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新規登録:なし
成功要素
(あなた)
地主一族の経済力→地主一族の資産:パワー4
実質的な大家さん:パワー6★★★ 三回目なので削除
→次期大家さん:パワー5
→次期管理人:パワー5
周りを守りたいと思う気持ち:パワー5 8個制限につき削除
周りの幸福を最後まで見届ける決心→周りの幸福を見守り続ける決意:パワー6
活力に満ちた瞳:パワー6★★★ 三回目なので削除
叔父さんとおじさんの幸せを心から願う気持ち:パワー6★★★ 三回目なので削除
叔父さんの幸せを願う想い:パワー5
おじさんの幸せを喜ぶ気持ち:パワー5
ウミノリスミ先生のしっかりしたパトロン:パワー6★
身内への献身:パワー6★
(居候)
ヒモの天才:パワー6★
残念すぎるイケメン:パワー6★★★ 三回目なので削除
→顔は悪くない:パワー5
→顔で補っても余りある残念な中身:パワー5
魅了される愛らしい外見:パワー6★★
天上の鈴の音色のような鳴き声:パワー6★★
読み始めると終わらない引き込まれる文章→1度読んだらやめられないとまらない文章:パワー6
続きを読みたくなる面白い作品を生み出す力→連載作家の能力:パワー6
洞察力:パワー6★★★ 三回目なので削除
後ろ向きに前向き:パワー6★
(12)その後のあなたと居候を描こう 難易6(1日) この判定に失敗しても進む。
榊原さんとウミノリスミ先生は一緒に暮らし始めた。
が。
「ウミノリスミ先生、作品書くなら自宅でできるでしょ」
「ここは仕事部屋なんだー」
「ここはシャドー八千代のお部屋です!」
結局、隣のマンションに住んで、昼はこちらに入り浸っている。
「ほら、おやつですよー」
焼いたササミをシャドー八千代にあげると、シャドー八千代はそれをくわえてウミノリスミ先生の手にポンと落とす。ムシャムシャ食べるウミノリスミ先生。
相変わらずだ。
「そういえば、城戸は?」
「わたしも城戸ですよ。.......叔父さんなら、家の仕事を手伝い始めましたよ。週3で」
「そうか」
「婚活も始めるみたいですよ。徐々に、ですけど」
今まで飄々としていたのに、どこか吹っ切れたような表情になった叔父さんの笑顔を思い浮かべる。
あれから出来上がった話を良く知ってる出版社に持ち込もうとしたところ、丁度新しい賞の募集が始まったということで、ウミノリスミ先生が応募。見事に大賞になり、そのまま本屋に平積みになって発売された。
ついでにSNSでシャドー八千代の画像をアップしたら大人気。
小説家ではなく、猫に養われてきたエピソードの方でバズってる。
後でそれとなく叔父さんに聞いたら、「たまたまあいつに向いてるジャンルの賞があっただけだ。選考も実力で買い取ったのさ。ただまあ、俺からのお祝いだ。現金だと怒るからな」と笑って言った。
この優しい叔父さんにもいつか幸せが来るといいなと願いつつ。
「わたし」は2人の部屋のゴミ出しを始めるのだった。
成功要素
(あなた)
地主一族の資産:パワー4
次期管理人:パワー5
周りの幸福を見守り続ける決意:パワー6
叔父さんの幸せを願う想い:パワー5
おじさんの幸せを喜ぶ気持ち:パワー5
ウミノリスミ先生のしっかりしたパトロン:パワー6★
(居候)
ヒモの天才:パワー6★
顔で補っても余りある残念な中身:パワー5
魅了される愛らしい外見:パワー6★★
天上の鈴の音色のような鳴き声:パワー6★★
連載作家の能力:パワー6
後ろ向きに前向き:パワー6★
一時成功要素:ウミノリスミ先生の新刊:パワー4
自動成功。
新規登録:なし
成功要素
(あなた)
地主の孫娘→地主一族の経済力:パワー3
実質的な大家さん:パワー6★★
周りへの責任感:パワー6★★★三回目なので削除。
周りを守りたいと思う気持ち:パワー5
周りの幸福を最後まで見届ける決心:パワー5
活力に満ちた瞳:パワー6★★
叔父さんとおじさんの幸せを心から願う気持ち:パワー6★★
ウミノリスミ先生のパトロン→ウミノリスミ先生のしっかりしたパトロン:パワー6
身内のため惜しまない努力→身内への献身:パワー6
(居候)
天性のヒモ→ヒモの天才:パワー6
残念すぎるイケメン:パワー6★★
魅了される愛らしい外見:パワー6★
天上の鈴の音色のような鳴き声:パワー6★
作家力:パワー6★★★ 三回目なので削除
読み始めると終わらない引き込まれる文章:パワー5
続きを読みたくなる面白い作品を生み出す力:パワー5
洞察力:パワー6★★
かなりの食いしん坊:パワー5 8つの登録制限につき削除。
劣等感すら受け入れる自己を肯定する気持ち→後ろ向きに前向き:パワー6
(11)主人公(あなた)は悪役と再度戦う。今度は負けられないぞ 難易100(3分)(この課題は10駒で分割できる)敗北はゲームオーバーだ。
前提変換
「悪役に作品を認めさせる」を難易度100とし、「悪役に作品(短編、連作)を認めさせる」を10分割して、10の作品を読ませることとする。
「待たせたな!榊原!!」
「いや、何も待ってないが」
いつものように大量の求人票を持ってきた榊原さんは、仁王立ちして玄関に立ちふさがるウミノリスミ先生を白い目で見ている。
「俺は、小説家だ!」
「元、または自称、な」
「いや、俺は小説家だ。書くことが好きで、書かないと生きていけない。これかまでも、これからも、だ」
「ほう」
榊原さんがいつもと違う雰囲気のウミノリスミ先生に目を細める。
「だから、俺は書き続ける。就職はしない。食っていけるかは分からないが、それでも、書くことを諦めたくない!」
「だが、新刊も出してないだろう」
「それは過去の話だ!」
そう言ってウミノリスミ先生は印刷したばかりの新作を渡した。
「これは、シャドー八千代か?」
表紙に黒猫の絵をそっと描き加えておいた。榊原さんは実は猫好きなのだ。
「みゃあ」
シャドー八千代もウミノリスミ先生の横で読めとばかりに鳴く。
ふん、と鼻を鳴らして、榊原さんは原稿の束を受け取った。
「........」
「どうだ?」
成功要素
(あなた)
地主一族の経済力:パワー3
実質的な大家さん:パワー6★★
周りを守りたいと思う気持ち:パワー5
周りの幸福を最後まで見届ける決心:パワー5
活力に満ちた瞳:パワー6★★
叔父さんとおじさんの幸せを心から願う気持ち:パワー6★★
