぜ合わせるのが、山羊舐流。",
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"title": "山羊舐の農業知識",
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"title": "山羊舐の畑作知識",
"description": " 山羊舐が自宅付近で始めた畑作によって得た知識。山羊舐の言によると、畑作はいいぞ。農業生産全般を生業にすると、様々な苗を植えて野菜や穀物、果物や花き類を育てたり、キノコを育てたりできる。毎日新鮮な野菜が食べられ、ついでに儲かるかもしれない。ただ、収入がその年の天候に左右されやすいため、収入を家畜肥育や養蚕、綿花栽培などに転換して利益確保を得る場合が多い。労働内容は手作業も多いが、農業機械を導入して大規模化する場合もありだ。農業はいい、いい……。",
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"title": "トウモロコシを育てるコツ",
"description": "トウモロコシは根を深くまっすぐ張るため、土は深めに耕して、元肥は他の野菜に比べて深い位置に施す必要がある。また、トウモロコシは雌雄異花なので、受粉を確実に行うために同じ場所に同種のものを複数本植えねばならない。また、このとき飼料用のトウモロコシ(デントコーン)と交雑すると甘味の無い実がなってしまう。付近に飼料用のトウモロコシが植えていないか確認が必要だ。",
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"title": "トウモロコシにおける害虫や害鳥の被害対策",
"description": "トウモロコシに発生しやすい害虫は、アワノメイガ、イネヨトウ、アブラムシ類・カブラヤガ・コガ類・カメムシ類であり、幼虫を発見したら直ちに薬剤駆除をおこなうのがよい。また、種から植える時は鳥の被害を受けやすい。マルチングで対処するのがよい。マルチングは草丈が50cm程度になったら撤去して問題ない。なお、マルチングとは、植えた植物の地表面(株元)を覆うことで、雑草の発生を防ぐほか、水分の蒸発や病害虫の発生を防ぐことをいう。古くからワラが利用されてきた。また、収穫時期が近付いたら果実を袋などで覆うと害虫や鳥の被害をかなり軽減できる。",
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"title": "生物くん蒸(燻蒸)",
"description": "施設などで連作を続けると、土壌中の微生物のバランスが崩れて病気が多発するようになる。これに対抗する手段として考え出された、からし菜の一種を緑肥に用いることで、からし菜の成分が持つ辛味成分で有害センチュウや最近、雑草の発生などを抑止する方法。具体的には、からし菜を緑肥に用いることで、からし菜の辛味成分である「グルコシノレート」が土壌中で加水分解されることによって「イソチアシアネート」と呼ばれるガスを発生させ、前述の効果を得る、というものである。",
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"title": "生物くん蒸をする際の注意点",
"description": "注意点は以下の2点。1.緑肥をすき込む際、植物体をできるだけ細かく砕き、その後できるだけ早くすき込む。2.すき込んだ後は、地表面をなるべく均一にしてローラー等で鎮圧し、可能であれば敷き藁で覆う。3.すき込んでから次の作物の栽培までは、通常の緑肥と同様に一定期間(夏季で3〜4週間)おく。1つめは、グルコシノレートをできるだけ細胞外に出し、飛散しないうちに土壌中にすき込むためである。2つめは、イソチアシアネート(気体)が地表面から揮発してしまうことを少しでも抑えるため。また、散水することも有効である。3つめは、イソチアシアネートはすき込み後数日で消失するが、緑肥作物のすき込みと同様、有機物の分解時にピシウム菌が一時的に増加するためである。",
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"description": "ある程度育った作物を刈り取らず、そのまま破砕して土に埋めることで土中に有機物を増やす、肥料撒き方法の一種。緑肥の効果としては、以下があげられる。1.有機物が増加し、土壌中の微生物がよく繁殖する。2.土の構造がよくなり、水はけや保水力も高まる。3.土壌中の微生物間のバランスがとれ、病害虫の多発を防ぐ。4.施設野菜土壌の塩類濃度を低下させる。",
