世界忍者国の民による戦闘基本作戦
○世界忍者国の民に見られる特徴
世界忍者国の民の特徴
世界忍者国の民は高い士気、コミュニケーション能力(交渉能力)、隠蔽行為、低物理情報技術と言ったところが強みになっている。また副次的に、料理行為、高速移動行為、警戒移動行為、弱い治療行為(本人にのみ有効)といった能力を持っている。これらは、「コミュニティの強さで助け合って、情報連携を元に粘り強く移動戦で戦うのが得意」、ということを示している。
○世界忍者国の民の特徴を活かした戦闘作戦
遅滞防御戦闘の作戦
敵を引き込めるだけ引き込んで有利な地形を選んで戦う戦闘を、遅滞防御戦闘という。世界忍者国の民の特徴を生かした戦闘作戦とは、この地帯防御戦闘を積極的に行う作戦である。
要諦はこうだ。
一、敵一人に対して三人で当たる。
二、互角未満の戦闘はまず避けるべく一人が偵察し二人で待ち伏せ、偵察者が敵を誘引して待ち伏せ場所に引き込んで攻撃。
三、偵察者はそのままつぎの待ち伏せエリアを捜索し、連絡。待ち伏せ二人は後退しつつ、一人は身を隠し、一人は足止めを行う。
四、身を隠した一人が偵察と合流して待ち伏せ、以下同じ。
これには、三人の高い連携技術と、単身で敵を相手取る際に気持ち負けしない高い士気。そして高速移動と警戒移動、継戦能力を維持する料理行為と弱い癒し行為が重要になる。
その連携技術には、低物理域情報技術のほか、個々人の交渉能力が重要である。美人がニコニコ笑ってるのは小気味いいし、その朗らかなやり取りは程物理情報技術をベースにした通信においても有効であろう。
○世界忍者国の民による農業技術を使った自然回復作戦
概要
世界忍者国の民の力をフルに活用する農業。それは、コミュニケーション、高い士気、弱い治癒、料理、移動能力(警戒移動、高速移動)、低物理情報技術を使った営農法である。
基本的には戦闘ドクトリンと同じである。
一、一人用の土地に主営農者1名の支援者2名の三人で当たり、それぞれ立場を入れ替えながらお互いの営農を支援し合う。これにはコミュニケーション能力が必要になる。
二、偵察(警戒移動)で目的に沿ったいい土地を見つけて、ほかのメンバーとコミュニケーションをとる。これには低物理情報技術を使う。
三、低物理情報とコミュニケーションで土地へのアプローチ情報を集約し、植え付け、水やりをお互いが時に主営農者、時に支援者となって走り回り(高速移動)、労働支援しつつ行う。
四、上記により多発する移動の間も農作業の準備ができる。具体的な労働内容については後述する。
労働内容は「自然農法+永田農法」
自然農法とは、粘土団子という、粘土の球に数百種類の作物種を混ぜて固めたものを、大地に撒く。以上終わり。という非常に簡単な作付け方法である。
複数の種を残置する関係上、その場の雰囲気に適した種が勝手に選ばれて伸びる上に、単作にはなり得ない。そのため、連作障害を起こしづらい。
特に、作業量が圧倒的に少なくて済むところに特徴がある。何せ粘土団子作りは移動中でもできるのだから(料理能力)。
また、作付け後の処置と水やりについては段階的に永田農法を導入する。簡単に説明すると、作物は風雨避けの敷き藁を敷いた下で育てて、水やりや化学肥料を最低限しかあげない。
植物を飢餓状態にする事で果物や葉の甘みを増させる農法だ。これの利点は、水やりなどの時間を極限できる事である。
しかし、もっとも水やりに適したタイミングを外すことはない。水やりのタイミングは夜明け直後とし、どの土地の畑に水をやったかを細かく通信して情報共有する(低物理情報)。
夜明け前の水やりはつらいが、体調や健康を加味して出来る範囲で最高の成果を目指す事をよしとしている。(高い士気)
目指すは付加価値の高い「美味しい野菜」
その行為自体から利益が出ずして、営農行為および自然回復行為は難しい。
そこで世界忍者国の営農ドクトリンでは、特別にうまい野菜を畑作で作る事で、より「美味しい野菜」を提供する事で高収益体質を構築する事を目指している。
営農作業の中には、石灰の確保(これは世界忍者国三名山で採取できる石灰石の掘り出しも含む)なども含まれ、多くの人手とそれぞれの高い士気が要求されるが、
世界忍者国の人々にはそれがある。この幸いを生かして、営農を立派にやり遂げよう(そしてがっぽり儲けよう)。そういったライトスタッフの気質こそ、世界忍者国の最大の強みなのかもしれない。