ウミノリスミ先生のしっかりしたパトロン:パワー6
身内への献身:パワー6
(居候)
ヒモの天才:パワー6
残念すぎるイケメン:パワー6★★
魅了される愛らしい外見:パワー6★
天上の鈴の音色のような鳴き声:パワー6★
読み始めると終わらない引き込まれる文章:パワー5
続きを読みたくなる面白い作品を生み出す力:パワー5
洞察力:パワー6★★
後ろ向きに前向き:パワー6
一時成功要素:
最高傑作の作品:パワー4
パワー6が10あるので、成功。
「そうだな、久々に面白かったよ」
少しだけ笑って、榊原さんは求人票を持って帰っていった。
次から榊原さんはフルタイム正社員ではなく、パートや期間限定の求人票を持ってきた。それも毎回ではない。
しかし、その度にウミノリスミ先生は新作を渡す。どうやら、新作が書き上がる頃に持ってきているようだ。この辺のタイミングの絶妙さが長い付き合いだと思う。
それが10回を迎えた時には、榊原さんは求人票ではなく花束を持ってきた。完結のお祝いらしい。予告もしないのに、流石だと思う。
「どうだった?」
ドヤ顔で胸を張るウミノリスミ先生。
「面白かった。俺の負けだ。もう就職しろとは言わない。存分に書け」
「だが、俺には収入がない」
「就職しろ!!」
花束を置いて机を叩く。
「いや、収入がないわけじゃないんだ。定収入がないだけで。それに就職も」
「就職もなんだ?」
榊原さんが睨む。叔父さんを見上げると、困ったように微笑みだけ浮かべた。
「永久就職したい」
「阿呆!!」
榊原さんが左手で目を覆うと、ウミノリスミ先生は反対側の手を取り言った。
「榊原花純さん、俺を、俺とシャドー八千代を一生養ってください!!」
と、指輪を差し出し、榊原さんの持ってきた花束を掲げる。
一時成功要素:花束と指輪:パワー4
桂林怜夜 > 1D6 → 4 = 4 (1/4-21:11:07)
「この、ろくでなしー!!」
榊原さんのボディーブロウがとても綺麗に決まりながらも、榊原さんの耳は真っ赤だった。
(失恋だな)
遠くで、それでいて近くで、そんな声が聞こえた気がした。
課題
(10)居候は宇宙船と自分の関係を語り始める。 難易0 (5分)この判定は自動で成功する。ロールプレイしよう。
※居候は依頼を受けて仕事しているだけなので、それを告げた後は、
※宇宙船についての因縁語りのメインは養父と母になります
「くそっ! 俺をどうする気だ! お、俺を殺したらファミリーが黙ってないぞ!」
縛られたマフィアは青い顔をしている。
うーん、とマフィアを見下ろした養父はうーんと秀麗な顔を曇らせてからため息をついた。
「まあ、君の処理については後で考えるとして……時間がないからしばらく眠っててくれる? ……頼めるかな、ユーゴくん」
ちら、と視線を向けられて、既に猫の姿に戻っていたユーゴはのっそりと男に近づいた。
「ああ」
短く答えると、肩の触手を伸ばして男のこめかみに触れる。ひっと男が声を上げる間もなく、バチリという音と共に男が崩れ落ちた。
びくりと震えたカスミを見て、ユーゴが気まずそうに弁解する。
「死んではいない。弱い電流を流して気絶させただけだ」
「そ、そう……あの、ユーゴが義父さんに雇われていたっていうのは本当なの」
「……本当だ。お前が依頼人の娘だとは知らなかったけどな」
「ユーゴくんが、カスミちゃんのところにいたと知った時はびっくりしたよね。うん、積もる話は色々あるとは思うんだけど、急いでくれないかな?」
「わかった。もちろん、依頼の方が優先だ」
「悪いね」
義父はこんな時でも飄々とした雰囲気でにへらと笑っていた。その養父が腕を差し出すと、ユーゴが飛び乗る。
「コピーしたやつをここに入力すればいいんだよな」
「よろしく」
扉の横のパネルに触手を添えると、その先が端子のように変形してパネルに空いた差し込み口に刺さった。
「パスコードはハードウェアトークンに格納されていて、そのものを持ち出すのは難しかったから、コピーしたんだ」
「すごいね。君に頼んで良かったよ」
手放しに誉める養父の言葉に、ユーゴのひげがちょっと揺れたように見えた。
「……入力は終わった。が、開かないぞ?」
「うん、ここは二段階認証になっててね、パスコードだけでは開かない。……ここからは君の出番だよ、エリナ」
養父が声をかけるとカスミの母は暗い瞳を向けた。
「なぜ知って……いえ、どうしてこんなことをするの? 答えによっては協力するわけにはいかないわ」
「なぜ知ってるかと言えば、アイツに聞いたからだ。そして、どうしてかと言えば、アイツに頼まれたからだ」
答える養父の顔は常になく真剣で真面目だった。
「え……?」
母の黒い瞳に動揺が浮かんだ。
「アイツはずっと、君がここに残してきてしまったモノのことを気にしていた。最後までね」
「そんな……」
「だから、さあ、行こう、エリナ」
差し出された手に、母はおずおずと手をのせた。その手を恭しいと言っていいほどの優しさでパネルに触れさせる。と、パネルが一瞬光り、扉がぷしゅっと音を立てて開いた。
「俺はどうする?」
中へ入ろうとする父母にユーゴが声をかける。
「中でもしてもらいたいことがあるから着いてきてくれ」
「わかった」
「わ、私も行くわ」
状況に置いてけぼりのカスミは慌てて後を追う。
「義父さん! これはいったいどういうことなの??? どうして母さんが?」
「説明すると長くなるし、知ると面倒に巻き込まれるかも。だから、カスミちゃんには関わってほしくなかったんだけどなぁ」
「あなた、ここまで来て関係なくはないでしょう。……私も知りたいから説明して」
「そうだねぇ、でもその前に……」
手に持ったライトで照らしながら何かを探していた養父が、目的のものを見つけたらしく、それに触れた。同時に、ぱっとその空間に明かりが満ちた。
「ここは……」
眩しさに一瞬目を眩ませていたカスミが、目を慣らしてからきょろきょろと周囲を見回す。
「第二艦橋……」
ぼそり、と母が呟いた言葉に、かつて見たリヴァイアサンの設計図を頭に思い起こした。
「ああっ、第二艦橋ってこんな風になってたの……」
確かに、リヴァイアサンの閉鎖地区の心臓部である第二艦橋の扉は開かない状態だと聞いていた。中を見たのはだから初めてだ。非常時には戦闘指揮所としても機能するというそこには、多くのコンソールやシートが並んでいた。
「ユーゴくん、このコンソールの操作分かる?」