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"description": "緑肥を行う上でのキーポイントの一つ。例えばC/N比が13の場合、窒素が1kgあったとすると炭素が13kg含まれるということになる。C/N比が高い(20以上)有機物が土壌中にすき込まれると、土壌中の微生物がそれを分解するために多くの窒素を必要とする。このため、土壌は窒素飢餓の状態におちいりやすくなる。対策として、石灰窒素を添加することが有効である。山羊舐の場合、世界忍者国で取れる良質な石灰をうまく利用している。逆に、C/N比が低い有機物の場合では多くの窒素が無機化するため、後作物に利用されやすい土壌を作ることができる。例えば、緑肥の後作が窒素要求量の多いタマネギ等の場合、C/N比の低いマメ科の緑肥作物が有効である。逆に、ダイズを後作とする場合では、C/N比の高いえん麦等を緑肥刷ることによって、良い結果が得られやすくなる。",
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"description": "土壌中にすき込まれた緑肥作物は土中の生物群によって分解される。その分解過程の中では、一時的に(病原菌となる)ピシウム菌が増殖することがわかっている。そのため、緑肥のすき込み後は一定期間(夏季で3〜4週間) をおいてから、後作の栽培に入るのがよい。",
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*部品構造
-大部品: ◯山羊舐領の生活施設2:山羊舐実験農場 RD:14 評価値:6
--大部品: 山羊舐実験農場 RD:8 評価値:5
---部品: 山羊舐領の実験農場
---部品: 給水設備
---部品: 当直小屋
---部品: 本棚
---部品: 実りを収める倉庫
---部品: 各種薬剤を収める倉庫
---部品: 下肥熟成壁
---部品: にゃんばいん<生>(牛耕農法)
--大部品: 山羊舐畑A RD:3 評価値:3
---部品: 山羊舐畑Aの概要
---部品: トウモロコシ
---部品: ソルガム(ラッキーソルゴー)
--大部品: 山羊舐畑B RD:3 評価値:3
---部品: 山羊舐畑Bの概要
---部品: からし菜
---部品: ひまわり
*部品定義
**部品: 山羊舐領の実験農場
農場の概要畑が5面と、諸々の道具を入れておく納屋と倉庫二棟からなる、隠遁生活をおくる山羊舐の楽しみ半分真面目半分の実験農場。山羊舐領の真ん中あたりにあり、深く掘られた空堀に囲まれたなかにある。空堀はもちろん盗人対策だが、農場内の作物を外部の障壁から守るためでもある。
**部品: 給水設備
井戸が掘られており、灌漑用水路に流れ込むようになっている。山羊舐の第七世界人としてのお小遣いの大半がこの給水設備に関わる資料代で消えたが、文族にはままあることであった。
**部品: 当直小屋
別名納屋。当直のものが畑の様子を確認するためのスペースであり、風雨や嵐の際に逃げ込む場所でもある。地下室をほってあり、重い密閉扉で出入りできるが、ほとんどの人は存在自体知らない。
**部品: 本棚
おおよそ農業用の植物辞典であったり、農業教本の写しだったり、農業日誌だったりが整理されて収まっている本棚。万屋で買ったカラーボックス2個分の資料が入っている。
**部品: 実りを収める倉庫
実りを収める高床式倉庫。門の前には蛙神の像がアブタマル神とならんで祀ってある。中には猫が寝泊まりしており、ねずみ駆除に一役買っている。
**部品: 各種薬剤を収める倉庫
害虫駆除剤など、各種薬剤を収める倉庫。害虫駆除剤は一瞬栄養ドリンクに見間違う外見のため、高い棚の一番上に毒入りマークのシールを貼って仕舞ってある。外見だけだと本当によく似ているが、蓋を開ければ独特の目鼻にツンと来る薬剤臭でわかるようになっている。
**部品: 下肥熟成壁
山羊舐が土作りに使用している塚。下肥のもとや牛糞などを藁と混ぜて、土と互い違いに積み重ねたもの。近寄るとほのかに温かいが、けしてよっかかったりしてはならない。
**部品: にゃんばいん<生>(牛耕農法)
世界忍者国の命運を決めるしろもの、と、山羊舐が勝手に思っている、新型の、モーと鳴く、角のある、偶蹄目の四足獣。別名牛。体色は白、黒、茶、もしくはそれらのまだら模様。ここ、山羊舐実験農場では2つのつがいを含む7頭の牛、もとい、にゃんばいん<生>が生息しており、日々、鉄条網に囲まれた休耕田で草をはんでは牛糞を垂れ流している。本記事収録時点での牛、もとい、にゃんばいん<生>の名前は、サンマ(雄)、キミコ(雌)、ツルタロウ(雄)、チカコ(雌)、ミドリ(雌)、エイジ(雄)、シノブ(雌)。