「帝国の古い型だな。一通りの基本操作は習ったことがある。ヘルプもあるから何とかなるだろう。何をすればいいんだ?」
「そうだね。まずは周囲の状況を映して。他の連中が来てたら面倒だ」
「OK。電力供給は予備電源から来てるな。カメラは……生きてないのが多いな。この程度だ」
壁面に穴あきのカメラの映像が映し出された。
「大分はぎとられちゃってるからね。まあ、ぱっと見た感じは来てなさそうだね。彼は仲間に通報したりはしなかったんだ。慌ててたのかな?」
鋭い目で画面を一瞥した養父は、ユーゴににっこり笑いかけた。
「ありがとう。画像はこのままで、急ごう。ここのセキュリティ設定は呼び出せる? 色々調べたいんだけど」
「ちょっと待て……出せたが、編集には管理者権限が必要だ」
「さっきのパスコードではいかないかい?」
「やってみる……」
触手が伸びて、扉の時と同じように端子に変形すると差し込まれた。
「コードは通ったが、こちらも二重認証になってるな。生体認証が必要だ」
「了解」
養父はコンソールから体を起こすと、母たちに向き直った。困ったような顔をしてほほ笑む。
「さて、エリナ、いや、エカテリーナ=メリディス殿下、あなたはどうしたい?」
養父の言葉に、母エリナは眉を跳ね上げた。カスミは戸惑うばかりだ。
「説明不足だと言っているでしょう。まず、あなたは何をするつもりで私をここに連れてきたの? アイツってオスカーのことよね。あの人があなたに頼んだことって何?」
「……アイツに頼まれたのは、さっき言ったとおりだよ。君がここに残してきてしまったモノを君に返してやってくれってさ」
母の眉根がさらに寄る。
「……確かに、最初、この町に来た頃は探していたわ。でも、もう諦めたのよ。結婚して、子供もできて、もう、忘れようと思った。そして、忘れていたのよ……」
「『だけど、彼女が夜、屋根の上からリヴァイアサンを見る目は悲しそうなんだ』……そう、アイツは言ってた」
「……そんな……」
「自分が君と結婚して子供まで作ってしまったから、無理に諦めさせてしまったんじゃないかって、アイツは君に負い目を感じてたんだ」
「そんなっ! そんなことないっ! 私はあの人と結婚して幸せだった!!!」
「俺も、そう言ったさ。君を手に入れておいて何を言っているんだってね……だけど、だからこそだったんだろうな……アイツはここに来る方法を探し続けて……そして、力足りずに倒れた。ひどい話だ」
「……まさか、そんなことを考えてたなんて……」
「ひどいのはその願いを俺に押し付けたこともだな。君を頼む。男の願いだ、と言われて断るなんてできないじゃないか」
はぁ、と憂鬱そうな息を吐きだす。
「私は頼んでないわ」
母は冷たい表情で言った。
「ああうん、男ってのは馬鹿な生き物なんだよ。ともあれ、ちょっと手を貸してくれるかい? 君の忘れ物を返したいんだ」
「……」
母は口を引き結びながらも手を導かれるままにパネルに乗せた。コンソールの表示が変わったのが、顔に反射する光で分かる。
「ここを、こう、して、こう、かな。うん、開いたよ」
声と同時に、何の凹凸もなかった壁の一部がパコンと開いた。
養父が恭しく手を引いて、母をその前に連れて行く。
「王族の最後の隠し場所。ここになければ、他を当らないといけないけど……どう?」
そこから取り出した箱の蓋を開けて、母に見せる。と、母の大きな黒い瞳からぽろりと涙がこぼれた。
「ああ……ああ……これよ。お母様が、大人になったら私にくれると約束してくれたもの……」
震える指で箱から何かをつまみ上げると、大事そうに胸元に握り込んだ。
「玉璽は要らないの?」
戸惑ったような養父の声に、母がきょとんとした目で見返す。
「何それ」
「えーっと、王様という証明? ハードウェアトークンみたいなやつ。これを持ってる人間が正統な王様だということが証明できる」
「え、要らないわそんなの」
涙も引っ込んで座った目になった母に、養父は頭を掻いた。
「王様として中央に返り咲きたいとかそういうのはない?」
「ないわよ、何それ、面倒くさそう」
「……てっきり、身分の回復もしたいのかと」
「……まさか、あの人もそんな誤解をしてたんじゃないでしょうね。私はちゃんと伝えてたはずなんだけど……ここにお母様の形見を残してきて、それだけが心残りなんだって。それが取り戻せないならせめて、お母様とお父様が亡くなった地で菩提を弔って生きていきたいって……」
「アイツ、ほら、口下手でおおざっぱだったから……」
カスミは実の父親のことを思い出す。確かに、言葉の足りないところはあった……。父さんったら……。
「私、あなたみたいな陰謀家じゃないのよ?」
「ははは、その評価はひどいなぁ……まあ、間違ってはいないけど」
ジト目で睨まれて、養父が苦笑いする。
「えーっと、じゃあ、どうするかな……」
考え込んだ養父に、ようやくカスミが口を開いた。
「あ、あの……状況を整理させて欲しいんだけど、ええっと、母さんってもしかして、40年前に死んだとされてる当時の第三王女?」
母がカスミに向き直って頷く。
「ええ、そうよ。このリヴァイアサンが墜落当時6歳だった第三王女エカテリーナ=メリディスというのは私のことよ」
「うわぁ……」
どこかいいところのお嬢様だったのではと言われてはいたけれど、まさか王女様だったとは。
「たまたま、乳母たちと船の別のところにいたから難を逃れたの。そして、乳母たちに連れられて脱出艇に乗って、そのまま宇宙船を乗り継いで、別の星へ逃げたのよね」
「それで、母さんのお母さん、ええと女王様?の形見を取り戻しにこの町へ?」
「ええ、身分回復とか全然考えてなったのだけど、ただ、自分のルーツはここにあると思ったから、よそで暮らしていくのはつらかったのよ」
「父さんはそれを知ってた?」
「あの人は、元々私の乳兄弟で、一緒に育ったの。だから私の気持ちに常に寄り添ってくれて……一緒に来てくれて……優しい人だったわ」
「知らなかった……」
呆然と呟くと、母はバツの悪そうな顔をした。
「ごめんなさいね。でも、もう終わった話だし、王族とかそんなの面倒なだけでしょう?」
「まあ、確かに……信じられないだろうし。うん、正直今も何のいたずらかな?たちの悪い冗談でしょ???とか思ってる」
ごく平凡な庶民として生まれ育ってきて、実は王家の血を引いた子で、みたいな話をされても困る。そういう病気になっちゃったのかな?って心配してしまうだろう。
「そうよねぇ」
母がため息をつくと同時に、養父が顔を上げた。
「うん、じゃあ、もう、色々なかったことにしちゃおう」
「「「はい?」」」
晴れやかな顔で言い放った養父に、一同目を丸くするのだった。
◇
(11)あなたは居候と重大な決断をする。その決断とは……? そして決断するために何をした? 難易5(20分)
以下の設定申請をします。
・養父の指示でリヴァイアサンのシステムから第三王女=母親の情報はすべて消し去った
・これにより母親はリヴァイアサンのシステムに対する権限も失った
・リヴァイアサンの閉鎖区画に対するセキュリティレベルは下げ誰でも入れるように開放した
・捕まえていたマフィアには猫が開けて何かをしていたところを追い払ったと言うように言い含めた
・マフィアの通報で仲間が大挙して駆け付け、しばらく彼らがリヴァイアサン全体を占拠するという事件が発生した
・が、玉璽を発見すると共に解放された
・閉鎖区画が解放されたため、スクラップ産業は息を吹き返している
・マフィアのボスは傍系の王族で、玉璽を手に入れた今、政治的な工作で忙しくなっている
・黒猫の依頼主についてはまだ気になっているのか、手配書自体はまだ回っている
重大な決断:別れ
決断するために何をした:お別れ会
「手配書、まだ回ってるんだってね」
「ああ、マフィアのボスってやつは随分と慎重なたちらしいな。まあ、そんなだからここまでのし上がれたんだろうけどな」
「……行っちゃうんだね」
「もう、依頼も終わって、報酬も受け取ったからな」
「……これで、お別れなんだね」
「……お前は……いや、そうだ、いつまでもここにいるわけにはいかないからな」
「そう、だよね……うん……」
「……母ちゃんたちと仲直りしたんだろ? 良かったじゃないか。みんなで仲良く暮らせよ」
「あり……がとう……、ユーゴも、元気で……ねぇ、最後にお別れ会、しない?」
「お別れ会?」
「うん、私、ユーゴの好きなものいっぱい作るよ。だから……私のこと、忘れないで、ね」
「……」
以下の前提変換で難易度低下を図ります。
・養父が資金提供の上手配もしてくれるので材料調達には困らない
・元気のないカスミを心配して母親が料理を作るのを手伝ってくれる
・場所も父母の家を提供してくれたので余計な邪魔は入らない
・食事会をにぎやかに盛り上げてくれつつも、最後は二人だけにしてくれる
行動宣言:養父と母親の温かい支援を受けて、お別れ会をおこない、別れを告げる。
難易度-3
最終難易度2
一時成功要素:
(一時)養父の巧みな話術:お別れ会が盛り下がらないように頑張ってくれた
(一時)母親の温かい励まし:沈み込みそうになるたびに引き上げてくれた
成功要素:
心に取り戻した家族の絆(パワー4):関係が修復できた家族を置いては行けない
会社での強い人脈(パワー6):仕事でのつながりもここにはあるの
中々の腕の家庭料理(パワー4):せめてこの時だけはあなたの好きなものを作ろう
中々のおもてなし技能(パワー4):精一杯の笑顔で送り出すから
ベテランフリーランス(パワー5):俺はただ、ここへは依頼で来ただけの人間(猫)だ…
ダイス:4、4、4、5で要1ヒット
MASTER◆結城由羅 > 4D6 → 1 + 1 + 1 + 5 = 8 (1/4-02:26:55)
5ヒット!
素晴らしいお別れ会だった。
最高に盛り上がったところで、お別れをどうぞ。
二人は夜の屋根の上で並んで座っている。前方には遠くリヴァイアサンがライトで照らし出されていた。新しく解放された区画の調査のためだろう。
「お別れ会、ありがとうな。こんなに楽しかったのは初めてだ」
ぼそり、とユーゴが呟く。カスミは涙をこらえて笑った。
「忘れられなくなった?」
「ああ、忘れられないな」
ユーゴの表情はわからない。猫のままだからだ。
「……ねぇ、最後にひとつだけ、お願い聞いてくれる?」
「なんだ?」
「人の姿で、抱きしめてくれない?」
「……硬いぞ」
「いいのよ、早く」
ユーゴは一瞬ためらうそぶりを見せた後、男の姿に変身した。人型の戦闘形態のため、四肢と胴は黒い装甲で覆われている。肌の色が見えるのは覆われていない顔の部分だけだ。
じっと、カスミはその顔を見つめた。
「顔は似てないのね」
「……誰に?」
「父さんに」
「そりゃ、そうだろう」
「でも、目の色はやっぱり同じ」
「そうか」
「ん……」
カスミが急かす様に腕を広げて、顎を上げる。
ユーゴは一瞬止まった後、そうっとカスミを抱き寄せた。
「ほんとだ、硬いね」
「……すまんな」
この腕が昔のように血の通った人間のものだったら良かったのに、とユーゴはぼんやりと思った。
成長処理:
心に取り戻した家族の絆(パワー4)
→ 修復された家族の絆(パワー5)
中々の腕の家庭料理(パワー4)
→ プロ並みの家庭料理(パワー5)
中々のおもてなし技能(パワー4)
→ 中々のおもてなし技能(パワー5)
ベテランフリーランス(パワー5)
→ エース級フリーランス(パワー6)
◇
(12)その後のあなたと居候を描こう 難易3(1日) この判定に失敗しても進む。
以下の設定申請をおこないます。
・町は新区画の開発で好景気に沸いている
・おかげで会社の業績も上向いており、養父やカスミの仕事も忙しい
・その一方で玉璽を手に入れたマフィアのボスの方はきな臭くなっている
・現政権がこの町で革命の動きがあるのではないかと調査員をひそかに送ってきている
・その関係で母親とカスミにも何かとばっちりがあるのではないかと養父は心配している
・それで、信頼できる人間(猫)に護衛を依頼することにした
・手配書? 姿を変えればいいんじゃないかな?
行動宣言:姿を調整して白猫に変わったユーゴが、養父に雇われてカスミの護衛のために戻ってくる。
一時成功要素:
(一時)きな臭くなってきた現政権とマフィア:家族にとばっちりが来ると困るよね
(一時)好景気で養父の懐も温かくなった:護衛を雇う費用は調整費込みで出せるよ
成功要素:
居候:人型戦闘形態への変身能力(パワー6):変身能力を調整すると外見の変更が色々できるよ。お金はかかるけどね
居候:エース級フリーランス(パワー6):依頼なら行かないわけにはいかないな?
あなた:修復された家族の絆(パワー5):お義父さんったら…本当にありがとう
ダイス:4、4、5で要1ヒット
MASTER◆結城由羅 > 3D6 → 4 + 5 + 3 = 12 (1/4-03:12:23)
2ヒット!