**部品: 山羊舐畑Aの概要
山羊舐の畑作は二種類のパターンで、たまに入れ替えつつ行なっている。便宜的に、畑Aと畑Bと呼ぼう。畑Aは土の地味がいつか肥えた時に大収穫が望めるように、種を残すつもりで育てている畑である。植えているのは玉ねぎ、サツマイモ、トウモロコシが多く、畑Aの周りには視線避けにソルガムを植えている。ソルガムは畑作の最初に植えて、緑肥とするのにも用いている。
**部品: トウモロコシ
トウモロコシは多肥性で過剰な養分を吸ってくれる、丈夫な野菜。畑の土壌改善野菜としても利用できる。また、高温を好むので日当たりの良い場所で育つ。トウモロコシは山羊舐により農業技術研究が進められている。山羊舐の農業技術、を参照のこと。
**部品: ソルガム(ラッキーソルゴー)
茎が細いが草丈が高く、分けつ数も多い、緑肥用植物の一つ。生育が早く、再生力も強いので、短期間に多くの有機物の生産ができる。後作の定植または播種の約1カ月前(露地)にすき込むとよい。また、サツマイモネコブセンチュウやキタネコブセンチュウの密度を抑制する効果も知られており、かつ、吸肥力が強いため、圃場の塩類濃度を下げる「クリーニングクロップ」としても利用されている。
**部品: 山羊舐畑Bの概要
山羊舐の畑Bは、主に地味の痩せた現在でも食料を供給できるように行なっている規模の大きなもので、主に痩せた大地であるほど良く育つ作物を選んで育てている。具体的にはほうれん草、ブロッコリー、キャベツ、アブラナ、ソバである。また、緑肥および目隠し用途として普通のひまわりを、生物燻蒸用途にからし菜を育てるときもある。
**部品: からし菜
葉物野菜の一つで、初期生育が早く、短期間で高収量が得られる。花は黄色で、開花期の草丈は1m以上になる。耐倒伏性も強い。後述の生物くん蒸作物として利用した場合、トマト青枯病、ホウレンソウ萎凋病の抑制効果が認められる。
**部品: ひまわり
美しい花が咲く植物。初期生育が旺盛で、土壌の被覆が早い。雑草をよく抑える。開花期の草丈は2m以上になる。幅が広く、1日当たり乾物生産量も多いので緑肥作物としても優れている。種も食べられなくはない。
*提出書式
大部品: ◯山羊舐領の生活施設2:山羊舐実験農場 RD:14 評価値:6
-大部品: 山羊舐実験農場 RD:8 評価値:5
--部品: 山羊舐領の実験農場
--部品: 給水設備
--部品: 当直小屋
--部品: 本棚
--部品: 実りを収める倉庫
--部品: 各種薬剤を収める倉庫
--部品: 下肥熟成壁
--部品: にゃんばいん<生>(牛耕農法)
-大部品: 山羊舐畑A RD:3 評価値:3
--部品: 山羊舐畑Aの概要
--部品: トウモロコシ
--部品: ソルガム(ラッキーソルゴー)
-大部品: 山羊舐畑B RD:3 評価値:3
--部品: 山羊舐畑Bの概要
--部品: からし菜
--部品: ひまわり
部品: 山羊舐領の実験農場
農場の概要畑が5面と、諸々の道具を入れておく納屋と倉庫二棟からなる、隠遁生活をおくる山羊舐の楽しみ半分真面目半分の実験農場。山羊舐領の真ん中あたりにあり、深く掘られた空堀に囲まれたなかにある。空堀はもちろん盗人対策だが、農場内の作物を外部の障壁から守るためでもある。
部品: 給水設備
井戸が掘られており、灌漑用水路に流れ込むようになっている。山羊舐の第七世界人としてのお小遣いの大半がこの給水設備に関わる資料代で消えたが、文族にはままあることであった。
部品: 当直小屋
別名納屋。当直のものが畑の様子を確認するためのスペースであり、風雨や嵐の際に逃げ込む場所でもある。地下室をほってあり、重い密閉扉で出入りできるが、ほとんどの人は存在自体知らない。
部品: 本棚
おおよそ農業用の植物辞典であったり、農業教本の写しだったり、農業日誌だったりが整理されて収まっている本棚。万屋で買ったカラーボックス2個分の資料が入っている。
部品: 実りを収める倉庫
実りを収める高床式倉庫。門の前には蛙神の像がアブタマル神とならんで祀ってある。中には猫が寝泊まりしており、ねずみ駆除に一役買っている。
部品: 各種薬剤を収める倉庫
害虫駆除剤など、各種薬剤を収める倉庫。害虫駆除剤は一瞬栄養ドリンクに見間違う外見のため、高い棚の一番上に毒入りマークのシールを貼って仕舞ってある。外見だけだと本当によく似ているが、蓋を開ければ独特の目鼻にツンと来る薬剤臭でわかるようになっている。
部品: 下肥熟成壁
山羊舐が土作りに使用している塚。下肥のもとや牛糞などを藁と混ぜて、土と互い違いに積み重ねたもの。近寄るとほのかに温かいが、けしてよっかかったりしてはならない。
部品: にゃんばいん<生>(牛耕農法)