無事に舞台は整った。
//
好景気に湧く町で忙しく働くカスミ。だが、時折寂しそうに空を見上げることがある。あの人はあの宇宙のどこかで元気に暮らしているだろうか……。
そんな日々のある日、カスミは養父に呼び出される。
「マフィアと現政権との間がきな臭くなっているから護衛を付けることにしたよ。そう、君も良く知ってる彼だ」
そういう養父の後ろから、白いふさふさした毛の猫が現れる。
え、どこの猫?
「俺だ」
その声には聞き覚えがあった。
「え。色も形も違うよ???」
「金さえ積めば調整してくれるところがあってな…」
「必要経費として出させてもらったよ」
へらっとした笑顔で話す養父に力が抜ける。
「もう、会えないかと思ってた」
「……仕事があればそりゃ来るさ」
「そっかー……そりゃそうだよねー……ええっと、よろしくね」
「ああ、よろしくな……」
カスミとユーゴの新しい日々が始まる。
◇
かくてゲーム終了だ。お疲れ様。
お疲れ様でした!
(居候)
名前:ユーゴ ※屋上イベントで判明
命運:# ※使用できない
成功要素:
触手(肩の突起と尻尾)の変形能力(パワー6)
人型戦闘形態への変身能力(パワー6)
ベテランフリーランス(パワー5)
少しぎこちない身のこなし(パワー3)
攻撃を避けるための動体視力(パワー3)
(あなた)
名前:卯月カスミ
命運:3
成功要素:
鋭い聴力(パワー5)
事務能力・上級(パワー4)
スーパークラップ業者としての知識(パワー6)
会社での強い人脈(パワー6)
中々の腕の家庭料理(パワー4)
中々のおもてなし技能(パワー4)
心に取り戻した家族の絆(パワー4)
小回りの利く足(パワー4)
課題
(7)居候が見つかったがそれはとんでもない場所=刺さった宇宙船だった。驚きを表現しよう 難易2 (2分)
以下の設定を導入します。
・カスミが別の調査をしている間に母親が養父と居候を発見したが、同時に見つかってしまう
・見つかった時にちょうどカスミに連絡を入れており、彼らの会話を聞くことができる
・居候が隠された養父のセーフハウスは宇宙船のそばに建てられた会社の工場(スクラップ加工所)だった
・工場なので独自の大規模発電機があり、居候の傷の回復のための電力供給が可能だった
・このため居候の状態は回復している
・養父の最終的な目的地は宇宙船リヴァイアサンである
・養父の目的には母親が必要なため、連れていかれてしまう
・居候も依頼を受けて護衛として付いていく
・リヴァイアサンに入ってしまうと遮蔽されるため、一般回線での通信は切れる
行動宣言:別行動していた母親が養父が居候を隠した場所=リヴァイアサン傍の工場を突き止めるが、カスミに連絡し始めた時に養父に見つかってしまう。通話をそのままに始まった会話で、両親の過去と養父の行動の謎が断片的に明かされ、初めて知る事実に驚愕する。また、養父が依頼人だったことと、リヴァイアサンへ向かう養父に居候がついていくことに驚く、という形で驚きを表現する
一時成功要素:
(一時)一般回線での通信:いい感じで謎を残す形で通信が切れる
(一時)明かされた事実と残る謎:依頼人の正体と両親と養父の謎めいた過去にびっくり
新規成功要素:
調査で鍛えた足(パワー2):母親と分かれて足で調べていた
成功要素:
すごく耳が良い(パワー5):通信機からの会話を拾うことができる
ベテランスクラップ業者としての知識(パワー5):工場の位置を思い出し、なんでそんなところにと驚く
少し取り戻して来た家族の絆(パワー3):今の今まで自分たちはどこにもいる普通の家族だと思っていた。だが思い返せば、この町に来るまでの両親の過去の話を聞いたことはなかった、と驚愕する
※調査で鍛えた足(パワー2)は通らない
ダイス:4、4、5、5、3
MASTER◆結城由羅 > 5D6 → 3 + 1 + 3 + 1 + 3 = 11 (1/3-01:25:40)
おう、5ヒット!
すごい驚きが表現できたぞ?
成長処理:
調査で鍛えた足(パワー2)
→ 走って鍛えた足(パワー3)※
すごく耳が良い(パワー5)
→ 地獄耳(パワー6)※※
ベテランスクラップ業者としての知識(パワー5)
→ スーパークラップ業者としての知識(パワー6)※※
少し取り戻して来た家族の絆(パワー3)
→ 心に取り戻した家族の絆(パワー4)※
◇
(8)居候が悪役と戦っている。なんとか間に合え 難易5(20分)
以下の前提変換で難易度の低下を図ります。
・(前の設定より)カスミは母親と手分けして調査しており、比較的近所にいた
・悪役(マフィア)が養父が怪しいと気が付いたのがついさっきで偶然見かけたからだった
・養父は長期間準備しており、マフィアが狙っていることも知っていたので欺瞞情報を流してマフィアをかく乱していた
・このため、カスミはマフィアがリヴァイアサンへ入った後すぐくらいに追いつける
行動宣言:養父の欺瞞情報で気が付くのが遅れたマフィアに、比較的近所だったリヴァイアサンへ急ぐことで追いつく
難易-3
最終難易2
一時成功要素:
(一時)地元民としての地理感:リヴァイアサンへの最短距離を辿れる
(一時)養父の情報かく乱での遅延:マフィアに欺瞞情報を流して自分への疑いを逸らしていた
新規成功要素:なし
成功要素:
走って鍛えた足(パワー3)※:現地に急ぎます
地獄耳(パワー6)※※:先行するマフィアの足音を隠れながら追います
ダイス:4、4、3で1ヒット
MASTER◆結城由羅 > 3D6 → 1 + 3 + 2 = 6 (1/3-01:56:47)
3ヒット! クリア
無事に見失わず、戦闘開始に間に合ったぞ。
走って鍛えた足(パワー3)
→ 鍛えられた俊足(パワー4)※※
地獄耳(パワー6)
→ 分割で一つ捨て:鋭い聴力(パワー5)
※8個に達しているのでひとつ捨てる
◇
(9)居候と悪役の戦いに割り込んだ。居候に味方して勝とう。 難易10(5分)(この課題は前提変換として最大2つまでに分割できます)
2つに分割できるそうなので以下の2つに分割します。
9−1.マフィアが居候たちを奇襲するのを妨害する(難易?)
9−2.戦闘態勢になった居候を支援してマフィアを取り押さえる(難易?)
〇9−1.マフィアが居候たちを奇襲するのを妨害する(難易?)
以下の設定を通します。
・リヴァイアサンの通路は外壁に穴が開いて雨が降り込みやすく、排水が不十分な状態のため、作業靴でないと滑りやすい。
・事務員を含め、スクラップ業者の職員は常に作業靴である。
・マフィアは町中を巡回しているのでスーツに革靴姿である。
以下の前提変換で難易度の低下を図ります。
・隠れて追ってきたので、マフィアはカスミに気が付いていない
・養父たちがいる前方には扉があり、明かりがついていて明るく後ろは暗いため、前方にいる相手は良く見えるが、後ろには気が付きにくい
・マフィアは銃で奇襲しようとしているので、最悪狙いが逸れれば良い
・銃を落とさせるのは、できればで良いとする
行動宣言:銃を撃とうとしているマフィアに後ろから足払いして倒し、狙いを逸らすことで奇襲を妨害する。銃が落ちればラッキー
難易5-3
最終難易2、ヒットがオーバーすれば銃が手から外れる
奇襲が成功すれば相手からの反撃はない。失敗した場合は防御判定が発生する。
一時成功要素:
(一時)前方には落ちない影:気付かれずに近づけます
(一時)マフィアは革靴のまま入ってきている:滑りやすいです
成功要素:
鍛えられた俊足(パワー4):足払いし、銃を落としたら蹴飛ばします
スーパークラップ業者としての知識(パワー6):リヴァイアサンの中なら近づくための位置取りはバッチリ
ダイス:4、4、4でヒット1
MASTER◆結城由羅 > 3D6 → 1 + 3 + 5 = 9 (1/3-20:29:08)
2ヒット!
マフィアは転び、手から銃が飛んだ。
分割課題なので成長はありません。
Q:成功要素の再提出は可能ですか?
A:同時進行ではないので可能とします。
〇9−2.戦闘態勢になった居候を支援してマフィアを取り押さえる(難易?)
まず、支援するには協力判定が必要です。
新規含めて成功要素数4での判定をおこなってください。
Q:課題2の(5)で良い雰囲気を達成しているので難易度は下がりませんか?
A:半分になった。難易2
一時成功要素:
(一時)カスミが居候を必死で探していたことを母親から聞いている
(一時)奇襲で敵の攻撃を妨害してくれた
成功要素:
中々の腕の家庭料理(パワー4):お気に入りの料理を作ってあげてました
中々のおもてなし技能(パワー4):一か月看病してあげてました
ダイス:4,4,4,4
MASTER◆結城由羅 > 4D6 → 3 + 6 + 3 + 2 = 14 (1/3-20:49:55)
3ヒット!
支援することができる。
統制判定のため成長はない。
以下の前提変換で難易度の低下を図ります。
・マフィアは銃器使いで白兵戦は得意ではない
・転んで態勢が崩れている
残念だが、マフィアは荒事の専門家なので白兵戦も得意だ。通らない。
だが、銃を失ったので攻撃力は低下する。
転んで態勢が崩れているのも含めて難易は3
Q:攻撃と防御両方ですか?
A:両方3
Q:マフィアの銃を拾って威嚇・牽制するとすると難易は下がりますか?
A:下がらないが、一時にすることはできる
Q:攻撃と防御で同じ成功要素を使うことはできますか?
A:今回は使えないものとする(使えるとする運用もある)
Q:一時は攻撃と防御それぞれ2つ出せますか?
A:それぞれ別のものならば2つ出せるとする
Q:新規は攻撃と防御それぞれ1つずつ追加できますか?
A:それぞれ追加して良い
<攻撃判定>
一時成功要素:
(一時)居候:軍時代の白兵戦闘経験
(一時)あなた:銃を拾って見せつけることで気を逸らせる
新規成功要素:
居候:怪我が治ったばかりのぎこちない身のこなし(パワー2):頑張って動きます
成功要素:
居候:人型戦闘形態への変身能力(パワー6):充電済みで変身もバッチリ
居候:中堅フリーランス(パワー4):荒事も仕事のうちです
ダイス:4、4、2、4で要2ヒット
MASTER◆結城由羅 > 4D6 → 4 + 5 + 3 + 3 = 15 (1/3-21:25:18)
2ヒット!
何とか押さえつけた!
<防御判定>
一時成功要素:
(一時)あなた:拾ったマフィアの銃で狙って威嚇・牽制する
(一時)扉の明かりを背にして逆光なのでマフィアは眩しい
新規成功要素:
居候:攻撃を何とか避けるための動体視力(パワー2):必死に攻撃を見切ろうとします
成功要素:
居候:触手(肩の突起と尻尾)の変形能力(パワー6):敵の手足を抑えます
あなた:鍛えられた俊足(パワー4):うまく移動して支援します
あなた:スーパークラップ業者としての知識(パワー6):牽制に邪魔にならないように位置取りします
ダイス:4、4、2、4で要1ヒット
MASTER◆結城由羅 > 4D6 → 6 + 6 + 4 + 4 = 20 (1/3-21:25:58)
1ヒット!
からくも相手の攻撃を避けた!
成長処理:
あなた:鍛えられた俊足(パワー4)
→ 分割で一つ捨て:小回りの利く足(パワー4)
居候:怪我が治ったばかりのぎこちない身のこなし(パワー2)
→ 少しぎこちない身のこなし(パワー3)
居候:中堅フリーランス(パワー4)
→ ベテランフリーランス(パワー5)
居候:攻撃を何とか避けるための動体視力(パワー2)
→ 攻撃を避けるための動体視力(パワー3)
新規登録:なし
(あなた)
地主の孫娘:パワー2
成功要素
(あなた)
実質的な大家さん:パワー6★
周りへの責任感:パワー6★★
活力に満ちた瞳:パワー6★
叔父さんとおじさんの幸せを心から願う気持ち:パワー6★
ウミノリスミ先生の大ファン→ウミノリスミ先生のパトロン:パワー5
家族を守る想い→身内のため惜しまない努力:パワー5
(居候)
猫のヒモ→天性のヒモ:パワー5
残念すぎるイケメン:パワー6★
艶やかな毛並み→魅了される愛らしい外見:パワー6
可愛い鳴き声→天上の鈴の音色のような鳴き声:パワー6
作家力:パワー6★★
洞察力:パワー6★★
食いしん坊→かなりの食いしん坊:パワー5
一周回って前向きな劣等感→劣等感すら受け入れる自己を肯定する気持ち:パワー5
課題
(10)主人公(あなた)は復活して戦いの準備をする 難易10(一日)
それから、「わたし」とウミノリスミ先生、そして叔父さんは話し合った。
ウミノリスミ先生の作品が好きだと。ウミノリスミ先生も作品を書くことが大好きだと。中学時代に初めて書いた小説を褒められてから、ずっと。
「覚悟は決めたか?」