世界忍者国の命運を決めるしろもの、と、山羊舐が勝手に思っている、新型の、モーと鳴く、角のある、偶蹄目の四足獣。別名牛。体色は白、黒、茶、もしくはそれらのまだら模様。ここ、山羊舐実験農場では2つのつがいを含む7頭の牛、もとい、にゃんばいん<生>が生息しており、日々、鉄条網に囲まれた休耕田で草をはんでは牛糞を垂れ流している。本記事収録時点での牛、もとい、にゃんばいん<生>の名前は、サンマ(雄)、キミコ(雌)、ツルタロウ(雄)、チカコ(雌)、ミドリ(雌)、エイジ(雄)、シノブ(雌)。
部品: 山羊舐畑Aの概要
山羊舐の畑作は二種類のパターンで、たまに入れ替えつつ行なっている。便宜的に、畑Aと畑Bと呼ぼう。畑Aは土の地味がいつか肥えた時に大収穫が望めるように、種を残すつもりで育てている畑である。植えているのは玉ねぎ、サツマイモ、トウモロコシが多く、畑Aの周りには視線避けにソルガムを植えている。ソルガムは畑作の最初に植えて、緑肥とするのにも用いている。
部品: トウモロコシ
トウモロコシは多肥性で過剰な養分を吸ってくれる、丈夫な野菜。畑の土壌改善野菜としても利用できる。また、高温を好むので日当たりの良い場所で育つ。トウモロコシは山羊舐により農業技術研究が進められている。山羊舐の農業技術、を参照のこと。
部品: ソルガム(ラッキーソルゴー)
茎が細いが草丈が高く、分けつ数も多い、緑肥用植物の一つ。生育が早く、再生力も強いので、短期間に多くの有機物の生産ができる。後作の定植または播種の約1カ月前(露地)にすき込むとよい。また、サツマイモネコブセンチュウやキタネコブセンチュウの密度を抑制する効果も知られており、かつ、吸肥力が強いため、圃場の塩類濃度を下げる「クリーニングクロップ」としても利用されている。
部品: 山羊舐畑Bの概要
山羊舐の畑Bは、主に地味の痩せた現在でも食料を供給できるように行なっている規模の大きなもので、主に痩せた大地であるほど良く育つ作物を選んで育てている。具体的にはほうれん草、ブロッコリー、キャベツ、アブラナ、ソバである。また、緑肥および目隠し用途として普通のひまわりを、生物燻蒸用途にからし菜を育てるときもある。
部品: からし菜
葉物野菜の一つで、初期生育が早く、短期間で高収量が得られる。花は黄色で、開花期の草丈は1m以上になる。耐倒伏性も強い。後述の生物くん蒸作物として利用した場合、トマト青枯病、ホウレンソウ萎凋病の抑制効果が認められる。
部品: ひまわり
美しい花が咲く植物。初期生育が旺盛で、土壌の被覆が早い。雑草をよく抑える。開花期の草丈は2m以上になる。幅が広く、1日当たり乾物生産量も多いので緑肥作物としても優れている。種も食べられなくはない。
*インポート用定義データ
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"description": "茎が細いが草丈が高く、分けつ数も多い、緑肥用植物の一つ。生育が早く、再生力も強いので、短期間に多くの有機物の生産ができる。後作の定植または播種の約1カ月前(露地)にすき込むとよい。また、サツマイモネコブセンチュウやキタネコブセンチュウの密度を抑制する効果も知られており、かつ、吸肥力が強いため、圃場の塩類濃度を下げる「クリーニングクロップ」としても利用されている。",
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"title": "山羊舐畑Bの概要",
"description": "山羊舐の畑Bは、主に地味の痩せた現在でも食料を供給できるように行なっている規模の大きなもので、主に痩せた大地であるほど良く育つ作物を選んで育てている。具体的にはほうれん草、ブロッコリー、キャベツ、アブラナ、ソバである。また、緑肥および目隠し用途として普通のひまわりを、生物燻蒸用途にからし菜を育てるときもある。",
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"title": "からし菜",
"description": "葉物野菜の一つで、初期生育が早く、短期間で高収量が得られる。花は黄色で、開花期の草丈は1m以上になる。耐倒伏性も強い。後述の生物くん蒸作物として利用した場合、トマト青枯病、ホウレンソウ萎凋病の抑制効果が認められる。",
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"title": "ひまわり",
"description": "美しい花が咲く植物。初期生育が旺盛で、土壌の被覆が早い。雑草をよく抑える。開花期の草丈は2m以上になる。幅が広く、1日当たり乾物生産量も多いので緑肥作物としても優れている。種も食べられなくはない。",
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