「ああ」
「もう、逃げないか?」
「ああ。書くことからも、榊原からも」
「そうか」
その返事を聞いて、叔父さんは少しだけ淋しそうに笑った。
「家賃も食事も気にするな。俺が何とかしてやる」
「ご飯作ったりお掃除してるのは主にわたしですけどね」
2人とも目をそらした。
「でも、わたしも応援します!だから、榊原さんにウミノリスミ先生の実力を見せつけてください!」
「みゃあ」
シャドー八千代も可愛らしく鳴いた。
この後、また沢山お話をした。思い出話や、作品のこと。
この時の思い出話に、榊原さんではなく「わたし」がその場所にいることが少しだけ申し訳なかったけど。
そして、ウミノリスミ先生はそのまま部屋に籠もって一心不乱に書いた。
脇目も振らず、ただ只管に、徹夜をして、昼も過ぎた頃に1本の作品を書き上げた。
美しい黒猫を中心にした3人の若者の物語を。
成功要素
(あなた)
地主の孫娘:パワー2
実質的な大家さん:パワー6★
周りへの責任感:パワー6★★
活力に満ちた瞳:パワー6★
叔父さんとおじさんの幸せを心から願う気持ち:パワー6★
ウミノリスミ先生のパトロン:パワー5
身内のため惜しまない努力:パワー5
(居候)
天性のヒモ:パワー5
残念すぎるイケメン:パワー6★
魅了される愛らしい外見:パワー6
天上の鈴の音色のような鳴き声:パワー6
作家力:パワー6★★
劣等感すら受け入れる自己を肯定する気持ち:パワー5
一時成功要素:
慣れ親しんだパソコン:パワー4
差し入れられたごはん:パワー4
パワー6が8ヒット。
他が7ヒットで成功。
桂林怜夜 > 7D6 → 2 + 4 + 3 + 1 + 5 + 1 + 3 = 19 (1/4-20:29:15)
新規登録:なし
成功要素
(あなた)
実質的な大家さん:パワー6
周りへの責任感:パワー6★
いざというときの行動力→活力に満ちた瞳:パワー6
叔父さんとおじさんの幸せを願う気持ち→叔父さんとおじさんの幸せを心から願う気持ち:パワー6
ウミノリスミ先生のファン→ウミノリスミ先生の大ファン:パワー4
現状の幸せ→家族を守る想い:パワー4
(居候)
猫の飼い人間→猫のヒモ:パワー4
残念すぎるイケメン:パワー6★
艶やかな毛並み:パワー5
可愛い鳴き声:パワー5
作家力:パワー6★★
洞察力:パワー6★★
食いしん坊:パワー4
人生の敗北感→一周回って前向きな劣等感:パワー4
(9)居候は主人公を元気づける。元気づけられよう 難易7(5分)
「ダメだったな」
「ダメダメでしたね」
2人と1匹でショッピングモールの屋上庭園から町を眺める。ペットショップがあるので、特定のエレベーターとか、リードやケージ必須という制限があるけど、猫も入れるのだ。
榊原さんは仕事中。叔父さんは笑って逃げた。
「あの、もう、家賃は良いですから。ゴミは捨ててくれないと困りますけど。夜中の寄声も」
ウミノリスミ先生ー田代さんは目を見開いた。
「叔父さんも、わたしも、ウミノリスミ先生の作品が大好きだったんです。榊原さんも。でも、無理して書かなくても、わたしたち、田代さんが好きだし、田代さんの幸せを願ってます」
田代さんはじっと俯いて、膝の上に乗るシャドー八千代を見つめてる。
シャドー八千代は「みゃあ」と鳴いて、田代さんの手に前足を乗せた。
「いや」
田代さんは首を振った。
「俺は書くことか好きだし、書くことしかできない。でも、シャドー八千代に約束したんだ。ちゃんとした賞をとって、著者近影にお前を載せてやる、って」
そう告げる田代さんーウミノリスミ先生の顔は久々に晴れ晴れとしていた。
「わたしも、わたしたちも応援します!ウミノリスミ先生!」
「みゃあ」
2人と1匹で力強く頷く。そして、ウミノリスミ先生の握るスマホには、ネット小説大賞の告知ページがあった。
成功要素
(あなた)
実質的な大家さん:パワー6
活力に満ちた瞳:パワー6
叔父さんとおじさんの幸せを心から願う気持ち:パワー6
ウミノリスミ先生の大ファン:パワー4
家族を守る想い:パワー4
(居候)
猫のヒモ:パワー4
艶やかな毛並み:パワー5
可愛い鳴き声:パワー5
食いしん坊:パワー4
一周回って前向きな劣等感:パワー4
一時成功要素:
綺麗な夕焼け:パワー4
ネット小説大賞の告知:パワー4
4 + 1 + 6 + 3 + 2 + 6 + 3 + 6 + 2 = 33 (1/3-11:04:49)
パワー6が3ヒット。他が6ヒットで9ヒット。
成功要素登録
(あなた)
今の生活を楽しむ気持ち:パワー2
(居候)
ちょっと人生に後ろめたい気持ち:パワー2
成功要素
(あなた)
大家さん代理→実質的な大家さん:パワー6
お姉さん気質→周りへの責任感:パワー6
前向きな姿勢→いざというときの行動力:パワー5
叔父さんとおじさんへの生活向上への意欲→叔父さんとおじさんの将来を心配する気持ち:パワー4
ウミノリスミ先生の隠れファン→ウミノリスミ先生のファン:パワー3
(居候)
猫から離れると生きていけない→猫の飼い人間:パワー3
元イケメン→残念なイケメン:パワー5
美人:パワー6→削除
艶やかな毛並み:パワー5
可愛い鳴き声:パワー5
卓越した筆力→作家力:パワー6
心の機微に敏い→洞察力:パワー6
ご飯に目がない→食いしん坊:パワー4
課題
(7)主人公(あなた)と居候は悪役に敗北する(うまく敗北しよう) 難易5(10分)
「けどな、田代。このままでいいとはお前も思わないんだろ?」
叔父さんの見合い写真を食い入るように見つめていたウミノリスミ先生に向かって榊原さんが言う。
「お前が見ている内藤さん、年収360万以上を希望だぞ」
「金で人を見るなんて最低だー」
「落ち着いて、ウミノリスミ先生。月収30万は高望みではないわ」
「俺は余裕だぞ」
「なら結婚しろ、城戸」
「だが断る!俺は自由を満喫したいんだ。お前がしろ」
言い争う叔父さんと榊原さんを眺めていて、ウミノリスミ先生は段々と落ち込んだ。
「公務員め。不労所得生活者め。見ていろ、俺だって、俺だって栄光を掴んでやる!」
ウミノリスミ先生はがしっと求人票を掴むと、さらさらと履歴書を書き始めた。
「わたし」はウミノリスミ先生が家賃を払ってくれるといいなーと思って何も言えなかった。
成功要素
(あなた)
実質的な大家さん:パワー6
叔父さんとおじさんの将来を心配する気持ち:パワー4
今の生活を楽しむ気持ち:パワー2
(居候)
残念なイケメン:パワー5
作家力:パワー6
洞察力:パワー6
ちょっと後ろめたい気持ち:パワー2
一時成功要素:
経歴不問の求人票:パワー4
しっかりとした履歴書:パワー4
桂林怜夜 > 6D6 → 4 + 2 + 5 + 4 + 3 + 3 = 21 (1/3-01:28:17)
成功。
(8)主人公は負けてひどい目にあった。ひどい目にあって生き残ろう 難易8(1日)
新規登録無し
成功要素
(あなた)
実質的な大家さん:パワー6★
周りへの責任感:パワー6
いざというときの行動力:パワー5
叔父さんとおじさんの将来を心配する気持ち→叔父さんとおじさんの幸せを願う気持ち:パワー5
ウミノリスミ先生のファン:パワー3
今の生活を楽しむ気持ち→現状の幸せ:パワー3
(居候)
猫の飼い人間:パワー3
残念なイケメン→残念すぎるイケメン:パワー6
艶やかな毛並み:パワー5
可愛い鳴き声:パワー5
作家力:パワー6★
洞察力:パワー6★
食いしん坊:パワー4
ちょっと後ろめたい気持ち:パワー2→人生の敗北感:パワー3
結果からいくと、ウミノリスミ先生の面接は散々だった。
履歴書は透のに、面接で悉く落とされる。応援していた身としては中々辛い。
「なぜだ。何故次回作構想中なのに無職扱いされる........」
ついでにお見合いも申し込んだのだが、こちらは会う前に断られた。
昔、叔父さんのことが好きだった後輩らしく、「あいつは昔から可愛い女の子にばっかり好かれて!あのときだって!」と余計なトラウマを呼び起こしてしまった。
なんだか見ているこちらまで悲しくなってくる過去の失恋話がその口から漏れ出していた。
優しくしてあげよう。あと、もう家賃はいいかな、という気持ちでいっぱいだった。
ただ、ウミノリスミ先生の作品がまた読めるかもしれないという期待が胸に残ったのもまた事実だった。
成功要素
(あなた)
周りへの責任感:パワー6
いざというときの行動力:パワー5
叔父さんとおじさんの幸せを願う気持ち:パワー5
ウミノリスミ先生のファン:パワー3
現状の幸せ:パワー3
(居候)
猫の飼い人間:パワー3
残念すぎるイケメン:パワー6
作家力:パワー6★
洞察力:パワー6★
人生の敗北感:パワー3
一時成功要素:お祈りメール:パワー4
一時成功要素:お断りの手紙:パワー4
桂林怜夜 > 8D6 → 5 + 5 + 6 + 5 + 4 + 2 + 2 + 5 = 34 (1/3-01:50:54)
パワー6が4ヒットその他が4ヒットで成功。
※ 01/02 新規成功要素の成長・追加漏れ
最近ぎくしゃくしていた家族の絆(パワー2)
→ 少し取り戻して来た家族の絆(パワー3)
(居候)
名前:ユーゴ ※屋上イベントで判明
命運:# ※使用できない
成功要素:
触手(肩の突起と尻尾)の変形能力(パワー6)
人型戦闘形態への変身能力(パワー6)
中堅フリーランス(パワー4)
(あなた)
名前:卯月カスミ
命運:3
成功要素:
すごく耳が良い(パワー5)
事務能力・上級(パワー4)
ベテランスクラップ業者としての知識(パワー5)
会社での強い人脈(パワー6)
中々の腕の家庭料理(パワー4)
中々のおもてなし技能(パワー4)
少し取り戻して来た家族の絆(パワー3)
成長
成功要素登録
(あなた):ウミノリスミ先生の隠れファン:パワー2
(居候):猫から離れると生きていけない:パワー2
成功要素
(あなた)
大家さん(仮)→大家さん代理:パワー5
面倒見の良さ→お姉さん気質:パワー5
明るい雰囲気→前向きな姿勢:パワー4
叔父さんとおじさんへの生活監視命への使命感→叔父さんとおじさんへの生活向上への意欲:パワー3
(居候)
元イケメン→:パワー4
美人:パワー6
文章力:パワー6→3回使ったので削除
卓越した筆力:パワー5
心の機微に敏い:パワー5
おやつに目がない→ご飯に目がない:パワー3
(6)悪役を登場させ、悪役であることと町と調和していないところを示せ 難易5(5分)
多めの夕飯を用意していると、玄関のチャイムが鳴った。
「城戸、田代、いるか?」
「いらっしゃい、榊原さん」
「俺はウミノリスミだ。田代なんていない」
隅っこに蹲るウミノリスミ先生を無視して、榊原さんは当然のように食卓についた。ウミノリスミ先生も叔父さんももう食べ始めてる。
「田代、ほら、小説家の夢は見ただろ。いい加減に就職しろ。あと、たまには一括で住民税払え」
「個人情報漏洩はんたーい」
どん、と求人票をウミノリスミ先生の前に置く。
「城戸も笑ってないで。お前は早く嫁を貰え」
「俺も嫁がほしいー」
「お前は定職についてから言え!」
叔父さんの前に何枚か写真を置く。
「でも、榊原、お前だって独身だろ」
「俺は良いんだ。お前達が落ち着いてから考える」
「課内の女の子みんなにお見合いの話をするから引かれてるって。市役所勤めの友達のお姉ちゃんも困ってましたよ」
途端に榊原さんはがっくりと落ち込んだ。この3人、よく似ている。
でも、「わたし」もウミノリスミ先生の新作は読みたいから、就職はもう少し待って欲しいな。シャドー八千代も淋しくなるし。
成功要素
(あなた)
大家さん代理:パワー5
お姉さん気質:パワー5
前向きな姿勢:パワー4
叔父さんとおじさんへの生活向上への意欲:パワー3
ウミノリスミ先生の隠れファン:パワー2
(居候)
猫から離れると生きていけない:パワー2
元イケメン→:パワー4
美人:パワー6
卓越した筆力:パワー5
心の機微に敏い:パワー5
ご飯に目がない:パワー3
一時成功要素:
たくさんの求人票:パワー4
見合い写真:パワー4
MASTER◆桂林怜夜 > 3D6 → 6 + 5 + 1 = 12 (1/2-11:11:28)
MASTER◆桂林怜夜 > 10D6 → 6 + 6 + 6 + 5 + 1 + 4 + 1 + 3 + 1 + 5 = 38 (1/2-11:11:23)
6ヒット。辛うじて成功。
今日の編集K
前回上級用で一個でも課題を失敗していた場合、てこ入れとして伝奇物にしろという指令が下る。ちなみに最初から伝奇物だったらゲームオーバーになる。
さらに編集Kは居候をもっと魅力的にしろなどといってきた。課題(5)でここのところをうまくやらないといけない。
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